トレンド
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トレンド 2010年04月22日 15時30分
コンピューターゲームの20世紀 第12回…『テトリス』
<抜群の操作性で人気を博したセガテトリス> 世界中で最も愛される落ち物パズルゲーム『テトリス』。日本では1988年にセガが発売したアーケード版で人気に火が付き、翌年、ゲームボーイ版が爆発的にヒットした。 俗に“セガテトリス”と呼ばれるアーケード版は、20年以上が経過した現在でも当たり前のようにゲームセンターで稼動しているのだから凄いとしか言いようがない。また、セガテトリスはその後に発売されたテトリスの雛形となっており、下レバーで落下、ボタンで回転というシンプルかつ直感的な操作性、および遊び時間(テトリミノ=ブロックが固定されるまでの猶予)等の基本ルールは、セガテトリスで確立されたものである。 これと正反対なのが同時期に発売されたファミコン版(発売元:BPS)だ。ファミコン版は下ボタンで回転、Aボタンで落下というトリッキーな操作を強いられる上に、落下は一瞬、さらに落下後はすぐに固定されてしまうという非常にせっかちなゲーム性であった。同じゲームでも操作性一つで全く印象の異なるものになってしまうのだから面白い。なお、この「一瞬落ち&瞬時固定」は、現在では“ハードドロップ”という、素早くプレイするために欠かせないテクニックの一つとなっている。 <対戦プレイを可能にしたゲームボーイ版> 1989年に任天堂から発売されたゲームボーイ版テトリスは、本体の普及という宿命を背負わされた、いわゆる“キラータイトル”の一つである。どこでも手軽にプレイできたこと、価格が安かったこと、そして、テトリス史上初の対戦プレイができたことが大きかったのだろう。ソフト単体としてはゲームボーイ史上最高の売り上げ本数を記録(約424万本)し、キラータイトルとしての役目をしっかり果たしてみせた。 筆者もテトリスをゲームボーイ本体と一緒に予約したのだが、極度の品薄状態により、結局入手までには二か月ほどかかったと記憶している。 購入後は狂ったようにプレイしまくった。その甲斐あって、近所のゲーム屋で開催されたテトリス大会で見事優勝。だが、手渡された優勝商品はテトリスだった。別にゴールドのカートリッジとかではなく、普通のテトリスである。しかも箱と取説はなし。カートリッジの裏には、薄く「さとし」と書かれてあった。どう見ても中古です。本当にありがとうございました。 ちなみにゲームボーイ版は初期バージョンと後期バージョンでAタイプの音楽が異なることをご存知だろうか。後期バージョンで使用されたのは「コロブチカ」というロシア民謡。テトリスは元々ソビエトで開発されたゲーム(元々は学習用ソフト)なので、敬意を表するという意味合いがあったのかも知れないが、真相は闇の中だ。 なお「ソビエト」「ゲーム」という単語からテトリスではなく『ゴルビーのパイプライン大作戦』を連想してしまった人は、残念ながら筆者と同じく重度のゲイム脳の疑いアリ。ご注意を。(内田@ゲイム脳)(C)1989 NintendoDATA発売日…1989年6月14日メーカー…任天堂ジャンル…パズルハード…ゲームボーイ
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トレンド 2010年04月21日 15時30分
30代夫婦の「セックス描写」生々しく…。小沼雄一監督最新作・映画「結び目」
昨年夏に公開した少々エッチな純愛映画「童貞放浪記」を監督した小沼雄一監督。 今年はホラー映画「都市霊伝説 心霊工場」(5月15日から大阪シネ・ヌーヴォXで公開)が公開されたが、これより前にシリアス映画「結び目」という作品を撮影していた。『結び目』は、ある事件をきっかけに関係が少しづつ傾いていく、二組の夫婦のお話。30代夫婦の「セックス」を生々しく描く事で、彼らを取り巻く濃密な愛が試される。 渋谷シアターフォーラムで6月下旬公開予定。
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トレンド 2010年04月21日 14時30分
寺山修司とは 寺山の生み出した理想の人間だった!?
某人気同人ゲームに登場する主人公に「口先の魔術師」という二つ名を持っている者がいるのだが、現実の世界にも「言葉の錬金術師」と呼ばれた作家が過去に存在した。その作家の名は寺山修司。 小説家や映画監督、俳優に作詞家、その他にも様々な活動を行っていたため、メディアから本職は何かと問われることが多々あったのだが、その度に「僕の職業は寺山修司です」と答えるほど、自分の職業に誇りと自信を持っていた人物として知られている。 だが人によると彼の自尊心は行き過ぎていたのではないかとの意見もある。 例えば、彼自身が行う寺山修司の自伝改ざんだ。よく知られているのは、彼の出身地が幾度となく変わることだ。何度か自分自身で、己の出身地について記しているのだが、その度に弘前市や五所川原市、三沢市とコロコロ変わり、その理由は「自分は走っている列車の中で生まれたので、故郷はないのだ」と語っている。 他にも自伝の中に「自分は学生時代にボクシングを3年間続けていた」との記述があるのだが、寺山の学生時代を知るものによると、誰も彼がボクシングをしていたことを知るものが誰一人としていないのだ。 さらに自分のことをいじめっ子であったかのように記している部分も見受けられる。寺山の自叙伝『誰か故郷を思わざる』内で、カマキリという名の少年が幼少時代の寺山修司にイジメられる箇所があるのだが、実はこの時の寺山の立ち位置はカマキリの方であったといわれているようだ。つまり、エピソード自身は本当に寺山自身が体験したものであるのだが、それをまるっきり逆にしてしまったのだ。 以上の点を見れば、彼がなりたかった姿を反映した人物こそが寺山修司であった可能性がある。「寺山修司」という人間は、負けず嫌いな性格が生み出したのではなく、自分を卑下した心から生み出された存在だったのかもしれない。(梅季 立風 山口敏太郎事務所) 参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年04月21日 13時30分
ナゼニ業界注目されないの? 「小演劇」で埋もれる完熟女優たち
「神聖かまってちゃん」のストーカーみたいに思われている記者だが、実は他にもいろいろな人をストーカーしている。若くて才能があるイケメン? だったらもう誰でもいいのだが、前から知ってる若い演出家で神里雄大という人がいて、この人がつくる「岡崎藝術座」の舞台が小規模ながらとても面白い。そんな神里が手がけている芝居が現在公演中なのでさっそくストーキング。そこで、なみなみならぬ逸材を発見し、芸能界に対する深い“ジレンマ”に陥ってしまった。 東京メトロ有楽町線・副都心線に「小竹向原」という駅があって、その駅からすぐなのだけど、おそらく知らなければ絶対に発見できないような「アトリエ春風舎」という小さな劇場がある。そこで今、神里雄大と白神ももこによる『動け! 人間!』という劇をやっていていて、ややっこしいが「は」と書いてある日の公演には兵藤公美(青年団)という女優が出演している。 この兵藤公美という女優、他の若い役者に比べるとベテランでダントツ演技も上手い。手足が長くてダンサー並みに柔軟性があり身のこなしもキレがある。何回か見ていてファンなのだけれど、テレビ露出も無くいつも小さい演劇(50席ぐらいの)に出演していて、ちょっともったいない感じがするのだ。だけど、彼女のような舞台で活躍する女優がドラマに出てくると、すごいイジワルな役だったりするので(ex「泣かないと決めた日」の町田マリー)、それもそれでイヤだし。これが世に言う(言わないか)舞台女優の“ジレンマ”。演劇ファンの人独特の感情だ。 当然だが女優の「旬」はせいぜい30代。兵藤さんは完全に「完熟女優」の域に達しているので、見るなら今。気になる人はぜひ、どこにあるんだかよく分からない「アトリエ春風舎」に急いでほしい。コダイがストーカーしている神里雄大については次回お伝えする。(『動け! 人間!』は5月5日まで、兵藤公美の出演は「は」のつく日を「岡崎藝術座」の公演案内 http://okazaki.nobody.jp/next.htm で要確認)<イケメン好きのコダイユキエ>
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トレンド 2010年04月21日 08時00分
【これじゃ売れない!】hyde奇跡の41才! 驚くほど年を取らない、“優良銘柄バンド”L'Arc〜en〜Ciel(ラルク アン シエル)
今日の【これじゃ売れない!】は、ずっと“売れてる”L'Arc〜en〜Ciel(ラルク アン シエル)。洋楽、ザ・アローズのカバー「I Love Rock'n Roll」を歌うペプシのコマーシャルが、10年ぶりのCM出演という彼ら。「美の化身」であるL'Arc〜en〜Cielは20年近くも活動しているのに、ボーカルhydeをはじめメンバーは驚くほど年を取らない。何か秘薬でもあるのだろうか。 「VAMPS」組んだり、hydeだったり、HYDEだったり、いろいろ変るがとにかくいつまでもキレイなボーカルのハイドさんは1969年生まれで、まさかの41才。リーダーのtetsuya(ベース)以下、ken(ギター) 、yukihiro(ドラムス)とも40才過ぎのアラフォー。って信じられない、何かの間違いか。デビューした時期を考えれば納得だけど、ラルクの“劣化しないぶり”には驚く。 多分、L'Arc〜en〜Cielが一般に知られだしたのは、5thシングル『flower』ぐらいからだろう。その年1996年の4thアルバム『True』が、初のオリコンアルバムチャート1位獲得とミリオンセラーを記録。しかし人気絶頂の翌年、メンバーが覚せい剤取締法違反の現行犯で逮捕されて脱退。活動休止に追い込まれる。その後ちゃんと復活して『HONEY』、『花葬』、『浸食 〜lose control〜』を同時発売し、最多セールスを記録するという音楽業界を驚かす偉業を成し遂げた。致命的な“薬物問題”で休止するも、その間に他のメンバーが大学行って単位とったり、曲溜めといてあとで3曲同時に発売したり、結構ちゃっかりしている。 10年くらい前、お笑い芸人の爆笑問題に「ビジュアル系」と紹介され、怒って帰ったという「ポップジャム事件」(事実は違うとのこと)があるように、しばしば悪い方に誤解されやすいL'Arc〜en〜Ciel。しかし、見た目に反してリーダーのtetsuyaは元から煙草を吸わないし、ドラム一本気のyukihiroは酒を一切飲まない。ボーカルのhydeは大石恵と家庭を築いていて、Kenも学生時代は勉強熱心だったという。ロンドンのクラブ・キッズを意識したニューロマンティック派の音楽をやってるバンドなのに、その内面は実にまともなL'Arc〜en〜Ciel。きっと調査会社がいくら調べても「黒い事情」が出てこない優良銘柄なバンドなのだろう。だから、ペプシのような大企業のコマーシャルも入る。 多くのアーティストが痛い目にあった音楽以外のビジネスに手を出さず、音楽と関わりが強いアニメやゲームとのコラボに熱を上げた。こういった夢のある広がりが、次世代のファンを生んでいき、長い人気が続いている。ある意味理想的なロックの成功者。いつまでも老けないし、もう重鎮の域にいるバンドがこんなキレイなまんまでずっといられたら、若い新しいバンドが「これじゃ売れない!」ではないか。世の40代との距離を縮めるためにも、ラルクも少しは老けてほしい。(コアラみどり)
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トレンド 2010年04月20日 15時00分
力石徹役の伊勢谷友介に“華がありすぎ”て、映画的には最悪な結果になりかねない「あしたのジョー」
とうとう発表になった映画版「あしたのジョー」の力石徹のキャストに伊勢谷友介。主人公・矢吹丈(ジョー)役が「NEWS」の山下智久で、丹下段平が香川照之だという時点で、原作ファンである記者はかなり脱力してるわけだが、ストイックなジョーのライバル・力石徹が伊勢谷ということで、多少映画を見たいというモチベーションが上がった。しかしこの力石徹って登場人物、ジョーに比べていろいろ可哀相な役回り、けっこう目立つ伊勢谷が演じて“映画的に”大丈夫か。 誰もが心を奪われ、太陽光線みたいに焦げ付くジョーに対し、月の光のように静かに冷たい存在感をあらわす力石徹。彼はマンガの登場人物ながら1970年3月に「天井桟敷」で有名な劇作家の寺山修司が発起人となって葬式が行われたり、「あしたのジョー」ファンからすごく慕われているキャラクターだ。しかし、ジョーと対戦するため過酷なダイエットで階級を下げたり、ヒロインのお嬢様には“男”と見られてなかったり、実はあんまりオイシクない一生を送る男。ジョーが織田信長なら、徳川家康みたいな役どころだ。 今回、力石を演じる事になった伊勢谷友介は、デザイナーの山本寛斎の親戚で、東京藝術大学美術学部大学院修士課程修了(芸大卒って事だよね?)という華麗なプロフィールの持ち主。ジャニーズのHと結婚が決まった女優のKと、かつて共演しお付き合いしていたが、すぐ別れた経歴がある。それからナゼかイケメンのはずなのに、生田斗真に変わる前のロッテ ロッテガム「ACUO」のCMでは「ひどく息の臭い男」をやらされていた。カッコいい割にはいままで日が当たっていない。 記者は彼が主演した「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」(監督:三池崇史、2007年)は見てないけど、中谷美紀主演の『嫌われ松子の一生』(脚本・監督を中島哲也)では、松子の元教え子のヤクザ・洋一役がすごく上手かった印象がある。見た目もカッコいいし、演技も上手い伊勢谷はなぜブレイクしないのか、不思議に思っていたのだが、今回力石徹を演じるにあたって、原作ファンもなんとなく納得(というか許せる)の評価を得ているらしく、この出演がきっかけで“ブレイクの兆し”が見える。 実力もあり、華がありすぎる伊勢谷友介。主人公・矢吹丈(ジョー)役・「NEWS」の山下智久がジャニーズでなければ、伊勢谷がジョーを演じてもいいぐらいの俳優だ。このままでは実写版「あしたのジョー」が“ライバルの魅力が主人公を上回る”映画的には「最悪な結果」になりかねない。くれぐれも映画のためには、伊勢谷はジョー役の山Pを“食わない程度”に演技するしかないのではないか。(コアラみどり)
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トレンド 2010年04月20日 14時30分
忍者記者ドラゴンの道「現代に生きる忍びの教え」
ヒミツの教え故、流派や名前は明かすことはできないが、あくまでも個人として前置きをした上で「忍びの教え」を、ある忍者の方から頂いた。 『変化せよ』 『腕や足無くなっても、胴体あれば生きられる。生きて帰って来い』 『千早振る 神の教えはとこしえに 正しき心身を護るらむ』 『武力を有するが故、恥辱を受けても笑って動ぜず』 『心正しからざれば、獣心になる』 一見、バラバラのように思えるが、彼は全体の意味をまとめて解釈をする。 『明るく笑って生きる為に、忍者の修行で心身を鍛え、 日常から柔軟かつポジティブに対応できる気持ちでいること』 実にシンプルであり、独特の解釈である。 しかしそれが故に、極めるまでの道は険し。 精神論だけではなく実践を重視しているので、柔軟に対応する『瞬間のヒラメキ』が要求される。 まるで流水のように上から下に流れる…そんな自然な技の流れを忍者は会得し、仮に流れを断ち切られても、瞬間的に新たな流れを生み出す力がある。 それは精神と肉体が良いバランスで融合できているからだ。 強い自信がありながらも、謙虚さを忘れず『忍道』を追求する。 インターネットで世界とやり取りができ、遺伝子操作で作物が生み出せる現代において、『忍道』を追求することは古いと感じますか? もちろん普段 彼らは一般の人と同じように社会人は仕事をして、学生は学校へ行くのは皆さんと変わらない。 しかし1つだけ違うことがある…。生活のリズムの中に忍道を組み込んでいることだ。 はるか前の歴史より培ってきた忍者の歴史は、世紀を超え、世代を超え、文化を超え、大きく広く世界へ広がっている。 アニメや漫画、映画のイメージで日本人にも誤解されている面があるが、彼らはしっかりと歴史に根付き、戦国時代のごとく厳しい現代において、忍道を継承しているのである。 忍道よ、永遠に…。日本国産忍者ドラゴン・ジョー(山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年04月20日 13時00分
主演映画『ボーイズ・オン・ザ・ラン』が、地方各地で公開中なのに…。銀杏BOYZ・峯田和伸のブログが更新されない!
「情けないオレ」や「AV女優」、「エロ妄想」、はたまた性欲やオナニーなど、どう考えても“女性が引く”ワードが満載の、銀杏BOYZの峯田和伸のブログ、「峯田和伸の★がぶがぶDIEアリー」。下品なわりには、文学的要素満載で面白くライブドア人気ランキング上位に位置する人気ブログだ。しかし、今年1月末に封切られた峯田の主演映画『ボーイズ・オン・ザ・ラン』の公開前後に頻繁に更新された後、3月15日をもってぷっつり更新が途絶えてる。何かあったのか。 もともと、月に一回とか気が向いた時にしか更新されてなかった「峯田和伸の★がぶがぶDIEアリー」。昨年の後半から映画公開の今年初旬までは、映画の告知をかねてたくさん更新されている。内容は、レコーディングしたり、ペット(とかげ)飼ったり、映画『ボーイズ・オン・ザ・ラン』への感謝について。若い男のブログにありがちな「今日は何食った」的な安い報告が無くて非常に良いブログだ。しかしながら、3月15日の帰郷を兼ねた舞台挨拶でキャンペーンが終わり、それから一か月更新されていない。 一応HPには大ヒットと書いてあるが、『ボーイズ・オン・ザ・ラン』は、15歳以下のファンを多くもつ銀杏BOYZの峯田が主演なのに、R15+という規制がかかり、少年誌やテレビでの告知があまりされなかった。もちろん女性向けの媒体にも広告されてないので出だしはかなり苦戦したはず。しかし、峯田の音楽雑誌での大露出や、内容の良さで客足を伸ばしている。公開してからあまり話題に上がってないのが残念だ。爽やかでは無いが、青春映画としては逸品である。 最近の峯田氏は何をやっているのかと言うと、この映画を監督した劇団ポツドールの三浦大輔が作・演出を手がける『裏切りの街』という舞台が、渋谷のパルコ劇場で5月7日(金)から5月30日(日)まで上演されるのだが、「(その舞台の)主題歌と劇伴を銀杏ボーイズで手がけることになったの。」(3月5日の峯田ブログより)という。まったくもって演劇と銀杏BOYZの音楽が結びつかないのだが、現在峯田氏はこれにかかりきりで、ブログを更新する余裕がないのであろう。舞台もいいけど、映画『ボーイズ・オン・ザ・ラン』は(関東の公開はだいたい終了)日本全国でまだまだ公開中。公開を待ちに待った地方のファン(関東のファンも)は、峯田の近況をいち早くブログで知りたいのではないか。とにかく更新してくれ! (コアラみどり)写真:全国のタワレコで配られまくった「風とロック」峯田特集。
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トレンド 2010年04月19日 16時30分
「神聖かまってちゃん」が注目されたのは、“ネット”が理由じゃないよね?
3月末にNHK総合のトンデモ音楽番組「MUSIC JAPAN」に出演した神聖かまってちゃん。その後のBSのアニメ・マンガ・ネットを紹介する変な番組でも「ネットから登場したバンド!」と紹介されたり、雑誌やネットでも、「ネット住民大興奮」とか、とにかく「ネット」と結びつけられる。だけど何でこの人たちに注目が集まるのかというと、それは“ネット”が理由じゃないと思う。 現代社会が生み出した「何か特別なモノ」みたいに「神聖かまってちゃん」を紹介するNHK。つい最近話題を呼んだ「無縁社会」の続編といい、若者の文化や思考に理解があるように見せて実はぜんぜん“上から目線”なのがよく分かる。彼らを紹介する媒体ってみんな、の子の実家が散らかってるとか、けっこう大きなお世話。記者の部屋もあれぐらい汚いからちっとも可哀相だとは思わなかったぞ。 そもそも、何で神聖かまってちゃんに注目が集まるのかというと、やっぱり音楽がいいから。はっきり言って、ボーカルのの子の奇行や、現代社会の背景とかそういったモノはこのバンドにとって「おまけ」みたいなもので、ニコニコ配信、ツィッターなど、ネットは宣伝ツールに過ぎない。やっぱり生でライブを見た人の多くが「このバンド、いいな!」って思ったから次々ファンが広がるんだと思う。 神聖かまってちゃんは日によって演奏にムラがあるっていう人もいるけど、美空ひばり以外の歌手はだいたいムラがあるものだし、神聖かまってちゃんのの子はそれまでどんなにめちゃくちゃでも、「ロックンロールは鳴り止まないっ」のサビの部分では絶対に「感情をMAX」にしているので、毎回同じ感動を与えてはいる。とにかく頑張ってやってるし、ニコニコや2ちゃんが無くてもいずれ這い上がって来た人たちなのだろう。「MUSIC JAPAN」での大きな反応も、テレビで見たからで、ネットで見たからじゃないでしょう? それよりも何よりも記者がビックリしたのは、彼らの歌詞中に出てくる「TUTAYAで借りた〜」という部分をNHKがばっちり歌わせた事。「コーク」は「コーラ」じゃなくていいの? 「真っ赤なポルシェ」は「真っ赤な車」じゃなくていいの? 「ツタヤ」は「レンタル屋」じゃなくていいの?(知らない人はお母さんに聞いてね)<コダイユキエ>イケメン好きの40歳独身女性記者
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トレンド 2010年04月19日 13時30分
ひこにゃんのモデル・豪徳寺の招き猫伝説
経済効果10億円のゆるくないゆるキャラ、ひこにゃんの元ネタがあることをご存じでしょうか? 東京都世田谷にある豪徳寺。ここは彦根藩の井伊家累代の墓がある由緒正しきお寺でございますが、元々は貧しいお寺でございました。 ある日、彦根藩二代目藩主・井伊直孝が鷹狩りに出かけました。その帰り、のちに豪徳寺となる弘徳院の前を通りかかったところ、この寺の飼い猫が門前で手招きをするような仕草をしていたため、これを見た直孝は立ち寄って休憩をすることにしました。しばらくすると、天気が悪くなり雷雨が降り始めました。直孝は雨に降られずにすんだと大いに喜び、また雨宿りをしながら和尚の説法を聞くうちに和尚とも親しくなり、その縁が元で弘徳院に多額の寄進をし、豪徳寺と改め、井伊家の菩提寺としたそうです。 猫が招いた縁によって盛り返した豪徳寺は、後に境内に招猫堂を建立し、猫が片手をあげ招いている姿をかたどった招福猫児(まねぎねこ)を作るようになりました。ひこにゃんは、この井伊家と招き猫の伝説を元にしたキャラクターなのです。 また、直孝が豪徳寺の木の下で雨宿りをしていたところ、猫が手招きをするので近づいてみたところ、先ほどまで雨宿りしていた木に雷が落ち、直孝は間一髪で落雷を避けることができた、という伝承も残っております。 招き猫伝説は豪徳寺以外にも、新宿の自性院を発祥の地とする説や、京都の檀王法林寺を発祥とする説など、いくつもの説があります。 豪徳寺の招き猫をモチーフにしたひこにゃんは大ヒット! 筆者もそのご利益にあやかりたいと、豪徳寺に行ってきました。 豪徳寺は小田急線の「豪徳寺」駅から商店街を抜けた、閑静な住宅街の一角にあります。 仏殿の左、墓所に抜ける道の途中に招猫堂を発見。早速のぞいてみると、大小さまざまな大きさの招き猫が奉納されていました。こちらの招き猫は黒目がちでとってもキュート。ずらりと並んでいても怖くありません(笑)。300円の豆サイズから5000円の特大サイズまであるので、祈願内容とお財布に見合ったサイズを購入しましょう。筆者は小サイズと豆サイズのお守りバージョンを購入。招き猫さま、ご利益期待しております! 戦国武将とパワースポットブームで明治神宮の加藤清正の井戸が大人気ですが、ここ豪徳寺の招き猫もご利益満点、是非訪れてみてはいかがでしょうか。(みかめゆきよみ 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou