今回はブシロード傘下のブシロードファイトに運営が移行してから2回目の後楽園大会だが、大盛況だった12月大会をさらに超える勢いを見せているのは、ブシロードが新日本プロレスを買収した時と同じく、「広告の効果とBS日テレによる露出が上がったことが大きい。もちろん、新日本の東京ドーム効果(4日の第0試合で提供マッチを行った)もあるでしょう」と木谷オーナーは分析。創業者であるロッシー小川エグゼクティブプロデューサーも、「ブシロード新体制は広告宣伝費を投下する。これは出来そうでなかなか出来ないこと。満員の観客こそが実は最大の演出だ。選手の熱闘にご期待ください!」と新体制の戦略を高く評価するとともに、熱闘溢れる大会になることを約束した。
当日は、赤いベルトことワールド・オブ・スターダム王者、“スターダムのアイコン”岩谷麻優に、成人式を迎えたばかりの渡辺桃が、白いベルトことワンダー・オブ・スターダム王者、星輝ありさに“ビッグダディの3女”林下詩美がそれぞれ挑戦。引退間近の花月は中野たむと後楽園ラストマッチを、テラスハウスに出演中の木村花は、因縁が深まるジュリア率いる新ユニット(メンバーは当日判明)と6人タッグで対戦するなど、旗揚げ9周年記念大会に相応しい豪華なカードがラインナップ。
岩谷は「ご想像で楽しむんじゃなくて実際に見に来て、目で見て楽しんでもらえればと思います!」と生観戦を推奨している。後楽園大会を札止めにすれば4.29東京・大田区総合体育館で開催するビッグマッチにも弾みがつくだけに、ここはフルハウスにしておきたい。
(どら増田)