スポーツ
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スポーツ 2020年09月28日 18時00分
楽天 石井GMが本格参戦するヤクルト・山田哲人FA市場
混戦模様が続いていたパ・リーグのペナントレースだが、現在、上位2チームと3位以下の差が「5ゲーム強」にまで拡大。優勝争いが絞られつつあるなか、広島からDJ・ジョンソン投手を獲得した東北楽天イーグルスが、さらにオフの補強に向け動き始めた︱︱。「ヤクルトの山田哲人(28)がFA権を行使した場合、楽天・石井一久GM(47)が黙って見すごすはずがありません」(球界関係者) 石井GM体制になって以来、楽天は「ヤクルトカラー」が強くなった。山田との関係性でいえば、三木肇監督はヤクルトの内野守備コーチ時代に直接指導を施した間柄だ。「石井GMは交渉上手。GMに就任して間もない’18年オフ、埼玉西武からFA宣言した浅村栄斗を獲得しました。リーグ優勝した球団の主力バッターを、最下位チームが引き抜いたんですよ」(同) また、楽天には、山田を強奪しなければならない理由がある。巨人に行かせたくないからだ。「坂本との二遊間コンビが見たい」 そんな話が有名プロ野球解説者のインターチャンネルで展開されたこともあり、山田の巨人入りは“既定路線”のような風潮もある。 石井GMはそれを打破しようとしている。いや、しなければならない理由があると、ベテラン記者は語る。「シーズン中に成立させた巨人との2件のトレードですよ。放出したウィーラー、高梨雄平は巨人で活躍し、石井GMが獲った高田萌生、池田駿は活躍していません。チーム編成上、弾き出されたウィーラーたちに活躍の場を与えただけです」 山田の巨人行きは、石井GMのメンツにも関わってくるというのだ。「石井GMが交渉上手なのは、移籍することで得る利点を説明するからです。年俸査定や金額だけではなく、選手のスタイルがいかに楽天にマッチするかを説明しています」(前出・関係者) 今季の山田は打撃不振に陥っている。本塁打、打点のダウンはもちろん、「盗塁8」(9月20日時点)というのも気になる数字だ。「バレンティンがいなくなったからですよ。4番のバレンティンはフルスイングするため、相手捕手はやや後方で構えていました。山田の盗塁は、そういう微妙な援護に助けられていました」(前出・ベテラン記者) 石井GMは、そのあたりも突っ込んでくるはず。山田の巨人行きという“既定路線”が崩れつつある。
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スポーツ 2020年09月28日 17時30分
“広島大好き”DeNA・宮崎、打率爆上げで2度目の首位打者も視野に!
“ハマのプーさん”のニックネームで親しまれている宮崎敏郎が、得意の広島で大爆発している。 25日から始まったカープとの週末3連戦で、13打数9安打と打ち出の小槌状態となっており、26日の第一打席で上手く腕をたたんだ“らしい”ホームランでチームを流れに乗せ、この日はあわやサイクルヒットかと思わせる4安打の固め打ち。27日も最終打席には打ち損じの打球が内野安打になるなど、運も味方につけ猛打賞をマークし、打率も.324と急上昇。 マツダスタジアムでは特に相性が良く、今年は打率.449、OPS1.176と打ちまくり、対カープ戦トータルでも.398と高打率。早くもカード勝ち越しを決める立役者となっている。 レギュラーポジションを手にしてからは、スランプらしいスランプは経験して来なかったが、昨年は開幕してからバットは湿りがちで、3月は.083、4月は.176とまさかの低打率に喘いだ。その後は本来の姿を取り戻したものの、打率は.284と3割に届かず不本意なシーズンとなったが、今年は開幕から安定したバッティングが復活し、様々な打順でもしっかりと役割を果たすなど、代えの利かない存在としてホットコーナーの座に君臨し続けている。 ヒヤリとさせられたのは8月12日のタイガース戦、ガンケルの投じた148キロのツーシームを右手首に受けると、その場にうずくまり退場した場面。横浜スタジアムは静まり返り、最悪骨折かと思われたが、次カードのスワローズ戦にはスタメンで出場。折しもリードオフマンの梶谷隆幸が自打球で踵を負傷、ホームランアーチストのネフタリ・ソトも腎盂腎炎のため戦列を離脱していただけに、宮崎の頑強さとガッツはチームを救った。 9月は打率.368と絶好調で現在のリーディングヒッター、チームメイトの佐野恵太からは若干離されているが、2位のヤクルトの若き4番・村上宗隆に6厘差に迫っている。 天才的なバットコントロールでフィールド全体にボールをヒットゾーンへ運ぶ稀代の安打製造機は、2017年以来の首位打者のタイトルも虎視眈々と狙っている。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年09月28日 17時00分
巨人・畠、低迷の原因は精神面にアリ?「崩れる流れがいつも同じ」堀内元監督の指摘に賛否の声
元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫氏が、27日に自身の公式ブログに投稿。巨人のプロ4年目・26歳の畠世周に苦言を呈した。 畠は26日に行われた中日戦に先発するも、「0-0」と両チーム無得点で迎えた5回表1死二塁の場面で中日・京田陽太に4号2ランを被弾。さらに、その後四球や二塁打で2死二、三塁のピンチを招いたところで降板し、チームはその後「2-3」で敗れている。 >>二軍落ちの巨人・澤村に「全て間違っていた」 堀内元監督が“クビ”を危惧、「今更何言っても変わらない」と辛らつな意見も<< 同戦の畠の投球について、堀内氏は「なんだろうね、あの京田くんにホームランを打たれてからの急な変わりよう」、「その後フォアボール出して打たれて…あの場面じゃあ代えざるを得ない」とコメント。畠は4回まで「無失点・被安打3・1四球」と安定した投球を見せていたが、5回に突如崩れた点に苦言を呈した。 堀内氏は続けて、「崩れる流れがいつも同じような気がする」と指摘。今回の投稿に「崩れる流れ」についての具体的な内容は記されていないが、今シーズンは同戦のような投球が多く目につくと指摘した。 「セットポジションでの腕の使い方 スタミナの問題と心理的なものもあるのかもしれない」と推測した堀内氏。「自分の課題としっかり向き合って 少しずつでも前進していかないと」と畠に喝を入れていた。 今回の投稿を受け、ネット上には「京田に一発食らってからかなりバタついてたから交代はやむなしだった」、「今シーズンは急に崩れることが多い気がするが堀内さんはそのことを言ってるのか?」、「5回が鬼門になってる試合がそこそこあるけど、本人も自覚してて変に力んでる可能性はあるかも」といった反応が多数寄せられている。 一方、「打線の援護がなかっただけで投球的にはそこまで悪くなかったのでは」、「1点も援護しなかった打線が悪い、5回までにリードを奪えていればまた違った展開になっていたはず」といった反発も見受けられた。 「2016年のドラフト2位で巨人に入団した畠は、同戦を含め今シーズンはここまで6試合に先発し『1勝3敗・防御率4.45』と今一つ。この6試合を見ると5回を投げ切れなかった試合、そして5回以降に失点を喫した試合がそれぞれ3試合ずつある上、1つのヒットを皮切りに連打を食らい失点した試合も4試合あります。1本打たれたことをきっかけに投球がガタガタになった試合が多いですが、堀内氏は精神面のもろさがその一要因ではないかと考えているようです。一方、畠は6試合の中で自軍リードの状況で失点を喫したのは1試合のみなので、同戦も5回までに援護点があれば大崩れはしなかったのではと考えているファンもいるようです」(野球ライター) 試合後、原監督は畠の投球を「三角だね」とする一方、「5安打2点でゲームを勝つのは並のものではない」ともコメントしている。畠は先発6試合の援護点が計10点(1試合平均1.67点)とかなり少ないが、この辺りが改善されるかどうかも今後の投球を左右することになりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について堀内恒夫氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/horiuchi18/
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スポーツ 2020年09月28日 12時20分
達川光男氏「鳥越コーチが半沢直樹」元ソフトバンクのコーチ陣に持論 “仲違い説”を示唆?
27日放送のサンデーモーニング(TBS系)でゲスト出演した達川光男氏が、千葉ロッテマリーンズが福岡ソフトバンクホークスに対戦成績が良い理由を分析。その内容を評価する声が上がっている。 番組では、25、26日に行われたプロ野球パ・リーグ千葉ロッテマリーンズ対福岡ソフトバンクホークスの試合を放送。1勝1敗で、ソフトバンクがかろうじて首位を維持した様子を紹介する。 司会の関口宏は、ロッテとソフトバンクの対戦成績がロッテ9勝、ソフトバンク4勝となっていることを挙げ、工藤公康監督のもとヘッドコーチを務めたこともある達川氏に意見を求める。 達川氏は「あのね、やっぱりあの、ロッテの首脳陣が井口監督始め、鳥越ヘッドコーチ、的場、吉井、清水。そして、あの数々の首脳陣がソフトバンク(注・旧ダイエー含む)から行ってるんですよ」と理由を説明する。 さらに、「特に鳥越コーチがですね、なかなかこのヘッドコーチは分析力が長けててですね、あの選手の性格まで全部知ってるんですよね。だからやっぱりね、半沢直樹ですよ」と叫ぶ。意図がわかりにくかったのか、関口は「え、どういうことですか」と困惑。張本勲氏は「フッフフフ」と笑う。そして、達川氏は「ええ、まあソフトバンクにいたんですが、ロッテに行かざるを得なかったってことでね、それぞれのコーチに想いがあるんでしょう」と意味深なコメントをした。 工藤監督は2015年にソフトバンクの監督に就任しているが、その後毎年のようにコーチを入れ替えている。達川氏は2017年に同監督の要請でヘッドコーチに就任したが、2018年シーズンを以って契約満了を理由に退団している。 あくまでも円満退団とされているが、スポーツ紙上では「不仲になった」「達川ヘッドと工藤監督が口を利かなくなった」との報道もあり、仲違い説もある。2019年の春季キャンプで工藤監督と「退任の挨拶」をした際、握手をしており、デマ説も根強いのだが。 達川氏以外のコーチについても、「仲違い説」がある状況。そんな中、達川氏が工藤政権下のコーチを経験したのちにロッテに移籍したコーチの心境を「半沢直樹」としたことに、一部視聴者がざわつくことになった。
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スポーツ 2020年09月28日 11時30分
新日本G1、飯伏幸太が石井智宏を粉砕「棚橋さん、待ってて!」
新日本プロレスは最強戦士決定戦『G1クライマックス30』Aブロック公式戦を27日、兵庫・神戸ワールド記念ホールで開催した。 第4試合では、飯伏幸太と石井智宏が対戦。飯伏は開幕戦でオカダ・カズチカに勝利を収めたが、第2戦でジェイ・ホワイトの反則プレーにやられて1勝1敗。一方の石井はまさかの2連敗中だ。 試合は両者ともにバチバチの打撃戦で意地をぶつけ合う。以降も攻防は過熱の一途をたどり、壮絶な削り合いに。この2人は対戦する毎に打ち合いの激しさを増しているのが凄いところ。終盤、飯伏は掟破りの垂直落下式ブレーンバスターを見舞うが、石井はフォールを許さず。しかし、最後は飯伏がボマイェ、ジャンピングニーから、カミゴェで粘る石井を粉砕した。石井は3連敗。 試合後、飯伏は「まだ公式戦3試合目ですよ?今んとこ、全部全力で来てるから。今日も2年ぶりに石井さん、いや石井智宏。何回でも、何回でもやってやるよ!何回でもやりたいよ!今日で2勝。まだまだ、まだ大丈夫、絶対。諦めない、本当に。初日も言ったんで。逃げない、負けない、諦めない。負けないは勝敗じゃないから。勝敗も含まれるけど、自分に負けない。自分から逃げない。自分から諦めない。その逃げない、負けない、諦めない。そして最後、必ず裏切らない。なんかありますか?俺、何回やってると思うんですか? 2013から。大丈夫です。僕は『スーパージュニア』からリーグ戦を経験してきているし、大丈夫。全部全力でいけるコンディション作ってきてるんで、一切心配はない。棚橋さん、待ってて!」とパートナーの棚橋弘至にエールを送った。◆新日本プロレス◆『G1クライマックス30』2020年9月27日兵庫・神戸ワールド記念ホール 観衆 2548人▼Aブロック公式戦(30分1本勝負)<2勝1敗=4点>○飯伏幸太(15分41秒 片エビ固め)石井智宏●<3敗=0点>※カミゴェ(どら増田)
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スポーツ 2020年09月28日 11時25分
矢野監督激怒で審判団謝罪も“疑惑”は晴れていない? 阪神を悩ます2夜連続のトラブル、地元からは“再建希望”も
矢野阪神が東京ヤクルトに快勝した(9月27日)。今季最後の神宮対決を白星で終えたことは大きい。しかし、この後味の不味さはペナントレース全日程が終了するまで続きそうだ。 >>阪神のサヨナラ勝利が誤審で取り消しに!「責任を取って辞めます」審判は覚悟、監督も激怒した史上最長試合<< 試合前、異例の光景が見られた。ホームベースを挟んで、両チームの監督がスタメン表を交換する。ここまではいつもの光景だが、審判団の対応が違った。メンバー表を交換し、矢野燿大、高津臣吾両監督が「宜しくお願いします」の挨拶をした直後、同日の責任審判が「昨日は…」と謝罪し、頭を下げたのだ。 「こんなに大ごとになるとは思わなかったのでは。矢野監督があんなに大きな声を出して怒るところなんて見たことがないし、記者団も文書で回答する可能性がありましたから」(スポーツ紙記者) 前日26日の同カードで、「事件」は起きた。8回表の阪神の攻撃終了後、矢野監督が選手交代を告げた。その際、阪神サイドは審判団から“ある疑惑”をかけられ、「試合中に言う必要かあるの?」「するわけないし!」 と、矢野監督がブチキレたのだ。 「審判も悪気があったわけでもなく、また、そんなに重要なことでもないと思っていたみたい。矢野監督がたまたま選手交代を告げにきたので、ついでに伝えておこうみたいな…」(前出・同) 7回の阪神の攻撃中だった。本塁クロスプレーのリプレー検証が行われた。その試合中断の最中、一塁コーチャーボックスの井上一樹コーチが次打者の近本光司に近づいて行った。その近づいていく途中で、井上コーチと近本がバックネット裏にある記者室の報道陣とコンタクトを取ったように見えた、と。 主審は「紛らわしい行為」として注意し、矢野監督が「あり得ない」として、猛反論した。そのゴタゴタが一夜明けても続いており、27日の試合前、審判団が頭を下げたわけだ。 「審判団が謝罪したのは、『試合進行を妨げたこと』。阪神サイドに向けた疑惑については口にしていません」(球界関係者) 立場上、疑惑を向けたことを表立って謝罪できなかったのだろう。 「試合中、井上コーチにコンタクトを取った報道陣はいません。試合前、記者数人が阪神、NPBから質問を受けています。事実無根を文書で回答することになるかもしれないと覚悟したメディアもありました」(前出・同) 3連戦での審判団はほぼ同じメンバーで構成される。モメた審判と次の日もまた顔を合わせるのは気まずいものだ。 「今季最後の神宮球場での試合を制したのに、矢野監督の表情はイマイチでした」(取材記者) 阪神は再びコロナ感染者を出してしまい、25日に10選手が離脱した。矢野監督は当然、お冠であり、関西方面の一部メディアではチーム再建論も展開されている。宿敵・原巨人の独走よりも悔しいことがチーム内に…。神宮球場からクラブハウスに引き上げる矢野監督の背中が寂しげに見えたのは筆者だけではないはずだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年09月27日 18時00分
阪神 中日エース・大野雄大投手「今オフ」FA獲得大本命
9月15日、巨人に優勝マジックが点灯。同20日の時点で32までマジックを減らしたが、その巨人から10・5ゲーム差という独走を許した矢野阪神の責任は大きい︱︱。「今季の直接対戦は巨人の12勝4敗。ここまで大差がつくとは、どちらも思っていなかったでしょう」(スポーツ紙記者) 巨人独走、セ・リーグのペナントレースを早々に終焉させてしまった敗因は、改めて分析が必要だろう。しかし、なぜか「阪神のオフはバラ色」だと言う。 それは、今季の国内FA市場の「投手の目玉」である中日・大野雄大(32)には意中球団があり、それが阪神のようなのだ。「大野は京都府出身。大学も京都でしたし、関西圏に強い愛着を持っているようです」(在阪記者) 昨年オフ、今年度中の国内FA権取得に先駆け、中日は複数年契約を提示。だが、大野がそれを蹴った話は繰り返すまでもない。 阪神は今季、大野に防御率2点台前半に封じられている。苦手左腕が加入すれば阪神の巨人アレルギー払拭に一役買い、一気にV候補の筆頭に躍り出そうだ。「大野は今季、序盤戦こそ苦しみましたが、5試合連続完投勝利も達成しました。中継ぎ、抑えの分業が当たり前になった現在、『投げたがり』の大野は貴重な存在です」(中京在住記者) 阪神は、熱烈歓迎で迎え入れるはずだ。しかし、喜んでばかりはいられない。「近年、阪神は大物外国人選手やFA選手を獲得し、ペナントレースの敗戦ムードを『期待論』にすり替えてきました。投手陣のまとめ役だった藤川球児がいなくなった後、誰がブルペン陣をまとめるのか。ベテランの衰えが顕著な打線の強化、12球団ワーストを争う失策の多さなど、課題は山のようにあります。でも、その課題は毎年同じ。選手が反省し、次に活かせていないからです」(前出・在阪記者) 球界を代表する先発左腕がタテジマを選ぶとなれば、お祭りムードと化すのは必至だ。しかし、トラが着手しなければならない最優先事項は、藤浪晋太郎(26)を復活させることだが…。 本誌でも先週報じた通り、二軍降格後、藤川が助言を送り続けているが、その効果はまだ表れていない。「大野獲得で藤浪の放出論が加速しそう」(同) 大野獲得を決めている他球団は“トラ志望”に騒然だが、阪神内部も揺るがすような移籍劇になりそうだ。
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スポーツ 2020年09月27日 11時00分
丸はプロ人生初の故障離脱に…西武・金子だけじゃない、ダイビングキャッチが仇となった負傷劇
24日に行われた西武対日本ハムの一戦。試合は「12-2」で日本ハムが大勝したが、同戦に「8番・中堅」でスタメン出場した西武・金子侑司の負傷交代に心配の声が集まっている。 金子がアクシデントに見舞われたのは、「4-2」と日本ハム2点リードで迎えた5回表1死の場面。日本ハム・渡邉諒が中堅方向へ放った打球に対し、金子はダイビングキャッチを試みるも捕球できず三塁打に。この際に地面に左ひざを強打した金子は顔をしかめながらその場に座り込み、駆け付けたトレーナーと共にベンチ裏へ。その後出場続行はできず負傷交代となった。 全力プレーで負傷した金子に対し、ネット上には「ナイスガッツだけど痛めた箇所が心配」、「思いっきり膝打ってるからなあ、重傷じゃなければいいが…」といった心配の声が多数寄せられている。一部では、「ダイビングで足を怪我っていうのは広島時代の丸を思い出す」、「丸みたいな怪我だったらシーズン絶望までありそうで怖い」といったコメントも見られた。 名前が挙がっている31歳の丸佳浩は、これまで広島(2008-2018)、巨人(2019-)でプレー。今シーズンは24日終了時点で「.283・17本・51打点」といった数字を残しているが、過去にダイビングキャッチが原因で戦線離脱をしいられたことがある。 >>「野球人生が終わった」広島・鈴木が絶望! 緒方監督も悲痛、フェンス激突が招いたキャリア最悪の負傷劇<< 2018年4月28日、マツダスタジアムで行われた広島対阪神の一戦。当時プロ11年目・29歳の丸は、ここまで「.312・5本・16打点」と好調。「3番・中堅」でスタメン出場した同戦はヒットこそなかったが、四球を2つ選ぶなどチャンスメイクの役割を果たしていた。 その丸をアクシデントが襲ったのは、「5-4」と広島1点リードで迎えた5回裏1死二、三塁の場面。ここで打席の大山悠輔が放った中堅への痛烈な打球を、丸は前に倒れ込みながらダイビングキャッチ。ヒット性の当たりをファインプレーで犠牲フライにとどめた。 ところが、飛び込んだ際の衝撃で痛めたのか、丸は右足を引きずるような素振りを見せる。この様子を受け、広島ベンチからはすぐに廣瀬純外野守備走塁コーチとトレーナーが丸のもとへ駆け付けたが状況は変わらず。結局、丸は顔をしかめながらベンチ裏まで歩いて下がり、そのまま負傷交代となってしまった。 その後チームは「7-5」で勝利したが、この間に病院で検査を受けた丸は「右ハムストリング筋挫傷」を負ったことが判明し翌29日に登録抹消。丸の離脱を受け、緒方孝市監督は「出られないなら全員でカバーして頑張るだけ」と前を向いたが、右のエースである大瀬良大地は「丸さんがいないのは痛い」と落胆するなどチームにとっては大きな痛手となった。 故障が原因の登録抹消はプロ人生初で、2013年5月20日ロッテ戦から続いていた連続試合出場も700試合でストップすることになった丸。本人は抹消翌日の30日に「残念だけど、悲観はしていない」と気丈に語ったが、同年5月26日中日戦で復帰するまで約1カ月の戦線離脱をしいられた。 復帰後は再び好調を取り戻し、このシーズン「.306・39本・97打点」といった成績でチームのリーグ3連覇に貢献した丸。ただ、当時のファンの間では、負傷がなければトップと惜しくも2本差で逃した本塁打王のタイトルを含め、さらに良い成績を残していたのではと悔やむ声も多かった。 丸は今回の金子と同じく足を故障しているが、ダイビングキャッチには他の箇所を故障するリスクもある。巨人(1986-2006)、パイレーツ(2007)で活躍した桑田真澄は、巨人時代の1995年5月24日阪神戦で小フライに飛び込んだ際に右ひじを強打し靭帯断裂。これによりトミー・ジョン手術を余儀なくされ、同年と翌1996年を棒に振っている。 現在阪神でプレーする糸井嘉男は、2018年9月21日広島戦でダイビングキャッチを敢行した際に左肩を負傷。その後、病院で「左肩腱板部分損傷」と診断されたことで同月29日に登録抹消となりそのままシーズン終了となっている。 金子の負傷について球団は病院には行かずアイシング治療で様子を見る方針だと伝えられているが、翌25日の試合で金子はベンチ入りメンバーから外れている。負傷次第ではこのままシーズンが終了する可能性もあるだけに、軽傷であることを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月26日 11時00分
巨人・吉村が“4ボール”からホームラン! 球審のミスが招いた悲劇? 相手監督は“無申告”を後悔「人間正直でなきゃいかん」
22日に東京ドームで行われた巨人対広島の一戦。試合は「5-4」で巨人が勝利したが、同戦中にボールカウントを巡り一時試合が中断するハプニングが起こった。 試合が中断したのは、「0-0」と両チーム無得点の2回表1死。マウンドには巨人先発・菅野智之、打席には広島・松山竜平という場面だったが、松山がカウント「2-2」からの5球目をファールとした直後、球審の本田英志審判がネット裏のスタッフに向かってカウント「2-2」と表示されているスコアボードのランプを「3-2」に訂正するようジェスチャーで伝えた。 すると、巨人捕手・大城卓三がカウントは「3-2」ではなく「2-2」のままで合っていると本田審判に抗議。これを受けた本田審判が一度ネット裏に下がってカウントを確認したところ「2-2」が正しいカウントで、自身が変更を要請した「3-2」は間違いだったことが判明。これにより試合は約2分半の中断を経てカウント「2-2」のまま再開され、その後菅野はカウント「3-2」からの8球目で松山を遊ゴロに打ち取った。 >>巨人・若林に「やり方が汚い」ファン激怒 守備妨害を誘った“トリックプレー”に賛否、篠塚氏は「うまく演技してます」<< カウントが間違ったままだと7球目で四球となっていたこともあり、ネット上には「抗議してカウント間違いを防いだ大城はファインプレーだな」、「試合の流れに影響しかねないから審判はしっかりしろよ」といった反応が多数寄せられた。一部では「昔吉村がカウント間違いから本塁打打ってたよな」、「吉村みたいに間違えられてラッキーなケースもあるけど普通に抗議が正解だな」といったコメントも見られた。 一般的にカウントの間違いは、どちらかのチームにとってデメリットとなる。ただ、過去には同様のトラブルに見舞われたものの、逆にラッキーな方向に転じたケースもある。 1987年10月18日、後楽園球場で行われた巨人対広島の一戦。当時プロ6年目・24歳の吉村禎章は、ここまでキャリアハイとなる29本塁打を放つなど巨人の中軸として活躍。シーズン最終戦となった同戦にも、「5番・右翼」で先発出場した。 その吉村がハプニングに見舞われたのは、「1-5」と巨人4点ビハインドで迎えた4回裏1死の場面。ここで第2打席を迎えた吉村は広島先発・白武佳久に3球目まででカウント「1-2」と追い込まれるが、続く4球目は見送りカウントは「2-2」に。だが、球場のスコアボードが不調でボール球のランプが1つしか点灯しなかったことから、球審の山本文男審判は1ボール、2ボールどちらが正しいのか疑心暗鬼に。そこで、打席の吉村、そして広島捕手・達川光男にカウントを確認した。 2ボールが正しいカウントだと分かっていた達川は、カウントを有利にするために1ボールと即答し山本審判をだまそうと試みる。すると、この達川の発言に対して吉村が特に何も言わなかったため、山本審判は「1-2」と間違ったカウントのまま試合を続行。そのまま次の5球目が投じられたことで巨人側のアピール権は消滅し、ボールカウントの訂正を求めることもできなくなった。 その後、吉村は5球目をファウルした後、6、7球目のボール球を見送り。本来ならカウント「4-2」で四球となるが、山本審判はフルカウントだと思い込み四球を告げず。達川の策略により、吉村は四球を阻まれた形となった。 ところが、吉村はこの直後に白武が投じた8球目を捉え左翼席への本塁打に。通常ならあり得ないカウント「4-2」からの一発で、シーズン本塁打数を大台の30本に乗せることとなった。 試合は「2-5」で巨人が敗れたが、試合後の報道で吉村は「おかしいな、と思っていたけど、そのまま打っちゃいました」と疑問を抱きつつ放った本塁打だったとコメント。また、巨人・王貞治監督も疑いを持っていたというが、「間違ってると恥ずかしいからやめた」と自信を持って抗議することはできなかったという。 一方、王監督と同じく間違いに気づいていたという広島・阿南準郎監督は「人間正直でなきゃいかん」と一言。吉村に本塁打を打たれるまでは「これはもうけた」と考えていたというが、本塁打を打たれ、素直に申告して歩かせた方がマシだったと後悔したという。両チームを振り回したこの間違いに、山本審判は「私のミス以外の何ものでもありません」と反省しきりだったという。 現役時代に巨人(1982-1998)でプレーし、57歳の現在は巨人で一軍作戦コーチを務めている吉村。大城の抗議で大事に至らなかった今回のカウント間違いを、どのような思いでベンチ内から見つめていたのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月25日 20時30分
中日・星野監督、達川氏を「嘘つき、詐欺師」と笑顔で“口撃”? “コンタクト紛失事件”の知られざる後日談を明かす
元横浜で野球解説者の高木豊氏が24日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元広島監督で野球解説者の達川光男氏がゲスト出演。“コンタクト紛失事件”について言及した。 1978年から1992年まで捕手として広島一筋でプレーした65歳の達川氏は現役時代に2度、試合中にコンタクトレンズを地面に落とし紛失したことで知られる選手。今回の動画では、1度目に紛失した1990年8月28日の広島対中日戦について当時の状況や後日談を語った。 >>広島捕手がまさかの方法で二塁進塁を阻止! 敵軍監督は大爆笑、“ダメ元”の判断が生んだ前代未聞の珍プレー<< ナゴヤ球場で行われた同戦の7回裏無死一塁、中日・郭源治のバントを処理し一塁に送球した際に左目のコンタクトが外れたという達川氏。「これはヤバい。やってしまった」と思いながらすぐに地面を確認するも見つからず。当時はユニフォームの中に入った可能性も考えたというが、確認したところ入っていなかったという。 地面に落としたと確信しその場にしゃがんでコンタクトを探していると、ベンチからチームメートが集まってきたという達川氏。集まってきた中の1人である小早川毅彦が「(みんなで探すのはコンタクトを)踏むからやめて、目が一番いい奴に探させよう。正田(耕三)!お前が探せ!」と指示し、その正田が一生懸命地面を探してくれたが見つからなかったという。 発見に至らなかったためとりあえず予備のコンタクトを着用し、何とか同戦を乗り切ったという達川氏。試合後、球場の整備スタッフに改めてコンタクトの捜索を懇願し、スタッフも砂をこすなどして捜索にあたったが結局コンタクトは見つからなかったという。 一方、達川氏によると対戦相手の中日・星野仙一監督は、この紛失劇を達川氏の演技ではないかと考えていた節があったとのこと。達川氏は試合翌日に、星野監督から「嘘つき、詐欺師」、「お前がコンタクトなんかしとるわけないやないか」と笑い交じりにツッコまれたことを明かしていた。 今回の動画を受け、ネット上には「みんなして集まってる時にそんな会話してたのか」、「この日はナイターだったから、人の目で探し出すのは到底無理だっただろうな」、「そんだけ探しても見つからないって一体どこに消えたんだ…」、「あの後に星野監督からツッコまれてたのは知らなかった」、「星野監督めちゃくちゃ疑ってて面白いな」といった反応が多数寄せられている。 「現在の球界ではスポーツ用のコンタクトレンズを着用してプレーする選手は珍しくないですが、当時はまだそれほど数は多くない時代。そのような時代で達川氏は、太陽や照明の光が過度に入ってこない、当時としては高品質のコンタクトを着用していたと動画内で語っています。そのコンタクトを紛失したショックは大きかったようで、当時の報道では『1万5000円ですよ。まだ3カ月しか使っていないのに…』という落胆のコメントが伝えられています」(野球ライター) 『プロ野球珍プレー・好プレー大賞』(フジテレビ系)で何度も取り上げられたこともあり、今なおファンの間で高い認知度・知名度がある達川氏のコンタクト紛失事件。今回明かされた裏側に驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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大坂なおみ 錦織圭のスポンサーも奪取しそうな快進撃
2018年04月06日 15時00分
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テイカー無反応でシナのカードは?中邑AJアスカ、レッスルマニアまで待ったなし!
2018年04月05日 21時40分
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スポーツ
西武が開幕5連勝!今後の課題は試合の“終わらせ方”?
2018年04月05日 17時45分
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【DeNA】”聖域”剥奪!「燃えるガッツマン」桑原将志の逆襲はあるのか!?
2018年04月05日 17時30分
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ネットで批判殺到「人命より伝統?」大相撲春巡業中に起きた、土俵上の騒動
2018年04月05日 12時50分
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復帰先発前に出た「松坂大輔の本当の評価」
2018年04月05日 06時02分
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浅田真央 “巨乳バージン”のまま年末ゴールイン濃厚発言
2018年04月04日 20時00分
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「エースのような選手になりたい」女子フィギュア宮原知子、人生初の始球式に登板
2018年04月04日 17時50分
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期待の表れ?エンゼルス・大谷翔平のグッズが本拠地で大人気
2018年04月04日 17時45分
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バレットクラブ内紛問題ついに決着か?次期シリーズでケニー派対Cody派全面対決!
2018年04月03日 21時30分
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アーチの多い年になる?プロ野球開幕3連戦のホームラン数が前年比10本増
2018年04月03日 17時45分
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巨人vs阪神 開幕戦裏で日本ハム・中田翔トレード獲得争奪戦
2018年04月03日 15時00分
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オカダ・カズチカ絶対政権樹立へ「さっさとV12へ行く!」5.4福岡で棚橋の挑戦受ける
2018年04月03日 06時48分
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開幕3連敗!日本ハム「新球場移転」に大打撃が…
2018年04月03日 06時30分
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ミスター雁之助が大阪ラストファイト!井上貴子スタンガン振り回す!ガッツ大阪大盛況
2018年04月02日 21時46分
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【DeNA】2018年型ラミレス采配発動!今年は動く!開幕シリーズ誤算と収穫
2018年04月02日 17時45分
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オリックス担当記者が分析、開幕3連戦ソフトバンク相手に1勝2敗をどう評価する?
2018年04月02日 17時30分
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斎藤佑樹「ハンカチを使わなきゃ良かった」苦悩を打破し、復活できるか
2018年04月01日 22時10分
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【DeNA】ここが変わった!2018年横浜スタジアムリポート
2018年04月01日 06時37分
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【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分
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【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
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2025年04月18日 20時55分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分