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その他 2012年09月12日 12時00分
本好きオヤジの幸せ本棚(20)
◎オヤジ人生にプラス1のこの1冊『ブラックアウト』(上・下)(マルク・エルスベルグ/猪股和夫・竹之内悦子=訳 角川文庫 各820円) 昨年、ドイツのフェルディナント・フォン・シーラッハの書いた短篇集『犯罪』邦訳版が出版され、大いに話題を読んだことは記憶に新しい。作者は元々弁護士であり、現実に起きた事件をもとにしていくつもの犯罪物語を作り出したのだった。 本書『ブラックアウト』の原書は今年2012年3月にドイツの出版社から刊行された。作者自身はオーストリアの首都ウイーンの生まれであるが、ドイツ・ミステリーの仲間に加えていいだろう。『犯罪』とは違って文庫本で上下巻、約千ページになる大長篇である。タイプは違えど、やはり傑作であるのは間違いない。従来、翻訳ミステリーといえばアメリカ、イギリス中心であったが、最近は北欧など他の言語圏の作品も活発に日本で出版されるようになった。 本書はとにかくスケールの大きなパニック小説である。イタリアとスウェーデンで誰も予期しなかった大停電が発生する。それはたちまちヨーロッパ全域へ広がっていく。しかも原子力発電所で異常が発生する。季節は冬。人々は生き延びるために必死の行動を模索し始めるが…。 作者は明らかに東日本大震災で起こった原発事故から刺激を受けて本書を書いたのだ。停電の原因を突き止めるためにITスペシャリストが活躍するエンターテインメントでもあるが、確実に真に迫っている。今現在の日本人が読むべき本なのだ。(中辻理夫/文芸評論家)◎気になる新刊『あなたのまわりの「コミュ障」な人たち』(姜昌勲/ディスカヴァー携書シリーズ・1050円) 「好きなことしかしない」「空気が読めない」など、多様化し急増するコミュニケーション障害=「コミュ障」な人たちを診てきた精神科医の著者が、彼らの行動を具体例を挙げて解説。その対処法も紹介している。◎ゆくりなき雑誌との出会いこそ幸せなり ビジネス関連書籍の売れ筋ランキングを見ると、「読書力」「読書術」「速読法」などのテーマが目立つ。雑誌にもあった。『THE21』(PHP研究所/550円)だ。 9月号の特集テーマは、「仕事力が高まる本の読み方」。小説から始まりセールス・マニュアル、経営学や成功体験談に至るまで、識者が推薦する書籍がズラリと誌面に並んでいる。 単にオススメ書籍を紹介するだけではない。「どうやって読むか?」を主眼に置いている。「成功談だけでなく、失敗談に注目する」「簡単な本から始めてステップアップ」「全部覚えようとせず、まず7割理解」など、ビジネスに役立つ“読み方”がポイント。つまり、実践的な読書法を解説した特集である。 対象読者は、おそらく会社で部下を持つ管理職だろう。さらに一歩先へと出世できるか、生き残りの“ふるい”にかけられている世代だ。 読書を糧に実績を上げようと意気込む、熾烈な競争社会に生きるビジネスマンたちの姿が透けてくる。(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表) ※「ゆくりなき」…「思いがけない」の意
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芸能ニュース 2012年09月12日 11時45分
今度は震災義援金横領疑惑が浮上したGACKT
先週発売の「週刊文春」(文藝春秋)で通称・マルサこと東京国税局査察部の強制捜査を受けたことや、隠し子の存在を報じられたミュージシャンのGACKTだが、今週発売の同誌が震災義援金の横領疑惑が浮上していることを報じている。 GACKTは昨年の震災発生直後、義援金集めのプロジェクトを立ち上げ、なぜか韓国のオンラインゲーム会社の日本法人の口座と楽天銀行の専用口座で募金を集め、両口座に集まった約2億1000万円を日本赤十字社に寄付している。 こちらの募金は義援金は問題なかったが、同誌が不透明だとしているのは昨年3月末に全国130カ所で5000人のボランティアを使って集めた街頭募金。約2500万円を集めたと発表しているが、GACKTの個人事務所の関連会社の役員によると、地方都市でさえ30万円以上、大都市だと数百万円単位で集まるなど、実際は4億円ほど集まったといい、結果的にその使途に疑惑を持たれ国税の査察を受けることになった可能性が高いようだ。 「GACKTはラーメン店やリゾート開発ビジネスなど次々と手を出し、ライブなどで金が入ってきても常に“自転車操業”の状態。07年に発生した新潟県中越沖地震の際にはグッズ販売の収益を新潟に寄付するとして、1個1万円と高額な数珠とキーホルダーを発売したが、翌年、同県に寄付したのはたった200万円。その件もあっただけに、今回のような疑惑が浮上するのも仕方ない」(芸能記者) 今月1日までは頻繁に自身のツイッターに書き込み、時には自身の報道に反論することもあったGACKTだが、「文春」の一連の報道に関する反論どころか、2日以降は書き込みすらないが、このままだとファンの不安をますます煽ることになりそうだ。
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芸能ニュース 2012年09月12日 11時45分
アニメ大好きな渡辺麻友が「超能力ごっこ」がしたいと笑顔
アイドルグループAKB48の“まゆゆ”こと渡辺麻友(18)が都内で11日、劇場版アニメーション映画『ねらわれた学園』(11月10日全国公開)の声の収録風景を報道陣に公開。中学校が舞台となる作品内容にちなみ、また作品を知ってもらうためにも、全国の「中学校へ行って、超能力ごっこ」がしたいと笑顔で語った。 現在までに6回の実写化がされている名作『ねらわれた学園』。劇場版アニメは今回が初といい、まゆゆは主演・涼浦ナツキの声を演じる。時代を現代の中学校に置き換え、新しい解釈によるアニメ映画化に、「アニメがすごく大好き」と明かすまゆゆは、「大きな映画に関わることができてすごくうれしいです」とにっこり。「青春の甘酸っぱい恋のお話があったり、不思議な学校がいろいろな謎に巻き込まれていくという話なのですが、みなさん、ぜひ、劇場にいらしてください」とメッセージを送った。 また、目前に控えたAKB48のじゃんけん大会については、「選抜入りは毎年できていないので」とこれまでの結果を振り返り、今年は「シードで1回勝てば選抜に入れる」と意気込み、「せっかくなので、センターを勝ち取って、センターになりたいです」と笑顔を見せた。(竹内みちまろ)
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芸能ニュース 2012年09月12日 11時45分
ナイナイ矢部が退院 めちゃイケで復帰へ
肺気胸のため都内の病院で入院していたお笑いコンビ、ナインティナインの矢部浩之が退院したことがわかった。報道によると、11日午後に退院、2、3日は自宅療養する。本格的な番組復帰は18日の「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ)になる予定だ。
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芸能ニュース 2012年09月12日 11時45分
熊田曜子がハワイで挙式
今年4月に結婚したタレントの熊田曜子がハワイで挙式をしていたことがわかった。各紙がウェディング姿の写真を掲載している。 結婚式と披露宴は身内だけで行い、「結婚式を挙げて、これまで育ててきてくれた両親への感謝の気持ちが大きくなり、これから夫婦で頑張っていこうという気持ちもより強くなりました。まだまだ未熟者ですが、お世話になった方々に恩返しができるよう、夫婦で頑張ります」とコメントしている。
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芸能ニュース 2012年09月12日 11時45分
「HTC J」のアジア展開 乃木坂46がプロモーション
HTC NIPPON株式会社は、日本市場向けにKDDI株式会社と共同で開発し発売した「HTC J」を、アジア市場にも投入することを発表。製品ブランドの「HTC J」、デザイン、カラーバリエーションはそのままに、HTCアンバサダーとして起用した乃木坂46を起用したプロモーションも、日本発のコンセプトとして、各国で展開される。 乃木坂46を起用したフレッシュなプロモーションは、話題を集めており、アジアでもマーケティングコンセプトとして採用されることになった。乃木坂46はCMやカタログなどに登場するほか、13日には初めて台北で店頭イベントキャンペーンを行うなど、アジアのユーザにHTC Jと日本のトレンドを伝える一役を担う予定だ。
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社会 2012年09月12日 11時45分
川崎市職員と銀行員が高校の文化祭でチアダンス盗撮し逮捕
神奈川県警相模原南署は9月10日までに、相模原市南区の神奈川県立高校の文化祭でチアダンスを踊っていた女子高生を、デジタルカメラで撮影したとして、県迷惑行為防止条例違反(卑わいな言動)と建造物侵入の現行犯で、川崎市役所の危機管理室主任・杉本直紀容疑者(36=横浜市磯子区杉田)と、みずほ信託銀行本店営業部次長・藤本英伸容疑者(43=東京都江戸川区東葛西)を逮捕した。 逮捕容疑は9日午後0時25分頃、同市の県立高校で開催されていた文化祭で、ステージでチアダンスをしていた27人の女子高生をデジタルカメラで撮影した上、そのうちの同校2年の女子生徒(17)の下半身をビデオカメラで撮影した疑い。 2人は最前列に座っていたが、舞台袖にいた顧問の教師が不審な動きをしている2人に気づき、職員室で事情聴取。教師らで撮影された映像を確認したところ、スカート内や太ももなど、下半身ばかり撮影していたため、同署に通報した。2人は「趣味で欲求を晴らすためにやった」と話しているという。 同署によると、2人は別の場所で盗撮行為中に知り合って意気投合した盗撮仲間。これまでに2人で誘い合わせて、複数回、盗撮行為を行っていたとみられ、この日は藤本容疑者が杉本容疑者を「文化祭があるので行ってみないか」と誘ったという。同署では、他にも盗撮行為を行った可能性が高いとみて、捜査を進める。 杉本容疑者の上司にあたる川崎市の小林哲喜危機管理室長は、「公務員としてあるまじき行為。詳細を確認の上、厳正に対応する」とコメントしている。(蔵元英二)
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社会 2012年09月12日 11時00分
大阪・ミナミ客引きグループの“警察対応マニュアル”発覚
「もし帽子(警察官)を引っかけたら、酔ったフリしてとにかく逃げろ」−−。大阪ミナミの繁華街を縄張りとする客引きグループが、こんな“対警察マニュアル”を使っていたことが関係者の証言で明らかになった。 「きっかけは、8月上旬に行われた悪質キャバクラの摘発です。店内を家宅捜索した際に押収された書類の中に、内偵捜査をする私服警察官への対応が、マニュアル形式で事細かに記載されていたのです」(社会部記者) その内容は、冒頭のようなもののほか、「目つきが鋭くてスニーカーを履いているのは要注意」、「(女の)齢のことばかり聞いてくるやつは無視すること」、「不自然にダラけた格好の男には声をかけない」、「警察とおぼしき人物は写真に撮ってリストにする」、「集まった情報はグループ全体で共用する」など、実に具体的だという。 大阪府警は、大阪市や地元商店会の声を聞き入れ、道頓堀・宗右衛門町周辺の悪質な客引きの一掃を強力に推し進めているが、客引き側も対抗策を講じていたのである。 「マニュアルは、複数の違法飲食店が取り締まり対策の情報交換をする中でまとめられたもの。警察の内偵も巧妙になって、素人と区別がつきにくいのが入ってきますからね。この前も2人組の私服警察官を、気づかずに暴行した事件があったけど、ああいうことがないように共通のガイドラインを作ったようです」(ミナミの風俗案内所店員) ある捜査関係者は、 「うわべの摘発逃れならまだしも、摘発そのものに対する対策となれば、警察への挑戦以外のなにものでもない。彼らは暴力団との関係を否定していますが、“帽子”なんてノミ屋の隠語を使うということは、裏にその手の関係者がいると見て間違いないと思います」 と、興奮気味に語る。さらに、このような状況をカバーするため、府警は私服の内偵に加え、8月の後半から夜のミナミに大量の制服パトロールを駆り出して取り締まりを強化しているという。今後もイタチごっこは続きそうだ。
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芸能ニュース 2012年09月11日 15時30分
『海猿』VS『踊る』勝つのはどっち?
7日に公開された織田裕二主演の人気シリーズの映画完結編「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」の上映3日間の興行収入が発表された。8日と9日の週末興行収入ランキングは初登場1位で、興行成績は全国452スクリーンで公開され60万4090人を動員し、興行収入は8億427万350円を記録する大ヒットスタートに。7日からの3日間では80万人を動員し、興収も10億円を突破した。 「踊る」のライバルとされているのが、すでに興収65億円を突破し、現在、今年の邦画興行収入トップを独走する伊藤英明主演の人気シリーズの最新作「BRAVE HEARTS海猿」だが、こちらも「踊る」同様に金曜日の公開。公開初日7月13日から3日間の興収は11億円を突破。公開4日目の同16日が祝日だったこともあり、公開4日で動員122万3437人、興収15億6,357万5650円の記録を記録した。 惜しくも「海猿」に及ばなかった「踊る」だが、このままだと、邦画興収ナンバー1は「海猿」が逃げ切る可能性が高そうだというのだ。 「『踊る』のファン層はテレビシリーズから見続けている30代、40代が中心。それに対して、『海猿』のファンは圧倒的に20代が多く、カップルのデートムービーとして鑑賞されることも多い。最近の映画館の客層で多いのは20代やカップルだから客層から行けば『踊る』が『海猿』を抜くのはかなり難しそう」(映画関係者) 公開したばかりの「踊る」だが、ドラマの特別版やこれまでの映画版に加え、テレビシリーズを再放送するなど集客作戦を大展開。完結編だけに、そう易々と「海猿」の軍門にくだるわけにはいかないようだが、これまでの映画シリーズ以上にPRに協力していた織田も公開中は集客のためまだまだ忙しくなりそうだ。
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芸能ニュース 2012年09月11日 15時30分
リズムネタでおなじみの2700 単独ツアーも残り半分「ぜひ生で観てほしい」
音楽と笑いをミックスした番組『バカソウル』(テレビ東京系列)が、初のDVD化。出演芸人=バカソウラーから、リズムネタでおなじみの2700に話を聞いた。現在開催中の初の単独ライブツアー『〜2700 JAPAN TOUR 2012〜THIS IS 2700』のこともあわせて、直撃だ。(インタビュー・伊藤雅奈子) −−お客さんが入ったライブハウスで、よしもと芸人がオリジナルの楽曲を披露する『バカソウル』。楽曲の作詞・作曲・ボーカルを担当している八十島さんは、いかがですか? 八十島 めちゃめちゃ気持ちいいですよ! 人格が変わります。小学校のとき、GLAYにあこがれて生きてきたんで、曲で真面目に勝負するっていうのは、たまらないっ!! 2日目のカレーみたい。 ツネ 今、わかりやすいボケを…(笑)。僕はダンス担当ですけど、昔趣味でやってたんで、そのパフォーマンスを客前でできるのは楽しいですね。映像を見てもらったらわかりますけど、勘違いしてます。スターやと思ってますから。 八十島 あのイキイキは、見ててこっぱずかしいけどな。 −−そんなツネさんの魅力を伝えるべく『ツネミチヒロシ』という曲を作ったのは、八十島さんですよね。 八十島 んま、そうなんですけど。あれは、苦肉の策なんですよ。ツネはしゃべりで勝負できなくて、昔漫才をやったとき、こんなにヘタなツッコミがあるのかってくらい、間はないし、ボケる前にツッコんでくるし、同じこと何度も言うし。で、「おかしいよ」って言っても、「そうっすか?」って感じなんで、どうしようもなかった。でも、ツネには謎の惹きつけ感、動きのキレがあって、僕は歌が好きなんで、このスタイルでやってみようかなぁって、♪右ひじ左ひじ交互に見て♪が生まれたんです。 ツネ ヘタやないと思うんですけどね。関西人でやってますし。 −−単独ライブが現在、開催中。忙しいスケジュールにもかかわらず、なぜやろうと? 八十島 メディアではだいたい、“ひじ”を求められるんです。そのフラストレーションが、たまにあって…。でも、つねに音とお笑いの形のものをネタとして作ってるので、それを全国周って見せたいなぁって。僕ら、ネタで世に出させてもらったコンビなんで、ネタはやり続けたいんです。 ツネ ネタを生で見てもらいたい。生で見て、勇気を与えられたらと思ってるんですよ。日本全国を元気にしたい。それが少しでも伝わればなぁと。だから、「東北には行きたい」というのは、僕のほうから言いました。 八十島 ライブでは、みなさんが見たこともないようなネタしかやってないので、僕らの挑戦でもあります。新しい笑いを見つけるっていうのがちっちゃいテーマなので、ツアー残り半分、ぜひ生で観てほしいです。【プロフィール】八十島弘行(左) 1984年3月生まれ、山口県出身。ツネ 82年10月生まれ、大阪府出身。TBS系列『パワー☆プリン』にレギュラー出演中。「キングオブコント2011」準優勝。●最新DVD『BAKA SOUL』は9月26日、定価3,150円(税込)で発売予定。2700は、『右ひじ左ひじ交互に見て』、『ツネミチヒロシ』、黄帝心仙人とのコラボ『このダンスをする』の3曲が収録。収録本編約109分+特典映像約15分。●単独ライブツアー『〜2700 JAPAN TOUR 2012〜 THIS IS 2700』は残り、9・15福岡、10・7札幌、10・8岩手、10・21神奈川。問い合わせは、チケットよしもとhttp://yoshimoto.pia.jp/まで。