注目はシリーズ最終戦となる2.1ジョージア州・アトランタ大会。メインイベントではIWGPタッグ選手権をラインナップした。1.4東京ドーム大会で、新タッグ王者組となったジュース&フィンレーが、“前チャンピオンチーム”のタマ&ロアを相手に初防衛戦を行う。1.4東京ドームでは、フィンレーがACID DROPで格上のタマから3カウントを奪取する番狂わせを演じており、G.o.Dは怒り心頭だ。一方、ジュース&フィンレーは、棚橋&飯伏との防衛戦も視野に入れているだけに負けられないところ。棚橋&飯伏とG.o.Dのタッグ戦も今ツアー中に実現するだけに、こちらの試合内容にも注目したい。
セミファイナルでは、飯伏とオーエンズがシングル対決。オーエンズは1.6大田区総合体育館大会で、飯伏をバレットクラブに勧誘するも飯伏は拒否。棚橋との連携からカミゴェでオーエンズから3カウントを奪取するも、試合後、オーエンズは飯伏との一騎打ちをアピール。この対戦がアメリカで実現することになった。
オーエンズは棚橋が逆に「俺に預けろ」と勧誘した過去があるほど、可能性のある選手。飯伏とシングルを行うことで、お互いに芽生えるものが生まれるのだろうか?その他、コブ対アーチャーの大型対決や、棚橋とロックンロール・エクスプレスのドリームトリオも再結成する。オープニングマッチでは、成田、カール・フレドリックスのLA道場コンビで、永田&小島の第3世代とタッグ対決が実現。成田の“途中経過”を永田&小島がどのように見るのか。試合後のコメントが期待される。
新日本は“雪の札幌2連戦”北海道・北海きたえーる大会2連戦というビッグマッチを開催するが、アメリカ遠征組は不在。それでもチケットの売り上げは順調だという。これは東京ドーム2連戦を見ても分かったことだが、アメリカWWEのように地上波のレギュラー放送が週にもうひと枠あれば2大ブランド制の導入も可能なぐらい選手層は厚い。今後も日米(または日英)同時開催のシリーズは開かれることだろう。
(どら増田 / 写真・萩原孝弘)