第3試合では『ワールドタッグリーグ2020』公式戦、CHAOSの後藤洋央紀&YOSHI-HASHI(0勝1敗)と、THE EMPIREのグレート-O-カーン&ジェフ・コブ(1勝0敗)が対戦。後藤&YOSHI-HASHIとオーカーンの絡みが注目されるところ。
THE EMPIREは豪快な技の数々でYOSHI-HASHIを攻め立てる。劣勢のCHAOSタッグだったが、後藤がオーカーンのエリミネーターを切り抜けると、間髪入れずにYOSHI-HASHIがトラースキックを放ち、すかさず後藤が後藤弐式でオーカーンを丸め込み3カウント。初戦を圧勝したことで、このまま突っ走っていくことが予想されたTHE EMPIREだが、なんと2戦目でまさかのつまずきだ。
バックステージで、オーカーンは「後藤?チャンピオンだろ、貴様?随分とつまらない試合をするじゃないか?認めねぇぞ!コラァ!」とご立腹の様子。初戦ではノーコメントを貫き、THE EMPIRE入りの真相が全く分からなかったコブは、無言を貫くかと思いきや、カメラに向かって指差して「お前らのせいだ」と静かな口調ながら、ついに口を開いた。「お前ら」とは誰を差しているのか定かではないが、リーグ戦を通じて少しずつ分かってくるのかもしれない。
一方、勝利を収めた後藤は「勝負は時の運だ。これも、しっかりとした勝ちだろ。しっかり2点いただいた」と丸め込みの勝利にも満足気な表情でコメント。YOSHI-HASHIは「時の運なんかじゃないよ。れっきとした俺たちの実力だから。しっかりスリーカウント入ったから。決勝に残って、優勝して、タッグのベルトをいただく」と6人タッグ王座に続いて、タッグ王座獲りを力強く宣言した。
タッグリーグはEVIL&高橋裕二郎、IWGPタッグチャンピオンチームのタイチ&ザック・セイバーJr.の2チームが、2勝0敗、勝ち点4で首位を走っている。
◆新日本プロレス◆
『ワールドタッグリーグ2020』&『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27』
2020年11月16日
石川・小松市末広体育館(義経アリーナ)
観衆 1433人
▼ ワールドタッグリーグ2020公式戦(30分1本勝負)
<1勝1敗=2点>○後藤洋央紀&YOSHI-HASHI(13分41秒 後藤弐式)グレート-O-カーン●&ジェフ・コブ<1勝1敗=2点>
(どら増田)