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ドイツでは新語が1200語も!?世界で生まれた新型コロナ関連ワード

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 2019年に発生し、世界中で猛威を振るった新型コロナウイルス感染症。これまでに類を見ない感染力の強いものだったため、予防関連の語句がニュースでも飛び交うようになった。感染者集団をさす「クラスター」や都市封鎖をさす「ロックダウン」などのカタカナ語や、感染拡大につながる要素を表した「3密」、政府の施策に関連した「アベノマスク」「Go Toキャンペーン」といった造語は2020年の流行語にもなった。

 様々な新語が生まれたのは他国も同様である。海外でも「ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)」や「コビディオット(Covidiot)」という単語が流行した。なお、日本でも一般的になった前者と違い、後者のコビディオットはあまり耳にしたことがない人も多いのではないだろうか。こちらは感染症対策への意識が欠如している人や、流言・デマや陰謀論に流されてしまう人をさす言葉である。他にも在宅勤務やコロナ離婚、オンライン飲み会を意味する新語も生まれている。

 今までの新語は英語圏のものだが、ドイツ語圏ではさらに多くの新語が生まれたという。ドイツ語では複数の単語を一つの単語にまとめて新しい言葉を作りやすいため、社会的に大きな事件が起きたりすると独特の単語が多く生み出されるのだとか。コロナ禍のもとで生まれた新語の数は優に1200語を超えているそうで、中には興味深い単語もある。そのいくつかを紹介しよう。

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 まず、「Coronafubgrub」という単語は欧米の挨拶に関連したものだ。欧米ではハグやキスなど、日本よりも相手との距離が近くなる挨拶が一般的だ。しかし、コロナ禍では感染症対策としてこのような挨拶は忌避されている。そこで考え出されたのが「握手やハグの代わりに足でタッチ」だ。英語圏でも同様の挨拶については「フットグリーティング」という単語を使っている。また、感染のリスクが高い頬や唇へのキスを避けるようにと「todeskusschen」という単語も生まれた。危険性を伝えるためか「死のキス」という直接的な意味のある単語だ。

 感染症対策としてリモート会議やリモート授業がメインになる一方で、人と直接会って話せないことに対するストレスも出てきている。そういったストレスをさすのが「overzoomed」だ。ツールとしてよく用いられるWEB会議ツール・ZOOMが名前に組み込まれている。

 他にも「コロナの髪型」を意味する「coronafrisur」という言葉もある。これはコロナウイルスのように爆発したような髪型ということではなく、都市封鎖および厳しい外出規制の影響で、人々が美容院に行けなくなったことや、セットできなくなった髪型などをさすという。

 コロナ禍において世界中で多く生まれている新語に対して、ライプニッツ研究所のクリスティーン・モアーズ氏は「名前がなく、説明できないものに対してわれわれ人間は本能的に恐怖や不安を感じます。しかし、ひとたび名称や定義が決まると互いに話題にしてコミュニケーションをとることができます。危機的な状況において『名前』は重要なものの一つです」と語っている。

参考記事
Pandemic inspires 1,200 bizarre German words(unexplained-mysteries.comより)
https://www.unexplained-mysteries.com/news/344420/pandemic-inspires-1200-bizarre-german-words

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