ちゃん
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レジャー 2009年03月24日 15時00分
高松宮記念(GI、中京芝1200メートル、29日) キンシャサノキセキ もう銀メダルはいらない
昨年(2着)の雪辱を期すキンシャサノキセキに、暗雲が垂れこめた。その原因は、前哨戦のオーシャンSでよもやの10着と背信的な大敗を喫したことがすべてだ。 いったいレースで何があったのか? 堀調教師は戦前、次のようにレースを展望していた。「休み明けで)八分の仕上げだけど、それでも良馬場なら実力的にチャンスはある」。確かに、昨年の短距離2冠(2)(2)着の実力をもってすれば、たとえ八分のデキでも勝てるメンバー構成だった。 ところが、最も心配していたことが現実になったのだから、不運といえばあまりに不運。見えない敵(道悪馬場)にチャンスの芽を摘まれてしまったのだ。 「負けたのは残念だけど、敗因は道悪と明らか。それに、着順ほど差(0秒3)はなかったし、悲観はしてませんよ」と気丈に振る舞った。天気とケンカしても勝てる道理はなく、すでに気持ちはリセットされていた。 「幸い使った後も反動が出なかったのは何より」と笑顔を取り戻したトレーナー。その目安となった1週前追い切り(19日)は、南Wコースの大外をぶん回り、6F83秒3→68秒6→54秒2→40秒4→13秒3を一杯にマーク。意欲的な攻めで本番に向けて、確実に一歩を踏み出した。 「きょうは息をつくることに主眼を置いて、長目からやりました。大幅に良くなった感じはないが、使った分、上積みは見込めるでしょう。(一年越しの)大目標のレースだし、気持ちの面でしっかりつくっていきたい」 こん身の仕上げで勝ちに行く決意が、手に取るように伝わってきた。 スタートでつまずき、土俵際に追い込まれたキンシャサノキセキだが、神が与えたこの試練も、天気が意地悪をしない限り、乗り越えられるはず。陣営はもとより、ファンも栄冠達成のシーンを信じている。
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社会 2009年03月24日 15時00分
永田町血風録 献金問題で傷を舐め合う与野党
民主党の山岡賢次国対委員長や鳩山由紀夫幹事長の口から「(衆院解散で)国民に信を問え」といったコメントが、このところほとんど聞かれなくなっている。 山岡は共闘しているはずの野党の同じ国対委員長、共産党の穀田恵二、社民党の日森文尋と個別に会って、平成21年度予算関連法案について話し合い、「この不景気の時、やたらと審議の引き延ばしをしても意味がない。とにかく年度内成立に応じよう」と持ちかけたが、穀田は反対、日森も回答を保留した。 「なにも、そう急いですることはない。野党各党が個別に、それぞれ行動すればいい」という考えが民主党を除く野党間にあるのは確か。さながら、同床異夢だ。 なぜ山岡がこんな言動をするようになったか。いうまでもなく小沢一郎代表の秘書が、公共事業受注企業(西松建設)からの政治献金問題がある。小沢は「この献金による逮捕は国策捜査だ」と発言。国民の間に「やっぱり小沢だね。田中(角栄・故人)、金丸(信・故人)のカネにまつわる悪いところをそのまま引き継いでいる」といった自身への不信を、なんとか払拭しようとしてのものだった。 今までの民主党の主な役どころは“小沢教”であり、党内では誰一人として小沢に対しては口も利けなかった。しかし、小沢の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件を受け、党政治改革推進本部役員会で政治資金規正法の見直しが俎上に乗せられた。もちろん、その議論の中心になるのが「公共事業受注企業からの政治献金全面禁止」を打ち出すかどうか。小沢の判断次第だが、小沢はことのほか慎重な姿勢を示している。 一方の自民党も西松建設からの資金提供(パーティー券など)で閣僚などがスネに傷を持っている。あまり“大口”は叩けない立場にある。 国会で、これでもかとばかり中傷合戦を展開していた自民党と民主党はなぜか示し合わせたように、この献金問題などカネのことは言わなくなっている。 共産党や社民党は、このチャンスを逃している。社民党内には、今回の事件は共闘している民主党のエラーで、あまり接近して自分たちも砂を被りたくないと、そんな姑息なことを考えて一歩、下がっているフシさえある。国会で積極的に議論に加わらない方がいい、と言わんばかりなのだ。 そんなわけで、国会におけるカネと政治の問題は、四海波静かの状態。 「与野党とも同じ傷を舐め合っている。鳩山も言わないし、山岡も民主党内で口をつむんているのは、口を開いてシッポを掴(つか)まれたくないからだ。自民党にしても、そうだ。藪から蛇でも出したりしたら、今は致命傷になる」(政治ジャーナリスト) 自民党、民主党ともに今は、“イワザル”の心境なのだ。(文中敬称略)
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スポーツ 2009年03月24日 15時00分
新日本プロレス 後藤が棚橋とのIWGP戦熱望
新日本プロレス春のG1を制した“荒武者”後藤洋央紀が23日、都内の同事務所で会見に臨み、現王者の棚橋弘至に必勝を厳命。さらに自身3度目となる王座挑戦に、盤石の態勢で臨むためのマル珍プランも明かした。 春のG1初制覇で“変則G1夏春連覇”を果たした。5・3福岡大会では4・5両国大会のIWGPヘビー級チャンピオン棚橋VSカート・アングルの勝者とタイトル戦が決まり「初めてIWGPに挑戦したときに棚橋に勝てなかった。だから彼とやりたい」と現王者とのリベンジ戦を熱望。 チャンピオンシップに全力投球するため、できる限りの手を打つ。昨夏のG1賞金を「すべてタクシー代に使った」という後藤は、今回の賞金も「全部タクシー代に」という。痛めている左ヒザに負担をかけないために優勝賞金500万円をすべてタクシー移動費にあて体調管理を徹底する。 この日は4・5両国大会の追加カードが発表され、後藤は永田裕志と組み、矢野通&飯塚高史と激突することが決まった。また、大森隆男が中西学とのワイルドチャイルドを1年3カ月ぶりに再結成し、ジャイアント・バーナード&カール・アンダーソンと対戦。
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芸能 2009年03月23日 15時00分
東京マラソン 女子アナになるには持久走力が必要!?
都心の名所を駆け抜ける第3回東京マラソン(西新宿・都庁〜有明・東京ビッグサイト)は22日、国内外のトップアスリートや市民ランナー約3万5000人が参加して盛大に行われた。今年の中継局フジテレビからは初のフルマラソンとなる平井理央アナウンサー(26)が出走し、小雨の降りしきる中、びしょ濡れになって涙のフィニッシュ。昨年の日本テレビ女子アナ軍団に負けずど根性をみせつけた平井アナだが、今後も回を重ねるごとにハードルが高くなるのは確実。女子アナの“持久走力採用”が現実味を帯びてきた。 ゴールした瞬間、平井アナの目から大粒の涙がこぼれた。タイムは5時間1分35秒。目標としていた5時間切りはわずかに及ばなかったが、フルマラソン初挑戦でこの記録なら大健闘といっていい。さすがは学生時代にバレーボール部で鍛えたど根性娘だ。 しかし独特の内股走法で42.195キロを走りきったダメージは大きく、“黄金のふくらはぎ”には痛々しいほどテーピングが巻かれていた。 それでも平井アナはツラそうな表情ひとつみせず、「沿道から『がんばれ、がんばれ』と声援が聞こえてきてとても嬉しかったです。本当に幸せです。喜んで飛び跳ねたいけど、足がパンパンでできない…(笑)」などと素直に喜んだ。 この日に向けて約4カ月間積み重ねた練習では、引退したQちゃんこと高橋尚子さんと並走するなどトップアスリートの走り方学んだ。やるべきことをやり、持てる力のすべてを出しきっただけに完走は嬉しかったのだろう。平井アナの父母と“そっくり”の姉もゴール前に駆けつけ、祖母のつくった小旗で出迎えられた。感動のシーンだ。 民放テレビ関係者は「来年の中継局は再び日テレとなる。今回ほんわか系のフジ平井アナが感動ランを呼んだことで、次に走る日テレ女子アナ軍団のハードルは高くなった。完走だけでなくタイムを求める流れになるだろう。各局とも持久走力のある新人アナウンサーを採用しなければ、そのうち視聴者の期待に応えられなくなるのではないか」と心配した。 視聴者はある意味残酷だ。同じようなサプライズでは満足しなくなり、さらに上をゆく感動を求めるようになる。しかし、いくら体力のある女子アナであっても、フルマラソンで好記録を叩き出すのは難しい。 石原慎太郎都知事(76)はレース前、ランナーに期待することを「無理をしないでもらいたい。それを願うだけ」と話していた。しかし、願いもむなしくこの日もタレントの松村邦洋(41)がレース中に倒れて病院に運ばれるハプニングがあったばかり。無茶なレベルアップにつながらないことを祈るばかりだ。 平井アナはゴール直後、報道陣に囲まれてもイヤな顔ひとつせず応じた。プロ根性のなせる業といっていい。しかし、質疑応答を終えた後は緊張感が途切れたのか、スニーカーの靴ひもがほどけたまま足をひきずるように歩いた。その脚線美には定評があるだけにファンはさぞかし心配だろう。○平井アナのファッションチェック 平井アナのランニングファッションはキュートだった。トリコロールカラーのアロハ迷彩柄ひざ上スパッツに、黄色いミニワンピースふうのシャツを合わせた。アウターは白いパーカー。足元はシルバーの入った白いスニーカーで引き締め、美脚を隠さない短いソックスでまとめた。レース直前、栄養系ゼリーをチュウチュウ吸っていた。 ランニング中は、沿道に詰めかけた136万人の声援に終始笑顔を絶やさなかった。フジの中継でゲスト解説者の増田明美さんが「いつも平井さんの脚はきれいだとほれぼれしていた。ちょっと内股の走り方ですが見事です」などとほめちぎっていた。
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社会 2009年03月23日 15時00分
東京マラソン 石原知事“セレブランナー枠”構想に意欲メラメラ
3年連続で東京マラソンの号砲を鳴らした発案者の石原慎太郎都知事は22日、来年以降の大会運営組織を法人化する決意を示した。背景には出走するための競争率が7.5倍と厳しい抽選になったことがある。一般参加費より多く払ってでも走りたいという熱狂的ランナーの要望を受け、“セレブランナー枠”を設ける構想が熱を帯びてきた。貧乏人は走れなくなるのか。 最終ランナーを出迎えた石原知事は「毎回感動する。やってよかった」と満足感いっぱい。次回大会に向けた課題を「組織の法人化」と言いきった。 この日、知事を感動させた約3万5000人のランナーの陰には、抽選にはずれた7.5倍の市民ランナーがいる。フルマラソンは前回大会より約10万人応募が増え、22万6378人中、当選した3万人が走った。第1回大会は3倍、昨年の第2回大会は4.7倍と競争率は激化の一途をたどっており、くじ運の悪いランナーの究極の救済策をとるためにも法人化する必要があるという。 石原知事は19日の会見で東京マラソンについて「何十万円出してもいいから走らせてくれ、ってランナーがいるんですよ。これは組織を法人化しないとできない。仮に10〜20万円出しても走りたいって人がいるならばその額をありがたくいただいて、(正規の出走料を引いた)残りの9万円なり19万円なりをチャリティーに使うのは、いまの組織じゃできないんでね。マラソンの主体者を法人化することでちゃんと監査も入れて(組織運営を)透明なものにする努力をする」と構想を明かしていた。 あと1000人ならば出走枠を増やせるとの見込みを示し、「プラスアルファする人がいたら(金額の)高い順にいただいて、だんだんせり上がって『100万円でもいい』って人がいるかもしれない。そういう人には出してもらってだな、有効に使えたらと思っている」とオークション方式でセレブ枠を新設することに意欲をみせた。 金持ちを対象とする構想だけに庶民にはシラける話。しかし、差額がチャリティーに使われるのであれば結構なこと。果たして実現なるか?
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芸能 2009年03月23日 15時00分
「セント・フォース」がプレゼントを禁止したのはナゼ?
小林麻央(26)、皆藤愛子(25)、八田亜矢子(24)ら数多くのキャスターが所属する「セント・フォース」が今月に入ってHPでファンに対し自社の所属キャスターへのプレゼント禁止を通達した。タレント顔負けの人気を誇るキャスターを多く抱える同事務所。芸能プロダクションの常識からすれば異例の“プレゼント禁止令”が出されたのはなぜなのか? 「セント・フォースの所属タレントは写真集発売記念イベントなどファンと直接触れ合うイベントを行うこともあり、プレゼントは多い。しかし、危機回避のため中身をいちいちチェックしなければならない。事務所に送られてくるプレゼントも同じこと。今抱えているスタッフがそのチェックまでこなしては人手が足りなくなる。もはや、同社は大手芸能プロと変わらない」(放送作家) おそらく、ファンにとってはがっかりであろう“プレゼント禁止令”が通達されたのは今月4日。HP上で突然、「弊社宛にお送りくださる所属キャスター宛のプレゼントに関し、誠に勝手ではございますが、今後はご遠慮していただきたく、お願い申し上げます。手紙に関しましては、これまで通り責任を持ってお預かり致します」と記載された。 「本当はプレゼントだけではなく、手紙も禁止しなくては意味がない。かつては、人気男性アイドルと共演、交際した女性タレントにかみそりの刃が入った手紙が送付されたこともあるように、手紙も十分危険なんです」(同) ちょっと過敏な反応に思えるが、同社の“苦い過去”からすれば、遅すぎる対応だったという声もある。 「2005年10月、当時、フジテレビ系の『めざにゅ〜』で人気だった杉崎美香のエッセイ発売記念イベントが、ネットでの杉崎に対する殺人予告が原因で中止になった。おそらく、そのたぐいの不吉なプレゼントが届いたこともあったんでしょう」(フジテレビ関係者) それが今回の“プレゼント禁止令”につながるのかは不明だが、「2ちゃんねる」では自ら“犯人”と名乗る人物の書き込みが先ごろ話題になった。 「『オレのせいでプレゼントが禁止になった』という書き込みがあり、おそらく生理用ナプキンのことだと思うのですが、『花やお菓子と一緒に生理用ナプキソも送った』としている。とはいっても、そんな書き込みは日常茶飯事だから直接の原因ではないでしょう。宝石やブランド物など、あまりにも高価なプレゼントを贈るファンもいて事務所が後ずさりしたようです」(芸能ライター) 事務所の“イメージ戦略”も影響した可能性は否定できない。 「今後、TBSを3月末で退社する小林麻耶も所属すると思われますが、才色兼備の女性タレントとは一線を画した“高嶺の花”をそろえすぎたため、ファンは高価なプレゼントを贈って少しでも近づこうとしたのかもしれません」(同) いずれにせよ、“プレゼント禁止令”は苦渋の決断だったようだ。
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スポーツ 2009年03月23日 15時00分
王と長嶋〜プロ野球を国民スポーツにした2人の功労者〜(9)金メダルを獲得して国民栄誉賞を
アテネ五輪日本代表監督に就任した長嶋さんは、「For the Frag」(日の丸のために)をスローガンにして、ファンが差し出す色紙にも喜んで書いた。 アテネ五輪で日本国民が悲願とする金メダルを獲得。誰からも祝福されて国民栄誉賞を受賞するというのが、長嶋さんが描いていたシナリオだった。名誉欲には無縁の長嶋さんだが、国をかけて戦うオリンピックには特別の思い入れがある。 「世界トップのアスリートたちが集う五輪は、見ているだけで勉強になる」と公言するほどだ。充電生活中のソウル五輪の時に、カール・ルイスに向かって「ヘイ、カール」と呼びかけた長嶋伝説は有名だ。が、長嶋さんがアテネ五輪で金メダル獲得に執念を燃やしたのは、「日本国中を熱狂させ、野球人気をもう一度燃え上がらせるというのと同時に、生きている間に国民栄誉賞を受章するラストチャンスだという思いがあったのも事実だ」と、長嶋さんの側近たちは認める。 ハンク・アーロンのメジャー記録を抜く756本塁打を記録した世界の王に1977年9月5日、福田赳夫首相から国民栄誉賞第1号が授与されている。国民栄誉賞は福田首相の人気取り策ともいわれており、王さんのために新設したようなものだ。巨人監督時代の長嶋さんに番記者の1人が「長嶋さんは国民栄誉賞をもらっていませんよね」と質問した。すると、長嶋さんは苦笑しながら「国民栄誉賞はワンちゃんの756の時にできたものだからね。残念ながら僕の現役時代になかったものなんだよ」と答えている。 長嶋さんの現役時代にあれば、日本プロ野球界を隆盛に導いたミスター・ジャイアンツは文句なく受章していただろう。そういう無念さをのぞかせるような返答だったのだ。「元気なうちに長嶋さんに国民栄誉賞を受章させたい」という思いは、長嶋さんの周辺だけでなく、球界OB、球界関係者に共通した願いでもある。 アテネ五輪日本代表監督就任は、国民栄誉賞受章への千載一遇のチャンスだった。日本国民の悲願である金メダルを獲得すれば、黙っていても国民的総意として、長嶋さんに授与されただろう。札幌ドームで行われたアジア予選は長嶋さんのシナリオ通りにいき、トップ通過した。後はアテネ本戦で金メダルを獲得するだけだっだ。準備は万端だった。 アテネ入りする前にイタリアで本番直前の最終合宿。長嶋さんが行きつけの料亭の板前さんに選手の食事を担当させるなど、打つ手はすべて打っていた。 「かんづめ状態になる選手の楽しみは食べることだけだからね。おいしい物を食べないと力は出ないからね。食料はすべて日本から空輸するよ。お米もね」 こう楽しそうに語る長嶋さんは、日本代表監督としてアテネ五輪イヤーの2004年2月、日本代表選手視察のために宮崎、沖縄と各球団のキャンプ視察を続けた。まさかこの後に脳梗塞で倒れるなどとは、夢にも思っていなかった。 「たまには気晴らしで飲みにもいかなくちゃ」と言って、沖縄では宿舎のホテルで食事をした後に珍しく飲みに出かけたほど上機嫌だったのに。 過密スケジュールで暖かい沖縄から雪が降る東京に戻り、青梅マラソンのスターター役を務めるなど、精力的な活動が裏目に出た。常にカロリーチェックを忘れない食事、毎朝の散歩やジョギング。健康管理も万全だったのに。王さんまで同じ道をたどるとは。
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トレンド 2009年03月23日 15時00分
高橋四丁目の居酒屋万歩計(3)「THE GLOBE CAFE」(カフェ、ざ・ぐろーぶ・かふぇ)
東急田園都市線、三軒茶屋駅南口Aから徒歩870歩 シェイクスピアが座付作者をしていたことで名高い、ロンドンのグローブ劇場(地球座)を忠実に再現した、新大久保のグローブ座に通いつめたことがあります。メンバーは戸田奈津子さん(映画字幕翻訳)、渡辺祥子さん(映画評論家)、渡辺さんの夫君、筈見有弘さん(映画評論家)とわたしの4人。 誰かが観たいと主張する芝居は、あとの3人は拒否できないというルールを定めました。たとえば、わたしの選んだ状況劇場の唐十郎氏(俳優・演出家)の芝居では、客席最前列にしつらえられたプールに、これでもかとばかりぼちゃんぼちゃんと役者が飛び込むものだから、戸田さんが嫌がって逃げ回っておられましたが、ルール上しょうがないということになります。 新大久保のグローブ座は、識者からその再現具合を高く評価されたものの、なにせシェイクスピア専門劇場が売り物ですから、どうしても硬いイメージが伴って経営は楽ではないようでした。ナショナル(現パナソニック)に買われ、いまはジャニーズ事務所の所有になっています。 専門性の誇示なのか、予算上の問題なのか、ここではしばしば日本語翻訳字幕が表示されませんでした。ロイヤルシェイクスピアカンパニー(RSC)などの本場物は、“浄瑠璃に英語字幕をつけてもイギリス人の理解をたぶん助けないだろうように、新大久保のグローブ座では日本人もRSCの英語にただ耳を傾けるしかない”(戸田奈津子さん説)のですが、さらに高い向学心で挑戦した異国語の、たとえばスウェーデン語の「ハムレット」やグルジア語の「リチャード三世」などの字幕なし公演には往生しました。ほとんど苦行ですね。 三宿の交差点を世田谷公園の方角に折れると「ザ・グローブ・カフェ」(地球喫茶店)。ここに足を踏み入れると、わたしの脳裏には石油ショックで電気の供給が止まった73年冬のロンドンが甦(よみがえ)ります。射抜くような目をした古老の古物商が、揺れるろうそくの炎をたよりに鉛色の街で商売をしておりました。まるでシェイクスピア劇のようでした。 十分な電気照明の下で、英国アンティークの家具に囲まれながら、ブラウンエールを飲んでBLTをつまんでおりますと、国語でのシェイクスピア劇体験は、拒否権のないお三方にとってもけっして楽しいものではなかったのではないか、と反省されます。あれは、彼と我れとのあまりの語学力の差に一計を案じた、わたしの浅知恵でした。すみません。予算2200円東京都世田谷区池尻2-7-8 グローブビル
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その他 2009年03月21日 15時00分
日向ぼっこちゃん大特集予告
内外タイムス3月24日号(3月23日発売)に日向ぼっこちゃんの大特集をカラーで掲載します。 <プロフィール>3月31日 埼玉県生まれ血液型:O型スタイル:T158 B84 W56 H86デビュー:2004年12月1日「TSミュージック」において趣味:散歩初エッチ:16歳性感帯:クリトリス所属:TSミュージック <スケジュール>31日まで「TSミュージック」 みなさん応援よろしく!
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スポーツ 2009年03月21日 15時00分
戦極 五味隆典5・10修斗で再起戦
天下無双の火の玉ボーイが復活の道しるべを歩み出す。20日、東京・代々木第2体育館で開催された「戦極〜第七陣〜」に五味隆典が来場し、5月10日の修斗、東京・JCBホール大会で再起戦に臨むことを発表。「勝って戦極のリングに帰ってくる」と復活を誓った。 五味は1月4日の「戦極の乱2009」で北岡悟との初代王者決定戦に臨んだが、一本負け。圧倒的有利という戦前の予想を裏切る王座獲得失敗だった。 この日、リング上からファンにあいさつした五味は、次戦について「5月に修斗のチャンピオンとやります」。修斗世界ウエルター級王者・中蔵隆志とのノンタイトル戦を行う。2003年8月にヨアキム・ハンセンに敗れて以来の修斗参戦で原点回帰し、復活への足がかりをつかむ。「勝って戦極のリングに戻ってくる」と、勝利を手土産に戦極マットにカムバックすることを約束した。 初代ライト級王者の北岡は、ノンタイトル戦を挟んで8月に初防衛戦を行うことを明言。「防衛戦では目の前の相手をケチョンケチョンにします」と決意表明した。挑戦者については、戦極の國保尊弘代表が廣田瑞人とレオ・サントスらで挑戦権を争わせると話した。 再起ロードを歩み出す五味と8月V1戦を行う北岡。この日開幕したフェザー級の一方で、ライト級戦線からも目が離せない。
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JBCマイル バトラーV4で決める ダート界制圧
2006年10月30日 15時00分
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GI天皇賞・秋追い切り速報 バランスオブゲームまた固まった
2006年10月25日 15時00分
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GI天皇賞・秋 注目は黄色と黒の縦ジマ勝負服 狙え!社台ファーム2頭 ダンスインザムードとローエングリン
2006年10月24日 15時00分
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GI菊花賞追い切り速報 フサイチジャンク反撃
2006年10月18日 15時00分
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レジャー
GI秋華賞 藍子 キス&キッス軸
2006年10月14日 15時00分
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レジャー
GII毎日王冠 テレグノシス花道V
2006年10月07日 15時00分
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よしお兄さん、だいすけお兄さんの結婚を祝福「直接聞きました」 パパとしての喜びを語る
1999年11月13日 11時50分
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