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新日本1.4ドームで高橋ヒロムとエル・ファンタズモが日米ジュニア頂上対決!

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エル・ファンタズモ

 新日本プロレスは日本時間13日、アメリカで開催した『スーパーJカップ2020』を世界配信した。同大会は世界注目のジュニアの強豪&新鋭を含む8選手がワンデイトーナメントで激突するというジュニア夢の祭典だが、昨年よりアメリカで開催されている。
 
 第1試合は『スーパーJカップ』一回戦、“LA道場”クラーク・コナーズが、“IMPACTからの刺客”クリス・ベイと対峙。コナーズは師匠・柴田勝頼譲りの気迫で攻め込んでいく。だが、ベイもトリッキーな動きで応戦。最後はアート・オブ・フィネスでコナーズを仕留めた。第2試合では一回戦、近年の新日本マットでも存在感を残したACHとTJPの実力者対決が実現。TJPは持ち前の巧みなテクニックを披露。しかし、ACHも抜群のバネを活かした攻撃を繰り出していく。最後はACHが雪崩式ストマックバスターで動きの止まったTJPに、ミッドナイトスターを決めてフォール勝ちをスコア。第3試合は一回戦、ROH所属のルチャファイターで、レイ・ミステリオの弟子であるレイ・ホルスが、『NJPW STRONG』でも活躍中の新鋭ブレイク・クリスチャンと対戦。体格差のある対決となったが、大柄なクリスチャンはホルスに負けじと立体的な技で対抗。終盤、ホルスの雪崩式カサドーラでクリスチャンは鼻から出血が見られるも、負けじと雪崩式リバース・スパニッシュ・フライを敢行。ホルスは必死にキックアウトするも、クリスチャンが追撃のフロッグスプラッシュで準決勝進出を決めた。第4試合では、一回戦屈指の好カードが実現。昨年の『スーパーJカップ』覇者エル・ファンタズモと“元WWE戦士”リオ・ラッシュが対戦した。序盤、ラッシュは機動力でファンタズモを圧倒し、余裕の笑みを浮かべる。だが、ファンタズモは場外でのスタイルズクラッシュで流れを引き寄せ、ラッシュを攻め立てる。終盤、ラッシュのファイナルアワーをヒザで迎撃したファンタズモは、レフェリーの死角をついてサミングからローブロー。すかさず横入り式エビ固めで勝利を強奪。アメリカでもバレットクラブの暴走は止まらない。
 
 『スーパーJカップ』準決勝第1試合は一回戦でコナーズを下したベイと、TJPとの接戦を制したACHが対峙。ベイは軽快な動きでACH攻略を図る。ACHの雪崩式ストマックバスターを雪崩式フランケンシュタイナーで切り返したベイは、一回戦でコナーズを仕留めたTriple Cを繰り出す。だが、回避したACHは一気にたたみかけ、最後はミッドナイトスターで決勝へのチケットをゲット。準決勝第2試合は一回戦でホルスを退けたクリスチャンと、ラッシュをダーティーファイトで撃破したファンタズモが激突。クリスチャンはゴングと同時に仕掛け、短期決戦を狙う。だが、ファンタズモはクリスチャンが一回戦で痛めた鼻に集中攻撃。それでもクリスチャンは多彩な飛び技で懸命に反撃。しかし、最後はファンタズモが狙いすましたスーパーキック一発で3カウントを奪い、2年連続でファイナリストに。
 
 メインイベントでは『スーパーJカップ2020』優勝決定戦、ACHとファンタズモが対戦。入場するACHを背後から襲撃したファンタズモは、優勝トロフィーで背中を乱打。その後もファンタズモはダーティーファイトを軸にACHの背中に集中攻撃。ACHも意地を爆発させて徹底抗戦に出るも、勝負を賭けたミッドナイトスターはファンタズモがヒザで迎撃。そして、ローブローでダメージを与えたファンタズモが、最後はトラースキックから、必殺技CR IIで勝利。『スーパーJカップ』史上初の二連覇を成し遂げたファンタズモは、試合後にマイクを握ると「『スーパーJカップ』の連勝チャンピオンである俺様と、“ミスター・ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.”」の試合を要求する。『レッスルキングダム』で会おう」と来年1.4、1.5に東京・東京ドームで開催する『レッスルキングダム15』の参戦と、スーパーJr.優勝者との対戦をアピール。

 奇しくも11日の東京・日本武道館大会で、スーパーJr.を制した高橋ヒロムが、『スーパーJカップ』優勝者との対戦をアピールしており、1.4ドーム大会で両者による日米ジュニア決戦頂上対決が決定した。なお、この試合の勝者は1.5ドーム大会でIWGPジュニアヘビー級チャンピオン石森太二に挑戦する。

(どら増田)

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