その伏線となったのが、前々走の中山金杯2着。このレースから後藤騎手に乗りかわり、脚質転換。後方一気から、中団で脚をためる作戦が見事に奏功した。
「1600mの時はアンカツ(安藤勝騎手)さんが、マイル仕様の競馬(後方一気)をさせた。勝てなかったのは勝ち運がなかっただけ。勝ったから本格化したという言い方も変だが、毎回、重賞で上位争いをしてきたように、力はあった馬だからね。調子に変動はないし、数(レース)を使ってないから年の割りに馬も若い」と中鉢助手。
「相手より、自分の競馬をすれば自ずと結果はついてくる」と重賞2連覇に自信をのぞかせた。
【最終追いVTR】ダートを1周してポリトラックへ。ツルガオカハヤテ(古馬オープン)を2馬身追いかけ、直線に向くと内から合体。バネの利いた躍動感あふれるフォームで最後はクビ差先着した。5F63秒5→49秒3→36秒5→12秒0の時計も素晴らしく充実著しい。