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新日本、小島聡メキシコ王座に一歩届かず…王者に「尊敬しかない」

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小島聡

新日本プロレス
『CMLLファンタスティカマニア2020』
▽19日 東京・後楽園ホール 観衆1,601人(札止め)

 新日本プロレスとメキシコの老舗団体CMLLによる合同シリーズ『CMLLファンタスティカマニア2020』東京・後楽園ホール大会4連戦(中1日含む)の3日目が19日夜、同所で開催された。

 この日は、毎年このシリーズで行われている日本とメキシコの架け橋となった元・新日本所属のプロレスラー、故・ブラック・キャットさんのメモリアルマッチがメインで行われるなど、ルチャ・リブレ(メキシコのプロレス)ファンには堪らない全7試合がラインナップ。大挙として来日したルチャドール(メキシコのプロレスラー)たちの熱戦の数々に、大きな声援が第1試合から送られていた。

 セミファイナルでは、今シリーズ開幕戦からメインイベントで抗争を展開してきたCMLL世界ヘビー級王者、ウルティモ・ゲレーロに、第3世代の小島聡が挑戦。今シリーズの小島は久々のチャンスに燃えていた。中西学は2月22日の後楽園大会で引退してしまうが、第3世代の選手たちは常に「チャンスが来たらいつでも行く準備がある」という気持ちを持ってトレーニングに励んでいる。今シリーズの小島はそれを証明するかのように、まだまだメイン戦線でも闘えることを証明したのではないだろうか。

 17日の後楽園大会で行われた前哨戦では、必殺のラリアットをゲレーロに決めて3カウントを奪取。日本人初の同王座獲得に向けて大きく前進。この日、会場に集まったファンの小島に対する期待感は凄まじいものがあった。東京ドーム大会で第0試合に出場した選手とは思えない、小島のパンプアップされた体からは並々ならぬ気迫とオーラに満ち溢れていた。しかし、ゲレーロも“丸腰”でメキシコに帰るわけにはいかない。17日の敗戦がゲレーロにとってよほど悔しかったのだろう。小島が雪崩式パワーボムをフランケンシュタイナーで切り返すなど、ミラクルな技を見せる中、最後はラリアットをかわしたゲレーロが、ジャンピングパワーボムから、ゲレーロスペシャルで、防衛に成功した。

 小島は「CMLLのタイトル奪取、なりませんでした。強かったな、ゲレーロ。本当に凄い選手。ほぼ同い年で、あの肉体とあの動き。尊敬しかない」と、ゲレーロへリスペクトの気持ちを述べると、「残念だけど、生きてればまたチャンスはある、きっと」と、次なるチャンスに向けてまた準備を進めていく気持ちを明らかにしている。

 小島とゲレーロは手が合うだけに、ここで終わらせるのは勿体ない。CMLLのマットでも実現してもらいたい。
(どら増田)

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