スポーツ
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スポーツ 2013年02月08日 11時00分
独占入手 オリックスが画策する来季・イチロー帰還とWBC・トーリ監督召聘(1)
現役引退を表明し、次期巨人監督候補に白羽の矢が立った松井秀喜(38)に呼応するかのように、古巣オリックス帰還に軌道修正してきたのがイチロー(39)。巨人監督の目が消滅したことできっぱり、読売陣営とも決別というわけだ。 1月16日から始めた自主トレーニングの場所もオリックス・バファローズの本拠地『ほっともっと神戸』。新たなイチローをデモンストレーションするかのように弟分の川崎宗則(マリナーズからFA)と斎藤佑樹(日本ハム)を従え、異色の合同トレを実施した。 マネジメント会社が一緒ということで実現した合同練習というが、イチローと親しいマスコミ関係者によれば、「イチローが日本球界に復帰した場合には、2人は駆け付ける腹積もり」だという。昨年末、ヤンキースと2年契約を締結したイチローだが、スタメンを約束されているわけでもない。来季は日本で最後のシーズンを迎えるシナリオが着々と進行しているのだ。 「昨シーズン、巨人が優勝を逃せば、巨人のユニホームを着る可能性が高かったのですが、原巨人が日本一となり、次期監督も松井の流れが出来たことで進路を変えたのです。割って入ったのが古巣のオリックスです。来年、オリックス本社が創立50周年のメモリアルイヤーを迎えることから、優勝を欲している宮内義彦オーナーの意を汲んで現場が“あるプロジェクト”を組んだ。その雄大なプランにイチローが興味を持ち、ジョイントする可能性が高まっているのです。マリナーズに放置された川崎はもちろん、大谷翔平の日ハム入団で広告塔の役目を終えた斎藤佑には電撃引退してスポーツキャスターへの転身の噂が囁かれている。今年は勝負の年。人生最大のピンチでイチローを頼っているのです」(同) 「あるプロジェクト」とは、第3回『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』で米国代表監督を務める名将ジョー・トーリ氏の招請である。WBCでの世界一を手土産に、日本球界入りさせるのだという。 トーリ氏はヤンキースでワールドシリーズを4度制覇し、転身先のドジャースでも2年連続で地区優勝を果たした。この間にヤ軍では松井を、ド軍でも黒田博樹をトップ選手に磨き上げた。それより以前にはメッツ、ブレーブス、カージナルスでも監督を経験しており、指揮官としてのキャリアは文字通り世界一。 イチローがトーリ氏にぞっこんなのは「監督キャリア」にもあるが、それ以上なのが「ビジネスマン」としての才覚。その可能性に興味津々なのだ。 「オリックスがメモリアルイヤーとなる来季に優勝したい、と意気込んでいるのはこれまでも伝えられているが、理由は親会社が創立50周年の節目を迎えるからだけではない。球団経営からの撤退を視野に入れているのです。もともとプロ野球に進出したのはオリックス(旧社名・オリエントリース)の社名を浸透させるのが狙いで、その役目は終えた。そこで幕引きを始めたわけで、有終の美を成すためにも優勝したいというのが建前なのです。その意味ではトーリ氏への監督招請は表の顔で、トーリ氏に球団を買い取ってもらいたい、というのが本音。トーリ氏は有力な投資家を束ねており、資金力は抜群だからです」(経済誌デスク)
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スポーツ 2013年02月07日 15時30分
メッツ招待選手の米報道に「松坂がアブナイ!」の声!
松坂大輔(32=前レッドソックス)の“メジャー残留交渉”に、日米の関係者が「アブナイ」の声が寄せられている。 2月3日(現地時間)、古巣の地元紙『ボストングローブ』が「メッツとアストロズが松坂に興味を示している。即契約はないが、復活が本当なのか、状況を見極めるため、キャンプに招待するプランがあるようだ」と報じた(電子版)。 松坂を知る日本球界の関係者がこう話していた。 「今の松坂ではメジャー契約は厳しい…。マイナー契約か、日本球界帰還の二択になると思います。メジャーに残りたいのなら、マイナー契約を受け入れ、そこから這い上がって行けばいい」 また、米FA市場について、こんな声も聞かれた。 「松坂のように故障明けの選手、マイナー契約になる可能性の高い選手は、1月下旬以降にならないと具体的な交渉が始まりません。近年、米FA市場はそういった傾向になっています。でも、この時期になって、『キャンプ招待選手』の話も進まないとなれば、日本帰還を真剣に考えなければなりません。昨年の松井秀喜のように『契約浪人』になる恐れもありますよ」(米国人ライター) こうした状況からすれば、『キャンプ招待の検討』報道は、メジャー残留を望む松坂にとって一縷の望みとも言えそうだが、挙手した球団が芳しくない…。 近年、ニューヨーク・メッツは補強に失敗しており、昨年12月には同年サイ・ヤング賞投手で、20勝6敗と大活躍したR.A.ディッキーを“喪失”している。 「ナックルボーラーのディッキーは来季、39歳を迎えます。2010年、初めて2ケタ勝利を挙げたように、遅咲きの投手です。12年シーズンで契約を終えたディッキーは『2年2600万ドル強』を残留条件としましたが、メッツ側は年齢を理由にトレード放出してしまいました」(前出・米国人ライター) メッツは12年オフも補強が巧くいかなかった。とくに投手陣に関してはシーズン中から『マイナス要素』が指摘されていたのに、だ。たとえば、10年シーズン後半に左肩を故障したヨハン・サンターナも復活していない。11年オフ、クローザーとして補強したフランク・フランシスコも期待を裏切った。勝ち頭のディッキーを放出したというのに、目立った投手補強は行われていない…。こうした投手事情を考えると、「めぼしい投手はFA市場に残っていないから、松坂に声を掛けた」という感もしないではない。 投手の頭数がいないチームにいけば、メジャー契約を交わせるかもしれないが、「春先から中4日で酷使させられる」リスクの方が大きい。こうしたメッツの投手事情を考えると、右肘の故障から完全回復していない松坂にとって、「不向きな球団」と言わざるを得ない。 松坂の招待選手の可能性を報じていた同日のボストングローブ紙は、福岡ソフトバンクホークスを退団した岡島秀樹投手(37)の動向にも触れている。「マイナー契約だが、複数の球団が関心を持っており…」とのこと。日本球界に一時帰還し、仕切り直した強かさについてである。 松坂にもそんな強かさがあればいいのだが…。この時期になって契約が決まらないとなれば、焦せらない方がおかしい。近日中に、松坂の去就問題に結論が出されそうだ。※選手のカタカナ表記は『メジャーリーグ名鑑』(廣済堂出版/2012年版)を参考にいたしました。
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スポーツ 2013年02月07日 15時30分
元ダイエーの早鞆高・大越監督が野球部員に提訴された!
かつて、プロ野球ダイエー(現ソフトバンク)ホークスでプレーし、現在は私立早鞆(はやとも)高(山口県下関市)で野球部監督を務める大越基氏(41)が窮地に陥った。 同校野球部2年の久芳利希さん(17)が2月6日、野球部の練習で打球が目を直撃してケガをしたのは、学校側が安全配慮の義務を怠ったためとして、大越監督、部長、同校に対して、約6000万円の損害賠償を求め、福岡地裁に提訴した。 訴状などによると、11年11月、打撃投手をしていた久芳さんの右目に、近くのネットの鉄枠をかすった打球が直撃。右眼窩底(がんかてい)骨折で、事故後3カ月間入院し、その後も通院治療が1年続いたという。視力は2・0から0・04まで低下。視界がぼやける後遺症が残った。 普段は打者から17メートル離れて投げるが、当日は監督から打者から14メートルまで近づくよう指示があった。久芳さんの前にはL字形の防球ネットがあったが、打球は別のネットの鉄枠に当たって方向が変わり、目に当たったという。 久芳さん側は「監督は危険な練習方法を指示した上、事故を避けるための適切な指導も行わず、安全配慮義務に違反した。通常よりはるかに短い投球距離での打撃練習を、指示するべきではなかった」と主張している。 提訴後に会見した母親の早苗さん(41)は「息子はプロ野球選手になるという夢を閉ざされた。学校が、指導は十分で過失がないと主張するので提訴した」と話した。 同校は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。 同校は昨年春の第84回選抜高校野球大会に初出場。夏の山口県大会ではベスト4、秋季中国地区大会ではベスト8に残った強豪校。 大越監督は92年のドラフト1位で、投手としてダイエーに入団したが、伸び悩んだため、96年に打者転向。99年からは一軍に定着して、主に守備、代走要員として活躍。03年オフに戦力外通告を受け、引退した。生涯成績は365試合に出場して、211打数50安打、打率.237、本塁打1、打点3、盗塁3。投手としては、13試合に登板して0勝0敗だった。 引退後は東亜大学に編入し、教員免許を取得。07年4月に早鞆高に保健体育の教員として着任。日本学生野球協会から高校野球指導者資格を認定され、09年9月に同校の監督に就任。わずか、2年半で甲子園出場を果たした。 大越監督や学校側に過失があるのかどうか、非常に難しい裁判になりそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年02月07日 11時00分
あとは嫁だけ 引退・高見盛の部屋持ち親方を確実にした超節約生活
角界屈指の人気者、高見盛(36・東関部屋)が、1月27日に引退を表明した。初場所の結果は5勝10敗、来場所の幕下転落が確実となったからだ。しかし、親方へ向けての計画を着々と進めていた“したたかさ”はさすがだ。 青森県出身の高見盛は日大卒業後、'99年3月に初土俵を踏み、'00年1月に十両に昇進。四股名も本名の加藤精彦から高見盛精彦とし、仕切りの最後に気合いを入れる独特のポーズで人気を集めた。 「“角界のロボコップ”と呼ばれるように、そのムキムキの筋肉質の体をそり返らせ胸を叩いて闘志を漲らせた。あれは別にウケ狙いでやっていたわけではなく、恐怖心を取り除き自分を叱咤するためだといいます。元来、彼は真面目ですからね」(相撲関係者) その性格は、将来設計にも表れている。既に5年前には年寄名跡「振分」を約2億円で取得したとされ、襲名が承認された。 「実は高見盛は、相撲界では白鵬と並ぶ大金持ちだと言われているんです。というのも、アサヒビールや永谷園などCMの常連だった時の稼ぎがある上に、超が付く倹約家。今は部屋の近くにあるマンションに住んでいますが、室内には冷蔵庫以外の家具がない。その冷蔵庫さえ、普段はコンセントを抜いているほどなんです」(元力士) そんな具合だから、カネは貯まるが彼女はできない。 「女性関係では、過去に、さとう珠緒や、Lカップグラドルの松坂南などの名前が挙がりましたが、ただ売名に使われただけ。彼女イナイ歴36年ですよ」(同) しかし、将来の希望は部屋持ち親方。部屋の維持・運営には女将が欠かせないが、独身親方が切り盛りしている藤島部屋(元大関武双山)のようなケースもある。 「東関部屋は元幕内の潮丸が継承しましたが、高見山さんから高く売りつけられ弟子も少ないため、アップアップの状態だと言われます。そのため、名跡交換して高見盛が東関になるのではないかという噂もあるほどです」(前出・相撲関係者) 親方・高見盛が再び相撲人気に一役買うか。
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スポーツ 2013年02月06日 15時30分
大鵬孫に続き力道山の孫もプロレスデビューへ
1月19日に亡くなった元横綱・大鵬さん(本名・納谷幸喜氏=享年72)の孫である納谷幸男君(18)が、初代タイガーマスクの佐山聡主宰のリアルジャパン・プロレスに入門することを先に報じたが、今度は力道山の孫がプロレスの門を叩くことになった。 力道山といえば、大鵬さんと並ぶ昭和のヒーローだったが、63年12月15日に39歳の若さで他界した。今年で没後50年。その節目の年に、偉大なDNAを受け継いだ3世が、祖父と同じ道へ進む。 プロレス入りするのは、力道山の次男で現役プロレスラー・百田光雄(64)の子息である百田力さん(31)で、2月5日、父が所属する天龍プロジェクト(天龍源一郎主宰)の東京・新木場1st RING大会で、同団体への入団が発表された。 力さんは「できれば夏までにデビューしたい気持ちがある。(祖父の)没50年の年に、自分もプロとして試合をしたい」と語ったが、父・光雄は「年齢的にもあわててやっても仕方ないから、じっくりやらせる。親父が亡くなって50年だし、命日までにデビューできれば」と話した。 力さんは81年10月24日生まれ、東京都出身。甲子園にも出場した慶応大野球部の田村圭投手は、父の妹の子息でいとこにあたる。身長は175センチで、プロレスラーとしては小柄な部類に入る。茨城・土浦日大高ではレスリング部で活躍し、日本大学法学部進学後はジムでトレーニングをして体を鍛えた。04年に当時、父が籍を置いていたプロレスリング・ノアの入門テストを受けたが不合格。 いったんはプロレス入りの夢をあきらめかけたが、父がノアを退団し、天龍プロジェクトのリングに上がるようになって、格闘技への熱が再沸騰。桜庭和志のジム「Laughter7」で格闘技を学び、最近では折原昌夫(天龍プロジェクト)の道場で練習に励んでいた。 すでにベースはできているため、デビューまでへの道は、そう遠くはなさそう。デビューした暁には、力道山2世と3世のタッグ結成の夢も広がる。(落合一郎)*写真は父の百田光雄(64)
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スポーツ 2013年02月05日 15時30分
ロンドン五輪ボクシング金メダリスト・村田諒太のプロ転向にフジテレビが暗躍!?
ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級金メダリストの村田諒太(27=東洋大職員)が、アマチュア側とのすったもんだの末、2月2日にプロ転向の意思があることを明らかにした。 日本アマチュアボクシング連盟・山根明会長によると、村田から「プロに行きます」と打ち明けられたのは1月14日だという。村田はこれまで、国際連盟(AIBA)が独自に設立するプロ団体(APB)への参加要請を引退の可能性を理由に断った。その一方で、全日本社会人選手権出場へ意欲を見せたり、独自にプロ転向に動くなど、日本連盟からすると行動に一貫性を欠いていた。 そのため、態度を硬化した連盟は2日の理事会で、プロ転向の意思がある村田のアマ選手としての引退勧告を全会一致で決議した。 その後、同日夜に村田と山根会長が緊急会談し、礼節を欠いた村田が全面謝罪し、ひとまず和解に至った。会談後、村田は初めて公の場で「プロに行きたい気持ちはある」と明言した。 村田のプロ入りに際し、最大の障害となるのが“生活面の安定”だ。大学職員の村田はアマで引退しても、定年まで安定した生活を保つことができるし退職金もある。プロに入れば、安定した収入はなくなり、引退後の保障は何もない。 そこで、村田のプロ入りに向け、暗躍しているのがフジテレビだというのだ。ボクシング世界王者の亀田興毅、井岡一翔を擁するTBSはボクシング中継で高い視聴率をマークしている。フジは金メダリストの村田の試合なら、高視聴率を弾き出すコンテンツになり得ると判断。村田と専属契約すべく動いているもようだ。 受け入れ先は、フジと縁が深い三迫ジム(三迫仁志会長)が最有力。同ジムは輪島功一(元WBA&WBC世界スーパーウエルター級王者)、三原正(元WBAスーパーウエルター級王者)、友利正(元WBC世界ライトフライ級王者)と3人の世界王者を輩出した。64年東京五輪バンタム級金メダリストの桜井孝雄も在籍した。 スポーツジャーナリストのA氏は「フジは村田を獲得するために、社員として入社させるウルトラCも検討しているようです。フジは過去に女子モーグルの里谷多英を社員として支援した実績があります。里谷は先に引退表明しましたが、引退後もフジに残ると発表しています。社員という形であれば、生活も安定し引退後も保障されますので、村田を口説く大きな一手になります」と語る。 村田は「プロとしてやるのなら勝つことが最低条件。一番強くなる環境、皆さんに応援される状況をつくらないと。そうしたことが決まらないと、どこのジムに行くとかは決められない。決めるべきものが決まらないのであれば、ハッキリいってプロに行かなくてもいい」と慎重な姿勢を示しているが、テレビ局主導という異例の形でのプロ転向が現実のものとなる可能性もありそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年02月04日 15時30分
“公務員ランナー”川内優輝してやったり! ロンドン五輪入賞選手に勝って世界陸上へ
まさに痛快というしかない。実業団に所属しない“公務員ランナー”が、ロンドン五輪入賞選手を打ち破った。 昨年のロンドン五輪日本代表に選ばれなかった市民ランナーの星である川内優輝(25=埼玉県庁)が、2月3日、世界陸上への選考対象でもある「別府大分毎日マラソン」に出場。ロンドン五輪で6位に入賞し、日本人男子最上位だった中本健太郎(30=安川電機)でデッドヒートを繰り広げた末、優勝を果たした。 今回のレースで、五輪代表に選ばれなかった悔しさを、五輪で入賞した中本にぶつけて、勝った意義は大きい。 タイムは2時間8分15秒で、大会新。さらに、11年2月の東京マラソンでマークした2時間8分37秒の自己記録を22秒更新した。 これで、川内は8月にモスクワで開催される世界陸上の男子マラソン代表候補の最右翼に浮上したといっていいだろう。 世界陸上の出場枠は5。最優先で選考されるのは昨年12月の福岡国際、2月24日の東京マラソン、3月3日のびわ湖毎日マラソン。この3レースで派遣設定記録(2時間7分59秒)をクリアした日本人1位は代表決定する。 さらに、昨年のベルリン、シカゴ、ニューヨークシティー(中止)と今年のボストン、ロンドンで派遣設定記録をクリアすれば候補となる。 上記いずれのレースでも、候補が満たない場合は福岡国際、東京、びわ湖毎日に今回の別府大分毎日を加えた4大会の日本人3位以内から選ばれる。 現時点で代表が決まった選手はおらず、福岡国際で日本人1位(全体2位)だった堀端宏行(旭化成)の2時間8分24秒の記録を川内が上回り、代表となるのが有力だ。 川内は当初、選考レースのびわ湖毎日に出場予定だったが、今回好タイムを出したことで回避。「代表に選ばれる想定をし、8月から逆算して調整したい」として、3月17日のソウル国際マラソンへの出場を予定し、世界陸上へ備える腹づもりだ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年02月02日 17時59分
獄中から関係者に手紙で本音を明かしていた内柴被告
11年9月に都内の合宿先のホテルで泥酔していた教え子の大学女子柔道部員を乱暴したとして準強姦(ごうかん)罪に問われていたアテネ・北京両五輪の柔道金メダリスト内柴正人被告の判決公判で東京地裁は1日、求刑通り懲役5年の実刑判決を言い渡した。 報道をまとめると、「被告人の供述は全く信用することができない」として鬼沢友直裁判長は内柴被告の主張を全面的に退け、内柴被告は控訴手続きについて説明する鬼沢友直裁判長の声を遮り、真っ赤な顔で「(控訴を)させてもらいます」と声を張り上げた。閉廷後は弁護団を通じ「応援してくれる人にとっては残念な結果となったが、まだ僕には頑張る気持ちがあるので、もう少し待っていてほしい。僕は無実だ」とコメントし、即日控訴した。 「内柴被告には5人の弁護団がついているが、もはや打つ手がなく、減刑すら難しい。現段階で未決勾留日数が240日で、このまま控訴・上告すれば未決が増え、実際の刑期は未決の分短くなるが…」(スポーツ紙記者) 法廷では自らの無罪を主張しかなり強気な内柴被告だったが、1月中旬、フジテレビのニュース番組が内柴被告が東京拘置所から関係者にあてた7通の手紙の中身を報じた。 それによると、内柴被告は判決を控え、「不安が日に日に増しています」とかなり弱気な本音を明かしている。「みんなにつらい思いをさせているということ。自分をいさめるための気持ちも強くもっております」と反省の態度も示しており、裁判が結審しても、保釈を求める申請はしない意向。その理由について、「僕が保釈(申請)を断っている理由の1つに離婚もあり、子どもに会えない今となっては出る理由はありません」と昨年11月に離婚したことを報告していた。 判決を受け、講道館は会員登録の永久停止処分を科す意向で、日本オリンピック委員会(JOC)は2個の金メダル返還を要求する意向を明らかにしただけに、もはや内柴被告には失う物が何もなくなりそうだ。
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スポーツ 2013年02月02日 17時59分
ソフトバンク・陽耀勲 前代未聞のキャンプボイコットの裏側
ソフトバンク・陽耀勲(ヤン・ヤオシュン)投手(30)が、キャンプ入りをボイコットした。陽は1月29日に台湾から来日したものの、キャンプ地の宮崎に向かわなかった。 実は陽は今季の契約が未更改。昨オフに今季もソフトバンクでプレーすることを約束し、球団は保留選手名簿に載せた。年俸は昨季の1100万円から、5000万円程度(金額はいずれも推定)の大幅アップで条件提示している。 ところが、陽が1月に代理人を変更したことで、事態は暗転した。新たな代理人となったのは、松坂大輔投手(レッドソックスからFA)らと契約する“凄腕”のスコット・ボラス氏。球団は陽側と交渉を重ねてきたが、折り合わず。時間切れでキャンプインを迎えたため、「契約がまとまるまでキャンプには参加できない」(陽側)と、宮崎への帯同を拒否した。 陽側が要求していると思われるのが、来季のメジャー挑戦容認。そのために、今季終了後に自由契約にすることを求めているものとみられている。 契約がこじれても、陽は保留選手名簿に入っているため、海外を含めた他球団と契約することはできず、ソフトバンクと妥協点を見出すしかない。 ボラス氏は時間をかけて強気に交渉するタイプで、早期決着は難しそうな気配。陽はWBC台湾代表候補に入っており、最悪の場合、ソフトバンクのキャンプを飛ばして、台湾代表に合流する恐れもある。 陽は日本ハムの中堅手・陽岱鋼(よう・だいかん)外野手の実兄で、06年にソフトバンクに入団。当初は鳴かず飛ばずだったが、昨季は9試合投げて2勝3敗ながら、防御率1.48と安定。今季は左のローテーション投手として、期待されていた。球団としては、プロ経験がない陽を一から育てたとの思いが強く、そう簡単にメジャー挑戦は容認できない方針。 石渡編成育成部長は「1日も早くお互いの接点を見つけたい」と語っているが、交渉は難航する可能性も高い。契約がまとまっても、合流が遅れれば、当然調整にも時間がかかり、開幕1軍に不安が残る。(落合一郎)
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スポーツ 2013年02月02日 13時12分
昭和の大横綱・大鵬死去 栄光の裏に隠された引退後の悲しき半生(2)
現役時代のライバルに横綱佐田の山(出羽海部屋)がいた。横綱としての実績では大鵬に遥かに及ばないものの、名門出羽海一門の将来の領袖として嘱望された。そのため、それまで名声を欲しいままにした大鵬は、理事長レースでも辛酸を舐めることになる。 「大鵬と佐田の山の2人は現役時代から競い合いましたが、遅れて横綱に昇進した佐田の山が先に引退し、親方として経験を積んで着々と実績を残した。大鵬は器は大きいにもかかわらず、理事長になれなかった。原因は脳梗塞を患ったこともありますが、当時の春日野理事長(元横綱栃錦)が二子山(元横綱初代若乃花)に理事長職を禅譲する際、“次は出羽海に”という約束を交わしたからだといわれています」(スポーツ紙記者) 大鵬は夫人との間に3人の娘をもうける。そして、三女が二子山部屋の元関脇貴闘力と結婚。'05年の定年退職後は貴闘力に部屋を譲ったが、一代年寄であったため、もともと持っていた『大嶽』部屋として大鵬部屋を継承した。しかし、貴闘力改め大嶽親方は大の博打好き。'10年、野球賭博事件では大関琴光喜とともに、相撲協会を解雇されてしまったことは記憶に新しい。その後、大嶽親方は三女とも離婚。『大嶽部屋』は、大鵬親方の直弟子で部屋付親方の元十両大竜が継承した。 「大嶽さんは、角界追放後も『オレの博打好きは病気みたいなものだから』と、ギャンブル三昧。しかし、その一方で、東日本大震災後は被災地に炊き出しなどのボランティアに出掛けていた。実は大鵬さんも夫人とともに都内の街頭で募金を呼びかけたり、積極的に活動していました。大嶽さんのボランティア活動にもいたく感激していたんですよ」(相撲関係者) 亡くなる前、大鵬は枕元に駆け付けた元大嶽親方に対して、「いつでも戻ってきていいんだよ」と語りかけていたといわれる。そして、最期まで相撲への思いも途絶えることがなかった。 「大鵬さんは大相撲改革に熱心で、現役力士では白鵬がとても慕っていました。『白鵬』は柏戸の『柏』と大鵬の『鵬』を取ってつけた四股名。非常に色白だったことから『柏』は“白”の字になりましたが、四股名の意味は両者を合わせたような硬軟自在の相撲が取れる力士になることです」(同) その願い通り、白鵬は攻めてよし、守ってよしの強豪力士に成長した。ベテラン相撲記者も言う。 「親方衆の中では守旧派の理事ではなく、改革派の中心である貴乃花親方に肩入れしていました。3年前の理事選で貴乃花親方が理事になれたのも、大鵬さんが後見人になったからです」 大相撲の頂点に立った大鵬の血を継ぐ孫が、もし相撲界にデビューしたら、どうだろう。 実はこの孫が、高校相撲の名門、埼玉栄高校相撲部で稽古に励んでいる。 「大鵬さんの孫は4人いますが、その1人、納屋幸林(たかもり)君は、さいたま市内の学校に通う中学生です。ところが、同級生では相手にならず栄高校に出稽古して精進しています。幸林君は大鵬さんの体型そっくりで、胴長で懐が深く手が長い。どっしりとした安定感あるお尻は、お爺ちゃんを彷彿とさせます。大鵬さんはこの孫をとても可愛がり、『うちの幸林は白鵬以上の逸材だ!』と自慢していたほどです」(前出・スポーツ紙記者) 外国人力士に席巻された土俵が再び沸くかどうかは、日本人力士の出現次第。波乱の人生を送った昭和の大横綱も、自分の孫が大相撲人気復活の牽引者となれば、草場の陰で男泣きすることだろう。
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