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レジャー 2008年12月19日 15時00分
ディセンバーS アベコーの気になる推奨馬は!?
みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。 先週から開幕した中京競馬。今週も土曜日に重賞競走。「愛知杯」です。距離も先週の中日新聞杯と同じ芝2000メートル。ハンデ戦も同じ。牝馬同士の重賞とはいえ、なにかもうひと工夫あってもいいように思います。 愛知杯はこの時季に定着したのが2年前。いずれも人気馬同士の決着。今年はどうか。強力な主役が不在で、混戦が予想されます。私の予想はトウカイルナ。2走前の大原Sでヒカリシャトルをねじ伏せ、芝2000メートル1分59秒0。ラスト3F34秒5で差し切った末脚に復調のメド。長期休養明けから復帰後、確実に上昇カーブ。オープン・米子Sで5着、小倉日経オープンでも出遅れて4着。前走のエリザベス女王杯こそ大外を回り、成績を下げましたが、今回はハンデが53キロ。四位騎手を背中に楽しみです。 一方、阪神では「大阪スポーツ杯」。ここを待ちこがれていたコロナグラフが登場。ダ1800メートルは、<2201>と相性度はバッチリ。阪神ダートも2戦し、1着と2着。54キロのハンデで、一角崩しを狙います。 さて、中山のメーンは「ディセンバーS」。強力な主役が不在。見方によっては、どの馬からでも狙えそうです。中山の芝1800メートルで内回り。圧倒的に先行馬が有利な条件ですので、オースミダイドウやサンツェッペリンの逃げ残りも気掛かりですが、私が期待する馬は、長期休養明けを2度叩いたリキッドノーツ。というのも、2走前の毎日王冠。12着ながら、時計そのものは芝1800メートル1分45秒7と自己ベスト。当時は半マイル通過が47秒7。開幕週の古馬重賞クラスとしてはやや遅い流れ。それゆえ、ラスト3F33秒5の強力な末脚を駆使しても及びませんでした。 前走のキャピタルSは馬体が休養明けの時点よりも10キロ増。中間、いくらか楽をさせた印象です。それに2走目の反動が出たようにも思えます。 いずれにしても毎日王冠ではカンパニーと0秒6差、函館記念優勝のトーセンキャプテンと0秒2差。今回の手薄なメンバー構成から、まさにチャンス到来です。中山芝は<3412>の適応力。走りごろの3走目で◎です。
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レジャー 2008年12月19日 15時00分
ディセンバーS(オープン、中山芝1800メートル、20日) 本紙・橋本は実績上位トウショウシロッコを信頼
好走条件の整ったトウショウシロッコに◎。 前走の鳴尾記念は9着と惨敗したが、テン乗りが災いしたのか、本来は差し脚が持ち味の馬がハイペースで逃げまくり、自滅したものだけに度外視できる。 今回は手の内に入れている主戦・吉田豊騎手に戻り、舞台も重賞で2着2回、3着1回の実績を残しているベストの中山。 今週の坂路でラスト1F11秒9をマークしたように、中1週の疲れもまったくない。 オープン特別でメンバーは手薄。マツリダゴッホ相手に3着と好走した今秋のオールカマーだけ走れば、チャンスは十分。
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スポーツ 2008年12月19日 15時00分
サッカー クラブW杯C・ロナウドがお宝ヌード披露
サッカークラブW杯の準決勝が18日、神奈川・日産スタジアムで行われ、世界最優秀選手のクリスティアーノ・ロナウド擁する欧州王者マンチェスター・ユナイテッドが、ガンバ大阪を5-3で下した。注目のロナウドが1ゴールを含む圧巻のプレー。試合後も上半身ヌードでファンを魅了するなど主役がきっちり役割を果たし、南米王者リガ・デ・キトとの決勝戦に駒を進めた。 世界MVP男C・ロナウドが魅せた。 海外メディアではレアル・マドリードへの移籍報道が加熱しているロナウドだが、この日はピッチ外の雑音をかき消すかのように、マンUのエースとして躍動した。 キックオフ直後から次元の違う高速ドリブルで相手を置き去りにしたかと思えば、前半ロスタイムには打点の高いヘディングでゴールネットを揺らした。「前半は時差ボケがあるように見えたかも」とうそぶくが、後半もロナウドの独壇場だった。サイドで起点になり、ドリブルで内に切れ込んでチャンスメーク。試合終了間際のラストプレーではFKから十八番の無回転シュートも披露。今大会の主役は、ピッチで期待通り大車輪の活躍をみせた。 90分フル稼働で日本のファンを魅了したロナウド。その華麗なプレーひとつひとつに大歓声が止まなかったが、実はこの日、一番のどよめきが起こったのは試合後のひと駒だった。 G大阪のDF安田理大とユニフォーム交換した際に鍛え上げられた上半身を露わに。すると約6万7千人が詰めかけたスタンドから一斉にカメラのフラッシュが光り、黄色い歓声が鳴り響いた。 ロナウドといえば、かつてはゴールを決めた際にユニフォームを脱ぎ去り、ビルドアップされた上半身を披露するパフォーマンスで女性ファンを酔わせた。だが現在はFIFAでゴール後にユニフォームを脱ぐことが禁止されているため、その肉体美を拝む機会は激減。さらに「最近は試合後もインナーを着ていることも多い」(英紙記者)というだけに、この日の上半身ヌードは日本のファンに出血大サービスとなった。 主役の活躍で決勝に向けて弾みをつけた欧州王者。早くもファーガソン監督は「きょうの試合の結果を受けていくつか修正をしていきたい。特に後半はディフェンスに戻るのが少し遅かった。選手がもう少し早くディフェンスに入るように、ポジションを変える動作を早くしていきたい」と南米王者との頂上決戦を見据えていた。 いよいよ南米王者リガ・デ・キトと21日に神奈川・日産スタジアムで激突するマンU。絶好調のロナウドが赤い悪魔を99年以来2度目の世界一に導く。○ガンバ健闘 3点もぎ取る ガンバが健闘した。前半、セットプレーからビディッチとロナウドにヘッドで2点を許したものの、後半にはガンバの攻撃サッカーがマンUを脅かした。 まず後半28分、FW山崎雅人が相手DFラインの間に走り込み、右足を振り抜き流れを断ち切る反撃弾。1点差まで詰め寄り「横浜の奇跡」が見えかけたが、これが赤い悪魔を本気にさせた。 途中交代で入ったルーニーの2得点を含む、5分間で3失点。それでもガンバは攻撃的サッカーを貫いた。PK職人のMF遠藤保仁が必殺「コロコロPK」で追加点。終了間際にはMF橋本英郎がゴール前でフリーになり、欧州王者からなんと今季(プレミアリーグ)最多失点となる3点目を奪った。 世界屈指のビッグクラブ相手にボール支配率も51%と、マンUを上回る大健闘。ロナウドが「相手はファンタスティックだった」と称賛するほどだった。
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スポーツ 2008年12月19日 15時00分
石井慧 ヒョードルと合体か?
北京五輪柔道100キロ超級金メダリストで、プロ格闘家の石井慧が18日、公の場で初めて米・総合格闘技団体UFC挑戦を表明。さらに練習拠点を海外に移すことを明言した。 この日、明治大学で行われた映画「チェ 28歳の革命」の記者会見に特別ゲストとして招かれた石井。チェ・ゲバラの顔がプリントされた赤いTシャツを着て登場し「先日、柔道界でプチ革命を起こし、大学を追われました」と石井節で会場を爆笑の渦に包んだ。 これまで公の場では主戦場について明言を避けてきた。だが、12月19日が誕生日ということもあり、22歳の目標を問われると「アメリカでやっていこうと思いますので、これからの革命を見ていてください」と宣言。さらに「格闘技で頑張って世界チャンピオンになりたいと思います」と学生の前で誓った。 イベント後には「UFCか、出られなければその下のWECで」とUFC挑戦を明言した。 また今後の練習拠点についても言及。一部報道では米国に移すとされていたが「練習はアメリカかロシアかで迷っているところ。付け焼刃では通用しないと思う。デビューまで1年くらいはかけたい。ロシアに誰がいるか考えて見てください」 ロシアといえば、元PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードルの母国である。“60億分の1の男”の下に弟子入りし、緊急合体の可能性もある?
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芸能 2008年12月19日 15時00分
歌蔵のロッケン問答 MAGUMI後編
MAGUMIとの対談の後編は、今年3月9日、肺がんで亡くなった元レピッシュのメンバー、上田現さん(享年47)の話が中心。彼のユニークな人がらが偲(しの)ばれる。 −−ところで音楽的影響を受けたビートルズは4人組でレピッシュは5人だけど、マグミさんってビートルズのメンバーに例えると誰になるのかな? 「う〜ん、そうだねえ。あえていうならリンゴ・スターかな?」 −−それは面白い(笑)後方だけどリンゴもステージの真ん中にいるしね。それにバンドのマスコット・キャラクターでした。 「ある種のムードメーカーだし。一番カメラがあっても物怖(お)じしない。おれ、ジョンでもないしポールでもないしなあ。キーボードの(上田)現ちゃんがジョンでギターの(杉本)恭一がポールかな。ベースのタツが年下でジョージだね」 −−その現ちゃんが今年の3月に亡くなりました。 「おれ、最後の3日3晩一緒にいたからね。お別れはちゃんと言えたし、良かったと思う。けどやっぱり寂しいよね…」 −−現ちゃんは生前、レピッシュは脱退して元ちとせをプロデュースしたりしてましたよね。 「現ちゃん、バンドを抜けてたけど別れてはなかったんだよ」 −−現ちゃんってどんな人でした? 「いい加減な男だったね(笑)で、みんなのアイドル。レピッシュに一番理論的なものを持ち込んだ男。でもすぐに恭一が追い抜いて行ったけど(笑)。それに現ちゃんは新しいものを聴かない! デビッド・ボウイとトーキング・ヘッズとケイト・ブッシュ。この3つしか聴いてなかった(笑)。ビートルズもツェッペリンも知らんかった」 −−それ一般のリスナー以下ですよ! それで「ワダツミの木」を作るんだから、やっぱり天才なんだろうなあ…。 「自分の感覚で体現していったんだろうね。レピッシュのようなバンドに入るのが彼の運命だったんだよ。最初はもう1人ギターを入れようと思ってたんだから。そのころはおれもボーカルじゃなくて、ティンパルスを叩いたりトランペット叩いたりしてたんだ。バンドの変わった色、というのが俺の役目だった。で、ボーカルが抜けておれがボーカルをやることになって、もう1人誰か入れようという時に、同じ音楽サークルの中で1人寂しそうにしている現ちゃんを見つけた(笑)。MTRとかも持ってて、家に遊びに来ないって現ちゃんが誘うんで、現ちゃん家に行って録音したりして、『なんだ現ちゃん、うちのバンド入りたいんだ?』って聞いたら『う〜ん、そうとも言えるなあ』って(笑)」 −−レピッシュは解散したわけじゃないんですよね? 「うん。おれ、解散、再結成とか好きじゃないから。ずっと活動休止。20周年ライブもやったし現ちゃん追悼ライブもやったからね」 −−マグミさん自体の今後のビジョンは? 「今後も音楽を作っていくしかない。歌蔵くんたち伝統芸能は、先人たちの芸を継承しながら自分たちのオリジナルの芸を磨いていくんだろうけど、おれたちの場合は完全なオリジナルを作っていくんだよね。その楽しさを知っちゃったんだ。1万年後に歌蔵くんの『らくだ』が聴けるかも知れないけど、おれたちレピッシュとかの楽曲も残ってるかもしれない」<プロフィール>MAGUMI 1963年9月24日生まれ。日本スカ・パンク界のルーツ、LA-PPISCHのボーカル&トランペットとして87年のデビューから現在まで精力的にライブ活動やアルバムをリリース。01年からは並行してソロ活動も開始。今年6月には、渡辺蕗子(exショコラータ、スリル)、いしだ壱成の3人からなるユニットVenus&Marsとして、ファーストアルバム「Blueprint」をリリース。
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芸能 2008年12月18日 15時00分
グラドル直撃インタビュー 小池唯
「週刊ヤングマガジン」(講談社)主催の「ミスマガジン2008」で、セミファイナリストから「ミスマガGyaO賞」に選ばれた小池唯(17)のソロDVD「マガジンメイト 小池唯」が好評発売中だ。今が食べごろのフルーティ娘、唯ちゃんに話を聞いたゾ! −−まずは「ミスマガGyaO賞」に選ばれた感想を。 「もうビックリ! 選ばれるなんて思ってなかったんで、うれしかった。何で選ばれたのかは…よく分かりません(笑)」 −−DVDを出すことになった感想は? 「14歳のときにDVDを2枚リリースして以来、2年ぶり。久しぶりなので、とてもうれしくって。それに“マガジンメイト”は年の近いコばかりで、一緒にお仕事していて楽しいです」 −−どんな内容なの? 「サイパンでロケしてきたんですが、一緒に『GyaO賞』に選ばれた奏木純ちゃんと遊んでいるシーンとか。岩場で撮影したシーンが大人っぽい感じで気に入ってます」 −−サイパンで一番楽しかったことは? 「ロケの最終日はフリータイムで、めいめいが海に行ったりゴーカートで乗ったり、いくつかのコースに分かれて遊んでました。私と純ちゃんはメイクさんたちと一緒にプールで泳いだんですが、自分の水着を持ってこなかったので撮影用のを借りまして(笑)」 −−逆にハプニングは何かあった? 「実は私、泳げなくて(笑)。そのプールが途中で急に深くなっていて、おぼれちゃったんです。で、ホテルのライフセーバーの方に助けていただきました。しかも、泳ぎ終わったらまたメイクしてもらって(笑)。水着もメイクもお仕事用なのに、プライベートで使いまくってしまいました」 −−ここを見て! っていうオススメのシーンを。 「純ちゃんとボウリングゲームで勝負したシーンです。負けたほうが苦手なものを食べなきゃいけなくて。結果ですか? 私が負けて鳥のレバーを食べさせられました。今思い出しても、パサパサした食感が…オエッて感じです」 −−では、個人的にお気に入りのシーンは? 「都内のスタジオで、制服姿でリズムに乗りながらダンスを踊っているシーン。私、ダンスが好きなんですよ。それから、都内のプールで浮き輪につかまって、プカプカ浮いているシーンもお気に入りですね」 −−純ちゃんとは仲良し? 「同じ学校で生年月日も一緒です。入学したとき、前の席の人に話しかけたら、それが純ちゃんで。いろいろお話しするうち『私の誕生日は4月4日だけど、純ちゃんは?』って聞いたら『私も4月4日よ』『えーっ!』」って感じでした。 −−将来どんなタレントになりたい? 「いろいろチャレンジしていきたいです。演技も勉強したいし、バラエティにも出てみたい」 −−(15日発売の「ヤングマガジン」の)グラビアに初登場しました。 「うれしいことはうれしかったんですが、学校のみんなに見られるのが何より恥ずかしかったですね。特にヤンマガは日本中のコンビニやキオスクに並んでますし」 −−正月早々、秋葉原でイベントをやります。 「純ちゃんと1月11日(日)に。午後2時からソフマップ秋葉原アミューズメント館、午後5時から石丸電気ソフトワンです。2年前にDVDを出したときもイベントに出たんですが、今は当時と周囲の環境が違いますから。ちょっと不安はありますけど、楽しみのほうが大きいですね」 −−では、最後にひと言。 「今回のDVDで、大人になった私をぜひ見てくださいね」<プロフィール> こいけ ゆい 1991年4月4日生まれ。埼玉県出身。T157、B78W61H83。A型。趣味=音楽・映画鑑賞、プリクラを撮ること、散歩。特技=書道(4段)、吹奏楽。今秋、奏木純、望月美寿々、森はるかの4人で“マガジンメイト”を結成。
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レジャー 2008年12月18日 15時00分
美浦黄門・橋本記者がブレイクランアウト陣営を直撃
東西から素質馬が出そろい、群雄割拠の様相を呈す朝日杯FS。果たして、今年の2歳王者に就くのはどの馬か…。美浦黄門こと橋本千春記者が白羽の矢を立てたのは、外国産の大物ブレイクランアウトだ。いちょうS、東スポ杯2歳Sとも力を出し切れないまま敗れており、陣営は必勝態勢で挑む。ケイコ役の斉藤助手から“秘策”を聞きだした。 −−前走の東スポ杯2歳Sは惜しかったですね(クビ差2着)。 斉藤助手「直線で勝ち馬に併せにいった時、フワッとしてしまった。結果論ですが、離れていれば武豊騎手が言っていた通り、弾けたかもしれないですね。課題は残ったけど、終いは一番いい脚を使ったように収穫もありました」 −−課題を克服する処方せんは見つかりましたか? 斉藤助手「追い切りを工夫して、負荷をかけています。今週も、並んでから闘争心を引き出すことに主眼を置き、2頭の間を割る形でやった。気持ちが一段と前向きになってきました」 −−牡馬にしては小柄(前走時436キロ)ですが、成長の度合は? 斉藤助手「使った後の回復が早く、カイバもよく食べている。ケイコを積みながら体が増えているのは、それだけ体調のいい証拠。レースは440キロ台で出走できるでしょう」 −−中山コースは? 斉藤助手「コースも右回りも初めて。でも、環境の変化に動じない強い精神力が備わっているから大丈夫。それに、普段は右回りでケイコをやっているしね」 −−レースを分析してください。 斉藤助手「マイルはデビュー戦でベストパフォーマンス(0秒7差)を披露していて、適性は高い。それに、有力どころが前に行くのでペースが速くなりそう。この馬にとって、展開はおあつらえ向きだね」 −−最後に意気込みをお願いします。 斉藤助手「まだ底を見せていないし、この秋一番のデキで臨めるのは大きいね。スムーズな競馬ができて、この馬の力を出し切ればチャンスは十分あると信じてます。応援してください」
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レジャー 2008年12月18日 15時00分
朝日杯FS追い切り速報 フィフスペトル万全
函館チャンプから2歳王者へ。フィフスペトルが背水の陣で挑む。 1番人気に推された前走の京王杯2歳Sはゲットフルマークスの0秒2差2着に終わった。「勝った馬はすんなり逃げて、スムーズな競馬。こちらは休み明けだったし、インに入って窮屈な場面があった。展開のあやといえばそうだけど、鞍上(三浦騎手)がちょっと相手に合わせるようなレースをしてしまったのが不満だね」と加藤征調教師。「それでも終いは伸びてきたし、次につながる内容だった」と評価している。そして、今回はこの秋GI2勝と絶好調のルメール騎手に鞍上をスイッチ、より万全を期してきた。 久々を激走した反動もなく、中間も順調そのもの。1週前追い切りはWコースで併せ馬で行われ、5F67秒7、ラスト1F12秒5(強め)で併入した。「先週も反応が良かったし、今週の水曜も坂路で軽めを2本乗ったが、いい感じ。もう体はできている。木曜日はルメール騎手に乗ってもらって併せ馬でやる予定だが、(坂路800メートル)51、52秒台でサラッとでいいよ」と加藤征師は仕上がりの良さをアピールする。 中山、マイルとも初めてになるが、「自在に立ち回れる馬だし、むしろ中山の方が競馬はしやすい」と同師。ケイコ役の山田助手も「学習能力が高くて、どんな競馬でもできる」という。「最初からレベルの高いところに目標を置いてやってきた馬だからね。マイルくらいが一番合うと思う」と同助手は腕を撫す。キングカメハメハ産駒のGI初Vへ条件はそろった。 【最終追いVTR】500万のブルーミンバーに2馬身先行する形でスタート。終始、馬なりで、そのままリードを保ってフィニッシュ、800メートル53秒1、ラスト1F12秒3をマークした。「とても気分良く走っていた。態勢は万全だし、この馬で秋3つ目のGIを獲りたいね」とルメール騎手。
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レジャー 2008年12月17日 15時00分
朝日杯FS追い切り速報 セイウンワンダー仕上がり抜群
真夏に見せたど根性は健在だ。2歳チャンピオン決定戦「第60回朝日杯FS」(JpnI、中山芝1600メートル、21日)の最終追い切りが17日、東西のトレセンで行われ、栗東ではセイウンワンダーが休み明けを感じさせない動きを見せた。不良馬場だった新潟2歳Sを大外一気で制した卓越した決め手を磨くため、この中間はじっくり調整に努めてきた。脚元の不安もすっかり解消。父グラスワンダーに続く父子制覇に挑む。 ほんの少し生じた狂いもすぐ修正できた。この中間、蹄球炎を発症して、東スポ杯2歳Sを自重したセイウンワンダーだが、大一番にはきっちり間に合わせてきた。 「体形的なものもあってポッテリ映るかもしれないけど、決して太めではない。脚元の心配もなくなったし、スカッとした状態でレースを迎えられる」と領家調教師はうなずいた。 10日に栗東CWコースで行われた1週前追い切りは6F84秒9、ラスト1F12秒6。前週のやや重苦しかった動きから一変。併せた相手を1秒以上突き放す本来の鋭い決め手が戻ってきた。 その武器を最大限生かしたのが前走の新潟2歳Sだ。スタートで後手を踏み、道中は最後方。1番人気の馬が不良馬場で一番後ろに控えざるを得ない展開に、スタンドは大きくざわめいたが、さらにわいたのが直線だ。荒れた馬場の内側を避け、馬群が馬場の真ん中を通る中、ワンダーはさらに外ラチ沿いへ進出。長い直線をフルに生かして差し切った。 1999年の有馬記念でスペシャルウィークをぎりぎり差し切った父グラスワンダーを思い起こさせるスパートだった。その父も97年に制した朝日杯。一度しかチャンスがない父子制覇をぜひ決めたい。 「レコード勝ちした馬もいるけど、こちらは雨でも晴れでも力を出し切れる強みがある。この馬の力さえ出せば好勝負になる」と期待していた。 【最終追いVTR】単走で終い重点に追われた。直線でビッシリ追われるとグイッとハミを取って力強く伸びた。やや頭の高い走法だが、反応は上々。一頓挫あった影響もなく、仕上がりは抜群だ。
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スポーツ 2008年12月17日 15時00分
新日本プロレス 蝶野正洋裏切りの背景
新日本プロレスの“黒いカリスマ”蝶野正洋が16日、1・4東京ドーム大会で5度目の防衛戦に臨むIWGPヘビー級王者の全日本プロレス、武藤敬司にまさかのエールを送った。至宝奪還が叫ばれる中、敵に塩を送った背景には蝶野のしたたかな“黒い野望”がチラつく。 黒いカリスマが外敵王者にまさかの援護射撃だ。 来年のドーム大会でIWGPを奪還すべく、TNA遠征から帰国した棚橋弘至を次期挑戦者に擁立した新日プロ。その棚橋は、先のシリーズで10連勝を成し遂げ、タイトル戦に向け絶好調だ。 至宝奪還に向け磐石の態勢を整えつつあるが、蝶野は「ここまできたら(どっちが勝つか)当日まで分からない」と分析。その上で「同年代でここまでやっているのは非常にうれしい。武藤さんには頑張ってほしい」とエールを送った。 新日本サイドとすれば、武藤を王座から引きずりおろすことが最優先課題のはず。にもかかわらず、なぜカリスマは外敵王者を応援するのか。かつては“闘魂三銃士”として苦楽を共にした英雄とはいえ、今は敵。武藤にエールを送ることは背徳行為ともいえる。 「団体を背負っている闘いという感じがしない。棚橋VS武藤という個人の闘いという印象。新日本は会社をあげて獲りにいくという選択をしなかった。11月くらいに(挑戦者に)オレが上がってきてもおかしくなかった」と指摘。棚橋を新日プロの代表として送り出すことにも異議を唱えた。 理由はある。「武藤さんは(IWGPと三冠の)2冠を持っている。グレート・ムタっていうチャンピオン像がいまいち話題になっていない。みんなが目を向けているものは好きじゃないし、アンダーグラウンド的な存在の方がおもしろい。逆に三冠の方が興味があるね」。黒いカリスマは、武藤にエールを送ることで、全日本の至宝を持つムタに挑戦することをもくろんでいる。 この日は、26日のPREMIUM東京・後楽園ホール大会に出場する、ヤングライオンの岡田かずちか、吉橋伸雄、ゼロワンMAXの植田使徒を、星野勘太郎総裁とともに指導。ロープワークやスパーリングなど基本を教え「前に出る気持ちと、もう一歩我慢できるかを見せてほしい」と語った。突如、ムタに興味を示した蝶野。タイトル戦線に、黒い足音が忍び寄りつつある。