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レジャー 2012年06月16日 17時59分
1500円のおこづかい馬券(6/17マーメイドS)
もうすぐ今年のレーズも前半戦が終了。振り返ると年明けは順調な滑り出しだったんですかがねぇ…。これはそろそろ新しいピストが買えちゃうんじゃないかと調子に乗っていましたが、新調するどころか、チューンナップすらできていません。上半期をプラスで折り返すためにも穴馬券で勝負。 馬券の軸は裸同然の50キロで出走するクリスマスキャロルから。逃げ、先行タイプの馬が多いなら前崩れがありそう。鞍上は2年目の藤懸騎手。初の重賞レースということで気持ちも入っているはず。頑張れー! さて、相手ですが、1番人気不振というデータもあるのでグルウェイグはあくまで対抗。馬券対象外も大歓迎で、3連複の穴馬券を虎視眈々と狙いたいと思います。次いで評価するのが阪神コースと相性のいいシースナイプとスマートシルエット。先行馬が多い中、結局は軽ハンデ馬より、力ある馬が前に残るイメージ。そんなわけで道悪のオークスで3着に粘ったアグネスワルツも抑えておきます。 ということで、勝負馬券は…。 3連複フォーメーション15点 (6)-(3)(13)(2)-(3)(13)(2)(1)(4)(7)(14) 全て100円で合計1500円! グルウェイグが絡まなければ大型配当も! 久々の大穴勝負で1発を狙います。〈プロフィール〉近藤雄亮:キャリア3年目の若手放送作家。売れっ子作家ではないため安定した生活をするには競馬の成績がカギ。応援宜しくお願いします! Twitterで競馬ネタをつぶやいているのでチェックして頂けたら嬉しいです! アカウントは「@minoru1202」※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2012年06月16日 17時59分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(6/17) マーメイドS
◆阪神11R マーメイドS◎アグネスワルツ○スマートシルエット▲マイネエポナ△グルヴェイグ△アカンサス△シースナイプ△メルヴェイユドール 毎年のように軽量の伏兵馬が穴をあけているレース。GIIIのハンデとはいえ重賞競走なだけに、いくらなんでも500万、1000万条件の馬では厳しいと考えるのが普通だが、2008年の優勝馬トーホウシャインは、前走1000万下のレースで9着に敗れながらも48キロの軽ハンデで大波乱を演出しただけに「格」でバッサリ切るわけにもいかず非常に難解。今年の軽ハンデ馬では49キロで出走するマイネエポナが脚質的に不気味。ハナへ行ったオークス(17着)同様、ここも積極策は必至。他馬との兼ね合いはあるが、前走から2F短縮の今回は粘りも増すはずで前残りに注意したい。◎は、おそらく番手マークのアグネスワルツ。切れる脚がないので前でレースを運ぶしかないが、デキは絶好なだけにいつも以上の踏ん張りに期待する。前を行くマイネを交わしてアグネスが先頭(勝手に前残りのレース展開と決め込んでいるが)そこに割って入ってくるのが、5歳にしてようやくOP入りした“遅咲き”スマートシルエット、良血が開花し1000万条件を連勝中のグルヴェイグ、牝馬重賞で差のないレースをしているアカンサス、相手なりに走るシースナイプ、京都牝馬Sでそれほど差のない競馬をしたメルヴェイユドールの5頭を挙げておきたい。【馬連】流し(4)軸(2)(3)(7)(11)(13)(14)【3連単】フォーメーション(4)→(2)(3)→(2)(3)(7)(11)(13)(14)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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スポーツ 2012年06月16日 17時59分
DeNA中村ノリが来季も残留へ! 2000本安打達成へ球団が後押し
まだ6月だというのに、DeNAの大ベテラン、中村ノリこと中村紀洋内野手(38)が来季も同球団に残留することが濃厚となった。池田純球団社長が明らかにしたもので、同社長は「素晴らしい活躍をしてくれている。あれだけの選手だし、少しでも長くプレーしてほしい」とコメントした。 ノリは10年オフ、楽天を自由契約になったが、引き取り先はなく、シーズン途中の昨年5月23日、横浜に入団。昨季は主に代打での起用が多く、わずか62試合の出場。打率.209、1本塁打、14打点と期待を裏切った。 クビになってもおかしくない成績だったが、主に一塁でスタメンを張ったブレット・ハーパー内野手が解雇され、500万円プラス出来高(推定)の低年俸も要因となり、格安の1500万円(推定)で契約を更新した。 今季、ノリの本職である三塁手の村田修一内野手がFAで巨人に移籍。後継者として目された筒香嘉智内野手が故障で出遅れたため、ノリは三塁手として開幕スタメンを迎えた。レギュラーでの起用に気を良くしたノリは、持ち前の勝負強さを発揮。筒香が復帰してからは、一塁に回ってスタメン出場が続いている。 ここまで(6月15日現在)、ノリは54試合に出場。打率.278でセ・リーグ打撃成績9位(荒波翔外野手に次ぎチーム2位)。本塁打5(アレックス・ラミレス外野手、筒香と並んでチームトップタイ)、打点は26(ラミレスに次ぎチーム2位)の成績を残している。特筆すべきはチャンスでの強さで、得点圏打率は.409と跳ね上がり、2位の長野久義外野手(巨人)の.386に2分以上も引き離して堂々のリーグトップ。昨季、4番を打った村田が極めて低い得点圏打率だったことを思えば、ノリの勝負強さは際立っている。 その人気も根強く、オールスター戦ファン投票の一塁手部門では、中間発表(15日現在)で、9万3451票を獲得。2位の山崎武司内野手(中日)から3万票以上離して独走中で、ファンの高い支持も得ている。 現在、通算安打は1899本(国内のみ)で2000本まで、あと101本。一時は絶望的だった名球会入りも見えてきた。本塁打は384本で、区切りの400本まで、あと16本。今のペースでいけば、2000本安打も400本塁打も、来季前半には達成できそうだ。 ただ、その大記録も、プレーする球団がなければ達成できないが、交流戦終了を待たずに、球団は来季で40歳になるノリを残留させる方針を固めた。池田社長は「球団初の2000本安打になるし、DeNAで達成してほしい」と、大記録達成を後押しする。 かつては、5億円プレーヤーにまで上り詰めたノリ。年俸は全盛時の約30分の1まで落ちたが、その闘志は衰えない。(落合一郎)
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スポーツ 2012年06月16日 17時59分
元西武、横浜の“ローズ・キラー”土肥義弘が“ナックル姫”とチームメイトに! 独立リーグのマウイ・イカイカに入団
西武、横浜(現DeNA)に在籍し、かつは“ローズ・キラー”として活躍した土肥義弘投手(35)が、米独立リーグ、ノース・アメリカン・リーグに所属するマウイ・イカイカ(ハワイ)と投手兼任コーチとして契約したことが明らかになった。同チームには、今月、“ナックル姫”こと吉田えり投手(20)が復帰しており、晴れてチームメイトとなる。 土肥は97年ドラフト4位で西武に入団。99年に頭角を現し、左の中継ぎとしてフル回転。当時、近鉄に在籍したホームランバッターのタフィ・ローズに滅法強いことから、“ローズ・キラー”として名を馳せた。 00年に55試合、01年に39試合、02年に50試合、03年に40試合登板したが、04年シーズン途中に横浜に移籍。チーム事情から先発に転向し5勝をマーク。05年には先発で初の2ケタ勝利(10勝11敗)を挙げた。 しかし、08年オフに戦力外となり、古巣・西武に復帰。中継ぎに戻ったが、09、10年はふるわず。10年オフに海外FA権を行使して、米メジャー挑戦を表明。合同トライアウトに参加したものの、獲得球団は現れず。11年6月、米独立リーグのアトランティック・リーグに所属するランカスター・バーンストマーズと契約合意したが、就労ビザを取得できず、公式戦登板はなかった。 今年1月、ボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結び、傘下3Aノーフォークに在籍したが、3月31日に高年齢を理由に解雇されていた。 独立リーグとはいえ、実績を残せば、もっと上の舞台でのチャンスも生まれる。コーチ兼任とあって、チームメイトの吉田にとっては、プロの極意を学ぶいい機会。土肥にはもうひと花咲かせてほしいものだ。(落合一郎)
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社会 2012年06月16日 17時59分
春のセンバツでベスト8の浦和学院野球部員が女子高生に痴漢はたらき逮捕!
春8回、夏10回、合わせて計18回甲子園に出場し、今春のセンバツではベスト8にも進出した高校野球の強豪校、浦和学院高(埼玉県さいたま市)の野球部員で同校2年の男子生徒(16)が、電車内で女子高生の尻を触ったとして、埼玉県警に県迷惑行為防止条例違反(痴漢)の容疑で現行犯逮捕されていたことが6月14日に分かった。男子生徒は春のセンバツでも活躍したレギュラークラスの選手。 埼玉県警大宮署によると、男子生徒の逮捕容疑は11日午前7時15分頃、JR高崎線・宮原〜大宮間の上り電車内で、都内の私立高校に通う高2の女子生徒(16)の尻を複数回触った疑い。男子生徒は「手が偶然触れてしまって柔らかい感触だったので、また触れてみたいと思った」などと容疑を認めており、12日に送検後、釈放された。 同署によると、当時電車内は通勤通学客で混雑しており、上尾市内に住む男子生徒は通学途中だった。男子生徒は車両のドア付近で女子生徒の背後に立ち、制服のスカートの上から左手で尻を触ったという。 被害に遭った女子生徒は電車が大宮駅に到着する直前、右手で男子生徒の左手をつかみ、声を出して周囲の乗客に訴えた。同乗していた30代の男性会社員が男子生徒を取り押さえ、大宮駅で駅員に引き渡した。110番通報を受けた鉄道警察隊が、男子生徒を現行犯逮捕した。 これを受けて、浦和学院は13日、埼玉県高野連に報告書を提出。同日、日本高野連は審議委員会を開き、同校に「注意」の指導を行ったが処分はせず。7月11日に開幕する全国高校野球選手権埼玉大会の組み合わせ抽選は、今月19日に開かれる。同大会への出場に関して、高野連は「すでに審議を終えている。連帯責任を問う事件ではない」として、同校の出場は可能となる見込み。同校では高野連からの指示を仰ぎ、今後の対応を決めるもようだ。(蔵元英二)
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社会 2012年06月16日 15時00分
大阪は政界再編に臨戦態勢 橋下維新が桂三枝へ いらっしゃ〜い出馬要請(2)
そんな中、このようなメンバーとは別に、維新の会が水面下で説得中の大物がいるという。政党・官庁関係からではなく、芸能関係から聞こえてきたその名は、落語家で上方落語協会会長の桂三枝(68)だ。 「芸能文化方面の新しい名前としては、三枝師匠以外にもベテラン芸人のN氏やH教授の名前も出ていますが、やはり一人だけ大物をとなると三枝師匠になるでしょうね」(同) 三枝といえば、今や押しも押されもせぬ上方落語会の大立て者。落語家としての人気もさることながら、上方落語協会会長として長年の悲願であった落語の定席『天満天神繁昌亭』を実現させ、政治手腕にも定評がある。政界に関しても、横山ノック氏(元大阪府知事)や、西川きよし氏(元参議院議員)らの影響で関心を示しているといわれ、ここ数年は選挙の度に名前が挙がっていた。 「特に'10年の参議院選挙では、自民、民主の両党からアプローチを受け、決断する一歩手前までいきました。しかし、当時の政局と、弟子である桂きん枝が出馬した関係で断念に至ったという経緯があります」(前出・スポーツ紙記者) とはいえ、今年7月、三枝は『六代目・桂文枝』の襲名という生涯最高の一大イベントが控えているため、選挙どころではない、というのが自然な見方。 所属の吉本興業関係者も、「文枝襲名の現時点ではありえない話。我々もそんな話は何も聞いていません」と語る。 しかし、襲名行事が一段落した来年以降の話となればどうか。元府議会議員はこう見る。 「維新の会が文枝襲名を頭に置いて三枝師匠を口説いているとしたら、意味するものは何か。それは維新の会が、政局は来年、衆参同一で動くという判断をしているということ。おそらく小沢さんあたりからの情報でしょう。来年なら三枝師匠も動きやすいでしょうから可能性は有りです」 上方落語協会の会長職、文枝襲名と、落語家としては最高位を極めたと言ってもよい三枝。新しい活躍の場を政治に求めたとしても不思議ではない。 加えて、『ワッハ上方』の存廃問題以来、溝が生じたままの吉本興業と大阪府の関係、さらには昨年の“大阪秋の陣”を巡る、維新の会と落語界の対立の修復役として“三枝出馬”が期待されているという見方もある。 「三枝師匠は大阪最後のビッグネーム。選挙に関しては、維新の会以外に、自民、民主もアプローチしているという話を聞いています。しかし、自民にはあまり関心がなく、民主にはきん枝出馬の際の党内分裂に対する不信感があるので可能性としてはどうか。きっちり計算のできる人ですから、出るなら維新の会ということになるでしょう」(前出・府政記者) 今回、三枝本人からは国政に対する気持ちを聞くことはできなかった。しかし、一門の関係者からは次のような話が聞こえてきた。 「維新の会の方から、軽〜い調子で意向を尋ねるような話があったんは事実です。今は、我々が『こういうお話がありまっせ』ということを師匠のお耳に入れた、まっ、そんなところです。師匠は笑って聞き流してはったそうですが、いつもそんな調子ですから、これから先どうなることやら」 6月1日に襲名挨拶で大阪府庁を訪れ、松井府知事に対し「大阪を元気にする上で、少しでもお役に立てれば」と挨拶した三枝。維新の会の「いらっしゃ〜い」のアプローチにどう答えるのか?
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芸能ネタ 2012年06月16日 14時00分
上戸彩 ナマ出し! 巨乳化が止まらないGカップの秘密
「彼女の、あの豊満なオッパイを見ていると、目の保養というより、もう“目の毒”です。ホント、罪作りなオッパイです。Gカップは、ゆうにありますよ」(写真誌関係者) 歩くたびに、大胆に開いた胸元から上下左右に形の良さそうな乳房がぷるんぷるん…。 自慢の谷間を惜しげもなく披露してくれたのは、女優の上戸彩(26)。 「先月、お風呂がテーマの映画『テルマエ・ロマエ』の舞台挨拶でのことでした」(前出・同) 「もう26歳なんだから、体のラインとか露出して、色気出していこうよ」という武内英樹監督からの指令に従ったのだという。 「ドレスの前から手を突っ込んで“乳揉み”したいという衝動に駆られました。“はさまれる”のもいいなと思いました」(芸能記者) ますます巨乳化する上戸のオッパイに、共演者も目のヤリ場に困っていた。 「7月9日放送予定のドラマ特別企画『金子みすゞ物語〜みんなちがって、みんないい〜』(TBS)に上戸は主演しているのですが、共演の今井翼が『すんげえ〜』を連発していたようです。着物の上からでも、その巨乳ぶりがよくわかったとか」(テレビ局関係者) そんな上戸の巨乳を私生活で“独占”しているといわれている『EXILE』のHIRO。結婚問題は、どうなっているのか。 「4月入籍説というのがありました。上戸が4月からの連ドラのオファーを断ったというのが根拠でしたが、件のスペシャルドラマに主演したり、『ソフトバンク』の夏の新商品発表会にも出ているところを見ると、すぐの結婚はなさそうです。婚約発表は、あるかもしれませんけどね」(ワイドショー関係者) 2人の熱愛が発覚したのは、一昨年の夏。 それまで、双方の事務所や親公認で8年間付き合っていた『V6』森田剛との“永い春”にピリオドを打った直後だった。 「当初、交際が明らかになっても、上戸は沈黙を貫き通していたのですが、昨年秋頃から、堂々と交際を認めるようになったのです」(前出・芸能記者) 2人は同じマンションに部屋があり、上戸がHIROの元へかいがいしく“通う”ところを何度も目撃されている。 「だいたい、上戸が男の帰りを待つパターンが多い。今年の元日、スポーツ紙が2人の“今春結婚”を1面トップで報じました。結局、“ガセ”に終わってしまいましたが、このスポーツ紙と彼女の事務所には太いパイプがあるので、いずれ結婚する確率は高いと思います。彼女の方が結婚したがっているのは確かです」(芸能関係者) もともと結婚願望が強く20代のうちに子供を産みたいと考えている上戸。 「事務所も彼女のお母さんも反対していません。ポスト上戸候補の武井咲、剛力彩芽、忽那汐里らが順調に育ってきているので問題はありません」(前出・芸能記者) 唯一の障害は“孫さん”の存在だとか。 「ソフトバンク・孫正義社長は上戸が可愛くて仕方がない。それで『彩のムコさんは俺が見つける』とゆずらないようなのです。恩義ある社長にここまで言われたら、彼女も、そう簡単に無視するわけにはいかないでしょう」(芸能関係者) そのせいなのか、先頃行われたティファニー創業175周年イベントに出席した上戸は「私もこのジュエリーに見合うような女性になれるように頑張ります」 とコメントしたが、HIROとの交際については一切触れなかった。 “2度目の永い春”!?
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その他 2012年06月16日 12時00分
本好きオヤジの幸せ本棚(9)
◎オヤジ人生にプラス1のこの1冊『黒い魎』(岡崎大五/祥伝社 1785円) 歴史小説は完全なる想像の産物ではない。現実に起きた出来事にいかなる解釈を与えるか、そこが作者の腕の見せどころだ。本能寺の変を起こした明智光秀の心境は本人にしかわからないのだが、「なるほど、このように考えていたかもしれないな」と、後世の読者をうなずかせる説得力を持たなければいけない。 本書は東日本大震災をモデルにした小説だ。まだ1年2カ月ほどしか経過していない先月5月に刊行された。いまだ様々な問題を抱えており、過去の惨事と片付けられてはいない出来事をフィクション化するに当たって、作者はかなりの覚悟をしたに違いない。歴史小説の書き手以上に慎重で説得力のある解釈を生み出さなければ、現実にいる多くの当事者たちを傷つけることになりかねないからだ。しかし作者は、果敢にこの難題に挑んだ。 山岸保は東京で還付金詐欺グループに加わっている青年だ。母親の借金を返すために嫌々参加しているのだ。冷酷なリーダーが東日本大震災に乗じた新たな犯罪を命じてきた。良心の呵責は強まるばかりだ…。物語が進むに連れ、全国に顔を売りたいという野心を持つ地方局の女子アナ、家族崩壊の危機を抱えてボランティアに参加したフリーターの女性など、様々な者が人生の岐路に立たされるようになる。いったいこの震災に私たちはどう対処していけばいいのか、現在進行形で考えている小説だ。(中辻理夫/文芸評論家)◎気になる新刊『ドラゴンクエスト25thアニバーサリー モンスター大図鑑』(スクウェア・エニックス・2520円) 「ドラクエI」の発売は1986年。当時の中2が今は40のオヤジというわけだ。 何度も冒険に旅立ち、レベル99を目指してモンスターと戦いまくった。それぞれ、その時の思い出がよみがえる感涙必至の1冊。◎ゆくりなき雑誌との出会いこそ幸せなり 放送55年目を迎えたNHK番組『きょうの料理』のテキスト版(NHK出版/530円)。番組を見よう、とススメているわけではない。特集が『初夏の手仕事/梅・らっきょう・ぬか漬け』。しかも手作りで簡単に…というレシピが、オヤジにも楽しいからだ。 暑さが本番を迎える夏、どうしても食欲が減退する中で、さっぱりとした漬け物を自前で作ってみるのも悪くないはず。 梅干しの食べごろは漬けてから3カ月〜半年後と記載されているが、保存がきくので来年夏のお楽しみ。だが、しそを使ったシロップはすぐに作れ、すぐに飲める。甘酸っぱく爽やかな味は、夏にはうれしい一杯だ。 ぬか漬けに至っては、食材によって半日〜2日程度で完了する。塩分控えめのヘルシーレシピを紹介してくれるところもカラダに優しい。 料理の腕も知識も必要なく、簡単手軽に作れる漬け物。夏に向け、お手製のご飯のお供、酒の肴に挑戦してみるのは面白そうだ。(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表) ※「ゆくりなき」…「思いがけない」の意
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社会 2012年06月16日 11時00分
パナソニックがソニーと仕掛ける“日の丸テレビ”の大バクチ(2)
しかし、そのことが血税注入による“日の丸テレビ連合”誕生にどう結びつくのか。前出の大手証券マンが続ける。 「テレビ事業が赤字続きだからといって、問題の生活保護じゃあるまいし政府が簡単に助け船を出すわけがない。当然、可能な限りの自助努力をアピールする必要がある。現にパナソニックは東京本社ビル(東京・港区)の売却を決めていますからね。その延長で捉えると、創業以来初めてとなる本社スタッフの大幅リストラも至極わかりやすい。要するにテレビ事業再生に向け、目に見える形で血を流す。だから松下政経塾出身の野田佳彦首相率いる政府に『支援をよろしくお願いします』と、ひたすら頭を下げた図式なのです」 政府支援の実績という点では、有機ELテレビでタッグを組むソニーに一日の長がある。今年の4月、かつて日本のお家芸だった液晶の復活を目指し、ソニーと東芝、日立製作所の液晶パネル事業を統合して旗揚げされたのがジャパンディスプレイ。社長の大塚周一氏はエルピーダメモリの元最高執行責任者で、産業革新機構から過去最高の2000億円を出資させた実績もあり、国策ビジネスの裏側に精通しているといえる。 「日の丸液晶連合を『ゾンビの寄せ集め』と皮肉る面もありますが、何とかして公的資金を引き出したい下心のある企業には、産業革新機構が神様に見える。実際、ジャパンディスプレイで政府マネーによる錬金術の妙を見せ付けられたソニーは、パナソニックとの有機ELテレビ交渉を決定付けるのは機構からの資金調達だとばかり、水面下で猛然と働きかけているようです」(ソニー・ウオッチャー) むろん、パナソニックとて百戦錬磨のツワモノ。有機ELテレビで提携交渉を開始した時点でソニーの魂胆を見抜き、機構マネーの魔力に魅せられていたに違いない。そういえばパナソニックは、かつて日立から買収した茂原工場(千葉県茂原市)をジャパンディスプレイに売却、金額は公表されていないが情報筋によると 「約300億円で売却し、相応の利益が出た」とされる。その意味でパナソニックとソニーは、同じ穴のムジナなのだ。問題は両社の交渉がどう運ぶかである。 「ソニーの平井一夫社長は4月に就任したばかり。ハワード・ストリンガー会長(6月総会から取締役会議長)が隠然たる睨みを利かせるはずですし、6月総会を機に就任するパナソニックの津賀・新社長にしても、先輩の大坪文雄・新会長が目を光らせているため独自カラーを発揮して既定路線を覆すことは考えにくい。ということはストリンガーさんと大坪さんが早々に敷いたレールに乗り、両社が血税注入路線をひた走るに違いありません」(情報筋) 確かに自助努力のアリバイ工作を踏まえた「打倒、サムスン」は国民のナショナリズムを刺激する。しかし“日の丸テレビ”復活のために巨額の血税が注入されるとしたら、国民の理解がどこまで得られるかは怪しい限りだ。
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社会 2012年06月16日 11時00分
看板キャスター・冨永愛もびっくり? 大手FM局をニッポン放送が買収情報
好聴取率を上げているJ-WAVE『ハピネス』の看板キャスター・冨永愛もびっくりしただろう。 首都圏を放送地域とするFM局J-WAVEが、ニッポン放送に吸収合併されるとの情報が走っている。 J-WAVEの株式をニッポン放送が買い増ししたため、そうした観測が流れているのだ。ニッポン放送はこれまで4.85%保有の2位だったが、これをいっきに12%まで増やし筆頭株主となった。なぜなのか。それはJ-WAVEの経営悪化が原因である。 '11年3月期決算あたりから悪くなり始め、同期決算の売り上げは49億円(前期比11%減)、経常利益が1億5900万円(同49.6%減)、最終損益が4500万円の赤字(同1億5600万円の黒字)だった。 その責任をとり、当時の楠田修司会長が取締役相談役に退いている。さらに、'12年3月期中間決算も悪化。売り上げ24億1400万円(前年同期比7%減)、経常損失が2900万円と屋台骨が揺らぎ始めている。 理由は全国的なラジオ業界不況と、首都圏にライバル局が増え過ぎたためだ。J-WAVEは1987年にFM東京、FM横浜('85年開局・神奈川)に続いて首都圏3局目のFMラジオとして開局。番組のコンセプトは、FM東京と似たようなものだったが、当時は景気もよくCMも入って経営も順調だった。 しかし、首都圏で聴けるFMはその後急増。NACK5('88年開局・埼玉)、FM富士('88年・山梨)ベイFM('89年・千葉)等が雨後の筍のごとく開局。これにNHKFMが加わり、食い合いになった。 さらに、リーマンショック以降からCM不況がさらに激しくなり、経営は大きく揺らいだ。 「ニッポン放送にJ-WAVEから資金面で苦しいので助けて欲しいと申し出があったのです。現在のJ-WAVE社長(次期会長)である小笠原徹氏は、前ニッポン放送常務取締役で、両方の局にパイプがある。その関係から、株の買い増しをニッポン放送に依頼したわけです」(FMラジオ局関係者) ニッポン放送が属するフジ・メディア・ホールディングスには潤沢な資金力があるし、FM局を傘下に保有していない。オシャレな局なのでグループ内のディノス、セシールなどの通販ビジネスなどで有効利用できるのも魅力だ。 首都圏での初のラジオ局同士の合併は、そう遠くない日に実現しそうである。