新日本プロレス
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スポーツ 2020年12月15日 10時45分
新日本1.4ドームで高橋ヒロムとエル・ファンタズモが日米ジュニア頂上対決!
新日本プロレスは日本時間13日、アメリカで開催した『スーパーJカップ2020』を世界配信した。同大会は世界注目のジュニアの強豪&新鋭を含む8選手がワンデイトーナメントで激突するというジュニア夢の祭典だが、昨年よりアメリカで開催されている。 第1試合は『スーパーJカップ』一回戦、“LA道場”クラーク・コナーズが、“IMPACTからの刺客”クリス・ベイと対峙。コナーズは師匠・柴田勝頼譲りの気迫で攻め込んでいく。だが、ベイもトリッキーな動きで応戦。最後はアート・オブ・フィネスでコナーズを仕留めた。第2試合では一回戦、近年の新日本マットでも存在感を残したACHとTJPの実力者対決が実現。TJPは持ち前の巧みなテクニックを披露。しかし、ACHも抜群のバネを活かした攻撃を繰り出していく。最後はACHが雪崩式ストマックバスターで動きの止まったTJPに、ミッドナイトスターを決めてフォール勝ちをスコア。第3試合は一回戦、ROH所属のルチャファイターで、レイ・ミステリオの弟子であるレイ・ホルスが、『NJPW STRONG』でも活躍中の新鋭ブレイク・クリスチャンと対戦。体格差のある対決となったが、大柄なクリスチャンはホルスに負けじと立体的な技で対抗。終盤、ホルスの雪崩式カサドーラでクリスチャンは鼻から出血が見られるも、負けじと雪崩式リバース・スパニッシュ・フライを敢行。ホルスは必死にキックアウトするも、クリスチャンが追撃のフロッグスプラッシュで準決勝進出を決めた。第4試合では、一回戦屈指の好カードが実現。昨年の『スーパーJカップ』覇者エル・ファンタズモと“元WWE戦士”リオ・ラッシュが対戦した。序盤、ラッシュは機動力でファンタズモを圧倒し、余裕の笑みを浮かべる。だが、ファンタズモは場外でのスタイルズクラッシュで流れを引き寄せ、ラッシュを攻め立てる。終盤、ラッシュのファイナルアワーをヒザで迎撃したファンタズモは、レフェリーの死角をついてサミングからローブロー。すかさず横入り式エビ固めで勝利を強奪。アメリカでもバレットクラブの暴走は止まらない。 『スーパーJカップ』準決勝第1試合は一回戦でコナーズを下したベイと、TJPとの接戦を制したACHが対峙。ベイは軽快な動きでACH攻略を図る。ACHの雪崩式ストマックバスターを雪崩式フランケンシュタイナーで切り返したベイは、一回戦でコナーズを仕留めたTriple Cを繰り出す。だが、回避したACHは一気にたたみかけ、最後はミッドナイトスターで決勝へのチケットをゲット。準決勝第2試合は一回戦でホルスを退けたクリスチャンと、ラッシュをダーティーファイトで撃破したファンタズモが激突。クリスチャンはゴングと同時に仕掛け、短期決戦を狙う。だが、ファンタズモはクリスチャンが一回戦で痛めた鼻に集中攻撃。それでもクリスチャンは多彩な飛び技で懸命に反撃。しかし、最後はファンタズモが狙いすましたスーパーキック一発で3カウントを奪い、2年連続でファイナリストに。 メインイベントでは『スーパーJカップ2020』優勝決定戦、ACHとファンタズモが対戦。入場するACHを背後から襲撃したファンタズモは、優勝トロフィーで背中を乱打。その後もファンタズモはダーティーファイトを軸にACHの背中に集中攻撃。ACHも意地を爆発させて徹底抗戦に出るも、勝負を賭けたミッドナイトスターはファンタズモがヒザで迎撃。そして、ローブローでダメージを与えたファンタズモが、最後はトラースキックから、必殺技CR IIで勝利。『スーパーJカップ』史上初の二連覇を成し遂げたファンタズモは、試合後にマイクを握ると「『スーパーJカップ』の連勝チャンピオンである俺様と、“ミスター・ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.”」の試合を要求する。『レッスルキングダム』で会おう」と来年1.4、1.5に東京・東京ドームで開催する『レッスルキングダム15』の参戦と、スーパーJr.優勝者との対戦をアピール。 奇しくも11日の東京・日本武道館大会で、スーパーJr.を制した高橋ヒロムが、『スーパーJカップ』優勝者との対戦をアピールしており、1.4ドーム大会で両者による日米ジュニア決戦頂上対決が決定した。なお、この試合の勝者は1.5ドーム大会でIWGPジュニアヘビー級チャンピオン石森太二に挑戦する。(どら増田)
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スポーツ 2020年12月14日 10時55分
新日本オカダ・カズチカがバレクラの暴走に言及!「離れていったファンを引き戻す」
来年1.4東京・東京ドーム大会でオカダ・カズチカは、CHAOSを脱退しオカダと決別、新ユニットTHE EMPIREを作ったウィル・オスプレイと対戦する。オスプレイ、グレート-O-カーン、ビー・プレストリー、ジェフ・コブとの抗争を繰り広げているオカダだが、8月の東京・明治神宮野球場大会では新タイトル『KOPW2020』を自らの発案で設立し、その時、オカダは「今のIWGPには興味がない」と語り、バレットクラブの度重なる介入により荒れた展開となってしまうIWGP戦線から一時撤退する意向を明らかにしている。 しかし、IWGPヘビー級王座の最多防衛記録を保持しているオカダにとって、愛着がないわけがなく、THE EMPIREのラフ殺法を食らった際、「クソッ。いろんな意味で久しぶりだね。新日本プロレスもウィル・オスプレイも、なんならプロレスというものも。まあまあ、オスカッター、強烈だけども、やられた分はしっかりとやり返したいと思います。まだスイッチ入ったところだから、東京ドームに向けて。俺の目的はオスプレイを倒す」とオスプレイに制裁発言した上で、「それがメインだけれども、もう一つ俺がしないといけないと思ってるのは、やっぱり今年の新日本プロレスのメインの戦い、IWGPの戦い。IWGPの戦いは……(ここで棚橋弘至が辻陽太の肩を借りながらコメントブースにやって来て、床に倒れ込む。オカダはそれを見て一度コメントを止めるが、棚橋が手で『続けろ』とジェスチャーをしたため)まあIWGPの戦いは、それでいろいろ不満も溜まっている人もいると思うし、『こんなの新日本プロレスじゃないよ』って、『こんな新日本プロレスならいいよ』って思って、離れていってしまったファンの人もいるかもしれない。でも、そういう人たちをしっかり引き戻すことができるのは、僕だったり、まあずっと何年かIWGP戦線で戦ってきた人なんじゃないかなと思います」と語ると、防衛記録2位の棚橋を指差しながら退場した。 バレットクラブの介入プロレスについては、今年1.5ドーム大会のKENTAに始まり、ジェイ・ホワイトのマネージャー外道、自粛明け後にはバレットクラブ入りを果たしたEVILのマネージャーのディック東郷、G.o.Dのマネージャー邪道がレフェリーを不在にした上で、試合に介入する場面が増えており、ファンのフラストレーションが溜まっているのは事実。オカダの発言はここに一石を投じたものと思われる。 棚橋はオーカーンとの対戦が決定的。オカダと棚橋がTHE EMPIREを粉砕した時、IWGP戦線の立て直しに踏み込んで行くのか注目したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年12月08日 17時30分
新日本12.11武道館の大トリはスーパーJr.優勝決定戦ヒロム対デスペラード!
新日本プロレスは11日に開催される東京・日本武道館大会の全対戦カードを発表した。史上初となる『ワールドタッグリーグ2020』&『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27』という二つの優勝決定戦が同日に行われる今大会。大トリとなる第6試合の“ダブルメインイベントII”が、『スーパーJr.』優勝決定戦、高橋ヒロム対エル・デスペラード、第5試合が“ダブルメインイベントI”として、『ワールドタッグ』優勝決定戦、ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー対タマ・トンガ&タンガ・ロア(G.o.D)と決定した。『スーパーJr.』の決勝戦が日本武道館で開催されるのは、実に21年ぶりの快挙となる。 12.6福岡・福岡国際センター大会で、優勝決定戦での激突が決定した直後、デスペラードがヒロムを呼び込んだが、ヒロムは「こんなに早く、オマエにリベンジできるなんて、オレはうれしいよ!しかも!日本武道館だぜ!」と語り、さらに「なあ、エル・デスペラード、世界中にオレとオマエの“歴史”を見せてやろうぜ!」とデスペラードに呼びかけた。ファンは初優勝を狙うデスペラードを推す声が多いが、ヒロムはリーグ戦で敗れているだけに、ここで勝って来年1月の東京・東京ドーム大会で、IWGPジュニアヘビー級チャンピオン石森太二とのリターンマッチに駒を進めたいところ。ヒロムが優勝すれば、2年ぶり2度目の優勝。デスペラードは初優勝となる今回。果たして、最後にリングに立って、優勝トロフィーを手にするのは?新日ジュニア屈指の好カードが武道館で魅せてくれるだろう。 第4試合では、IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル二冠チャンピオン内藤哲也が、BUSHIとのタッグで、来年1.4東京ドーム大会で挑戦を受ける飯伏幸太、そして『スーパーJr.』で成長したマスター・ワトと対戦。第2試合では、オカダ・カズチカが棚橋弘至&トーア・ヘナーレとトリオを結成。1.4東京ドーム大会で対戦するウィル・オスプレイ、グレート-O-カーン&ジェフ・コブのTHE EMPIREメンバーと対戦。オーカーンは棚橋とのシングルを狙っている言動もあっただけに見逃せない試合となるが、今シリーズの棚橋は再び膝を破壊されており、コンディションに不安が残る。 今大会の結果を以って、1.4、1.5東京ドーム2連戦の対戦カードがほぼ出揃う見込みだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年12月07日 18時30分
新日本ワールドタッグ決勝はジュース&フィンレー対G.o.Dの外国人対決!
新日本プロレスは6日、『ワールドタッグリーグ2020』&『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27』福岡・福岡国際センター大会を開催した。 『ワールドタッグリーグ2020』は、ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー、後藤洋央紀&YOSHI-HASHI、石井智宏&矢野通、鷹木信悟&SANADA(ロスインゴ)、タイチ&ザック・セイバーJr.(鈴木軍)、タマ・トンガ&タンガ・ロア(G.o.D)の6チームが勝ち点10で並び公式戦最終日。上位2チームが12.11東京・日本武道館大会で優勝決定戦を行う。同点の場合は直接対決の勝敗で優劣をつける。 G.o.Dは棚橋弘至&トーア・ヘナーレと、ロスインゴはグレート-O-カーン&ジェフ・コブ(THE EMPIRE)と、矢野&石井は鈴木軍と、ジュース&フィンレーは後藤&YOSHI-HASHIとの公式戦が最後に組まれた。 まず、G.o.Dはタマが棚橋にシャープシューターで勝利を収め勝ち点12に。ロスインゴは肉弾戦の末、コブがツアー・オブ・ジ・アイランドで鷹木から3カウント。ロスインゴは決勝進出が消滅しただけではなく試合後、鷹木が持っているNEVER無差別級王座に挑戦表明されてしまう。IWGPタッグチャンピオンチームの鈴木軍は、矢野&石井に手を焼いたが、最後はザックメフィストでタイチが石井から3カウントを奪取、勝ち点12に。メインイベントの結果を待つことになった。メインでは、後藤&YOSHI-HASHIが序盤から飛ばすが、ジュース&フィンレーが連携で上回り、後藤の猛攻を凌いだジュースがパルプフリクションで後藤からカウント3。この結果、ジュース&フィンレーとG.o.Dが決勝進出となったが、試合後、G.o.Dと邪道が乱入しメッタ討ち。バッドエンドのまま大会は終了した。なお、リーグ戦ではジュース&フィンレーがG.o.Dに勝利しており、ワールドタッグリーグ2連覇をすることで、この日の借りを返したい。◆新日本プロレス◆『ワールドタッグリーグ2020』&『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27』2020年12月6日福岡・福岡国際センター 観衆 2389人▼ワールドタッグリーグ2020公式戦(30分1本勝負)<6勝3敗=12点>○タマ・トンガ&タンガ・ロア(3分55秒 シャープシューター)棚橋弘至●&トーア・ヘナーレ<1勝8敗=2点><6勝3敗=12点>○タイチ&ザック・セイバーJr.(10分36秒 片エビ固め)矢野通&石井智宏●<5勝4敗=10点>※ザックメフィスト<6勝3敗=12点>○ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー(15分50秒 片エビ固め)後藤洋央紀●&YOSHI-HASHI<5勝4敗=10点>※パルプフリクション※決勝はジュース&フィンレー対G.o.D(どら増田)
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スポーツ 2020年12月02日 17時30分
新日本、1.4&1.5ドーム大会のテーマソングを木梨憲武が担当!特別プロモーターに就任
新日本プロレスは、来年1月4日、5日に開催する『レッスルキングダム15』のテーマソングを、とんねるずの木梨憲武が歌唱する『生きてるうちが花なんだぜ』に決定したと発表。併せて木梨が、アメリカの名プロモーター、ドン・キングにあやかったキャラクター、ドン・キナシとして同大会の特別プロモーターに就任したのだから、驚きだ。 とんねるずは、石橋貴明がプロレスファンとして知られているが、木梨はPVでアクリル板を立ててオカダ・カズチカと共演。逆立てた髪型から本気度が伝わる。木梨は「このテーマソング『生きてるうちが花なんだぜ』は、宇崎竜童さんが2003年に発表された曲。多くのアーティストがカバーしているのですが、私は知らなかったんです。でも、この歌を初めて聴いた時、とても衝撃を受けて…。すぐに宇崎さんに『ワタシも歌っていいですか?』ってお願いして、『いいよ!』と返事をもらって歌ったのが始まりです。そして今回、テーマソングのお話をいただいた時、『これだ!』と思って、試しに新日本プロレスのみなさんが戦う映像を流しながら、この歌をかけてみたら、『うわっ! もうこれしかない!!』と思うぐらいピッタリで、その場にいたスタッフ全員の意見が一致。すぐに宇崎竜童さんと、レコーディングに参加してくれた佐藤浩市さんに連絡したところ、一緒になって喜んでくださって、すべてのタイミングが一つになった瞬間を感じられて…本当に光栄です!」とテーマ曲として採用されたことを喜んだ。 また、オカダの印象について、「あんなにカッコいいのに、ワタシみたいなおじさんにもやさしくしてくれて感激しました!一緒に歌ってくれたり、演技にも挑んでくれて…見事な対応力に感心しました。今回はリング上で撮影しましたが、リングに上がったのは、記憶がないほど久しぶりで…生まれて初めて“ロープワーク”に挑戦しました。ワタシもちょっと戦ってみたくなりました(笑)」と語ると、ドン・キナシのヘアスタイルに関しては、「これ、自分でも気に入ってます(笑)。今までアフロやドレッドなどいろいろなヘアスタイルを試してきましたが、2021年はこのドン・キナシのスタイルでいろいろな歌を歌ってみたいですね。ドン・キナシはプレイヤー兼プロモーターですから、最終的には新日本プロレスのスタッフさんと一緒にマッチングを決める立場になりたいです(笑)」とマッチメイクにも意欲。最後に「新年4日、5日、ワクワクしています。本当にいいお正月を迎えられそうで、うれしくて仕方がないです。多くのみなさんはステイホーム中心のお正月だと思いますが、みんなで盛り上がっていきたいと思います。みなさん、1月4日、5日は新日本プロレスでお願いします!」と来場も示唆している。 オカダは「MVへの出演経験は過去にもあるのですが、こんなにガッツリ出たことはなく、ほぼ初めての体験でした。しかも、子どものころからテレビで見てきた木梨さんと初めての共演だったので、とても緊張して…。最初はすごく汗をかいたのですが、木梨さんがやさしく接してくださって、最後は『こんなに緊張しなくていいのかな?』と思うぐらい和ませていただきました。とても楽しい撮影でした。演出の一環で、一曲流れる間、腕立て伏せやスクワット、ベンチプレスをずーっと続ける…という撮影があったのですが、けっこうキツかったです。いい練習になりました(笑)。木梨さんにプロレスのイメージがあまりなかったので、逆にすごく面白いコラボだなと思いましたし、木梨さんにプロレスのパワーを見てもらいたいなと思いました。MVで一緒にお仕事させていただいて、もっともっと木梨さんにプロレスを知ってもらいたい、という思いが強くなりました。アクリル板越しだからこそ、テレビの中の木梨さんを見ているような感じで、ちょっと不思議な感覚でした。木梨さんの歌声は本当に素晴らしかったです。僕たちレスラーはやっぱりリングの上にいる時こそ、生きているなと感じることができるんですが、まさに“リングにいる時こそ花なんだな”と感じて、本当にピッタリなテーマソングだと思いました。そして、木梨さんと一緒に仕事ができるところまで新日本プロレスも来ることができたんだな…と、感慨深かったです」とかなりいい経験になった様子。 大会については「パワフルなドン・キナシさんにすべて持っていかれちゃうかもしれないので(笑)。『木梨さんが一番よかったね』ということにならないよう、僕たちプロレスラーはしっかり戦いたい。そして、こういう時だからこそ、みなさんに2021年も頑張ろうと思ってもらえるような戦いを見せたい」とオカダは木梨に食われない試合を提供することを誓っていた。 この曲は、テレビ朝日系列『ワールドプロレスリング』でも流される。木梨のサプライズ起用は早速、プロレスファンの間でも話題になっており、「対世間」を意識した戦略として、大きな援護になるのは間違いない。(どら増田 / 画像提供・新日本プロレス)
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スポーツ 2020年11月30日 22時30分
新日本、オーカーンが矢野通に不覚!「弱いくせに歯向かいやがって」
新日本プロレスは28日、『ワールドタッグリーグ2020』&『ベスト・オブ・ザ・スーパー・ジュニア27』東京・後楽園ホール大会を開催。この日は『ワールドタッグリーグ2020』公式戦のみ行われた。 第2試合はCHAOSの石井智宏&矢野通(3勝2敗)と、THE EMPIREのグレート-O-カーン&ジェフ・コブ(3勝2敗)が対決。新興勢力THE EMPIREは奇襲を仕掛け、その後も矢野をパワー殺法で圧倒した。 終盤、オーカーンはエリミネーターを狙うも矢野がヒゲを引っ張って回避。すると石井がオーカーンにラリアットを見舞い、間髪入れずに矢野がローブロー。そこからは絵に描いたような丸め込みで3カウントを奪取した。パワー一辺倒のTHE EMPIREをインサイドワークで勝るCHAOSタッグが上回った。 試合後、バックステージに額を押さえて早足でやってきた矢野は「痛い!あー、痛い!痛い……」と叫ぶと、『KOPW 2020』のトロフィーをカメラの方に突き出し、リングを持っている人物部分を指して「この子も『痛い、痛い痛い痛い、痛い』って言ってるよ!俺も痛い!」とひたすら「痛い」と叫んで引き揚げた。石井はノーコメントだった。 凱旋帰国後、オカダ・カズチカにシングルで敗戦、このタッグリーグでは後藤洋央紀、ザック・セイバーJr.に続いて、矢野にまで敗れてしまったオーカーンは、下腹部を押さえてうめきながら現れた。 壁に手をついて「アーッ!アーーーッ!弱えぇくせに、反撃しおって!たった一撃だけだよ、矢野、貴様の、貴様の攻撃で痛いと思ったのはたった一発だけだ!あーっ、弱いくせに歯向かいやがって!アーックソッ!」と矢野に3カウントを取られたのがかなり悔しい様子。 コブは一人残り、カメラをにらみながら手首のテーピングを外していたが、ノーコメントで控室へ。THE EMPIREはリーダーのウィル・オスプレイが来年1.4東京ドーム大会で、オカダとのシングルを控えているだけに、後藤&YOSHI-HASHI、矢野&石井というオスプレイの古巣で、オカダ率いるCHAOSに連敗したのは、新興勢力として新日本制圧を狙うTHE EMPIREにとってはかなり痛い。オーカーンは棚橋弘至狙いを示唆していたが、矢野の『KOPW2020』を先に獲りに行く必要が出てきたのは確かである。◆新日本プロレス◆『ワールドタッグリーグ2020』&『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27』2020年11月28日神奈川・藤沢市秋葉台文化体育館観衆 1051人▼ワールドタッグリーグ2020公式戦(30分1本勝負)<4勝2敗=8点>○矢野通&石井智宏(13分29秒 横入り式エビ固め)グレート-O-カーン●&ジェフ・コブ<3勝3敗=6点>※ローブローから(どら増田)
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スポーツ 2020年11月17日 17時30分
「お前らのせいだ」新日本、THE EMPIRE入りのジェフ・コブついに口を開く!
新日本プロレスは16日、『ワールドタッグリーグ2020』&『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27』を石川・小松市末広体育館(義経アリーナ)で開催した。 第3試合では『ワールドタッグリーグ2020』公式戦、CHAOSの後藤洋央紀&YOSHI-HASHI(0勝1敗)と、THE EMPIREのグレート-O-カーン&ジェフ・コブ(1勝0敗)が対戦。後藤&YOSHI-HASHIとオーカーンの絡みが注目されるところ。 THE EMPIREは豪快な技の数々でYOSHI-HASHIを攻め立てる。劣勢のCHAOSタッグだったが、後藤がオーカーンのエリミネーターを切り抜けると、間髪入れずにYOSHI-HASHIがトラースキックを放ち、すかさず後藤が後藤弐式でオーカーンを丸め込み3カウント。初戦を圧勝したことで、このまま突っ走っていくことが予想されたTHE EMPIREだが、なんと2戦目でまさかのつまずきだ。 バックステージで、オーカーンは「後藤?チャンピオンだろ、貴様?随分とつまらない試合をするじゃないか?認めねぇぞ!コラァ!」とご立腹の様子。初戦ではノーコメントを貫き、THE EMPIRE入りの真相が全く分からなかったコブは、無言を貫くかと思いきや、カメラに向かって指差して「お前らのせいだ」と静かな口調ながら、ついに口を開いた。「お前ら」とは誰を差しているのか定かではないが、リーグ戦を通じて少しずつ分かってくるのかもしれない。 一方、勝利を収めた後藤は「勝負は時の運だ。これも、しっかりとした勝ちだろ。しっかり2点いただいた」と丸め込みの勝利にも満足気な表情でコメント。YOSHI-HASHIは「時の運なんかじゃないよ。れっきとした俺たちの実力だから。しっかりスリーカウント入ったから。決勝に残って、優勝して、タッグのベルトをいただく」と6人タッグ王座に続いて、タッグ王座獲りを力強く宣言した。 タッグリーグはEVIL&高橋裕二郎、IWGPタッグチャンピオンチームのタイチ&ザック・セイバーJr.の2チームが、2勝0敗、勝ち点4で首位を走っている。◆新日本プロレス◆『ワールドタッグリーグ2020』&『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27』2020年11月16日石川・小松市末広体育館(義経アリーナ)観衆 1433人▼ ワールドタッグリーグ2020公式戦(30分1本勝負)<1勝1敗=2点>○後藤洋央紀&YOSHI-HASHI(13分41秒 後藤弐式)グレート-O-カーン●&ジェフ・コブ<1勝1敗=2点>(どら増田)
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スポーツ 2020年11月16日 22時30分
新日本、高橋ヒロムがスーパーJr.初戦で石森太二に雪辱!「次はデスペラード」
新日本プロレスは15日、『ワールドタッグリーグ2020』&『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27』の開幕戦を愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)で開幕した。 メインイベントでは『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27』公式戦で、高橋ヒロムと現IWGPジュニアヘビー級王者の石森太二の優勝候補対決がいきなり対決。 8.29東京・明治神宮野球場大会では、石森がヒロムからタイトルを奪取しており、それ以来の再戦となった。試合は両者一歩も引かずハイレベルでスリリングな攻防を展開。ヒロムは石森のYes Lockに追い込まれるも、ブラディークロスをしのぐと、デスバレーボムの連発から最後はTIME BOMBが決まりカウント3。一進一退の攻防を制した上で、リベンジを果たしている。 神宮の雪辱を果たしたヒロムは「プロレスやって、プロレス観て疲れられるなんて、最高に幸せじゃねえか!こんなご時世の中、悪いけどまだまだ疲れてもらうぞ。プロレスファンのみんな、覚悟しておけ!みんなで楽しもうぜー!」と叫び、試合を締めてみせた。 バックステージでヒロムは、フロアに腰を落とすと、「やるなあ、マッスルチワワ。なんて凶暴なチワワだ。さすがチャンピオンだ。こんなギリギリな試合を、残り続けてたら、持たねえよ。これが、これが勝ち点2の、勝ち点2の試合だぞ。ああ……。俺的には……12はある。12はあると思う。ただ、うれしいよな。今のこの状況の中で、これだけの人が、会場にいるんだよ。もちろん、来れない人だっているんだよ。来たくても来れねえ、そんな人は配信を見てるんだろ?」と言うと、TV カメラに視線をやって、「このカメラの向こうに、何万人、何十万人っているんだ。そう思うと、体の底から、力がみなぎってくる。そういうもんだ。リーグ戦、リーグ戦だよ、気が抜けねえな。次は(持参したスケッチブックのエル・デスペラードのページを示して)なんてったってエル・デスペラード。もう今は嫌いじゃない。でも昔は嫌いだった。この意味、この意味をちゃんと俺が理解できれば、勝ちは確実だ」とデスペラード戦に目を向けた。 敗れた石森は「クッソッ!また『スーパーJr.』で、負けたじゃねえか。去年、あいつは出られなかっただろ?だから、一昨年の決勝の借り、返そうと思ったのによ……。でも、俺の狙いは、現チャンピオンのまま、『スーパーJr.』を優勝することだ。まだ初戦だよ。まだ初戦。一番負けただけ。こっから、こっから、マッスルチワワの逆襲を見せてやるよ!」と気持ちを切り替えていたようだ。◆新日本プロレス◆『ワールドタッグリーグ2020』&『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27』2020年11月15日愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)観衆 2558人▼ ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27公式戦(30分1本勝負)○高橋ヒロム(20分06秒 片エビ固め)石森太二●※TIME BOMB(どら増田)
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スポーツ 2020年11月12日 11時30分
新日本バレットクラブ内紛問題にジェイ「自分のパートをまっとうしただけ」
7日の大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)第1競技場大会で、IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルダブル王座挑戦権利証を飯伏幸太から反則フォールで“強奪”し、来年1.5東京ドーム大会で同王座への挑戦が決定したバレットクラブのリーダー、ジェイ・ホワイト。 新型コロナウイルス感染拡大により、来日不能に陥っていたことから、久々の来日となった新日本プロレス最強戦士決定戦『G1クライマックス30』では、ジェイが不在の間に、バレットクラブ入りを果たし、内藤哲也に奪還されてしまったものの、一時はIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルダブル王座を獲得した自信から、我が物顔でバレットクラブの中心人物となったEVILに対して、パワーバランスを気にしたのか、ジェイは批判を繰り返し、現在はEVIL、高橋裕二郎、ディック東郷と、その他のメンバーに溝が出来ている状態。見るに見かねたジェイのマネージャーであり、EVILのバレットクラブ入りを暗躍した外道が「俺が何とかする」と仲介役を買って出たが、その後、動きはない。 ジェイは「EVILとやりたいというよりも、EVILが内藤を倒すと。俺は俺で飯伏を倒すと。こういうストーリーになれば、『レッスルキングダム』でのバレットクラブ対決ということもあると思っただけだ。まあ、俺にしてみれば自分のパートをしっかりとまっとうしたしただけのこと。そして、EVIL自身も自分自身のやるべきことができていれば、バレットクラブ対決が実現されたかもしれないが、それができなかった。ただ、それだけのことだ。なので、EVILが内藤を倒していればそういう流れになったのだろうけど、そうでなかったということに関しては何とも思っていない」と、EVILとの対立を望んでいないことを強調していたが、7日の内藤対EVIL戦では、EVILにブレードランナーを仕掛けようとする素振りを見せており、次期シリーズには、バッドラック・ファレ、タマ・トンガ、タンガ・ロアといったオリジナルメンバーが、タッグリーグでEVIL&裕二郎と対戦するだけに、まだまだバレットクラブの内紛問題は長引きそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年11月11日 22時30分
新日本ワールドタッグ開催!タイチ&ザックを止めるチームは?
新日本プロレスは15日の愛知・愛知県体育館大会(ドルフィンズアリーナ)から幕を開ける『ワールドタッグリーグ 2020』の出場チームを発表した。今年は全10チームが1ブロックで総当たりリーグ戦を開催。12月11日の東京・日本武道館大会で、リーグ戦1位チームとリーグ戦2位チームが優勝決定戦を行う。ジュニアヘビー級最強決定戦『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27』と同時開催となる。出場チームは次の通りだ。▽棚橋弘至&トーア・ヘナーレ 昨年に引き続き、棚橋弘至とトーア・ヘナーレが2年連続のエントリー。新型コロナウイルスの影響で来日できずにいたヘナーレが新日本マットでついに復活。昨年は初タッグながら連携技も披露した二人が、今年はどんなタッグワークを見せるのか?▽ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー(2019年優勝) “前年度覇者”ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレーも堂々のエントリー。『G1』に参戦し、一足先に日本入りを果たしたジュース。一方、アメリカ大会を中心に活動したフィンレーは久々の来日となる。昨年は劇的な勝利で『ワールドタッグ』初優勝を果たした二人が今年も勢いそのままに連覇なるか?▽後藤洋央紀&YOSHI-HASHI 後藤洋央紀とYOSHI-HASHIのタッグが3年ぶりのエントリー。11.2後楽園大会ではIWGPタッグ王座に挑戦するもあと一歩のところで王座戴冠を逃した両者。“GYW”など破壊力をある連携技を持つ二人は、悲願のタッグの勲章を獲得できるか?▽石井智宏&矢野通 石井智宏と矢野通のタッグが2年ぶりのエントリー。現在、『KOPW2020』保持者として独自の世界観で躍動する矢野と、『G1』でもベストバウト級のファイト連発で会場を盛り上げた石井のタッグが再始動。タッグ王座も経験する実力派タッグが『ワールドタッグ』初制覇を狙う。▽鷹木信悟&SANADA 鷹木信悟&SANADAの注目タッグが『ワールドタッグ』初エントリー。11.7大阪大会で鈴木みのるとの壮絶死闘を制し、NEVER無差別級王者に返り咲いた鷹木。一方のSANADAも『G1』準優勝を果たすなど、シングルプレイヤーとしても勢いに乗る二人がタッグ結成。EVILとのタッグでは、2017年&2018年に『ワールドタッグ』2連覇を果たしているSANADAが、今年は鷹木とのタッグで初エントリー&初優勝を成し遂げるのか?▽タイチ&ザック・セイバーJr.(IWGPタッグチャンピオンチーム) 現IWGPタッグ王者・タイチ&ザック・セイバーJr.が宣言通りのエントリー。11.2後楽園大会のIWGPタッグ王座戦では、粘る後藤&YOSHI-HASHIを振り切り2度目の防衛に成功。一撃必殺のザックメフィスト、天翔ザックドライバーで相手を仕留める王者タッグが、『ワールドタッグ』制覇でタッグ二冠となるか?▽タマ・トンガ&タンガ・ロア 優勝候補筆頭のタマ・トンガ&タンガ・ロアが待望の来日を果たし、5年連続のエントリー。毎年、優勝を囁かれるが、あと一方のところで優勝を逃し続いている最強兄弟タッグ。圧倒的なコンビネーションと傍若無人な闘いで、新日本USマットで暴れ回る二人が、悲願の『ワールドタッグ』初優勝へ向けてどんな闘いを展開するのか、またバレットクラブのお家騒動にもどう絡んでいくのか注目だ。▽EVIL&高橋裕二郎 EVILが高橋裕二郎との不気味なタッグを結成し初エントリー。衝撃のバレットクラブ入りからダーティーファイトのオンパレードで『ニュージャパンカップ』初優勝、二冠王座戴冠を果たしたEVIL。そんな悪の化身とタッグを組むのはタッグ戦線でもその実力を発揮してきた裕二郎。予測不能なバレットクラブ日本人コンビがリーグ戦をどう戦うのか?EVILは目標を失っているだけに目が離せない。▽バッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズ バッドラック・ファレとチェーズ・オーエンズのコンビが昨年に続き2年連続のエントリー。1日の東京・後楽園ホール大会よりバレットクラブ国内組に合流したチェーズは、来日初戦から必殺のパッケージドライバーで勝利を収め存在感をアピール。一方のファレは、日本、アメリカのリングにも現れなかったが、今回ついに新日本マットに復活。巨漢から繰り出す圧倒的パワーを誇るファレが、職人・チェーズとのタッグで大暴れすること間違いなし。▽グレート-O-カーン&X グレート-O-カーンが『ワールドタッグ』に初エントリー。10.16両国大会で突如乱入、ウィル・オスプレイと新ユニット“THE EMPIRE”を結成して新日本マット侵略を開始。7日の大阪・大阪府立体育会館第1競技場大会(エディオンアリーナ大阪)では、変則的な打撃と怪力を武器にオカダ・カズチカを追いつめている。今回『ワールドタッグ』でオーカーンとタッグを組む“X”は、オスプレイが予告したTHE EMPIREの新メンバーであることは間違いない。果たして、どんなパートナーが加わるのか不気味なチームである。 新日本のタッグリーグの最終戦が、かつて全日本プロレスがタッグリーグの最終戦として使用していた武道館というのはとても不思議な感覚ではあるが、これを機に定着させるぐらいジュニアとともに盛り上げてもらいたい。チャンピオンチームのタイチ&ザックに勝利を収めて優勝すれば、来年1月の東京ドーム大会でベルトに挑戦する可能性が高まるだけに、シングル戦線でチャンスを逃した選手たちは目の色を変えてシリーズに入るはずだ。 EVILという異分子を抱えたバレットクラブから3チームエントリーしたのも注目である。(どら増田)
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