ドイツ
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社会 2021年08月07日 06時00分
五輪で話題、ドイツでカタカナがブームの兆し「スタイリッシュな文字」「自分の名前はどう書く?」と人気
オリンピックが開催され、アスリートらの戦いに多くの人が釘付けとなっているが、注目を浴びているのはアスリートだけではない。日本では、ドイツ人選手らが身に纏っているカタカナで「ドイツ」と書かれたユニフォームが話題となり、SNSを中心に関心の目が集まっている。 しかし、現地ドイツではどのような反応があるのだろうか。ドイツ在住日本人によると、現地ドイツでも“カタカナユニフォーム”は話題になっており、「可愛いデザイン」「カタカナは、なんてクールな文字なんだ」という声が挙がっているという。オリンピックドイツ代表の公式Instagramでは、投稿写真に「ドイツ」というカタカナ文字が入ったロゴをほぼ毎回貼っており、それもカタカナがドイツで広く知られることに影響しているようだ。 >>”ワクチンをサボる人”造語も生まれる 接種予約の無断キャンセルが社会問題に、ドイツのワクチン事情<< ドイツ人がカタカナを気にかけているということは日常でも感じる場面があるようで、とある30代の在独日本人男性は「ドイツ人の友人男性にカタカナで自分の名前はどう書くのか聞かれた」と明かす。その友人はオリンピックのドイツ代表が開会式の際に着ていたユニフォームにカタカナが書かれていたことでカタカナを知ったそうで、日本の独自の文字に感銘を受けたそうだ。 また、別の30代の在独日本人女性は、公園で10歳ほどのドイツ人と思われる少年に突然話しかけられ、「オリンピックでカタカナを知っておしゃれだと思ったから、日本語を勉強し始めたんだ」と言われたという。少年はスマートフォンに日本語学習のアプリケーションをダウンロードしてカタカナを含めた日本語の勉強を始めたそうで、少年に「今度、日本語を教えてほしい」と言われたそう。日本人女性は「オリンピックがなければ、この少年は日本に興味を持つことはなかったかもしれない。少年の意欲が嬉しかったし、オリンピックの影響は大きいと身をもって感じた」と思いを打ち明けた。 他にも、40代の在独日本人男性が、同僚のドイツ人女性にオリンピックでドイツ代表のユニフォームを見てカタカナを知ったことを伝えられ、「今までアジアの文字は漢字しか知らなかったけど、オリンピックで日本にはカタカナという独自のスタイリッシュな文字があることを知った」と興奮気味に言われたそうだ。同僚からは「こんなにも可愛い文字があることをなんで今まで言わなかったんだ」と嬉しいお叱りを受けたと話し、これまで知られていなかった日本の文化がドイツに浸透しつつあることを紹介した。 別の在独日本人によると、これまでは日本と言えば、寿司や礼儀が正しいというイメージが強く、文字についてはあまり注目されて来なかったという。漢字の存在は知られていたものの、日本ではなく中国の文字と認識されていることが多かった。しかし、今回のオリンピックでカタカナをきっかけに日本に興味を持つ子どもが増え、また意識が高い若者はカタカナをおしゃれの対象として見始めているようだ。 ドイツでカタカナがブームになる日は、すでに来ていると言えよう。
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社会 2021年07月11日 06時00分
”ワクチンをサボる人”造語も生まれる 接種予約の無断キャンセルが社会問題に、ドイツのワクチン事情
新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、日本では様々な問題が起きているようだ。『NHK NEWS WEB』が6月8日に報じた内容によると、5月24日から31日までの8日間で、約4000人がキャンセルせずに当日、ワクチンを接種しに来なかったことが政府の閣議で明らかになったという。これは予約枠8万8500人の約4.6パーセントに当たるそうだ。 ワクチンの接種が比較的進んでいるといわれていたヨーロッパの中でも、ドイツはほかのヨーロッパ諸国に比べ、少々ワクチン接種の開始が出遅れていた。しかし今では急速に接種が進み、9日現在、ワクチン接種が2回完了した人は約40パーセント(1回目のみは約60パーセント)でほかのヨーロッパ他国と同等かそれ以上の率である。なお、日本は約15パーセント(1回目のみは約27パーセント)でドイツの半分にも満たない数字だ。 >>「日本政府は頼りなさすぎる」「日本人じゃなくてよかった」五輪開催に海外から皮肉 バッハ会長の母国ドイツでも笑い話に?<< しかし実際はドイツもワクチン接種に関する問題を抱えているようだ。ドイツはワクチン接種のスピードが日本よりも早いことは確かであるが、日本と同様に、ワクチンの予約をキャンセルせずに当日会場に来ない人が多いことが問題視されている。国全体の無断キャンセル率は出ていないものの、ドイツのニュースサイト『RND』の7月6日の記事によると、首都ベルリンでの無断キャンセル率は5〜10パーセントで、この割合は最大でワクチン7万回分に及ぶという。ドイツでは「Impf(予防接種)」と「Schwänzer(サボる)」という単語を組み合わせ、ワクチンをサボる人を意味する「Impfschwänzer」という造語まで出る始末。社会問題と化しており、政府は今後、ワクチン接種の無断キャンセル者に25〜30ユーロ(3200〜3900円)の罰金を科すことを検討している。なお、同記事によると、無断キャンセル分のワクチンは基本的に廃棄せず、別の人に回すそうだ。 また現地では最近、1回目のワクチン接種はするものの、2回目のワクチン接種を怠る人が多いことを問題視する報道もある。1回で効果は十分と勝手に考える人が多いほか、バカンスシーズンに入り2回目の接種のスケジュールが合わず打たないままの人が多いようだ。現地のドイツ人は「ドイツ人にとってバカンスは大切。ワクチンの接種とバカンスだったらバカンスが優先される気持ちは分かる」と話した。医師などは2回の接種が重要であることをメディアを通じて訴えている。 一方で、ワクチンを接種したいにもかかわらず、打てないという声も少なくはない。現在ベルリンやミュンヘンなどの都市部ではワクチンの予約が困難だという。ある30代のドイツ人は、ワクチン接種が可能になった6月から予約を取るため、毎日のようにクリニックに電話をしているが、「取り合ってもらえない状況」だという。予約の電話が多いからか、ホームページに「すでに当院にワクチンはないので、ワクチンに関する電話は掛けないでください」と大きく表示しているクリニックも多い。 しかしホームページにワクチンがないと大きく書かれているものの、電話をしてみるとあっさり予約が取れたという人もいる。別のドイツ人は「ワクチン接種は運のような面もあり、平等でないと感じる」と話した。 なお、マスクに関しては、公共の場など法律で決められた場所ではワクチン接種の有無にかかわらず、きちんと守って着用している人がほとんどだ。これはワクチンを接種しても感染対策を怠らないようにしている人が多いというより、決まりはきちんと守るドイツ人の性格が表れているといえよう。 海外のワクチン接種は日本よりも“進んでいる”と考える日本人は少なくはないようだが、深刻な問題も生じているようだ。記事内の引用について「大規模接種センター 4081人が予約キャンセルなしで来場せず」(NHK NEWS WEB)よりhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20210608/k10013073891000.html「Impfmüdes Deutschland: Warum Schwänzer zum Problem warden」(RND)よりhttps://www.rnd.de/politik/wie-die-impfkampagne-schwung-bekommt-und-wie-nicht-VLKXUYR2OFD2BNIUME65USXG6Y.html
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社会 2021年05月22日 06時00分
レストランには高齢者ばかり? 距離感など気の緩みに心配の声も、ドイツのワクチン接種遅れが批判されない理由
日本では新型コロナウイルスのワクチン接種が後手後手になっていることが問題視され世間からは政府に対する批判の声が出ているが、ヨーロッパの中でもワクチンの接種が比較的遅いと言われていたのがドイツだ。しかしドイツでは政府への批判はあまり見受けられないという。それはなぜなのだろうか。 現在のドイツのワクチン接種状況は、1回目の接種が完了した人が約40パーセント、2回目の接種が完了した人が約11パーセントで、現状、医療従事者や60歳以上の高齢者への接種はほぼ完了しているようだ。それ以外の人は6月7日から接種が可能になると政府は発表している。日本ではワクチン接種に関する対応の遅れに批判が集まっているが、ドイツも周辺他国と比べれば決して早い対応とは言えないものの、批判はそれほど多くはない。その理由はメルケル首相の“有言実行”にあるようだ。 メルケル首相は5月の時点で「6月の初めには全成人がワクチン接種を受けられるようになる」と発言した。実際、多くの地域で5月末から全成人がワクチン接種の予約をオンラインや行きつけの病院で取ることが可能になった。現地のドイツ人は「もちろん批判がないわけではないですが、メルケル首相はワクチン接種の優先順位を早々と分かりやすく伝え、それを実行してきた。そういった背景もあって政府の発言を信じている人が多いのでしょう」と話す。なお、メルケル首相は夏頃までには全ての人にワクチンが提供できると何度か強調しており、その発言を多くの国民が信用しているようだ。 そんなドイツでは地域差はあるものの、多くの地域で新型コロナウイルスによる規制が解除されつつある。数カ月間、テイクアウトのみで閉まっていたレストランはようやく開店し、屋外の席に座って食事やお茶を楽しむ人の姿が見受けられる。だが、レストランで食事などをしているのは多くの場合高齢者なのだ。前出のドイツ人は、地域によって違いはあるとした上で「レストランの規制が解除された当日から人々は外で食事をするようになったが、ほとんどのレストランで食事をしていたのは高齢者だった。若者はまだコロナを恐れる人が少なくなく、レストランなど飛沫が気になる場での食事に抵抗があるのだと思う」と述べていた。 >>「日本政府は頼りなさすぎる」「日本人じゃなくてよかった」五輪開催に海外から皮肉 バッハ会長の母国ドイツでも笑い話に?<< またレストラン以外でも高齢者の気の緩みを懸念する声は多い。コロナが流行する前は知らない人同士でも道ですれ違うと声をかけ合ったり短い会話を交わすことがあったが、流行してからそういった光景はほぼなくなった。しかしここ数週間で、高齢者へのワクチン接種が完了したからか、特に高齢者から話しかけられる機会が多いという。とある在独日本人は「70代くらいの女性が距離を空けずに世間話をしてきて驚いた。ワクチン接種が進む前は高齢者側から距離を取るように言われたこともあったのに」と話し、高齢者に安心感が生まれていると推測する。なお、ドイツでは公共交通機関やスーパーの中など決められた場所ではマスクの着用が定められているが、それ以外の場所では義務ではないため、外にいるときはマスクをしていない人が多い。前出の女性は「ドイツ人は外でマスクはほとんどしていないけど、マスクをせずに近い距離で話しかけられたのも気になった」と明かす。 また別の在独日本人は1歳の子どもを連れて散歩中に70代と思われる高齢女性に話しかけられ、子どもの手を握られたと話す。高齢者はワクチンを接種していると思われるため必要以上に心配はしなかったが、若者はまだ距離を取って話すことが多いため「ギャップに驚く」そうだ。 ドイツはワクチン接種にあたり、日本ほど混乱はないようだ。一部高齢者の気の緩みを心配する声もあるが、そういった声は今後、全成人のワクチン接種が可能になっていくことで解消されることだろう。
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社会 2021年05月08日 06時00分
「日本政府は頼りなさすぎる」「日本人じゃなくてよかった」五輪開催に海外から皮肉 バッハ会長の母国ドイツでも笑い話に?
東京オリンピック開催をめぐり、国民からは中止にすべきとの声が多く出ているが、海外の人々はオリンピックについてどのように思っているのだろうか。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長の出身国ドイツでも、オリンピックに関する報道は出ているが、日本ほど多くはないようだ。 現在ドイツでは、新型コロナウイルス関連の報道がほとんどで、テレビやネットニュースを見てもオリンピックに関するニュースがメイントピックとして扱われていることはあまりない。報道されるのであれば、“日本の政府はオリンピックを開催したいと考えているが、多くの国民は反対している”という内容のものがほとんどである。 オリンピックに関する報道があまりない大きな理由は、そもそもドイツ国民の多くがオリンピック開催は不可能だと考え、すでに彼らの興味から外れているからだろう。現地在住の日本人によると、新型コロナウイルスの収束の糸口が見えないにもかかわらず、現段階でもオリンピックを開催しようといまだに考えている日本政府の様子を見て、ドイツ人からは「日本政府は頼りなさすぎる。多くの日本人が反対しているというニュースを見たけど、日本人は政府に世論を無視されていてかわいそう」「開催なんて絶対無理なのに政府は開催に対していまだにあいまいな態度で迷走している。ドイツだったら大規模なデモが起きている」「ドイツは今年9月のオクトーバーフェストの中止をすでに発表したけど」などと言われ、同情されたそうだ。 またドイツのSNSをのぞいてみると、笑って涙を流す絵文字付きで「日本はまだ全然ワクチンを接種していないのにオリンピックなんて無謀すぎ」「政府に踊らされる日本人。日本人じゃなくてよかった」などの投稿が見受けられる。前出の在独日本人はこういった状況について「オリンピックを開催しようとしている日本を笑いものにしているようです。皮肉を交えたジョークのつもりで、『日本はオリンピックやるんでしょ?』と言われることもあります」と話した。 >>駅員の対応が悪いドイツで、なぜ車椅子ユーザーは快適に電車に乗れるのか<< ただ、ドイツ国民は日本人ほどオリンピックに熱がないという面も無視できないだろう。ドイツではサッカーワールドカップやサッカー欧州選手権などサッカーに対する熱の方が強い。今年に限らず、サッカーのイベントごとの方が店のディスプレイがサッカーイベント仕様に派手に装飾されたり、観戦イベントが各地で行われたりと盛り上がる。現地のドイツ人は「サッカーワールドカップがコロナ禍で中止になってしまったら反対運動が起きるだろう」とどれほどサッカーが大切なのかを伝えていた。 東京オリンピックの開会式まで80日を切ったが、開催に対して否定的な声は日本国内でも多い。政府は開催の意向を示しているが、そんな政府の姿は一部の海外の人たちに笑いものにされているようだ。
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社会 2021年04月25日 06時00分
駅員の対応が悪いドイツで、なぜ車椅子ユーザーは快適に電車に乗れるのか
車椅子ユーザーのコラムニスト伊是名夏子氏が電車を利用した際、来宮(きのみや)駅で降りたいと乗車駅の駅員に伝えたところ、駅員が来宮駅に階段しかないため対応ができず、熱海駅までの乗車を提案したとして、“JRに乗車拒否された”と訴えたブログが物議を醸している。もし同様のことがヨーロッパで起きた場合、どのような対応となるのだろうか。ドイツはヨーロッパの中でも日本人と気質が似ていると言われているが、駅係員の対応は日本よりも“荒い”という。 ドイツで車椅子ユーザーは、ホームでは窓口や駅にいる駅員に頼んで傾斜路や板を使って乗降を手伝ってもらい、乗ってからは電車の中の呼び出しボタンを押して助けが必要なことを伝え、駅員が乗降を手伝う仕組みになっている。大きな駅であれば駅員が乗降を手伝うが、無人駅も多く、その場合は、運転手が乗降を助ける。 しかし、都市部か田舎かによっても違いがあるものの基本的に手伝う駅員は1人で、乗降を手伝った後は、何もしないことが多いという。ドイツ在住6年の日本人は、「まれではあるものの『忙しいから今はできない』と拒否する駅員もいます。車椅子ユーザーが助けを受けられるかどうかはまさに“駅員による”感じです。事前に相談したところで、『当日、車椅子ユーザーだと駅員に言って』と言われることが多いようで、当日行ってみて運次第なところはあると思います。ちなみによほど大きな駅でない限り基本的に駅員が手伝うのは乗降のみで、ホームから先は手伝いません」と話す。 しかしドイツでは周りの人の助けが手厚く、車椅子ユーザーが快適に電車を利用できる仕組みが出来上がっているという。 >>“日本人には優しい”は本当? ドイツ人がアジア人を一括りにせず特別視する理由とは<< ドイツでは、全ての駅員が親切に対応するわけではないことを多くの人が知っているため、車椅子ユーザーの近くにいる乗客が当たり前のように助けるのだ。乗降の際に駅員が来なければ何人かで車椅子を持って乗降を手伝い、ホームの階段の上り下りも複数の人が担いで車椅子ユーザーをサポートする。 前出の現地在住の日本人によると、助けること自体を当たり前と思っているようで、むしろ「助けが必要ですか?」という声掛けもないまま手助けをする人が多いという。「助けることは特別だと思われていないので、恥ずかしがったり強がって見て見ぬふりをする人もいません。タトゥーをした若者や柄の悪そうな人が車椅子ユーザーをサポートしている場面もよく見られます」とドイツ在住日本人は話す。 また、車椅子ユーザー本人が助けを呼ぶことも珍しくはない。たいていの場合、周りの乗客が助けるが、もし周りの助けがなかった場合は車椅子ユーザー自身が「あなたたち、助けて」と発信する。しかし現地在住のドイツ人によると、呼びかけられたところで、図々しい、迷惑という感情を持つことはなく、ただ単に助けが必要なんだと思うのみだという。気軽に助けを呼びかけられる雰囲気があるようだ。 前出の日本人女性は日本に存在するサービスに関してこう指摘する。「日本の手厚いサービスは素晴らしく世界に誇れるものだと思います。しかしドイツに来て、助ける人は必ずしも係の人など働いている人でなくていいのだと学びました。手厚いサービスに慣れすぎると、助け合いはサービスの一種と捉えられ、人同士の助け合い精神が希薄になってしまうのかなと思います」 ドイツの電車では車椅子専用スペースがあったり、広いトイレがあったりとバリアフリーが進んでいる面も多いが、電車に限らず、サービス面のレベルは日本ほど高くないという。しかしそれがかえってドイツでの助け合いの精神を生み出しているようだ。
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社会 2021年04月11日 06時00分
“日本人には優しい”は本当? ドイツ人がアジア人を一括りにせず特別視する理由とは
アメリカでは、アジア人に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)が多発し、アジア系住民が暴力被害を受けるなどして社会問題と化している。アメリカと同様、ヨーロッパでもフランスでアジア人がコロナを理由に暴力を振るわれる事件が起き、事態は穏やかではないが、同じヨーロッパでもドイツではアジア人差別は少ないようだ。特に日本人に対する差別はあまりなく、SNSでは「コロナ禍以前にヨーロッパに旅行したけどドイツ人だけは優しかった」「フランスでは差別を受けたけどドイツでは皆無だった」といった声も挙がる。 日本人ではなく“アジア人”と一括りに考える国が多い中、実際、在独約10年の日本人男性に話を聞く と、「ドイツ人はアジア人を一括りにせず日本人、ベトナム人などと分けて考えている」と言う。特に日本人に対しての印象がいいと言うドイツ人は多く、アニメの影響や技術の進歩に感心する人が若者を中心にいるそうだ。とりわけアニメに関しては、ここ数年で興味を持つ若者が多く、Netflixなどの動画配信サービスを通じて日本のアニメを見るなどしてファンを増やしている。コロナ禍前はアニメに関するイベントなども行われていた。また彼によると、年配の人も過去に同盟国として戦った経験から日本人を同志と思っている人や、日本人の気質を気に入っていると感じている人も多数いるという。「ドイツ人はある程度、他人と距離を取りたがるので、陽気な国民性より、礼儀正しくシャイな部分がある日本人の気質が気に入っているのだと思う」と分析する。 >>「アジアの女には性的虐待をしたって構わない」コロナ感染再拡大で欧州に広がるアジア人差別、手を出された被害者も<< 日常でも日本人がいい意味で特別視されている場面に出くわすことはあるようだ。大家さんが新しい入居者を決める時、綺麗に使ってくれるという理由で日本人を優先して探す場合も多い。特に一度日本人に家を貸した人は次も日本人を、と考えるのだそうだ。在独7年の日本人女性は「ドイツでは、日本人に対して丁寧だったり信頼できるといういいイメージを持っている人は多いと思う。それは、過去にドイツにいた日本人がルールを守ってドイツという国を尊重し、いいイメージを築いてくれたからだろう」と話す。そして、ドイツ人もまたそういったいい部分をきちんと見ることができる人が多いと感じるそうだ。ほかにも、ドイツではベビーシッターを雇う際に、信頼できるという点で日本人に絞って探すドイツ人も少なくはないという。 一方で、他のアジア系についての印象は日本人とは異なる。在独4年の日本人女性は「自分の周りの意見を聞いて感じたことだが」と前置きした上で、コロナ禍以前は中国人はドイツに旅行に来ると集団で爆買いをし、店を占領することもあったため、「少し迷惑がられていた」と説明した。 とは言え、日本人への差別がゼロかと言われればそうではない。大なり小なりドイツで差別を受けたという日本人はいる。しかし、日本人が思っている以上に、ドイツでの日本人のイメージはいいのかもしれない。
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社会 2021年03月28日 06時00分
日本の“外見いじり文化”に対し「怖くなった」の声も 渡辺直美を使った不適切演出、ドイツではどう捉えられた?
東京五輪・パラリンピック開閉会式の演出で、お笑い芸人の渡辺直美を豚に変身させるプランが演出チームのグループLINEで提案されていた問題で、日本では世間から「太っている人に対する侮辱」との批判が殺到した。この問題は欧州でも同様に報道されているが、容姿に関する発言はタブーとされているドイツでも、一連の流れが報道され話題になっている。ドイツではネット媒体を中心に複数のメディアが報道したが、ドイツ人の多くは「いくら外に出ないであろう会話の中でも女性の容姿について言及することは間違っている」「あらゆる技術が進んでいる日本で、いまだにこんなことを言う人がいることに驚く」など否定的な見方をしていたようだ。 もちろん日本でも渡辺に対する侮辱発言を問題視する人が多いものの、一方で、渡辺が過去に容姿を笑いに変える格好でコントをしていたり、顔を黒塗りにした格好をして笑いを取っていたことを指摘し矛盾をつく声も世間からは挙がっている。世間では一部の人がLINEでの侮辱発言以前に、日本には容姿をいじることを面白いとする風潮がそもそも存在していると指摘しているのだ。 ドイツでは渡辺が過去に容姿を笑いのネタにしていたことや、日本では“容姿いじり”をする風潮があるというところまで報道している機関はほぼないが、ドイツ人に話を聞くと、ドイツには日本のように外見をいじるという文化はないそうだ。バラエティ番組で女性、男性関係なく、外見を笑いに変えようとすることは「人種差別を笑いにするくらいあり得ない」と言い、「そもそもそれを面白いと思う人自体、少ない」と言う。 >>森喜朗氏の発言で日本人のイメージダウン?「日本人は終わってる」ドイツ在住の邦人が受けた屈辱的な言葉<< また、日本に10年近く住んだことのある30代のドイツ人男性は、日本で容姿いじりの場面に多く遭遇し、違和感を覚えたと話す。テレビをつければ女性お笑い芸人が自らを「ブス」と言い、太っていることや、はげていることを笑いに変えようとしている人も多く、驚いたそうだ。日本では日常でも親しくなればなるほど外見についていじってくる人や自虐で笑いを取ろうとする人もいて「他人の価値を下げたり、自分で自分の価値を下げることで笑いを生もうとしていることがショックだったし、それで笑っている日本人を見た時もショックだった」と話す。 さらに日本に長期滞在した人だけではなく短期の旅行で日本を訪れた人も、容姿いじりの場面に遭遇したという。日本に旅行した30代のドイツ人女性は、ホテルで何気なくテレビをつけたところ、言葉は分からないものの女性が外見について何か言われ、周りが笑っている場面を見て衝撃を受けたそうだ。このドイツ人女性は、「私が親だったら、体型や見た目など、人と違うことは個性でいいことだと教えるのに、それを日本では面白おかしく捉えようとしていた。個性を生かすと言う面ではいいのかもしれないが、こんなことがテレビ起こっていてはいじめが確実に助長されると怖くなった。日本の文化はもっと進んでいると思ったのに」と話す。 海外から見ると、日本のいじりは時代遅れとも言えそうだ。渡辺への侮辱発言が広く報道されたことをきっかけに、日本人一人ひとりがいじりについて深く考えることになればいいだろう。
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社会 2021年03月14日 06時00分
「寿司の国」は現地で差別発言? ドイツのアジア人差別の実態は、レジの人に怒鳴られた人も
ここ最近、ドイツでアジア人を差別する発言をメディア関係者が口にしたことが日本で話題になっている。ドイツのラジオパーソナリティが韓国人アーティストグループ「BTS」のことを「くだらないウイルスだ」と表現し、サッカー解説者が日本を「寿司の国」と口にし、現地で差別だと言われていることが日本で報道されていた。実際、ドイツではどちらの例も差別であるという形で報道されることがほとんどだったが、「敏感になりすぎ」とするドイツ人が多かった一方で、「ここ数年はどんな小さなことでも差別発言はたたかれる。そういったことを考えると軽率だし批判されるのは当たり前」というドイツ人もいて賛否両論のようだ。 ただ、「寿司の国」発言に関しては、日本では「なんとも思わない」という声がある一方で、ドイツでは差別だと捉える人もいた。というのも、ドイツではキャベツを表す「クラウツ(キャベツの複数形)」を差別用語だと考える人が一定数いるからだ。ドイツ人は「ザワークラウト(キャベツの酢漬け)」などキャベツ食品をよく食べるが、クラウトは第一次世界大戦中、イギリス人がドイツ人を差別する意味でそう呼んでいたという。こういった背景があり、とあるドイツ人は「人を食べ物に例えるのは差別的だということを知っているドイツ人は多いはずだ。寿司の国も間違いなく差別だ」と話す。 しかしながら、ドイツでアジア人差別があるかといえば、必ずしもそうではないようだ。在独日本人は「私の周りの日本人の多くは『ドイツでアジア人を差別する人はいない』と話す人がほとんどです」という。とはいえゼロではなく、差別を経験した人はいる。 >>森喜朗氏の発言で日本人のイメージダウン?「日本人は終わってる」ドイツ在住の邦人が受けた屈辱的な言葉<< 30代の日本人女性は、レジでお金を出すのに戸惑っていたところ、レジ係の中年女性に「だからアジア人は嫌い、アジア人は鈍臭いから嫌われてるって分からないの?」と言われたという。日本人女性は「涙が出るほどショックだった」と話し、それを聞いていた周りの人が中年女性に注意しなかったことも「差別だと思った」と振り返る。 別の30代の日本人女性はコロナ禍以前、レストランで順番待ちをしている時にアジア人という理由で、店員が自分たちより後ろに並んでいたドイツ人を先に通したという。先に並んでいると店員に主張したが「アジア人よりドイツ人が優先」と言われたそうだ。日本人女性によると、こういったケースはまれだというが、主張したことでさらに店員の気を悪くさせたのか、かなり狭い席に通され屈辱的で不快な思いを味わったそう。 また相手に悪気はないものの、差別を感じたという人もいる。20代の日本人男性は、「20代のドイツ人の友人が韓国人を表現するときに、指で目をつり上げるポーズをした」と明かす。ただ、ドイツ人の友人に悪気はなく、アジア人の特徴を示して分かりやすく自分に伝えたかっただけではないかと分析する。日本人男性によると、「日本人が外国人をほめる意味で『鼻が高い』と言うのと同じ感覚」ではないかといい、だからこそ「日本人が外国人の外見の特徴をほめる意味で言うことも差別につながりかねないから注意すべき。小顔と言われて傷つく外国人もいる」と話す。 「BTS」のことを「くだらないウイルスだ」と表現したラジオパーソナリティは謝罪声明を発表し、「寿司の国」発言をした解説者は番組を降板した。日本人が思っている以上に彼らの発言は現地では深刻な差別だと捉えられているようだ。
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ミステリー 2021年03月13日 23時00分
ドイツでは新語が1200語も!?世界で生まれた新型コロナ関連ワード
2019年に発生し、世界中で猛威を振るった新型コロナウイルス感染症。これまでに類を見ない感染力の強いものだったため、予防関連の語句がニュースでも飛び交うようになった。感染者集団をさす「クラスター」や都市封鎖をさす「ロックダウン」などのカタカナ語や、感染拡大につながる要素を表した「3密」、政府の施策に関連した「アベノマスク」「Go Toキャンペーン」といった造語は2020年の流行語にもなった。 様々な新語が生まれたのは他国も同様である。海外でも「ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)」や「コビディオット(Covidiot)」という単語が流行した。なお、日本でも一般的になった前者と違い、後者のコビディオットはあまり耳にしたことがない人も多いのではないだろうか。こちらは感染症対策への意識が欠如している人や、流言・デマや陰謀論に流されてしまう人をさす言葉である。他にも在宅勤務やコロナ離婚、オンライン飲み会を意味する新語も生まれている。 今までの新語は英語圏のものだが、ドイツ語圏ではさらに多くの新語が生まれたという。ドイツ語では複数の単語を一つの単語にまとめて新しい言葉を作りやすいため、社会的に大きな事件が起きたりすると独特の単語が多く生み出されるのだとか。コロナ禍のもとで生まれた新語の数は優に1200語を超えているそうで、中には興味深い単語もある。そのいくつかを紹介しよう。 >>世界中の新型コロナウイルスSARS-CoV-2を一カ所にまとめたら?イギリスの大学講師が計算<< まず、「Coronafubgrub」という単語は欧米の挨拶に関連したものだ。欧米ではハグやキスなど、日本よりも相手との距離が近くなる挨拶が一般的だ。しかし、コロナ禍では感染症対策としてこのような挨拶は忌避されている。そこで考え出されたのが「握手やハグの代わりに足でタッチ」だ。英語圏でも同様の挨拶については「フットグリーティング」という単語を使っている。また、感染のリスクが高い頬や唇へのキスを避けるようにと「todeskusschen」という単語も生まれた。危険性を伝えるためか「死のキス」という直接的な意味のある単語だ。 感染症対策としてリモート会議やリモート授業がメインになる一方で、人と直接会って話せないことに対するストレスも出てきている。そういったストレスをさすのが「overzoomed」だ。ツールとしてよく用いられるWEB会議ツール・ZOOMが名前に組み込まれている。 他にも「コロナの髪型」を意味する「coronafrisur」という言葉もある。これはコロナウイルスのように爆発したような髪型ということではなく、都市封鎖および厳しい外出規制の影響で、人々が美容院に行けなくなったことや、セットできなくなった髪型などをさすという。 コロナ禍において世界中で多く生まれている新語に対して、ライプニッツ研究所のクリスティーン・モアーズ氏は「名前がなく、説明できないものに対してわれわれ人間は本能的に恐怖や不安を感じます。しかし、ひとたび名称や定義が決まると互いに話題にしてコミュニケーションをとることができます。危機的な状況において『名前』は重要なものの一つです」と語っている。参考記事Pandemic inspires 1,200 bizarre German words(unexplained-mysteries.comより)https://www.unexplained-mysteries.com/news/344420/pandemic-inspires-1200-bizarre-german-words
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社会 2021年02月13日 06時00分
森喜朗氏の発言で日本人のイメージダウン?「日本人は終わってる」ドイツ在住の邦人が受けた屈辱的な言葉
日本では連日、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会会長の辞任を表明した森喜朗氏の女性蔑視発言がメディアに取り上げられ、世間から批判の声が挙がっているが、森氏の発言は海外でも広く報道されている。 アンゲラ・メルケル首相をはじめ、女性が社会で重要な立場に立つなど男女平等が進んでいるドイツでも、森氏の発言は話題になっているようだ。日本の内閣府男女共同参画局は世界経済フォーラムが発表した、男女の格差が少ない国が上位にくる2020年の「ジェンダー・ギャップ指数」のデータを公表しているが、日本は153カ国中121位、ドイツは10位。その結果からも、ドイツの男女平等の意識が日本よりも高いことは分かるだろう。ドイツでは多くのメディアによって森氏の発言全文がドイツ語に訳され、前後の文脈を説明した上で報道されているが、ドイツでも森氏の発言に嫌悪感を抱く人は多いようだ。 しかしそのとばっちりを受けているのは、ドイツに住む日本人である。森氏の発言の影響で屈辱的な言葉をかけられるドイツに住む日本人は多い。 森氏の発言が会社でも話題になっていたという日本人男性は、同僚らから「日本は技術面では私たちの一歩も二歩も先をいっているのに、差別意識は何も進歩していないの?」「日本への印象が悪い意味で変わった。そういうドイツ人は多いと思う。この悪いイメージを払しょくするには時間がかかる」と言われたという。男性によると、ドイツ人は思ったことをはっきりと言う性格の人が多いため、同僚らは嫌味や皮肉ではなく、正直な気持ちをぶつけてくれたのだと理解しているそう。 >>「やりすぎ」「冗談かと思った」ドイツが新たなコロナ規制を発表 国民からは悲鳴も<< 同僚らは83歳という森氏の年齢も知っており、こういった女性差別意識は「上の世代の人に多いのだろう」と理解を示しつつも、「ドイツでは官僚に限らず、会社などでも若者の支持が得られないと物事が動かないことを理解していて、若者の支持も大切にしているため、上の世代の人こそ発言には気を付けていると思う」と日本との違いを伝えたそうだ。 別の日本人女性は、ドイツ人の友人から「ドイツでこんな発言をする人がいたらもっと大変なことになる」と驚かれたという。ドイツでは会社の役職会議の出席者が女性ばかりという光景も珍しくはないそうだが、そこで性別にかかわらず、森氏のように「女性は誰か一人が手を挙げるとみんな発言しなきゃと思う」という内容の発言をしたならば、会社から処分を受ける可能性もあるそうだ。友人も「若い世代の日本人は、女性蔑視はないだろう」としながらも、森氏の発言は衝撃だったそうで「日本は終わってると思った」と伝えたという。 また知らない人から森氏の発言について問われ「影響力の大きさを感じた」という日本人女性もいる。子どもと公園で遊んでいた際、ほかの母親から森氏の発言をどう思っているか、何気ない日常の会話から聞かれ、「あんなリーダーで大変ね」と同情されたという。その母親は日本の性差別について詳しくは知らなかったそうだが、だからこそ、日本ではこういった女性を軽く見る社会が横行しているのだと理解したそうだ。 森氏の発言を受け、ドイツ大使館が公式Twitterで「#dontbesilent(黙っていないで)」「#genderequality(男女平等)」というハッシュタグをつけてツイートし、抗議の意を示したが、日本ではネット上で「やりすぎ」「イメージ操作」との批判も出ていた。しかし、この日本人女性はそのツイートでの抗議を「理解できる」という。ドイツで何度も森氏の発言に関して聞かれ、うんざりとした気持ちになっていたからだと明かしている。またドイツ人の気質上、何も行動を起こさないことは森氏の発言を認めたというのと同じと捉えるドイツ人もいるため、「大使館が声をあげなければもっと悪い印象になっていた。私たちの思いを代弁してくれた」と感謝した。 森氏の発言が海外でも話題になっていると日本でも報道されたが、その影響力は予想以上であろう。女性蔑視発言の責任を取り、森氏は辞任を表明したが、森氏の発言によって、つらい思いをし、屈辱を味わった海外在住の日本人は少なくなさそうだ。記事内の引用について「世界経済フォーラムが「ジェンダー・ギャップ指数2020」を公表 内閣府男女共同参画局総務課」(内閣府男女共同参画局)よりhttps://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2019/202003/202003_07.html
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社会
ドイツ市民がイタリア人に向けてバルコニーで歌った歌が話題に「涙が止まらない」との声も
2020年03月27日 06時00分
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社会
確認したい、新型コロナ問題の影響によるストレス症状 解消法は
2020年03月21日 09時00分
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社会
SNSでは「#Stay Home」がトレンドに医療従事者にバルコニーから拍手を送る運動も
2020年03月20日 06時00分
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社会
品薄状態続くも、買い占めを推奨? 新型コロナ感染拡大でドイツでも“ありえないデマ”が拡散中
2020年03月07日 06時00分
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社会
日本と真逆? ドイツ政府のコロナ対策に称賛の声の一方、スーパーでは必需品が品薄に
2020年03月05日 06時00分
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社会
ドイツには痴漢がいない?「変態」を生みにくい国民性も影響か
2020年02月25日 09時00分
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芸能ニュース
家の中が丸見えでもドイツ人が家にカーテンをつけない理由 国民性だけじゃない?
2020年02月09日 09時00分
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社会
50点でいいドイツ人と100点を目指す日本人ドイツ人から見た日本の育児の不思議
2020年01月26日 06時00分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分