スポーツ
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スポーツ 2019年04月17日 11時30分
阪神が見抜けなかった、1億7000万円左腕の弱点
根底から見直す必要がありそうだ。 阪神のオネルキ・ガルシア(29)の二軍降格が決定した。4月16日の東京ヤクルト戦に先発したが、2回途中で降板。被安打7、失点7というブザマなピッチングで、矢野燿大監督(50)も「良くなる兆しが見えないというか…」と、半ば呆れたような口調でこぼしていた。ガルシアは開幕から3試合に登板したが、勝ち星ナシだ。 このガルシアがノックアウトされた松山遠征に帯同した取材陣の一人がこう言う。「2回目の先発、4月9日のDeNA戦後にガルシアの二軍降格の話が出ていたんです。『やっぱり』というのが、チーム関係者の感想です」 先発ローテーションの一角が早々に崩れたことへのショックはなさそうだが、矢野監督は別の見方をしていたのではないだろうか。外国人選手の補強について、獲得の基準を見直す必要があるのではないか、と…。「野手では新加入のマルテが故障でチームから離脱しています。ガルシアが勝てないとなると、阪神は外国人選手を見る目がないと言われても、反論できないでしょう」(プロ野球解説者) ガルシアには相当な期待が寄せられていた。もともとは中日が見つけてきた左腕だが、昨年オフの残留交渉で決裂。阪神は来日1年目で13勝を挙げた実績を評価し、好年俸で迎え入れたのだ。 来日1年目の昨季の年俸は推定5000万円。阪神は1億7000万円(同)を提示したという。「メッセンジャー、ガルシア、FAで獲得した西勇輝。この先発3本柱は脅威です。キャンプ時点で、広島の緒方監督が『阪神要注意』を口にしていました」(スポーツ紙記者) ガルシアが前年とは別人になってしまったわけだが、ガルシアの残留交渉にあたった中日の森繁和シニアディレクター(以下=SD)は、決裂後、こうも言い放っていた。「ドームでしか勝てないくせに。ウチに勝てなかったら、どうするのか?」 昨季、ガルシアが先発した26試合について調べてみたが、20試合がドーム球場だった。屋外球場で先発した6試合では、1勝しか挙げていない。ドーム球場が定着した今日、一般論として、屋外球場は気温、天候、風の影響を受けやすいとされている。「屋外球場が苦手」なる話はあまり聞かないが、神経質な選手もいる。「1年に1回試合があるかないかの地方球場に行くと、『逃げにくい』とこぼす投手もいますよ」(前出・プロ野球解説者) 前年、監督だった森SDはガルシアの神経質な一面を見抜き、先発登板させる球場を分けていたようだ。 今季から、在籍10年のメッセンジャーが外国人選手枠から外れることになった。打線低迷のチーム事情を考えると、マルテが復帰してもナバーロは一軍に置いておくべきだろう。クローザーのドリスは外せない。しかし、メッセンジャーが外国人選手枠の「4人」にカウントしないで済むので、5人目の助っ人を一軍登録できる。 ガルシアの今後によるが、新たな外国人投手の緊急獲得も検討しなければならないだろう。近年、阪神は外国人選手の不振に泣かされてきた。今年もシーズン途中での緊急補強となりそうだが、その評価基準を見直す必要がある。矢野監督は渉外担当スタッフに言いたいことが山ほどあるのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年04月16日 22時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「藤波辰爾」“こんにゃく”の本性は強靱な意志を持つ頑固者
世の多くの会社員が定年を迎える65歳をすぎてもなお、主宰するドラディションや他団体へのゲスト参戦などでファイトを続ける藤波辰爾。来る4月26日、東京・後楽園ホール大会では懐かしのドラゴンボンバーズが再結成されるという。※ ※ ※ プロレスがテレビのゴールデンタイムで放送されていた時期とそれ以降の選手では、一般からの知名度に格段の違いがあるという。 「闘魂三銃士や四天王あたりの選手に聞いてみても、アントニオ猪木やジャイアント馬場はもちろんのこと、ジャンボ鶴田や長州力らの世代と比べても『天と地ほどの差がある』と言います。そうした選手は街を歩いていても名前で呼ばれるけれど、それより下の世代では、よくて“この人見たことある”レベルだそうです」(スポーツ紙記者) それほどまでにテレビ視聴率20%超の力は絶大で、佐山聡(初代タイガーマスク)のリアルジャパンプロレスや藤波辰爾のドラディションが息長く続いているのも、こうした影響があってのことに違いない。 そんなレジェンドレスラーの1人である藤波が、一昨年の秋に放送された『プロレス総選挙』(テレビ朝日系)でベスト20から漏れたことは、長年のファンをザワつかせることとなった。ネット上ではこれに異議が噴出し、不正選挙との声まで上がった。 「オカダ・カズチカや棚橋弘至、真壁刀義らがランクインしたあたり、主に今の新日本プロレスをテレビや会場で見ているファンが中心となったアンケート結果なのでしょうが、かつてドラゴンブームで一世を風靡した頃の藤波を知っているファンには、納得できない結果でした」(同) 藤波本人は、このことについて聞かれたスポーツ紙ネット版のインタビューにおいて、「僕自身は印象的なことを起こしていないからね。いてくれて当たり前で、印象が薄いのかもしれない」と答えている。 しかし、続けて「かえって外された方がよかった。中途半端に19位とか20位とかになるよりはね」と話したところをみると、やはり“自分は上位にランクされてしかるべき”との高い意識を持っていることがうかがえよう。 藤波にまつわる過去の出来事は、長州との「名勝負数え唄」にしても、藤原喜明との「雪の札幌テロリスト事件」にしても、本人が言うように藤波自身ではなく、他の選手の行動に巻き込まれた印象は強い。 「猪木に向かって自分の前髪を切り落としながら、ビッグバン・ベイダーとの対戦を直訴した『飛龍革命』にしても、その主題は“全盛期をすぎた猪木の去就”にありました。そのため“ベイダー越えよりも先に成すべきは猪木越えだろう”との空気が強かった。その上、藤波の言葉が不明瞭なこともあって、決意のほどとは裏腹に間の抜けた感じになってしまいました」(同) 柔和な笑顔を絶やさない好人物であり、振る舞いも紳士的。そのため、癖の強い面々に翻弄される善玉として、藤波を見てきたファンは多いだろう。しかし、それは表層的な見方にすぎず、実は相当な頑固者だと評する声もある。★馬場が画策した藤波の全日移籍 「ベイダー初登場となった1987年12月の両国国技館大会で、藤波は最初に対戦相手とされながら、これを断固拒絶。新顔であるベイダー&たけしプロレス軍団の踏み台にされることは、到底受け入れられないというわけです」(プロレスライター) それで猪木が折れて「俺がやりゃあいいんだろう」となったというから、実は両国暴動事件の黒幕は藤波であったとも言えようか。 そうした強い意志を持ちながら人当たりは極めて良好なため、相手側が勘違いすることも多いという。 「新日と全日の引き抜き合戦の際、長州維新軍に続いて馬場は藤波の移籍も画策していました。何度か話し合いが持たれた中、その様子を見た馬場は移籍を確信していたのですが、藤波自身は新日残留の意思を曲げていませんでした」(同) 全日側は移籍を見越して、発表会見の準備までしていたというから、交渉上手の馬場としては珍しく、まんまと一杯食わされる格好になったわけである。 また、新日の社長に就任してからの藤波は、朝令暮改の言動から“こんにゃく社長”と呼ばれたりもした。「集客のため、社長自身の引退カウントダウンを売り物にしたいと周囲に言われ、藤波自身が明解な答えを出さないうちにその方向で話が進んでいく。しかし、最後の最後になって“引退しない”ことを決断する。これが何度も引退発表が繰り返された真相です」(同) 藤波を“頑固者”と定義し直してプロレス史を眺めると、また新たな側面が見えてくる。藤波辰爾***************************************PROFILE●1953年12月28日、大分県出身。身長185㎝、体重108㎏。得意技/ドラゴン・スープレックス、ドラゴン・ロケット、ドラゴン・スリーパー。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年04月16日 22時30分
WWEリコシェがロウに昇格! AJスタイルズらスマックダウンからロウへ大量移籍!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間16日、カナダ・ケベック州モントリオールで主力ブランドのロウを開催した。 毎年恒例のスーパースター・シェイクアップが開催された。オープニングではスマックダウン所属だったザ・ミズがシェイン・マクマホンを襲撃して会場を沸かせると、リコシェ&アリスター・ブラック、バイキング・エクスペリエンス(ウォー・レイダース)、アンドラデとゼリーナ・ベガ、レイ・ミステリオ、ラーズ・サリバン、ジ・ウーソズ、ナオミ、EC3、レイシー・エバンス、AJスタイルズがロウにサプライズ出場し、ロウに所属することを発表した。さらに、セドリック・アレクサンダー、エリック・ヤングの所属も追加発表された。 日本のファンにとって気になるのは、ドラゴンゲート、新日本プロレスで活躍し、人気が高かったリコシェがファームブランドNXTから正式にロウへ昇格したことだろう。『レッスルマニア35』前後にはスマックダウンで中邑真輔&ルセフを撃破。ロウでもフィン・ベイラー(プリンス・デヴィット)とのタッグでアピールに成功しており、主力ブランドへの昇格は時間の問題とされていた。新日本時代のライバルKUSHIDAは先日WWEと契約し、NXTに所属することが発表されたばかり。両者の再会はNXTではなく、KUSHIDAが主力ブランドに昇格してからになりそうだ。 この日のメインにはいきなりAJスタイルズが登場。6人タッグマッチに出場した。AJスタイルズはローマン・レインズ&セス・ロリンズとタッグを組んでドリュー・マッキンタイア&バロン・コービン&ボビー・ラシュリーと対戦。AJはロウのリングでも躍動した。さらにロリンズとレインズが連続攻撃でマッキンタイアを沈めると、ラシュリーのフォールを、ロリンズがカーブ・ストンプでカット。続けてレインズのスピアーから最後はAJがラシュリーにフェノメナル・フォアアームを叩き込んで3カウント。最強トリオを結成したAJが、ロウ移籍発表と同時に自らの手で初勝利をつかんだ。 今回の移籍により、ロウのメンバーが主体となる6.28、29両国国技館公演の来日メンバーが変更、追加される可能性が出てきた。リコシェの凱旋にも期待したい。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年04月16日 18時10分
サッカー女子ワールド杯招致で再び韓国と激突!? “切り札”澤穂希登板か
サッカー・ワールドカップ開催を巡り、再び韓国と争うことになりそうだ。 「2023年の女子ワールドカップの招致に向け、日本は国際サッカー連盟(以下=FIFA)に意志証明書を提出しました。韓国も23年の招致を目指しています」(専門誌記者) その第1ラウンドともなったのが、去る4月6日に行われたFIFAの理事選挙。日本の田嶋幸三会長は再選を果たしたが、韓国協会会長のチョン・モンギュ氏は落選。この結果を受け、韓国側は「日本の陰謀だ」と難グセをつけ始めた。 「23年の招致を巡って、徹底的に日本と争うという意見と、またもや日韓共催になるのではないか、という意見が出ています。韓国は北朝鮮との共同開催で、政治的なアピールもできますが、男子のW杯招致を目指す中国に対して、日本と韓国、どちらが中国を味方に付けるかがポイントになりそう。この点では韓国が優勢ですね」(同・記者) そこで急浮上してきたのが、澤穂希だ。『なでしこジャパン』は今年6月開催のW杯フランス大会での優勝を目指し、奮闘中。サッカーの国際大会で巨額な広告出資を続ける中国を味方にできないとなれば、なでしこには勝ちまくってもらうしかない。その後、切り札の投入だ。23年の自国開催に向け、澤を表舞台に呼び戻し、海外にもアピールする作戦である。 「澤は11年W杯の得点王であり、MVPも受賞しました。FIFA最優秀選手賞も同年に獲得しており、世界中が知るレジェンドです。その澤が自国開催で代表チームを指揮するとなれば、最高の絵柄です」(関係者) 現代表の高倉麻子監督は、2大会ぶりの優勝を目指している。だが、一方で「自分は澤へのつなぎ」と口にすることもあり、代表メンバーの世代交代を一番の課題に挙げてきた。 韓国からの日本バッシングに、田嶋会長は全く動じていない。切り札温存による余裕と見るべきだろうか。
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スポーツ 2019年04月16日 17時30分
新日本プロレスのアメリカ侵攻は止まらない!MSGの次はダラス!第1弾選手発表
日本時間7日にアメリカのニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)に16,534人(札止め)の観衆を集めた新日本プロレス。アメリカROHとの合同興行ではあっあったが、アメリカでの“ニュージャパン”人気を世界にアピールすることに成功した。今回は新日本の闘いをパッケージで“輸入”。試合のクオリティも高く、アメリカのファンに支持されていた。 今年のアメリカ大会第2弾は日本時間7月7日に開催される『G1クライマックス29』開幕戦だ。G1が国外で開催されるのは史上初。その場所はテキサス州・ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターに決定した。 プロレス界とダラスといえば、かつて日本マットでも活躍した“鉄の爪”フリッツ・フォン・エリックのテリトリー。1980年代はフリッツの息子たちを中心に活躍してきたことで知られており、今年WWEの殿堂入りを果たした“超獣”ブルーザー・ブロディも定期参戦していた。 WWEの全米侵略で、世界最高峰のプロレスアライアンスNWAが事実上崩壊してからはWCWAという団体で老舗団体AWAと提携。ブロディの仲介で新日本にもエリック兄弟など選手を派遣した。しかし、エース格だった四男のケリーがWWEに移籍、その後、兄弟の不慮の死が続くなど“呪われたエリック一家”というレッテルを貼られてしまいダラスのエリック王国は崩壊。現在、存命しているフリッツの息子は6兄弟のうち、次男のケビンのみ。3人は自ら命を絶っている。 エリック王国崩壊後、WWEやインディー団体がプロレスの明かりを消さないように盛り上げてきたダラス地区に新日本が進出する。だが、今回はMSGとは違って新日本単独の興行。しかもG1の公式戦が開催されるとあって、MSG大会とはまた違った意味合いの期待が高まっている。 ダラス大会の第1弾出場選手として、オカダ・カズチカ、飯伏幸太、内藤哲也、ジェイ・ホワイトの4選手の参戦が決定した。この4人はG1への出場も決定したと言ってもいいだろう。今年のG1の大会数を見るとダラス大会で公式戦が5試合組まれるのは間違いない。AブロックまたはBブロックどちらかの公式戦5試合に、アンダーカードが組まれるのだろう。 G1は毎年、開幕戦にドラマが起きるだけに、どんなカードが組まれるのか注目したい。文 / どら増田写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年04月16日 17時30分
プロ野球人気“復活”の狼煙①長嶋茂雄「東京五輪聖火最終ランナー」裏にある野球くじ導入
「MO砲」の活躍もあってセ・リーグの首位を走る巨人軍。本拠地開幕戦には、体調が回復した長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督(83)も登場。そこから透けて見えてきたのが、ミスターの「五輪聖火ランナー」と「野球くじ」の導入計画だ――。 長嶋氏は昨年7月に体調を崩して入院。胆石による肝機能低下で一時は危篤情報が飛び交い、死亡時の原稿の準備を進めていたメディアもあったほどだった。 しかし、懸命の治療が実り、12月に退院。とはいえ、恒例だった巨人のキャンプ視察を自粛したのをはじめ開幕前の巨人激励会など、この10カ月間、公の場に姿を見せることはなかった。 そのため、長嶋氏の元気な姿が見られるのは早くても今秋、巨人の優勝祝賀会と思われただけに、本拠地開幕戦に姿を見せると、東京ドームは騒然となった。 次女でスポーツキャスターの三奈さんに付き添われて東京ドームのバルコニーに登場した長嶋氏は、いつものダンディーな姿で手を振り、順調な回復ぶりをアピール。読売新聞グループ本社の渡邉恒雄代表取締役主筆と並び、ジャイアンツカラーのオレンジ色をしたマフラーを首からかけて観戦する姿は、全国の長嶋ファンを喜ばせた。 「サプライズ観戦と報道されていますが、長嶋さんは3月初旬から巨人の本拠地開幕戦に行く準備を進め、山口寿一オーナーにその意向を伝えていました。医師の本格的な外出許可がおりず、とても無理と思われていたのですが、『是が非でも実現したい目標である』と、室内トレーニングを続けていたのです」(スポーツ紙デスク)「実現したい目標」――実は東京オリンピックの組織委員会が2020年東京五輪開会式の最終聖火ランナーに期待する筆頭候補こそ、長嶋氏と王貞治ソフトバンク球団会長(78)なのだ。 次の’24年パリ五輪では、野球が競技種目から除外されることが2月に決定。ショックを受けた長嶋氏は、聖火ランナーを受ける方向に舵を切ったという。 野球評論家時代には五輪へ足を運び、大会の模様をレポートした長嶋氏。’04年アテネ五輪では日本代表監督に就任したが、同年3月に脳梗塞で倒れ、本大会の指揮は中畑清氏に託した。その無念さを晴らす舞台こそ、「五輪での野球復活」と考えているからだ。「来年7月24日の五輪開会式で、日本のスポーツ界の象徴であるONが最終聖火ランナーを務めれば、野球・ソフトボールの復活を全世界にアピールできると。急ピッチでリハビリを進めたのは、そのためです」(JOC関係者) 思い出されるのが、1996年に開かれたアトランタ五輪。最終ランナーが誰なのか、固唾を飲んで世界中の人々が見守る中、現れたのはボクシング界のスーパースター、モハメド・アリ。当時のアリはパーキンソン病で闘病中。そのアリが震える手で聖火を灯すという思わぬ演出に、スタジアムには大きなざわめきが起き、拍手に変わった。 この年は11・5差をひっくり返し、長嶋巨人がメークドラマを起こして優勝したシーズン。長嶋氏もアリの姿に感動し、奮い立った1人で、あの感動を実体験で知っているからこそ、聖火ランナーに意欲を示しているというのだ。 「長嶋さんは脳梗塞の後遺症により、右半身に麻痺が残っています。右手はズボンのポケットに入れたままですが、体力を取り戻そうと、週6日のリハビリを懸命にこなしています。まさに執念です。そんな長嶋氏が聖火ランナーを務めれば、パリ五輪は無理でも、’28年のロサンゼルス五輪での復活は期待できる」(長嶋氏と親しい放送関係者) もう一つ、長嶋氏の聖火ランナー構想と合わせて浮上してきた目論みがある。スポーツ振興くじ「toto」の一つとして検討されてきた、プロ野球の「野球くじ」導入だ。 「野球くじ」については’15年、超党派の国会議員で作るスポーツ議員連盟から日本野球機構(NPB)に、くじの対象をプロ野球に広げることの可否を検討してほしいと要請があり、NPBは実施を協議してきた。 しかし同年10月、巨人の選手による野球賭博への関与が発覚。そのため自粛ムードが高まり、議論は立ち消えになっていた。 昨年も導入案が浮上したが、やはり巨人を中心に見送り論が強く、継続審議に。それが今季、巨人の「MO砲」丸佳浩、岡本和真選手らの活躍がプロ野球全体を牽引する形で観客動員が伸び、そこへ「長嶋氏復活」という明るいニュースが導入に拍車をかけているのだ。 「『野球人口の減少は将来に関わる問題』とプロ野球の将来を案ずる長嶋氏は、野球くじでプロ野球が受け取るお金を、スポーツ庁を通じてアマチュア球界の環境整備、強化費に使ってもらうつもり。東京五輪後の新国立競技場の運営問題もあるため、巨人は五輪組織委に貸しを作る意味でも、野球くじ導入に転じた。長嶋さんが提案し、ナベツネさんを筆頭に読売新聞グループが前面に出てプッシュすれば、球界の合意は得られる。うまくいけば、来季から実施される可能性もある」(大手広告代理店) 今季、巨人はスポーツ専門の動画配信サービス「DAZN(ダゾーン)」と包括提携を締結し、巨人の主催試合を同社のインターネットでライブ配信を開始した。これも、野球くじを見据えてのもの。 長嶋さんの一挙手一投足から目が離せない。
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スポーツ 2019年04月16日 11時45分
“野球にわか”はいけないこと? 狩野英孝の疑問、「厳しすぎる古参ファン」の実情を浮き彫りに
「野球ってさ、今まで全く知識無かったけど、急に応援したら怒られるの??w」、「応援したいと思う気持ちが、選手に微々たる事でも伝わり力になれれば嬉しい。そんな気持ちが怒られる・・汗」。 15日に更新した自身のブログで、このようなことを綴ったのはお笑い芸人の狩野英孝。最近、楽天を応援し始めたという彼は、世間に対して素朴な疑問を投げかけた。 宮城県栗原市の櫻田山神社宮司の息子として、同県で生まれ育った狩野。その彼がご当地球団である楽天のファンになるのは、極めて自然なことのようにも思われるが、「にわか」や「中途半端はやめろ」といった批判を浴びることも少なくないのだという。 せっかく興味を持ってくれた“にわか”ファンに、既存ファンが心無い言葉を浴びせているというこの構図。今回の狩野に限らず、同様の状況を経験した人も多いことだろう。そして、この手の話題を見聞きするたびに、筆者はプロ野球の将来が心配になってくる。 今月2日配信記事でも触れた通り、現在プロ野球の観客動員数は好調に推移している。もちろん、これはこれで喜ぶべきことなのだが、いつまでも増加傾向が続くとは限らない。 今後も末永く人気を維持するために、絶対不可欠なのが“にわか”ファンの獲得。ファンの母数が増えれば、その分球場でお金を落としてくれる人や、SNS上で魅力を発信してくれる人が増え、それがまた人気の呼び水となるからだ。 ところが、こうした“にわか”ファンを、一部の既存ファンは敵視し、頑なに新規参入を拒み続けている。本来なら、球界の発展を願うべきファンが、ファン同士で足を引っ張り合っているようでは、先細りによる人気低迷は避けられないと言わざるを得ない。 知識・熱量の差を理由に、既存ファンが“にわか”ファンに物申したくなる理由は分からなくもない。しかし、そうした既存ファンの誰にも、“にわか”ファンだった時期があるはず。自分たちの過去を否定するような立ち振る舞いは、どちらにとってもメリットがないと思うのだが…。文 / 柴田雅人記事内の引用について狩野英孝の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/kanoaru/entry-12454373307.html?frm_src=thumb_module
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スポーツ 2019年04月15日 22時30分
“新婚”オカダ・カズチカ、オールナイトニッポンでレインメーカー炸裂!
12日に人気声優の三森すずことの入籍を明らかにした新日本プロレスIWGPヘビー級王者“レインメーカー”オカダ・カズチカが13日深夜、ニッポン放送の『オールナイトニッポン0(ZERO)』にスペシャルパーソナリティとして生出演した。 この日のオカダは新シリーズ『Road to レスリングどんたく2019』の開幕戦(茨城・つくばカピオ・アリーナ)を終えてからスタジオ入り。つくば大会の会場ではファンから「おめでとう」と祝福されていたが、「ずっとやってみたかった」というオールナイトニッポンのパーソナリティに初挑戦したオカダは、翌日の大会が昼間からであるにもかかわらず、高いテンションで、早朝まで2時間話し続けた。 オカダが代表の一夜限りのプロレス団体「新オールナイトニッポンプロレス」(新ニポ)という、リスナーから入団者を募るコーナーでは、オカダの独断で合否を決めた。オカダは理不尽かつユーモアあふれるトークで、リング上では見られない一面を惜しみなく出していた。またニッポン放送のネットが切れた後の30分間で行われた「vsオカダ・カズチカ」では、リスナーから送られて来た対戦相手をどうやって倒すかシミュレーション。オカダがレインメーカーを放てば「勝ちましたー!」、逆に放てない相手には「負けましたー!」と叫ぶのだが、これがまた深夜ならではのメチャクチャぶり。リスナーの反応も良かった。 5月3、4の2日間、福岡国際センターで開催される『レスリングどんたく2019』のプロモーションの意味合いが強い番組だったものの、オカダの垢抜けたイメージが垣間見える貴重な2時間だったのではないだろうか。 これまでも現役のプロレスラーが何人かオールナイトニッポンのパーソナリティを務めているが、オカダには一夜限りとなった新団体、新ニポを復活させるためにもまたパーソナリティに挑戦してもらいたい。一回で終わらせるにはもったいないぐらい「レベル」が高い番組になったのは、オカダのエンターテイナーとしてのポテンシャルが、ラジオがマッチしたのだろう。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年04月15日 21時20分
【DeNA】リードオフマン問題に結論? 2年目神里が放つ輝き
ベイスターズが 昨年固定出来ずに苦しんだ、トップバッターの座を神里和毅が掴みそうな勢いだ。 昨年ドラフト2位で日本生命から入団した神里。ルーキーながら開幕戦スタメンを掴み、開幕3戦目には、一昨年までの不動のリードオフマン桑原将志から“1番センター”を奪ってみせた。最大の武器は「犬から逃げ切った事もある」との逸話を残すほどの俊足で盗塁を重ね、三拍子揃ったプレーヤーとして貴重な戦力となっていた。 しかし、8月12日のタイガース戦で、デッドボールを受けた際、右足甲を骨折してしまい、そのまま一年目のシーズンを終えてしまった。一年目の成績は86試合出場し、打率.251、ホームラン5本、盗塁15という数字を残した。 故障も癒えた秋の奄美キャンプから、今シーズンに賭けた神里。春季キャンプではバットを寝かせたフォームを固めた。地元沖縄での最初のオープン戦でホームランを放ちアピールに成功するも、終盤から調子を崩し、二年連続の開幕スタメンのキップは逃してしまった。 ところが、4月4日の神宮でのスワローズ戦で、1番センターで初スタメンに起用されると、タイムリーと盗塁をマーク。次戦でもジャイアンツ菅野智之からもヒットを放つなど活躍を見せ、ラミレス監督からも「菅野にもタイミングが合っていた」と“球界のエース”打ちを高く評価。すると、土日のジャイアンツ戦でマルチヒットを記録。甲子園に場を移したタイガース戦では初戦はマルチ、2戦目は今季初ホームランを含む猛打賞、3戦目も勝負所のスリーランと大活躍。横浜に帰ってからのカープ戦でも勢いそのままに、初戦はワンヒット、1盗塁、2戦目は先頭打者ホームランと大暴れ。打率.333、8割を超えると優秀と言われているOPSは1.006と素晴らしい数字を残している。 現状ベイスターズのリードオフマン争いは、オープン戦首位打者の成長著しい楠本泰史に、一昨年までのレギュラー桑原将志との闘い。いずれも実力者だけに神里も安泰とは言えないが、この勢いをキープできれば、昨年から続いている“トップバッター問題”に、“島人の星”が終止符を打つかもしれない。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2019年04月15日 17時55分
巨人が羨ましい? 矢野監督が大山の4番にこだわるワケは…
4番が打つと、チームも活気づく。 4月14日、本拠地・甲子園球場で迎えた中日ドラゴンズとの一戦で、阪神の4番・大山悠輔(24)が4打数2安打と活躍した。初回にヒット、7回裏の攻撃でも二塁打を放った。まだ打率は2割2分4厘と低迷しているが、一時は1割台にまで落ち込んでいた。14日の活躍が浮上のきっかけになれば、チームも順位を上げていけるだろう。「同日は4回裏に5点を挙げ、それが勝利に結びつきました。その4回裏、大山は遊ゴロに倒れました。チャンスで打たなければ意味がありません」(プロ野球解説者) そんな厳しい声も聞かれた。一部メディアでも「次は、大山の番」と酷評されていた。 どういう意味だろうか。矢野燿大監督(50)は若手育成の方針を掲げ、開幕スタメンに新人の木浪を抜擢した。しかし、「打てない」と判断するなり、スタメンから外した。「その木浪の次に外されるのは大山」と予想されているのだ。「4番が打てないとなると、得点効率もガクンと落ちます。対戦投手もナメてかかります」(前出・同) 阪神のチーム打率は2割2分6厘。こちらはリーグ5位なので「まだ下がいる」というわけだが、この14日の試合を終えた時点で、チーム全体で放った本塁打数は、たったの8本。巨人打線は22本を放っているので、いかに阪神打線が怖くないかが分かる。 「大山の魅力は長打力を秘めているところ。今は苦しんでいますが」(在阪記者) そんなふうにかばう声も聞かれた。しかし、チームの勝率も良くないこともあり、一時的にでも、大山の打順を下げるべきだとの意見も多い。 「昨季は、外国人選手のロサリオを4番にして開幕戦を迎えました。結局、そのロサリオを我慢して使っているうちに、チームも負けが込み、優勝戦線から完全に脱落してしまったんです。若手を育てることも大切ですが、チームの勝利は犠牲にできません」(前出・プロ野球解説者) あくまでも、4月14日の中日戦を終えた時点での話だが、矢野監督は大山を4番のまま使い続けるつもりだという。木浪は外したが、大山は外さない…。えこひいきではない。そのあたりの理由は「ライバル巨人との比較」にあるそうだ。 昨年、ペナントレースが終了したとき、阪神上層部は若手育成の必要性を再認識したという。そのとき、挙げられたのが同じくチームの世代交代の時期にあった巨人との比較だ。 「岡本和真という4番が育った。巨人のスタメン選手の顔ぶれはほとんど変わらないが、4番が育つとチームに格のようなものもできる」 このような意見が出たそうだ。 要するに、若手育成にも優先順位があり、4番とエースは生え抜きでなければならないと痛感させられたのだ。 ご説、ごもっとも。阪神の4番とエースは外国人選手だった。矢野監督はその現状を変えたいと思っているそうだ。 巨人サイドの話をすれば、4番として2年目のシーズンを迎えた岡本に対し、原辰徳監督は「強打の5番バッターが必要」と見ている。岡本一人に勝敗の責任を背負わせないためだ。矢野監督は5番・福留に絶大な信頼を寄せている。その福留が元気なうちに大山をなんとかしなければならないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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「ビバ!メヒコ メキシコ通信局」あの飛鳥仮面ドス・カラスが12月に飛来
2009年11月11日 15時00分
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ドラディション 長州VS藤波“全国ロードショー”
2009年11月11日 15時00分
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「時代」を彩った男と女・あの人は今 元スピードスケート選手・黒岩彰さん
2009年11月11日 15時00分
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新日本 王者が吠える 中邑 指名挑戦者・永田をコキ下ろす
2009年11月10日 15時00分
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全日本 王者が吠える 浜 三冠“食いたい”
2009年11月10日 15時00分
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大日本 佐々木 王者・宮本にダメ出し
2009年11月10日 15時00分
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ポスト風香の一番手 紫雷姉妹
2009年11月10日 15時00分
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「時代」を彩った男と女・あの人は今 元中日ドラゴンズ選手・藤王康晴さん
2009年11月10日 15時00分
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新日本 “真時代”開く 中邑V2
2009年11月09日 15時00分
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スポーツ
田中塾長が開いた道にロマンを求めた超危険な格闘王・桜木裕司
2009年11月09日 15時00分
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スポーツ
新日本 真壁 血の海で飯塚KO
2009年11月09日 15時00分
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スポーツ
新日本 “消化不良”のIWGPタッグ
2009年11月09日 15時00分
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スポーツ
新日本 敗れたかずちか ストーカー宣言
2009年11月09日 15時00分
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スポーツ
息吹 来年2月で活動休止
2009年11月09日 15時00分
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スポーツ
「時代」を彩った男と女・あの人は今 元ラグビー日本代表・山口良治さん
2009年11月09日 15時00分
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スポーツ
新日本 真壁 「死にかけた」恨みをあす晴らす!!
2009年11月07日 15時00分
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スポーツ
新日本 岡田 TAJIRI退治に意欲
2009年11月07日 15時00分
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スポーツ
格闘技界斜め斬り・三者三様 11・8両国激闘カード大予想
2009年11月07日 15時00分
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ドラディション 12・15新宿で名勝負が甦る
2009年11月07日 15時00分