先週から開幕した中京競馬。今週も土曜日に重賞競走。「愛知杯」です。距離も先週の中日新聞杯と同じ芝2000メートル。ハンデ戦も同じ。牝馬同士の重賞とはいえ、なにかもうひと工夫あってもいいように思います。
愛知杯はこの時季に定着したのが2年前。いずれも人気馬同士の決着。今年はどうか。強力な主役が不在で、混戦が予想されます。私の予想はトウカイルナ。2走前の大原Sでヒカリシャトルをねじ伏せ、芝2000メートル1分59秒0。ラスト3F34秒5で差し切った末脚に復調のメド。長期休養明けから復帰後、確実に上昇カーブ。オープン・米子Sで5着、小倉日経オープンでも出遅れて4着。前走のエリザベス女王杯こそ大外を回り、成績を下げましたが、今回はハンデが53キロ。四位騎手を背中に楽しみです。
一方、阪神では「大阪スポーツ杯」。ここを待ちこがれていたコロナグラフが登場。ダ1800メートルは、<2201>と相性度はバッチリ。阪神ダートも2戦し、1着と2着。54キロのハンデで、一角崩しを狙います。
さて、中山のメーンは「ディセンバーS」。強力な主役が不在。見方によっては、どの馬からでも狙えそうです。中山の芝1800メートルで内回り。圧倒的に先行馬が有利な条件ですので、オースミダイドウやサンツェッペリンの逃げ残りも気掛かりですが、私が期待する馬は、長期休養明けを2度叩いたリキッドノーツ。というのも、2走前の毎日王冠。12着ながら、時計そのものは芝1800メートル1分45秒7と自己ベスト。当時は半マイル通過が47秒7。開幕週の古馬重賞クラスとしてはやや遅い流れ。それゆえ、ラスト3F33秒5の強力な末脚を駆使しても及びませんでした。
前走のキャピタルSは馬体が休養明けの時点よりも10キロ増。中間、いくらか楽をさせた印象です。それに2走目の反動が出たようにも思えます。
いずれにしても毎日王冠ではカンパニーと0秒6差、函館記念優勝のトーセンキャプテンと0秒2差。今回の手薄なメンバー構成から、まさにチャンス到来です。中山芝は<3412>の適応力。走りごろの3走目で◎です。