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天皇賞・春追い切り速報 アサクサキングス鋭伸

 長く過酷な淀の3200メートル。その道は、遠くフランスへとつながっている。
 「凱旋門賞にはすでに登録している。勝てばもちろん、行くつもりです」と寺島助手は言い切った。世界へ挑む礎を築けるか。アサクサキングスにとって、2度目の挑戦となる“春天”は非常に重要な戦いになった。

 昨年は有馬記念のシンガリ負けなど、ふがいない競馬が続いた。もう終わったのか。そんな外野の声を吹き飛ばすだけの活力をこの春は再び携えている。京都記念、そして阪神大賞典を連勝。菊花賞馬としての矜持(きょうじ)を確実に取り戻した。
 「去年の秋は東京への長距離輸送があって、ケイコを控え気味にしていたけど、この春はずっと地元で戦える分、調教量を増やした。それで状態が上向いたし、馬にも自信が出てきたみたい」と復活の経緯を明かした。
 この中間も迫力がある。栗東DWで行われた1週前も最後まで勢いを持続させた。「しっかりしていたね。一週ごとに動きは良くなっているし、何よりタフさが出てきた」と目を細めた。

 京都の長丁場は菊花賞を制した相性抜群の舞台。「去年は二千の大阪杯から天皇賞というローテで3着。でも、今年は三千の阪神大賞典がステップ。しかも、勝って臨むわけだから、流れも断然いい。父のホワイトマズルも欧州で活躍したし、あちらの馬場は合うはず。ここは日本の集大成ぐらいの気持ちでいる。何とか勝ちたい」
 完全復活を遂げた菊花賞馬が2つ目のGIの勲章を手に、淀から世界へと羽ばたくか。

 【最終追いVTR】四位騎手を背にDWコースで6F86秒4→69秒0→53秒9→39秒5→11秒6(末強め)をマークした。ヒラボクロイヤル(5歳オープン)を4馬身後方から追走。ゆったりとした脚取りで追いかけていき、ラスト1Fで並び軽く仕掛けられた。最後はクビ差前へ出てフィニッシュ。折り合いはスムーズで、最近の充実ぶりを感じさせる好内容だった。

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