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スポーツ 2009年04月28日 15時00分
マット界にも豚インフルエンザ被害 5・9「Dragomania」ピンチ
メキシコを中心に猛威を振るっている豚インフルエンザが、マット界を直撃! サッカーで感染拡大を防止するために試合が無観客で行われたが、プロレスでも現地のルチャ団体CMLLが定期戦を中止。日本の団体にも影響が出始めている。 26日にはメキシコ市内で行われたプロサッカーリーグの2試合が、同政府の要請により無観客での開催を余儀なくされた。感染拡大防止のため、スポーツイベントなどの開催に支障が出始めている中、プロレスではルチャ・リブレ老舗団体が、アレナ・メヒコで金曜日に定期開催している興行を中止した。 現地時間5月9日にアレナ・メヒコで、ウルティモ・ドラゴンが開催を予定していた闘龍門の自主興行「Dragomania」も中止せざるを得ない状況に追い込まれている。 また、メキシコのレスラーの参戦を予定している国内団体でも対応を協議している段階。5月5、6日の東京・後楽園ホール大会にCMLLの人気選手ミスティコの参戦を予定している新日本プロレスは、「まだ正確な情報が来ていません。今後の様子をみて判断したい」としている。(写真=昨年はアレナ・メヒコでの興行を成功させたウルティモ(左端)だが、豚インフルの影響で今年は開催危機だ=2008年5月11日)
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レジャー 2009年04月28日 15時00分
天皇賞・春(GI、京都芝3200メートル、5月3日) ヒカルカザブエが一発に虎視たんたん
上半期の古馬の頂点を決める「第139回天皇賞・春」(GI、京都芝3200メートル、5月3日)。今年は、ディープインパクトや全盛期のメイショウサムソンといった確固たる軸馬が不在で混とんとしたムードが漂っている。そんななか、初のGI出走で爆走を予感させるのがヒカルカザブエだ。陣営も大舞台での一発にやる気満々だ。 いよいよ待ち望んだ舞台がやってきた。西の昇り竜ヒカルカザブエが、盾獲りに虎視たんたんだ。 「昨秋に条件戦を連勝したころから天皇賞に出走させたいと思っていた。その走りっぷりや、体形から淀の長丁場は合うはずだからね」と岡田調教師は自信をのぞかせた。 昨年2月にデビューしてから、期待の素質馬として過保護なくらい大事にここまで育てられてきた。というのも、当時は体質が弱く、目いっぱいのケイコができなかったからだ。しかし、トレーナーは自らの相馬眼を信じ、あわてず焦らず、萌芽のときをじっくりと待った。 そして、昨年のちょうどこの時期だった。デビュー3戦目で初勝利をゲットしたのを機に、破竹の4連勝で一気にオープンまで駆け上がった。今年初戦の日経新春杯(7着)は重賞の洗礼を受けたが、その苦い経験を糧とし、前走の阪神大賞典では2着に善戦。強豪相手にも互角の走りを見せた。 「オープン入りしてからの2戦はともに雨が降って走りにくい馬場だった。でも、決して道悪巧者ではないこの馬が前走ではハナ差の2着。能力の高さを十分に感じることができた」 しかも、その2戦はいずれも短期放牧から帰厩して1週間あまりでの出走。そんな急仕上げに近い状態で結果を出したのだから、陣営の期待もふくらむ一方だ。 もちろん、今回は仕上げも本番仕様。中間は放牧に出さずに厩舎に居残って調整。プールと坂路を併用しながら、これまで以上に熱のこもった攻め馬を行ってきた。 「最近になって心身ともに成長してきた。今の充実ぶりでどこまでやれるか、本当に楽しみ」 2003年春に厩舎を開業し7年目のシーズンを迎えた岡田師にとっても念願のGI奪取のチャンス。キャリアわずか8戦…未知の魅力を存分に秘めたカザブエが、偉業達成に挑む。
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レジャー 2009年04月28日 15時00分
2009JRAブリーズアップセール 不況のさなか大盛況
JRAが育成した2歳馬のトレーニングセール「2009JRAブリーズアップセール」が27日、中山競馬場で行われた。昨年、当市場で取引されたセイウンワンダー、ツーデイズノーチスなどの活躍もあり、今年も大盛況。総売上額(7億7253万7500円)は前年から41%アップし、上場した76頭は完売。この不況の中、馬主の購買意欲をかきたてたものとは何なのか。 この日の最高価格(3255万円)となったのはサトノの冠名で知られる里見治氏が落札した「バヴィーラの07」。管理する予定の鹿戸雄調教師は「下見(北海道)でいい動きを見せていたからね。雰囲気があるし、何とか走らせたい」と話した。早期のデビューを予定している。 ロジユニヴァースで一躍、名をはせた新興馬主・久米田正明氏は「ウメノディオンの07」、「スイートフェローズの07」の牝馬2頭を購入。久米田氏は「2頭ともタイムが良く、反応がいい。昨年は牡馬が活躍してくれたから、今年は牝馬で勝負したい」と満足げな様子だった。2頭とも美浦・大竹厩舎に入厩予定だ。 それにしても、昨年を上回るこの盛況ぶり。買い手の財布のヒモを緩ませた理由は何なのか。セリに参加していたある牧場関係者はこう説明した。 「活躍馬が出たというのもあるけど、馬のつくり方が『いかにもまだ奥がありそう』といった感じ。昨年はもうお釣りがないような早熟馬ばっかりだった。JRAも考えてますよ」 某ベテラン調教師が「これじゃ社台もウカウカしていられないね」と、冗談とも本気とも取れるメッセージを残したように、5回目にして“クズが出ない”セールとして発展しつつある。近い将来、セレクトセールと並び日本を代表するセリとなる日がくるかもしれない。
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レジャー 2009年04月28日 15時00分
新重賞今昔物語 1999年天皇賞・春 まじめで手を抜かない“日本人的な馬”が古馬の頂点に
不世出の種牡馬サンデーサイレンスは多種多様な名馬を世に送り出した。脚質、距離適性…そのバリエーションは改めて振り返ると目を見張るばかりだ。 ひたすら逃げてそのスピードを誇示し続けたサイレンススズカ。馬群でもがくライバルを飛ぶように抜き去っていったディープインパクト。ひたすら短距離の切れ味を磨き続けたデュランダル。種牡馬ランキングの上位を占めるSS系の馬たちの個性も、それらがみんな同じ父を持つとは思えないほどだ。 そんななか、スペシャルウィークは個性がなかったのが個性といってもいい。どんな距離でも馬場でも展開でも一生懸命。いいかえれば日本人的。勤勉で、自分の仕事に手を抜かない馬だった。 GI4勝で全成績は<10、4、2、1>。着外は1999年の京都大賞典で7着に崩れた一度きり。もちろん類まれな能力がなければできる芸当ではないが、それを常にパフォーマンスに変える精神力が最大の武器だった。 1999年の天皇賞・春はそんなスペシャルウィークの長所がいかんなく発揮された。年明けのAJCCと阪神大賞典を連覇。その勢いが評価され、堂々の1番人気に支持された。 しかし、レースはそれほど楽ではなかった。逃げてペースをつくったのは同期の2冠馬セイウンスカイだ。ペースは1000メートル通過が60秒9の平均的な流れ。スペシャルは3番手につけた。後ろにはメジロブライト、ステイゴールド、シルクジャスティスといった強豪がひしめいている。前門の虎、後門のオオカミではないが、前にも後ろにもライバルを置く3番手という位置は一見、絶好位に見えて最もプレッシャーのかかる厳しいポジションだ。 あえてここに位置した武豊にはそれだけ自信があったのだろう。レースぶりも王者のそれだった。4角でセイウンに並びかけると突き放す。それを待っていたかのように追い込み勢が襲いかかってきたが、メジロを1/2馬身抑え込んでゴールを迎えた。 3200メートル、丸々気の抜けない厳しい勝負を勝って前年のダービー馬は古馬の頂点にも就いた。まじめで手を抜かない。その真骨頂が光り輝いた一瞬だった。
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レジャー 2009年04月28日 15時00分
噂の騎士(ナイト)第5回『音大生専門キャバクラの思い出』
少し変わったキャバクラの思い出です。 16〜7年前の新宿区役所通りに“楽器が出来る女の子のみが接客”というお店がありました。たしか、店名は『スウィング・ヴァージン』、クラッシック専門キャバクラとでも言うのでしょうか?店内にはステージがあり、ショータイムには彼女たちによるピアノ、チェロ、バイオリンなどの演奏がありました。今、思い直してみますと、“当時の歌舞伎町で、女の子目当てに来る酔っ払いの目の前でクラッシック演奏”、とたいへん稀有な状況であったことは明白です。 また女の子たちの本業は音大生や、音楽講師などがほとんどで、夜の仕事とは無縁の雰囲気がありました。そんな素人っぽい女の子が、何故にこのような場所で、バイトしなければならなかった理由をある日のこと尋ねますと、「楽器の修理や買い替えにスゴクお金がかかるの」みたいなことを言っていました。 さて、その中には魅力的な顔とスタイルなのに、子供の頃から音楽以外に何の楽しみも無かった女の子などは、基本的にオトコに免疫が無いものですから、そこで弾けちゃうコもたまに居ました。私が当時取材で仲良くなった響子ちゃんは、フルートを専攻していた大学生でしたが、私の縦笛もとても上手に吹いてくれるようになりましたし、同じ学校の同級生の友里ちゃんもピアノ専攻の白くて綺麗な指で、白濁汁の最後の一滴まで絞ってくれました。 そんな性的にちょっとユルいコたちが多かったのも、人気の秘密だったのでしょうか。*写真は本文とは関係ありません【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/
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社会 2009年04月28日 15時00分
経済偉人伝 早川徳次(シャープ創業者)(37)
徳次が特許を取った水道自在器は爆発的に売れ行きを見せ、職人と丁稚をさらに数人雇い入れることになった。徳次も今や立派な“親方”だ。バックルと水道自在器のほかにも新規の考案をした。 例えばコテの金具にニッケル鍍金(ときん)を施して塗の柄に入れ、「不思議なコテ」と名付けて発売した。従来のコテはすぐ錆(さび)がきて、使用前にいちいち錆を落とす必要があったので、改良して錆びない工夫をしたのだ。兄・政治が販売を担当し、目新しさも手伝ってよく売れた。 政治からの依頼で液体ハンダを製造したこともある。当時、アメリカから輸入していたチノールという液体ハンダが高価だったため、現品を分析して模倣品「和製チノール」というのを作ったのだ。廉価なので売れたが、これはしばらくするとハンダに錆ができてしまう欠点があった。徳次は失敗の考案と言っている。 政治と徳次は気が合った。政治はいっとき、林町の徳次の家に同居したこともあった。二葉屋自転車から独立して友人と2人、銀座に自転車のタイヤ修理店を出したが、まだ自転車が行き渡らないころだったので失敗し、以後は雑貨の外交販売で地方を営業して回った。 政治の扱う雑貨の中に金属文具があった。まだ初期のことで工夫すれば改良の余地のある物が多かった。徳次は万年筆の付属金具のクリップや金輪に新味を加えて製造してみた。これも本格的に製造を開始できるほどの注文が入った。 徳次はさらに新製品の研究を続ける。大正3(1914)年、まだ家内工業の域を出なかったが、徳次の仕事場は活気に満ちていた。仕事は順調に発展していた。 巻島が徳次に、そろそろ身を固めたらどうだと縁談を持って来たのはこのころだ。徳次は20歳になっていた。当時は、縁談は親や周囲の年長者が進めるのが普通だったから、徳次は巻島にすべて任せた。 大正3年3月、徳次は巻島と同業の清水政吉の長女・文子と結婚。同年12月には長男・煕治(ひろじ)が生まれた。
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社会 2009年04月28日 15時00分
永田町血風録 渡辺元行革相と江田憲司が新政党結成へ
与党・自民党にはそれぞれ思惑があり、衆院選を「5月だ」「6月だ」と自分たちで勝手に決めて発言する領袖たちがこのところ、やたらと目につく。 自民党元副総裁・山崎拓に至っては、したり顔で“自己流”の選挙日程をぶち上げている。自民党の領袖たちはそれこそ、さも自分が首相であるかのような言動をことあるたびに繰り返している。 「いやはや、驚きの極みです。首相・麻生太郎にほとんど働かせず、場合によってはプレッシャーを与えることのほうが多いのに…。自民党は『いろんな意見があっていいんだ』と幹事長・細田博之がこう言って、領袖たちの言動を必死に打ち消しているのは気の毒を絵に描いたようなものです」(政界アナリスト) その一方で、いろいろと話題が出ると、なぜか民主党議員の名前が出たり消えたりしている。民主党幹事長・鳩山由紀夫は「はっきり民主党の議員の中傷や批判をマスコミがやっている」と目くじらを立てた。 というのは、障害者団体向けの割引郵便制度の悪用事件で民主党議員・牧義夫(愛知4区)の政策秘書が、この事件の当事者である自称「障害者団体」白山会会長・守田義国容疑者の日本郵便の障害者団体向け割引郵便制度違反に関与したとされていることについて、「容疑者から献金があったという報道もあるが、彼はそんな違法なことはやっていない。これははっきり言って、4月26日投開票の名古屋市長選を狙った問題提起だ」と、鳩山は必死に打ち消していた。 しかも代表・小沢一郎が、やっと重い腰を上げての地方行脚を始めたところであった。 「自民党の麻生は、しきりに自分の政治力をマスコミに流している。その証拠に麻生はことのほか明るくなった。その麻生に対抗して、(小沢)代表に急ぎ国内の行脚をしてもらいたい」 鳩山のこうした願いに小沢は全国行脚を始めた。民主党の場合、やはり小沢でないといけない。「菅(直人)がきたけど、小沢とは迫力が違う。地方は小沢を待っている」と、地方議員の中にははっきりこう言う者も少なくない。 だから、永田町は選挙モードに突入しているのだ。先に自民党を離党した元行革相・渡辺喜美と、今は無所属の江田憲司が新党を立ち上げる動きがある。 すでにこの2人の新党構想は、何人かの議員に「参加できないか」と打診をしている。 「ただ、今、そういう新党に加わっても、すぐ行われる国政選挙にプラスになるとは思えないので、模様ながめの連中もいる」(前出・政界アナリスト) いずれにしても、麻生の活発なパフォーマンスと小沢の行脚を照らし合わせると、衆院は任期いっぱいではなく、6月か7月には選挙演説車がガナリ立てて走るのは必至だ。(文中敬称略)
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レジャー 2009年04月28日 15時00分
考えるキャバクラ〜フリーでもいいコがつく方法
指名をせず、フリーで遊ぶ場合、どんな女のコが隣にくるかは運次第、と考えている方も多いかと思うが、これはとんだ勘違い。六本木の某キャバクラ店長によると、「明らかに次がなさそうな一見の方に、いいコをつけても時間のムダ。基本的にエース級は、リピーターになってくれそうな方にしかつけません」という。ランダムに見える席替えにも、実はお店側の経営戦略的な事情が大きく関わっているのだ。 ではどんなところで良客を見分けるのかというと、「ネットやフリーペーパーの割引サービスを使っているのに、指名はナシという方は、その時点でやや期待薄」だという。事前に写真を見ても指名がないのは、目的の第一が安く飲むことであり、どの店でもよかったと考えている可能性が高い。「しかも場内も注文も延長もせず、ハウスボトルで済ませている方なら、ウチに来たのはたまたま、次があっても上客にはなりそうもない」となる。割引チケットなどを使うこと自体は大きなマイナス評価にはならないが、過剰にケチな印象を与えると、常連客になりにくいタイプと判断されてしまうのだ。 ということは、定価で遊んだ方が、フリーでもいいコがつく確率は上がるということになるが、金銭的な問題よりも、シチュエーションが大切なこともある。例えば「複数客よりは単独客の方が、リピーターになる見込みはあります。ひとりで来るほどキャバ好きなわけですし、なにより財布の所在がはっきりしている」ため、お店側としてはエース級を投入する価値があるというわけだ。お金に関しては、ガツガツしていなければ大丈夫といったところだろう。 外見では、服装も大切なポイントになる。カジュアルではダメというわけではなく、「ウチは六本木ですし、サンダル履きの方などは、逆に近所に在住しているかも、と考えることもあります。一番のポイントは、初対面の女性に見られることを意識しているかどうかで、これは服装の細かい部分や態度を見ればわかりますね」とのこと。お店によって採点基準の違いはあるだろうが、こちらが客だからといって、あまりにも無頓着でいると、損をするのは自分自身ということだ。 お店側は客が女のコを選ぶ以上に厳しい目で、しっかりと客を見ている。リピーターになりそうと思われ、はかの客よりも質の高いサービスを受けるには、「身なりは最低限以上、紳士的だが遊び慣れている雰囲気」が必要充分条件。難しいことではないので、ほんの少しだけ気を遣ってみるといいのではないだろうか。*写真は本文とは関係ありません【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/
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レジャー 2009年04月27日 15時00分
丹下日出夫の虎の巻 天皇賞・春(GI、京都芝3200メートル、5月3日) 打倒アサクサキングスの一番手はこの馬だ
ダービーを頂点とする3歳クラシックは、一連のトライアルのどこかで、走破タイムやラップなど、その馬の能力の在りどころを把握できたりするものだが、20数戦ものキャリアを積んだ古馬ともなると、ことは単純には運ばない。 とくに、3200メートルの天皇賞に至る中長距離系の競馬は、長丁場であるがゆえに、道中のペースの緩急が激しく、同じ距離を走っても、走破タイムに2〜3秒の誤差が簡単に生まれてしまう。 しかも、底力型の持久力タイプが集うだけに、上がり3Fのラップの優劣が、即結果に結びつくとは限らないから、やっかいだ(近年の中長距離は、層の薄さにも問題あり)。 ただ、格好のサンプルというか、昨春の盾を制したアドマイヤジュピタは、前年のAR共和国杯を歴代2位にあたる芝2500メートル2分30秒8で制覇。それを起点に、後の天皇賞につなげている。 翌2008年のAR共和国杯は、アドマイヤジュピタと、わずか0秒1差の2分30秒9でスクリーンヒーローが優勝。余勢を駆って、続くジャパンC制覇を成し遂げたのは記憶に新しいが、JC好走の要因がAR共和国杯の走破タイムということになると、天皇賞・春にも、そのまま通じて不思議はない。 ただし、AR共和国杯はハンデ戦。当時は53キロという軽ハンデに恵まれたスクリーンヒーローにがい歌が上がったものの、2着のジャガーメイルは56キロ。3着のアルナスラインは58キロを背負っていた。もし斤量が異なっていれば、結果も後の戦績も違ったものになったかもしれない。 なんて、わずかコンマ2秒の差でJC出走を逃したジャガーメイルは、その後、海外へ目を向け、世界の超一流の中長距離馬が集う香港ヴァーズ(国際GI)で僅差の3着。潜在能力の高さを改めて示した。 今回は4か月半ぶりの実戦となるが、調教過程は、前回の休養明け(1着)とほぼ同じ。初めての京都もコースの特性を知り尽くしたアンカツが鞍上となれば、心配する必要はないだろう。スクリーンヒーローと同斤なら、胸を張って天皇賞の本命に推せる。 もちろん、充実著しいアサクサキングスの存在は百も承知。3000メートルの菊花賞制覇を筆頭に、昨年の天皇賞・春で0秒3差の3着等々、京都コースは<3010>とめっ法得意。しかも、今季はともに58キロを背負い、京都記念→阪神大賞典を連勝。決して得意とはいえない、坂のある阪神も軽々と突破した。よほどのアクシデントや体調不良でもない限り、凡走は考えにくい。 これを凌駕(りょうが)する本命馬がいるとすれば、まだ勝負付けの終わっていない、単純に同馬を上回るポテンシャルを秘めた素材、もしくはレース実績に注目するしかないのだが、冒頭でも述べたように、AR共和国杯組には、その要素が詰まっている。 阪神大賞典はアサクサの4着に終わったスクリーンヒーローも、今回は1キロ減の58キロ。有馬記念の直線でのアゴの上がり方を見ると、直線がフラットな京都にかわるのもプラス材料だ。日経賞勝ちで復調をアピールしたアルナスラインも、チークピーシーズ着用が功を奏し、復調気配がありあり。ジャガーメイルを筆頭とするAR共和国杯組が、アサクサキングス包囲網を形成する天皇賞・春とみた。
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レジャー 2009年04月27日 15時00分
天皇賞・春(GI、京都芝3200メートル、5月3日) 完全復活 アサクサキングスが2つ目のGI奪取へ王手
威風堂々。ついに頂点が見えてきた。春の古馬ナンバーワン決定戦「第139回天皇賞・春」(GI、京都芝3200メートル、5月3日)は、目下GII連勝中と完全復活を果たした菊花賞馬アサクサキングスが堂々の主役を務める。3角の坂の下りからロングスパートできる淀の長丁場は最も得意とする舞台。加えてデキは絶好。3着だった昨年より相手が楽なここは、2つ目のGIが手を伸ばせば届くところにある。 地面を舐めるような屈辱から鮮やかに立ち直った。今、どん底の日本経済もお手本にしたいぐらいアサクサキングスが見事なV字回復を見せている。 昨暮れの有馬記念。ダイワスカーレットの圧倒的な強さに見ほれた大観衆が、思わず見落としてしまうほどの大敗だった。シンガリの14着。前年の菊花賞馬という輝きは完全に消え失せた。 このまま終わるのか…。いや終わるわけにはいかない。そこで陣営は、強力なカンフル剤を打ち込んだ。 「攻め馬をしっかり強化したんです。普段の坂路キャンターでも1秒ぐらい速くなるようにね。成績が悪かった昨秋は、夏場の調整が遅れたのもあるけど、東京への遠征が続いてなかなか攻め切れなかった。馬体維持を優先したことで力を出し切れなかった」と寺島助手は話した。 ケン土重来を期して、この春は地元の関西圏ばかりでローテーションを組んだ。その分、時間をかけてバリバリ乗り込めた。成果はすぐ出た。京都記念を完勝し、続く阪神大賞典も、JC馬スクリーンヒーローや菊花賞馬オウケンブルースリが重馬場に苦しむなか、力強い末脚でGII連覇を果たした。 激戦が続き、さすがにその後は疲れが出た。しかし、日ごろのケイコで「貯金」をつくっているだけに回復は早かった。 「2週前に坂路で15-15を乗ってから、馬がやる気になってきた。1週前も良かったし、もう心配ありません」 その1週前は栗東DWで6F82秒9、ラスト1F11秒4。終い重点とはいえ、ゴール前の勢いは際立っていた。 「もう馬体はできているので、いい状態で出走できる。菊花賞を勝っている得意の京都だし、昨年の天皇賞・春も3着だった。その時の上位馬がいないここなら楽しみ。何より昨年より勢いがあるからね。早めに馬体を併せる形に持ち込めれば」 アドマイヤジュピタ、メイショウサムソンがいない淀の2マイル。“空位”となっている古馬の頂点を3角、坂の下りから一気のロングスパートで奪ってみせる。
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