スポーツ
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スポーツ 2020年10月26日 11時10分
阪神、ドラフト1位は近大・佐藤で確定? 矢野監督の意味深発言、来シーズンの続投も決定的か
目の前での胴上げを阻止した阪神・矢野燿大監督が、「トラの近未来像」について答えた(10月25日)。今日、26日にプロ野球・ドラフト会議が行われる。1位指名の名前を明かさなかったが、矢野監督自身がクジを引くことが決定的になった。 「クジの話が出るということは、指名選手の重複を前提に最終協議が行われたのでしょう。近大・佐藤輝明内野手の入札で間違いないと思います」(在阪記者) デーゲームで行われた巨人戦後、矢野監督は宿泊ホテルに戻り、関西にまだ残っている編成の主要スタッフとのオンライン会議に臨んだ。約1時間半、1位選手の最終選考、外れ1位リストの確認、2位以下の指名選手の絞り込みなどがされたそうだが、こんな声も聞こえてきた。 「クジは矢野監督が引くことが決定的になりました。それよりも、ドラフト会議とは、チームの将来を任せるアマチュア選手の選択の場です。来年以降のチームの話し合いに矢野監督も同席したので、来季も『続投』と見ていいのでは」(ベテラン記者) ドラフト会議は、未来を決めるものだ。しかし、矢野監督にとって“悲しい現実”を突き付けられた機会でもあった。それは、過去2年、1位指名の抽選クジを外しまくったからではない。 「昨年、阪神は高校生中心の指名となりました。ファンは甲子園で活躍した球児の成長を楽しみにしていましたが、彼らが一軍戦力になるのは、3年以上先の話。つまり、矢野監督には直接影響のないこと」(球界関係者) 高校生がプロ1年目から、一軍で活躍するのはレアケースだ。 そう考えると、矢野監督がドラフト会議よりも心配しているのは、今オフのフリーエージェント(以下=FA)補強の方だろう。 阪神は中日・大野雄大投手を狙っているという。京都府出身、少年時代は阪神ファン。「FA権を行使したら、阪神優勢」と目されているが、ここに来て、対照的な意見も出始めた。 「大野は中日に不満があるわけではありません。優勝、日本一を狙う緊張感の中で試合がしたい、と…。今季終盤戦に入って、中日は2位に浮上するなど絶好調です。残留も十分にあり得る」(前出・同) プロ野球界では、自軍の有望な若手と重複するポジションの選手はドラフト指名しない。また、オフのFA補強や外国人選手、予定しているトレードなど見越して、指名リストの最終作成に入る。関係者によれば、今回のオンライン会議では「スカウトが指名選手を推薦するにあたって、FA補強を重ねた発言はなかった」(関係者)という。カンの良い矢野監督のことだ。FA市場に異変があったことを察したのではないだろうか。 「フロントがドラフトに先駆けて、来季の構想外を通告した福留、能見の両ベテランですが、福留は古巣の中日、能見に関しては『左の中継ぎ』として、セ・リーグのライバル球団も調査を開始したと聞いています」(前出・ベテラン記者) >>阪神・能見、最良の新天地は広島?退団決定のベテラン左腕、ブルペン立て直しの秘策となる球団は<< 同日、昨年戦力外を通告した千葉ロッテの鳥谷敬がオリックス戦に代打出場し、プロ通算350二塁打を達成した。福留、能見がリストラされた悔しさをライバル球団で爆発させたら…。矢野監督はドラフト指名選手の将来性よりも、トラ退団選手の猛威を考えていたのかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年10月25日 11時00分
阪神・能見、最良の新天地は広島? 退団決定のベテラン左腕、ブルペン立て直しの秘策となる球団は
これまで阪神(2005-)一筋でプレーし、昨シーズンまでに「409登板・103勝93敗47ホールド1セーブ・防御率3.32」といった成績をマークしているプロ16年目・41歳の能見篤史。22日、その能見が球団の来季構想から外れたことを複数メディアが報じた。 >>阪神・矢野監督、大山の“三塁外し”でファン大ブーイングタイトルがかかる打者を外野に追いやったワケは<< 今シーズンは「30登板・1勝0敗3ホールド・防御率4.98」と、黒星こそついていないものの失点が目立っている中継ぎ左腕の能見。報道によると、球団は前日21日に能見に構想外の旨を伝えたといい、本人も広報を通じ「タイガースのユニホームを着て皆さんの前でプレーするのは今季が最後になる」とコメントしたという。 能見は来シーズン以降も現役続行を希望しているとのことだが、戦力外報道を受けてネット上にも驚きの声が多数寄せられた。一方、「でもなんだかんだで移籍先はすぐに見つかりそう」、「まだやれそうだから自分のひいきに来てくれないかな」といった新天地についてのコメントも挙がっている。 今回阪神を退団とする流れとなった能見だが、今シーズンの登板数はチーム3位タイと出場機会を減らしているわけではなく、ストレートも145キロ前後を維持している。来年42歳を迎えることを考えると勝ちパターンは厳しいかもしれないが、ビハインド時の登板や左のワンポイントといった役割なら十分戦力になるという見方は可能だろう。 10月21日終了時点の各球団の救援防御率を見ると、セでは広島(4.86)、ヤクルト(4.56)、パでは楽天(4.19)、日本ハム(4.21)、オリックス(4.21)が防御率4点台オーバーとなっている。戦力としてはもちろん、これまでの経験を他のリリーフに還元するという点を踏まえても、このあたりの球団に獲得のメリットはありそうだ。 中でも、最も能見獲得のメリットが大きそうなのは12球団でワーストの救援防御率となっている広島。現在のブルペン陣を見ると勝ちパターンには塹江敦哉、フランスアといった左腕が名を連ねているが、ビハインド時やワンポイントを担える左腕は不足している。年俸面(9500万円/推定)の兼ね合いはあるが、能見が減額に応じるなら獲得の余地はあるのではないだろうか。また、今シーズンの能見がマツダスタジアムでは防御率「0.00」という点も好材料だ。 以上に挙げた5球団以外にも、今シーズン開幕前に元同僚・鳥谷敬を電撃獲得したロッテや、大江竜聖、田口麗斗といった若手左腕が今ひとつ殻を破りきれていない巨人の獲得を望む声も複数挙がっている能見。今オフのストーブリーグでは、注目の選手の1人になることは間違いなさそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月24日 11時00分
楽天・浅村、大怪我の危機だった? 選手生命を断ち切られた投手も、折れたバットで負傷した選手たち
18日に行われたソフトバンク対楽天の一戦。試合は「11-4」でソフトバンクが勝利したが、あるプレーがネット上のプロ野球ファンの間で話題となった。 注目が集まったのは、「4-3」と楽天1点リードの5回裏無死二塁で飛び出たプレー。楽天2番手のD.J.ジョンソンは打席のソフトバンク・柳田悠岐を一ゴロに打ち取るが、スイング時に折れたバットが回転しながら一、二塁間へ飛んでいく。飛んでくるバットを見た二塁手・浅村栄斗は後方に下がり回避したが、動かないままなら直撃していてもおかしくない軌道だった。 折れたバットがノーバウンドで浅村の付近まで飛んでいったこのプレーを受け、ネット上には「折れたのにあそこまで飛ぶって柳田怪力過ぎる」、「二塁の守備位置まで飛ぶのはなかなか珍しいぞ」と驚きの反応が多数寄せられた。一方、一部では「もし当たってたら確実に大惨事だったな」、「二塁に飛んだからまだ良かった、これが投手に飛んで行ってたら直撃は避けられなかった」といったコメントも見られた。 今回のプレーでは距離があったこともあり、浅村は余裕を持って柳田のバットを回避している。だが、過去には折れたバットを避けきれなかった選手が怪我を負ってしまったケースも少なくない。 >>「いつまでグズグズ言ってるんだ」巨人コーチのヤジが大騒動に!同僚は流血、藤田元監督も嘆いた衝撃の大乱闘<< 今回も一部から心配された投手への直撃が、現実に起こってしまったのが2011年9月1日のロッテ対日本ハム戦。7回裏1死、ロッテ3番手・伊藤義弘は日本ハム・陽岱鋼を遊飛に打ち取るが、この際に陽の折れたバットの鋭利な部分が左ひざ付近に直撃。バットが刺さり流血した伊藤は立ち上がれなくなり、選手・コーチに抱きかかえられながら負傷交代。すぐに病院で診察を受けた結果「左下腿三頭筋打撲と挫傷」と診断された。 伊藤は同年の最終盤に復帰したが、この怪我を機に左足をかばうクセができてしまい、その影響で翌年以降は右肩痛など数々の故障に悩まされるように。結局、怪我前の投球を取り戻すことはできないまま、2016年限りで退団・引退となっている。 折れたバットが味方に“誤爆”してしまう事態が起こったのが2008年8月12日のロッテ対オリックス戦。6回表2死二、三塁の場面でロッテ・サブローが二塁打を放つも、折れたバットが三塁ランナー・塀内久雄の右側頭部に直撃。塀内は頭を押さえながら本塁に生還するも、そのまま倒れ込み負傷交代に。病院に直行し検査した結果、骨や脳に異常はなかったが裂傷で16針縫うこととなった。ただ、幸いにも塀内は長期離脱には至らず、同月16日の対楽天戦から試合に復帰している。 今から35年以上前の1984年4月11日西武対日本ハム戦では、折れたバットが前方ではなく後方に飛び捕手を直撃している。7回裏、日本ハム・大宮龍男が三ゴロを放った際にバットが折れたが、そのバットが西武捕手・黒田正宏の左側頭部を直撃。地面にうずくまった黒田は病院に運ばれ、9針縫う羽目になった。なお、黒田は3日間の入院後即一軍に復帰したが、本人によるとこの間は患部の腫れを抑えるため医者から寝ることを禁止されていたという。 投手の球の威力や打者のミートポイントに大きく左右され、基本的には予測が不可能なバットの折れ。当たってしまった選手は不運だったという他ないのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月23日 22時30分
今度のテーマは「馬場vsハンセン」ジャイアント馬場23回忌追善興行開催!
株式会社H.J.T.Productionは、2021年2月4日に『ジャイアント馬場23回忌追善興行』を東京・後楽園ホールで開催すると発表した。 和田京平名誉レフェリー、木原文人リングアナウンサーが、プロデュースをする。 昨年2月にも馬場さんの追善興行を開催しているが、主催者によると「馬場さんの名が付く興行はこれが最後」だという。既に新日本プロレスと全日本プロレスの協力が決定しており、馬場さんの追善興行、ザ・デストロイヤーさんの追悼興行に続いて、新日本と全日本から選手が派遣される模様だ。 2月4日は、1982年に東京・旧東京体育館で、馬場さんと新日本から全日本に電撃移籍したらスタン・ハンセン氏がシングル初対決を行った記念すべき日で、曜日も同じだったこともあり、テーマとして『ジャイアント馬場vsスタン・ハンセン』が掲げられている。新型コロナウイルスの状況が読めないため、ハンセン氏が来日出来るかは未定だが、2人と縁があったドリー・ファンクJr.氏も協力を表明しており、レジェンド達が来日するかどうかも注目したい。 ハンセン氏は新日本で外国人のエースとして、アントニオ猪木氏のライバルだった1981年12月、馬場さんが社長を務めていた全日本マットに電撃移籍。故・ブルーザー・ブロディさんとミラクルパワーコンビを結成し、全日本のタッグ戦線では無敵の存在として、馬場さんや故・ジャンボ鶴田さん、天龍源一郎氏ら日本勢を大いに苦しめた他、ハンセン氏の師匠であるザ・ファンクスを相手に外国人選手の世代交代を成し遂げている。 ブロディさんが全日本から新日本に移籍すると、ハンセン氏はシングルプレーヤーとして活躍。全日本マットで数々のタイトルを獲得し、鶴田さん、天龍氏らと全日本の「明るく楽しく激しいプロレス」の中心選手として、故・三沢光晴さんや、川田利明氏、小橋建太氏らの壁となり、大活躍。馬場さんとはタッグを結成したこともある。2000年に引退を表明すると、2001年に東京ドームで開催された馬場さんの三回忌興行で引退セレモニーを行った。元PWF会長として引退後も全日本マットに顔を見せるなど、馬場さんを信頼する気持ちは今も変わらないようだ。 対戦カードは決定次第、発表されるが、「馬場vsハンセン」のテーマに添ったマッチメイクに期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年10月23日 18時30分
元西武・石毛氏、広岡監督の命令に「野球人生狂った」 遊撃でのプレーが絶望的に、大怪我直後の“強攻策”を明かす
元西武で野球解説者の石毛宏典氏が22日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。元西武監督で野球解説者の広岡達朗氏について言及した。 今回の動画で石毛氏は、1982~1985年の4年間共に西武で戦った広岡氏をテーマにトーク。その中で、阪神と戦って「2勝4敗」で敗れた1985年日本シリーズ中にあったまさかのやりとりを明かした。 >>元西武・石毛氏に球団マネージャーが激怒「どうするんだこれ!」“一流の勲章”を巡る修羅場を暴露<< 遊撃のレギュラーとして、シーズンで「.280・27本・76打点・141安打」といった数字をマークした当時プロ5年目・29歳の石毛氏。阪神との日本シリーズでも当然正遊撃手として起用されていたが、第3戦の試合中に遊撃後方へのフライを追い左翼・金森永時と交錯してしまった。 衝突により膝の靭帯が伸び、力が入らなくなった石毛氏は「ヤバい」と思いながら治療のためベンチ裏へ。付き添っていた近藤昭仁守備・走塁コーチに「(出場は)駄目っしょ。(膝が)こんなんですから」と患部の状態が思わしくないと伝え、近藤コーチも「分かった、監督に伝えるから」と広岡氏に今後の出場は厳しい旨を伝えたという。 ところが、近藤コーチの報告から数分後、広岡氏は石毛氏のもとに足を運び「出れんのか、出れねえのかどっちなんだよ!」と一喝。詰め寄られた石毛氏が「で、出れます」と気圧されながら答えたのを聞くと、すぐにトレーナーに「テーピングでがっちり固めとけ!」、「ボルタレン(痛み止め)飲ませとけ!」と指示したという。 「心配するな。終わったら休ませてやる。あと2試合か3試合じゃ頑張れ!」と広岡監督から激励を受けた石毛氏は、最終戦となった第6戦までシリーズに強行出場。怪我前の第2戦を含め計3本塁打を放ち敢闘賞を受賞する活躍を見せたが、一方で「膝クラクラさせながら(プレーしたけど)ね、あれで俺の野球人生ちょっと狂ったかも分からないね」とも語っていた。 石毛氏はこの他にも広岡監督時代に出場した1983年日本シリーズや、1985年オフに広岡監督が辞任した際のチーム内の雰囲気などについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「当時は石毛自身が気合で出てると思ってたけど広岡監督の命令だったのか」、「大舞台でのレギュラー離脱は大打撃だから、広岡監督はあえて厳しく迫って石毛に出れるって言わせたのかな」、「欠かせない戦力とはいえ、膝をかなり痛めてる選手を無理に起用するのは理解できない」、「今振り返ると無理を押してグラウンドに立った代償は大きすぎたな」といった反応が多数寄せられている。 「現役時代西武(1981-1994)、ダイエー(1995-1996)で活躍した64歳の石毛氏は、1986年まで遊撃手としてベストナイン、ゴールデングラブをそれぞれ5回(1981-1983,1985-1986)獲得した選手。しかし、1985年日本シリーズで負った故障をきっかけに、1987年以降は本職の遊撃から三塁への転向を余儀なくされています。三塁転向以降の石毛氏はベストナインを3回(1987,1992-1993)、ゴールデングラブを5回(1987-1988,1991-1993)獲得するなどの実績を残しましたが、遊撃手としてのキャリアが閉ざされたという点では、野球人生が狂ったといっても過言ではないのかもしれません」(野球ライター) 広岡監督については常々自身が思う一番の名将と公言し、今回の動画内でも特に恨んでいるような様子や言動は見せていない石毛氏。だが、シリーズでの強行出場がなければ、遊撃手としての選手生命は縮んでいなかったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について石毛宏典氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC9uwO3E7TohCjf1X3zU_kOw
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スポーツ 2020年10月23日 17時00分
中日・大野の歴史的快投に「誰よりもすげ~」 川上氏らOBから称賛相次ぐ、立浪氏は好投の要因を分析
22日に行われた中日対DeNAの一戦。試合は「1-0」で中日が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが中日先発・大野雄大の投球だった。 同戦の大野は「9回無失点・被安打6・四死球0・9奪三振」で今季10度目の完投、6度目の完封で2ケタ10勝目をマーク。「1-0」の8回表に迎えた2死二、三塁以外は、得点圏に走者を許さないなどDeNA打線に付け入るすきを与えなかった。 また、大野は9月15日の広島戦の2回から前回登板の14日阪神戦9回表まで36イニング連続無失点を記録していたが、22日も点を取られなかったことで無失点記録は45イニング連続に。これまでの球団記録は1956年に大矢根博臣が記録した「40回1/3」だったが、この記録を実に64年ぶりに更新した。 >>中日・与田監督、続投は決定事項ではない?「細かいことは言えない」祖父江起用の裏にある“誤算”とは<< 大野の歴史的快投を受け、複数の球界OBが出演するTV番組やSNSを通じコメントしている。同日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演した元中日・立浪和義氏は、番組内で「打者が真っすぐを狙ってきたら、全てツーシームですかしている」、「ツーシームの腕の振りがいいから、打者からしたらどうしても真っすぐに見えてしまうのだろう」とコメント。ストレートとツーシームを織り交ぜた投球が好投の要因だと指摘した。 元中日・川上憲伸氏は、22日に自身の公式ツイッターに「今中さん昌さん吉見みなさんすごいけど、現時点では誰よりもスゲ〜」、「野球って簡単じゃないよね?? でも雄大が投げると簡単にみえるレベルやね」と投稿。今の大野は今中慎二(通算91勝)、山本昌(同219勝)、吉見一起(同89勝)といった過去のエースをもしのぐほどのレベルに達していると称賛した。 元巨人・上原浩治氏も、22日に自身の公式ツイッターに投稿。「沢村賞に完投の項目があるのをちゃんと評価してこれから判断ほしいね」と、シーズン終了後の沢村賞受賞に期待を寄せている。 同戦の大野については、ネット上にも「そろそろ失点するかなと思ったらまさか今日も無失点とは」、「最近はいつ見ても無失点で凄い、もう神がかっているとしか表現のしようがない」、「沢村賞は菅野一択と思ってたけど、大野はこの調子なら菅野を逆転して沢村賞あるぞ」、「勝ち星でもう少し菅野に迫れたら受賞濃厚だろうな」といった反応が多数寄せられている。 「投手にとって最高のタイトルである沢村賞は、『登板数・完投数・勝利数・勝率・投球回数・奪三振数・防御率』という7項目の基準をもとに、選考委員会が選んだ投手1名に贈られるタイトル。今シーズンの受賞者については、開幕13連勝をマークした巨人・菅野智之が最有力候補と目されてきました。ですが、ここにきて大野が完投、完封を連発するなど猛追してきており、22日終了時点では7項目のうち勝利数、勝率以外は菅野より良い数字に。今後の日程を考えると先発できそうな試合は残り2、3試合ほどですが、これらの試合でも好投が続けば自身初の沢村賞獲得はグッと近づきそうです」(野球ライター) 試合後、チームの与田剛監督も「もう雄大に尽きる。なんて言うんだろう…すごいのひと言じゃないかな」と脱帽したことが伝えられている大野。連続無失点記録はどこまで伸びるのか、そして沢村賞にどこまで迫れるのか。残りの登板にも大きな注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について川上憲伸氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/Kenshink2k2k2上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara
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スポーツ 2020年10月23日 11時20分
阪神、今オフ大激震か 矢野監督も“フロント主導”に混乱、能見の戦力外は大幅リストラの布石?
ベテラン選手は強い影響力を持つ。それは、時に「監督以上」とも言われている。だから、経営陣は彼らの引き際にもっとも配慮しなければならないのだが…。 10月22日の広島戦後、阪神・矢野燿大監督は「趣旨」の異なるさまざまな質問をぶつけられ、ちょっと混乱していた。広島に敗れたゲーム内容の質問もされたが、今オフの大粛清を予告するようなハプニングも起きていたのだ。 「ボーアが試合登録から外されました。夫人も、このまま退団するようなニュアンスの書き込みをブログ上で発表しています」(在阪記者) そのボーアは試合前の練習に参加している。時折、若手にじゃれつくなど明るく振る舞っており、シーズン途中での退団なんて微塵も感じさせなかった。 矢野監督は「枠の問題」と説明した。1試合に登録できる外国人選手の人数は4人まで。投手のエドワーズを使うためで、他意はないと言っていたが、 「大山悠輔が本塁打王争いをしています。対戦投手のマークを集中させないためにも、大山の前後に長距離タイプのバッターを置いておかないと」(プロ野球解説者) とのこと。僅差でのAクラス争いも続いているだけに、ここでボーアを外すのは良策ではない。 >>阪神・矢野監督、大山の“三塁外し”でファン大ブーイングタイトルがかかる打者を外野に追いやったワケは<< 矢野監督が答えに窮したのは、ベテラン左腕・能見篤史に関する質問だった。同じく、試合前に今季限りでの退団が決定した。7回からリリーフ登板し、全球ストレート勝負で三者凡退。球団から事実上の戦力外通告を受けたことを明かし、コメントも発表している。 「テンポ良く抑えられたしね。能見自身もいろんな思いを持って」 ベテランの投球を称賛した。聞きたかったのは、そんなことではない。福留、藤川、能見と、チームはベテランを切り捨てようとはしている。再建を急ぐのは分かるが、引退発表を円満に行ったのは藤川球児だけだ。福留、能見は現役を続けたいとしている。ベテランのメンツも潰すようなやり方は、チームを混乱させてしまう。 「能見は配球に長けたピッチャーです。それを教えたのは、現役時代の矢野監督です。『捕手・矢野』が若手時代の能見を鍛え上げ、なぜ、この球種を要求したのかなど、駆け引きを教え込んだんです」(球界関係者) 能見は捕手陣の教育係でもあったようだ。通常、解雇要員は一軍監督が最終決定を下す。矢野監督との信頼関係を聞かされると、ベテラン選手のリストラはフロント主導で進められているようだ。その通りだとすれば、矢野監督の知らないところで「来季のチーム再建構想」が進められているのだろうか。 オフの激震は避けられそうにないが、宿敵巨人の最短優勝は25日とされている(同時点)。状況次第では、矢野監督は目の前で胴上げを見る屈辱にも見舞われそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年10月22日 20時30分
元巨人・井端氏、二軍監督の理不尽な仕打ちに「頭にきた」 試合中に受けた予想外の指導を明かす
元巨人で野球解説者の井端弘和氏が21日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。中日・仁村徹二軍監督について言及した。 >>中日・与田監督、続投は決定事項ではない?「細かいことは言えない」祖父江起用の裏にある“誤算”とは<< 今回の動画で井端氏は堀越高校(1991-1993)、亜細亜大学(1994-1997)、中日(1998-2013)、巨人(2014-2015)と歩んできた中で経験した練習をテーマにトーク。その中で、自身がプロ入りした1998年当時に中日の二軍監督(1998-2001,2020-)を務めていた仁村二軍監督から受けたという理不尽な仕打ちを明かした。 具体的な日時については動画内で明かされていないが、2番打者として出場した二軍のデーゲームで第1打席に凡退してしまったという井端氏。すると、内容の悪さが気に入らなかったのか、仁村二軍監督は1番打者の益田大介と井端氏に「お前ら、(俺が)いいって言うまで室内(練習場)で打っとけ!」と、試合出場を止めてすぐに打撃練習をしろと命じたという。 これを受けて井端氏は益田と共に室内練習場に移動し打撃練習を行ったが、夜8時ごろになっても仁村二軍監督からの連絡はなし。そのため、同時刻に練習場を訪れた他選手に「あれ?仁村さんは?」と聞いたところ、「えっ?帰ったよ?」とすでに仁村二軍監督は帰っていたことが判明したという。 わざと何も言わなかったのか、それとも本当に忘れていたのは不明だが、仁村二軍監督に放置された形になった井端氏。しかし、翌日顔を合わせた仁村二軍監督からは謝罪がなかったどころか、「お前らどうせ打ってなかったんだろ」、「お前らボール散らばせ(て打っているフリをし)ただろ」と疑われたため、「(当時は)結構頭にきた」と笑い交じりに語っていた。 井端氏はこの他にも「半端なくキツい」という大学時代の練習メニューや、中日時代の練習中に「かわいそうだなあ」と感じたという同僚選手について動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「ホームラン打ったのに仁村さんに殴られた話は有名だけどこのエピソードは知らなかった」、「打たせたまま放置して『打ってないだろ』ってめちゃくちゃだな」、「さすがに鬼軍曹過ぎる、今の時代にやったら猛バッシングを食らってもおかしくない」、「強烈なエピソードだけど、結果的に井端は主力に成長してるからこれも一つのやり方なのかな」といった反応が多数寄せられている。 「今回名前が挙がった仁村二軍監督は、“闘将”の呼び名で知られたあの星野仙一さんに『怒ったら俺より怖い』と言わしめたほど厳しい性格の持ち主。当然その指導も厳しく、井端氏の他にも荒木雅博、森野将彦といった面々が仁村二軍監督に徹底的にシゴかれたと明かしています。ただ、この3名はいずれも主力として大成するなど育成手腕には確かなものがあり、現在も根尾昂や石川昂弥といった金の卵の育成に熱心に取り組んでいます」(野球ライター) 仁村二軍監督からの厳しい指導を経て、プロ18年間で「1896試合・.281・56本・510打点・1912安打」をマークし、ベストナインを5回(2002,2004-2007)、ゴールデングラブを7回(2004-2009,2012)獲得した井端氏。笑いを交えながら語っていたところを見ると、当時カチンときたエピソードも今ではいい思い出となっているようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について井端弘和氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCVhXntGHOpB4vnfkBdN5HlA
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スポーツ 2020年10月22日 17時30分
DeNA、鬼門のナゴヤドームで遂に7連敗…敗戦時の総得点はわずか5点、今日こそ打撃陣の奮起に期待!
本拠地・横浜スタジアムで首位ジャイアンツに連勝し、勢いそのままに名古屋へ移動したベイスターズ。しかし、初戦は大貫晋一が持ち前の粘りのピッチングでゲームを作るも、6回に捕まり逆転を許し10勝目ならず。打線は初回のタイラー・オースティンのソロホームランのみの1点に抑えられ、星を落とす。2戦目は初の4番を任されたオースティンの2本のタイムリーが飛び出し、ルーキー左腕・坂本祐哉が5回1失点と好投するも、7回にエドウィン・エスコバーが打ち込まれ、逆転負け。現在2位のドラゴンズの勢いに飲まれている状況だ。 この2戦で僅か3得点で、オースティンしか打点を挙げられていない上に、伊藤光の送りバント失敗など相変わらず小技は上手くなく、得点力不足が顕著に現れる。投手陣も先発は粘りを見せるが、結果的に早めの継投で後ろが苦しくなっていくような連戦だった。 この連敗で今シーズンのナゴヤドームでは1勝7敗で、勝利したのは7月14日の大貫晋一のみ。内容を振り返ると、7月の連敗は1得点、8月の3連敗も1得点と打撃陣はほぼ無抵抗。破壊力はあるが一発頼みの打線は広いナゴヤドームという事もあり、強気に攻めてくるドラゴンズ投手陣に手玉に取られている印象だ。先発もローテーションの谷間に当たり、若手の中川虎大と阪口皓亮がマウンドに上がるなどの巡り合わせもあるが、7連敗はさすがに相性が悪すぎる。 しかも、ここに来て打線の核で、現在リーディングヒッターでもある4番の佐野恵太が背中の張りで初戦途中で交代し、次戦は休養。ラミレス監督が「日本一のリードオフマン」と絶賛する梶谷隆幸も初戦は休養し、次戦も代打で登場したがスタメンは外れた。22日は彼らが戻ってくる可能性も十分あるが、ナゴヤの広い球場だけに、21日に共に2安打を放った足の使える神里和毅と乙坂智、二軍では無双の楠本泰史らがチャンスをモノにし、自慢の外国人選手とのフィットで現状を打開してくてることに期待したい。写真・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年10月22日 17時00分
巨人・原監督に「若林のせいにするな」ファン激怒 裏目に出たスクイズ指示、試合後コメントも物議
21日に行われた巨人対ヤクルトの一戦。試合は「2-1」でヤクルトが勝利したが、「6番・左翼」でスタメン出場した巨人のプロ3年目・27歳の若林晃弘のプレーがネット上の巨人ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「1-0」と巨人1点リードで迎えた5回表無死二、三塁で飛び出たプレー。この場面で巨人は打席に大城卓三が入っていたが、巨人・原辰徳監督は4球目にスクイズを敢行。だが、大城は空振りでスクイズを失敗し、スタートを切っていた三塁ランナー・丸佳浩も三本間の挟殺プレーでタッチアウトとなってしまった。 今回のような場面ではチャンスを途絶えさせないため、二塁ランナーは三塁ランナーの挟殺プレーの間に三塁に進塁するのがセオリー。だが、二塁ランナーの若林は三塁に進まず二塁上にとどまったまま。これにより状況は1死二塁となり、後続も倒れたため巨人はこの回無得点に終わった。 この若林のプレーを受け、ネット上には「何やってんだ若林、挟殺プレーの間に三塁進塁は常識のプレーだろ」、「三塁に進んでいれば2度目のスクイズや犠牲フライも狙えたのに、若林の走塁ミスで得点機がつぶれてしまった」、「状況判断が悪すぎる、こうしたところをしっかりしないと日シリでの出番は無いぞ」といった反応が多数寄せられている。 一方、「そもそも大城にスクイズさせた原監督が悪い」、「普通に打たせた方が良いのに何で奇策に走ったのか」、「今年バント1回くらいしかしてない大城にスクイズさせたらそりゃこんなことになるわ」と、大城にスクイズさせた原監督にも非があるとするコメントも複数見受けられた。 >>巨人・原監督、寿司屋でスカウト?「巨人に来いよ!」前田氏が明かしたロッテ時代の衝撃エピソードとは<< 「大城は今シーズン『.280・9本・39打点・68安打』といった成績をマークし、得点圏打率も『.270』とまずまずの数字を残している選手。一方今シーズン、犠打数は9月21日対広島戦で記録した1個のみと、バントをほとんど行っていません。原監督は来たる日本シリーズを見据え普段見られない采配をしたのかもしれませんが、大城の打力を考えるとそのまま打たせた方が得点の期待値は高かったのではと不満を抱いているファンも少なくないようです」(野球ライター) 試合後の報道では、原監督が「あそこはやっぱりワンアウト三塁というシチュエーションはつくるべき」と若林に苦言を呈していたことが伝えられている。だが、このコメントについても一部からは「自分の采配ミスを若林のせいにするな」と反発する声が挙がっている。文 / 柴田雅人
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