スポーツ
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スポーツ 2020年04月13日 20時50分
イチロー氏から「人間性に問題がある!」 テレビ中継に映りブログにも批判、元巨人・上原氏が“無礼”の真相を告白
元巨人・上原浩治氏が10日、自身のユーチューブチャンネルに動画を投稿。元プロ野球選手のイチロー氏に無礼を働いた2006年WBCの祝勝会について言及した。 上原氏は7、10日にそれぞれ投稿した動画内で、『スカパー!プロ野球』公式Twitterに寄せられたファンからの質問に回答。10日の動画では「先輩相手にやらかしてしまった出来事はありますか?」という質問を受け、2006年WBCの祝勝会を挙げた。 上原氏は2006年WBCで優勝した直後の祝勝会中、口に含んだシャンパンをテレビのインタビューを受けていたイチロー氏の顔面に吹きかけ、イチロー氏から笑い交じりに「お前は人間性に問題がある!」との発言を浴びている。 上原氏によると、この祝勝会では気持ちが舞い上がるあまり、他の選手と酒をかけ合っていたとのこと。そのような中、「俺イチローさんにいっていいですか?」と口にしたところ、周囲が「いけいけ!」と上原氏をはやし立ててきたという。 ちょうどテレビのインタビューに応じていたイチロー氏を見て、「チャンスだ」と口で酒を吹きかけた上原氏。ただ、その様子が生中継されていたこともあり、「僕のブログとかも炎上しましたね」と多くの批判を浴びたという。 この一件でイチロー氏との関係がこじれることはなく、今でも連絡を取り合っているという上原氏。その一方で、「実際どういう気持ちだったのか、イチローさんに本音を聞きたいですね」とも漏らしていた。 今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上のファンからは「リアルタイムで見てていい雰囲気だなと思ってたけど炎上してたのか」、「イチローをイジる人はなかなかいないから、イチローもまんざらじゃ無かったんじゃないの?」、「瓶じゃなくて口で酒吹きかけたのはちょっと度が過ぎてたな」、「生放送のインタビュー中にやったらそりゃ反感買うわ、うちの父親も当時『何やってんだ!』って怒ってたし」といった反応が多数寄せられている。 46歳のイチロー氏と45歳の上原氏は、侍ジャパンの一員として共に2006年3月に開催された第1回WBCに参加。イチロー氏は「8試合・.364・1本・5打点・12安打」、上原氏は「3登板・2勝0敗・防御率1.59」といった成績をそれぞれマークし日本の初優勝に大きく貢献している。 第1回WBC、並びに祝勝会からは約14年が経つが、上原氏は今でも当時の自分は羽目を外し過ぎたと考えているようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg
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スポーツ 2020年04月13日 18時30分
ダルビッシュに「張本のこと好きすぎ」の声 4番起用で遂にヒット、プロスピで能力集中強化に反響
カブス・ダルビッシュ有が13日、自身のツイッターとユーチューブチャンネルに野球ゲームのスマホアプリ『プロ野球スピリッツA(プロスピA)』について投稿。その内容がネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 『プロスピA』はNPBの現役・OB選手やMLB日本人選手を入手・育成してチームを作り、他のプレイヤーと試合などができるアプリのこと。ダルビッシュは昨年12月20日に自身のツイッターでアプリを始めたことを報告し、その後『プロスピA』に関する動画を自身のユーチューブチャンネルに現在(13日午後4時半)まで42本アップしている。 ダルビッシュは13日午前0時17分に自身のツイッターに投稿。「今日の動画はお休みにしようかなと思っていたんですが、うちの4番が『俺の生まれ変わった姿を早く皆に見せてくれ』とうるさいのでなんとか出します」と『プロスピA』の動画投稿を予告した。 今月1日から12日にかけて、『プロスピA』内で他ユーザーと対戦する動画を自身のユーチューブチャンネルに11本アップしているダルビッシュ。自身のチームの4番には元プロ野球選手の張本勲氏を据えているが、これまでの動画内では張本氏を操作してヒットを打つことはできていなかった。 しかし、同日13日正午にアップされた12本目の動画の冒頭で、ダルビッシュはプロスピ内の張本氏の能力を大幅に強化したことを報告。続けて行った他ユーザーとの試合では、その張本氏を操作して快音を連発した。 今回のツイート、並びに動画を受け、ネット上のファンからは「張本さんの育成に力入れすぎてて笑う」、「ダルビッシュ張本のこと好きすぎるだろ(笑)」、「以前言い争ってた相手を嬉々として使ってるのはめちゃくちゃ面白い」、「育てるだけじゃなくてちゃんと打ってるところもいいね」といった反応が多数寄せられている。 「ダルビッシュは昨年夏、大船渡高・佐々木朗希(現ロッテ)が岩手地方大会決勝で登板を回避した件を巡り、張本氏と論争を繰り広げたことが広く知られています。ただ、当人は張本氏のことは特に嫌いではないようで、今年1月27日にアップした動画内では約2万3000円を『プロスピA』内で選手が取得できる有料ガチャに費やし張本氏をゲット。また、張本氏がレギュラーを務める『サンデーモーニング』(TBS系)を意識しているのか、対戦動画内では張本氏が打席に入るたびに、動画の編集で追加した『喝!』という効果音を流してもいます」(野球ライター) かつて意見が衝突した“因縁の相手”をメインとした今回の動画は、現在(13日午後4時半)までに再生回数が約7万5000回、高評価が約2200件とファンからは好評。ダルビッシュは7日にアップした動画内で、『プロスピA』の対戦で1勝するごとに1万円を自身の故郷である大阪・羽曳野市の「こども福祉基金」に寄付すると発表しているが、今回強化された張本氏も寄付活動に一役買うことになりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用についてダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyuダルビッシュ有の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCn69pO-Cpt_fQVOnfIq9qbg
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スポーツ 2020年04月13日 17時30分
侍でもベイスターズでも絶対エースに! DeNA・今永の現在進行形の取り組み
昨シーズン13勝7敗、防御率2.91と素晴らしい成績で、絶対エースとしてベイスターズを2位まで引き上げた原動力となった今永昇太。苦しい先発陣を支え、5月の月間MVPの獲得、オールスター選出とリーグを代表する左腕として活躍した。オフの11月に行われた「プレミア12」にも当然のように選出され、台湾、メキシコ相手に先発で圧巻の投球を見せ、10年振りの世界一にも大きく貢献。2020東京オリンピックでもエース級の先発左腕として期待されていた。 しかし、新型コロナウイルスのパンデミックにより、オリンピックは1年延期。プロ野球の開幕は未だに不透明な状況が続いている。 「自主トレ、キャンプ、オープン戦と、開幕を目途にして、段階を踏んで肩を作ってきた」今永にとっては、難しい調整が続く。ベイスターズでは全体練習は取りやめられ、少人数による自主練習での期間が長く続いているが、26歳の左腕は持ち前の思考力で立ち向かっているようだ。 現在は、体脂肪を減らして筋肉量を増やした場合の身体の変化などを試してみたり、バランスとスピードを並行してトレーニングするなど、突然空いた時間を有効に活用。英語や料理にもチャレンジし、ニュース番組を見ることで世界の動きも注視。野球だけに留まらず、自分をさらに磨き上げることに重きを置いている。 1年延期が決まったオリンピックについて、「侍ジャパンで求められていることは、色々なことに対応、順応できること」と分析。「1年間の過ごし方も見てくれていると思うので、来たるべきアピールの場でのパフォーマンスで結果を残す」ことを見据えている。 侍ジャパンでもベイスターズでも、絶対エースの座に君臨するために、今だからこそ出来る大切なことを着々とこなしている今永昇太。開幕は5月か6月などとの話が出てはいるが、実際にはどうなるか先の見えない前代未聞の混乱期にある中でこそ、「投げる哲学者」の異名通り、人並外れた思考を駆使して難局を乗り切って行ってくれることだろう。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年04月13日 17時00分
グラブ叩き付け激怒「おどりゃあ!」は照れ隠しだった? 下柳剛氏、阪神時代に起きた“秀太事件”の裏側を告白
元プロ野球選手の片岡篤史氏が11日に自身のユーチューブチャンネルに投稿した動画に、阪神時代の同僚・下柳剛氏が出演。今もなおファンの間で語り継がれている“秀太事件”について言及した。 “秀太事件”は2007年10月1日横浜戦5回裏、ショート・秀太(田中秀太/現阪神スカウト)のたび重なる守備のミスを受けた下柳氏が激怒し、マウンドにグローブを2度叩き付けた出来事のこと。 片岡氏が4月5日から11日にかけて自身のユーチューブチャンネルにアップした4本の動画で、自身の現役時代についてトークをしてきた下柳氏。本動画の後半で片岡氏から「最後にこれだけは聞かないと。何のことか分かるでしょ?」と話を振られたことを受け、この出来事について言及した。 下柳氏によると、同戦は勝利なら自身の10勝、並びにチームのCS進出が決まる試合だったとのこと。ただ、一軍に昇格したばかりの秀太がスタメン起用され、「何で秀太なんや!?」と試合開始当初から怒りを感じていたという。 その秀太は1死一塁の場面でフィルダースチョイス、続く1死一、二塁で打球を弾くなどミスを連発。これを受けた下柳氏は、「俺後ろにゴロンってひっくりかえったんよね。それで『あっ、(これは)恥ずかしい!』と思って、怒ったふりしようと思ってグローブを叩き付けた」という。 1死満塁のピンチを迎える中、「秀太でゲッツー取ったら気持ちよく終われるやろ」との思いでショートゴロを打たせたという下柳氏。しかし、ミスで委縮した秀太が慎重に行き過ぎた結果ゲッツーを取れず、「『おどりゃあ!』って(グローブを叩き付けた)。この時は真剣に怒っていた」という。 「(この一件で)秀太も有名になった」と振り返った下柳氏。動画内で具体的な詳細は明かされていないが、「(あの後秀太は)どこかのテレビ局から、30万円くらいの時計をもらってた」と暴露していた。 今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「打ち取った打球なのにあれだけミスが続いたらそりゃ怒るよなあ」、「1回目のグラブ投げがわざとっていうのは意外、当時見ててめちゃくちゃ怒ってるように見えたのに」、「1回目に叩きつけたのは照れ隠しだったのか、意外とかわいいところあるんだな(笑)」、「その後のゲッツー崩れはともかく、狙ってショートゴロ打たせるのは凄いな」、「秀太が時計もらった話は初めて聞いたぞ」といった反応が多数寄せられている。 現役時代にダイエー(1991-1995)、日本ハム(1996-2002)、阪神(2003-2011)、楽天(2012)の4球団でプレーでした51歳の下柳氏は、阪神試合の9年間で「196試合・80勝56敗・防御率3.68」といった数字をマーク。2013年3月の引退表明後は野球解説者に転身し、テレビ・新聞などで精力的に活動を行っている。 阪神(1995-2009)一筋で現役生活を送った43歳の秀太は、プロ12年間で「624試合・.230・3本・52打点・200安打」といった数字を記録。引退後は2010年から阪神のスカウトを務めており、中谷将大(2010年ドラフト3位)、梅野隆太郎(2013年ドラフト4位)といった選手の獲得に尽力している。 同戦は「9-7」で阪神が勝利し、自身にも10勝目の白星がついている下柳氏。ただ、ミスを3連発した秀太の“珍プレー”は今も強く印象に残っているようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について片岡篤史氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCSFE1o0ihc5mfODf2FybeuA
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スポーツ 2020年04月13日 12時35分
DeNA砂田投手「公園で遊んでる方々自粛して」ランニングなども批判で賛否 「健康維持のため必要」大臣発言も
プロ野球・横浜DeNAベイスターズの砂田毅樹投手がインスタグラムに投稿したある呼びかけが、物議を醸している。 問題となっているのは、12日に砂田がインスタグラムのストーリーズにアップしたある文章。その日、砂田は横須賀にある練習場に行ったといい、「その時に、沢山の人が外出してるのを見て悲しくなりました」と吐露。さらに、「仕事で外出してる人たちは仕方ないと思います」としつつ、「ですが、公演で遊んでる方々やマスクもせずに自転車に乗ってる人やランニングをしている方々には外出自粛をお願いしたいです(原文ママ)」と呼びかけた。 また、砂田は「家に居ることはストレスが溜まり大変なのも重々承知です」と理解を示しつつも、1日も早い新型コロナウイルスの収束を目指すために、「本当に最低限の外出以外はしないようにお願いしたいです」「犬の散歩、ランニング、サイクルリング、公演で遊ぶのもできれば自粛をお願いします(原文ママ)」と発信し、「明るい未来のために正しい行動を取ってください」とつづっていた。 この投稿に砂田のファンからは、「マスクもしてないんじゃ不安になって当然」「いまだに無自覚な人多い」「全然外出控えない人っているんだね…」という賛同などが集まっていたが、一方では、「公園への外出まで制限するの?」「子どもと軽い運動くらいだったら自粛になってないけど」「三密を避けた外出は自粛しろとは言われてないし、ずっと家の中に閉じこもるのもよくないよ」という批判が集まっている。 「緊急事態宣言が出され、不要不急な外出の自粛に法的根拠が生まれたとはいえ、西村康稔内閣府特命担当大臣は7日に行った記者会見の中で、『散歩やジョギングは、健康維持のためにも必要なものだと思っています』と発言。さらに、文部科学省も公式ホームページの中で、休校中の運動について、『日常的な運動や遊び(ジョギング、散歩、縄跳びやブランコ、滑り台など)を安全な環境の下で行っていただきたい』と、大人数が密集する遊びにならないよう気をつけながら運動時間を確保するよう呼びかけています。このことから、砂田の呼びかけに対し、『ズレている』と感じたネットユーザーも少なくないようで、苦言が集まってしまいました」(芸能ライター) 多くの批判が集まったのか、砂田はその後ポストを削除したが、ネット上では大きな波紋を広げてしまった。記事内の引用について砂田毅樹公式インスタグラムより https://www.instagram.com/yoshikisunada/文部科学省公式ホームページより https://www.mext.go.jp/index.htm文 福田優
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スポーツ 2020年04月13日 12時00分
張本氏、大相撲夏場所「止めたほうがいい」「相撲協会は貯蓄が多い」発言に賛否の声
12日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が5月下旬に予定されている大相撲夏場所について、「止めたほうがいい」と延期や中止を促した。 番組は、日本相撲協会所属の力士が新型コロナウイルスに感染したニュースを紹介。同協会の芝田山広報部長がコメントを発表し、5月下旬から始まる夏場所の再延期を検討していることが紹介される。 張本氏はこの件について、「止めたほうがいい」と発言。さらに、「やっぱり私は止めてもらいたいわね。先場所の大阪場所、私も第2の故郷ですから。青春時代に。大阪でやってもらいたい。相撲好きな人はやってもらいたい。だけどね、9割方は『大丈夫かな』、出なきゃいいなというのが大半の見方なんですよ。だから、八角理事長が終わった時に、『良かった』と涙ぐんでたじゃないですか」と、夏場所の開催について異論を唱える。 さらに、「止めたほうがいいですよ、収まるまで。他の協会と違ってね、先だっても言ったように、非常に貯蓄が多いんですよ、相撲協会は。大変なお金持ってるんですよ。三箇所に分けてるの」と持論を展開。 関口宏が苦虫を噛み潰したような顔をしながら、「言っちゃっていいんですか、そんなこと」と聞くと、「言ってもいいよ、言わないんだから額を。力士に危険を冒すような、だいたい力士は600人ぐらいいるんですよね。その人たちに危険を冒すの止めたほうがいい」と、夏場所の再延期や中止を呼びかけた。 この発言に、関口は「というハリさんの意見でした」と念押し。どうやらこの発言を快く思っていないようだった。 張本氏の持論に、視聴者からは「正論。現時点では止めたほうがいい」「力士を危険に晒すなという論理は同意」などと、賛同の声が相次ぐ。しかし、「大金を持っている」という論理については、「根拠を示してほしい」「適当なことを言うな」と言う批判もあった。 この日の放送では、新型コロナウイルスについて、「人類対世界の戦争」と話すなど、危機感をにじませた張本氏。普段、炎上することが多い同氏だが、「力士に無理をさせるな」という論理に納得した人が続出した。
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スポーツ 2020年04月13日 11時30分
今季のセリーグは巨人・DeNAの2強? 有力視される「6.19」開幕が両チームに追い風となるワケ
プロ野球開幕戦の日程が見えてきた。 台湾・プロ野球が開幕した(4月12日)。プロ野球、サッカー、バスケなど世界中のプロスポーツ興行団体が新型コロナウイルスの感染防止で何もできないでいる中、先陣を切って活動を再開させた。マスコミとチアガールだけは入場が許されたという。やはり、無観客試合には独特の緊張感が漂っていた。 「日本のプロ野球関係者も衛星放送で確認していました。無観客、つまり、テレビ中継でしかファンが試合を見られない興行がどういうものなのか、参考になりました。日本も無観客で開幕戦を迎える場合、カメラアングル、実況と解説の在り方を検討しないと…」(TV局スポーツ部員) 今さらだが、どの球団スタッフと話をしても、出てくるのは「今季は143試合を消化できないでしょう」の話。しかし、一部球団からは具体的な見解も聞かれた。 「100試合くらいしかできないと思う。そうなると、セ・リーグはDeNAが有利になり、オープン戦最下位だった巨人にもチャンスがあります。『100試合用に戦力を再編したチーム』が勝つでしょう」(在京球団スタッフ) DeNA優勢の理由は、絶対的な守護神・山崎康晃がいるからだ。先行逃げ切り、試合数が少なくなれば連投も可能となる。 それに対し、試合数が減ることで、「原巨人が復活する」の予測もされている。そもそも、今季の巨人に対する評価が低いのは先発投手陣に一抹の不安が残るからだが、 「通常、先発投手は6人で回すが、今年に限っては『5人』で乗り切れそう。エース菅野がフル回転してきたら、かなりの勝ち星も計算できます。先発枠を争っていた宮國、今村、高橋優らをロングリリーバーに回されたら、厄介なことになる」(前出・同) と、試合数の削減が好転するとの予想も聞かれた。 また、その試合数の削減について詳しく聞いてみると、「120日間の短期決戦」になるようだ。 「4月下旬の開幕戦ができないと決まった後、『5月26日と6月19日のどちらか』と囁かれています。現時点では、6月19日の開幕説が濃厚」(球界関係者) 5月26日、6月19日。つまり、キーワードは交流戦だ。予定通りにペナントレースが行われていれば、5月26日は交流戦の開幕日であり、6月19日はリーグ戦が再開される日だった。セ・リーグは交流戦の勝率が悪い。セ・リーグ側は「交流戦をやらない=試合削減」という提案をし、パ・リーグ側は「もう暫く様子を見て」の姿勢だった。しかし、7都府県に緊急事態宣言が発令され、そこには、12球団中8球団の本拠地がある。これを受け、限定コラボ商品を売るなど、交流戦をビジネスチャンスと捉えてきたパ・リーグも折れざるを得なくなった。 「関連スポンサーから了解が得られれば」の声も聞かれた。 100試合の短期決戦。絶対的なクローザーを持つDeNAか、エースをフル回転させる巨人か…。交流戦が消滅すれば、セ・リーグの順位予想で「巨人連覇」の声も強まるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年04月13日 11時00分
元大洋、ヤクルト監督の関根潤三氏をハム・荒木2軍監督ら、かつての教え子たちが追悼コメント
現役時代は近鉄で、ピッチャーと野手の二刀流で活躍(最終年は巨人)し、投手と野手の両方でオールスター戦にも選出されたことがあるプロ野球評論家の関根潤三氏が9日午前9時45分、老衰のため都内の病院で死去、93歳。葬儀の日取りは未定。近く家族葬で執り行うとのこと。関根氏は広島、巨人でコーチを務めた他、大洋(現DeNA)、ヤクルトで監督を務め、テレビではフジテレビ系『プロ野球ニュース』、ラジオではニッポン放送『ショウアップナイター』の解説者として、穏やかな口調がファンに好評だった。 大洋監督時代に“ハマの大砲”だったDeNAの田代富雄チーフ打撃コーチは「とにかくお世話になり、感謝の言葉しかありません。現役時代、思い出に残っていることは、自分のことを何とか40本塁打を打てる打者になれるよう熱心に指導していただいたことや、若手の時に伊東キャンプで猛練習したことです。また、1日に監督室へ4回呼ばれたことです。選手に対する接し方など多くのことを勉強させていただき、指導者として生きています。心よりご冥福をお祈りいたします」と恩師の死を悼んだ。 また、ヤクルト監督時代に在籍していた日本ハム荒木大輔2軍監督は「一見優しそうな顔立ちをしていますが、とにかく厳しい方でした。ただ、ミスをしたとしてもチャンスを与えてくれる監督でもありました。1992年、野村監督率いるヤクルトでリーグ優勝できたことは、関根監督が礎を築いてくれた賜物だと思います。野球界に数々の功績を残された関根監督の下でプレー出来たことは私の財産です。ご冥福をお祈りいたします」と関根氏との思い出を振り返ると、栗山英樹監督は「関根さんとの思い出は何時間でも語れるほどお世話になりました。「関根監督」の存在がなければ、現在の私はいないと思っています。大した選手ではありませんでしたが、起用し続けていただきました。人を育てることの意味、人を育てるということはどういうことかということを、身をもって教わりました。本当の恩人でした。関根さんの思いを継いで、しっかりとやっていかなければいけないと、改めて強く決意しました」と感謝の気持ちを述べている。 ヤクルトからは、高津臣吾監督が「大先輩であり、素晴らしい人格者の方とお聞きしておりました。スワローズでは直接ご指導はしていただいてはおりませんが、球場などでお会いした時はすごく優しく、いろいろとアドバイスをいただいておりました。その教えをしっかり守って恥じない成績を残したいと思います。ご冥福をお祈り致します」とコメントすると、池山隆寛2軍監督は「私が若い頃に、一番我慢をして使っていただいた監督です。「三振しても下を向いて帰ってくるな」と指導され、その後、少し気持ちが楽になり自分の打撃になってきたと思います。ブンブン丸の基礎になったのかもしれません。長い間本当にありがとうございました」と監督時代の思い出を振り返っている。 ヤクルトは関根氏、野村克也氏と、弱小球団から長期プランで日本一チームを築いていくベースを作った監督を今年2人も失ってしまった。関根潤三氏がプロ野球界に残した影響は大きい。合掌。(どら増田)
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スポーツ 2020年04月12日 17時00分
巨人・モタ、今季不振ならクビの危機? 育成入団から支配下を勝ち取った助っ人野手、ほとんどが3シーズン以内でお払い箱に
2019年1月に育成選手として巨人に入団した助っ人野手・モタ。入団2年目の今シーズン、春季キャンプからオープン戦と猛アピールを続けたことが実り、2020年2月28日に支配下登録を勝ち取った。 球界では4年連続となる、育成として入団した助っ人野手の支配下昇格。春季キャンプ、オープン戦で打棒を見せつけたモタに期待するファンも多いが、過去3年の支配下昇格助っ人たちは軒並みその後のシーズンで苦戦している。 2016年に共に広島に入団したバティスタ、メヒアの両助っ人は、バティスタが2017年6月2日、メヒアが同年7月20日にそれぞれ育成から支配下に昇格。同年の成績はバティスタが「61試合・.256・11本・26打点・32安打」と2ケタ本塁打をクリアするも、メヒアは「9試合・.214・0本・1打点・3安打」と振るわなかった。 その後、メヒアは2018年に3本、2019年に7本の本塁打を放つもまだブレークには至らず。バティスタは2018年に25本、2019年に26本とメヒアの上を行く活躍を見せていたが、2019年8月に発覚したドーピング違反により2020年3月2日に契約を解除されている。 2017年に巨人と育成契約を結んだマルティネスは、2018年7月27日に支配下に昇格。それまでに二軍で14本塁打を放ったことが評価されての昇格だったが、一軍では「19試合・.180・2本・5打点・11安打」と結果を残せなかった。 翌2019年はわずか6試合しか一軍出場がなかったマルティネスは、同年10月1日に巨人を戦力外に。その後は2020年3月2日にBCリーグ・新潟に入団している。 2017年5月23日にソフトバンクに入団したコラスと、2019年3月14日に広島に入団したサンタナは、コラスが2019年6月24日、サンタナが同年7月29日にそれぞれ球団と支配下契約を締結。ただ、同年の成績はコラスが「7試合・.278・1本・2打点・5安打」、サンタナが「13試合・.182・0本・5打点・6安打」とどちらもインパクトは残せなかった。 その後、サンタナは同年11月5日に契約を解除され、2020年3月17日にBCリーグ・埼玉に入団。一方、コラスはメジャー球団との契約を目指し母国キューバから失踪したと2020年1月初旬に複数メディアが報道。これによりNPBから同年2月19日付で、日本、アメリカ、韓国、台湾、中国の5か国の球団への移籍が制限される「制限選手」として公示されている。 以上が過去3年の支配下昇格助っ人だが、この中で健闘したといえるのはバティスタのみで、その他の4名はいずれも成績が芳しくない。モタは支配下昇格以降に不振で二軍落ちし、その後左太もも裏の肉離れで一時離脱しているが、これらの経緯を考えると過去の4名と同じ末路をたどる可能性も否定できない。 また、それぞれ形は違うが、メヒア以外の4名が昇格から3シーズン以内に退団、並びにそれと同様の状況に陥っている点も不安要素といえる。往々にして、助っ人野手は外国人枠が4枠しかない兼ね合いで一年一年の成績がシビアに評価されることが多く、シーズン毎に行われる補強のあおりも受けやすいため、もし成績が残せなければモタも数年でお払い箱となってしまうかもしれない。 今シーズン巨人の支配下にはモタを含め7名の助っ人が名を連ねているが、その中でパーラ、デラロサの2名は開幕一軍入りが確実視されている。つまり、残りの2枠は他の5名によって争われるということになるが、モタは争いを勝ち抜きシーズンで結果を残すことができるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年04月12日 11時00分
中日・石川、大胆起用の必要はなし? 開幕スタメンに抜擢された高卒新人野手、揃って1年目に大苦戦
昨年のドラフトで中日、ソフトバンク、オリックスから1位指名を受け抽選の末、中日に入団した石川昂弥。今年のルーキーの中では、最速163キロ右腕のロッテ・佐々木朗希にも負けないくらいの素材と目されている内野手だ。 2月の春季キャンプでは二軍スタートとなり、同月16日には左肩を痛めるなど出だしは良くなかった石川。しかし、3月14日のソフトバンク二軍戦から実戦に復帰して以降は打撃面で結果を残し続けたことから、ファンの間では「開幕スタメンで使っても面白いのでは?」との期待も高まりつつある。 春季キャンプからまだ数カ月しかチームで過ごしていない上、まだまだ体も出来上がっていない高卒の野手がいきなり開幕スタメンをつかむのは至難の業。実際、過去10年の高卒新人野手では3名しか開幕スタメンに起用されていないが、この3名はどのような成績を残したのだろうか。 2010年ドラフトでオリックスに1位指名を受け入団した後藤駿太(2011~2017年の登録名は駿太)は、2011年4月12日のソフトバンクとの開幕戦に「9番・ライト」で出場。高卒の新人野手としては球団史上初の開幕スタメンだったが、同年の最終成績は「30試合・.100・0本・1打点・3安打」と振るわなかった。 後藤は翌2012年も32試合の出場にとどまったが、2013年から2017年にかけては5年連続で100試合以上に出場するなど一軍の座を確保。ただ、ここ1、2年は出場100試合を割り込むシーズンが続いている。 2012年ドラフトで日本ハムに1位で入団した大谷翔平は、2013年3月29日の西武との開幕戦に「8番・ライト」で先発出場し2安打をマーク。しかし、同年は打者として「77試合・.238・3本・20打点・45安打」、投手として「13登板・3勝0敗・防御率4.23」とどちらも中途半端な成績に終わった。 ただ、大谷はその後投打二刀流の選手として大きく成長し、2016年には史上初めて投手部門と野手部門(指名打者)で同時にベストナインを受賞。また、2017年オフにポスティング移籍し2018年からプレーする米メジャー・エンゼルスでも、2シーズン合計で40本塁打、4勝をマークしている。 2018年ドラフトで阪神、楽天、ロッテから1位指名を受けロッテに入団した藤原恭大は、2019年3月29日の楽天との開幕戦に「1番・センター」として出場。球団の高卒新人野手としては史上3人目となる開幕スタメンに抜擢された。 ただ、その後の藤原は開幕戦を含めた6試合で「.105・0本・2打点・2安打」と振るわず4月7日に二軍落ち。その後は二軍では82試合に出場したが、一軍で出場する機会はなかった。 高卒新人野手として開幕スタメンをつかんだ以上の3名を見ると、全員ドラフト1位で指名されている。ドラフト当初の首脳陣の期待が大きく反映された形となっているため、同じドラフト1位の石川が開幕スタメンに抜擢され、持ち前の打撃を披露する可能性はあるといえるだろう。 しかし、過去の3名は全員その後のシーズンで苦戦。また、1年目が終わったばかりの藤原はともかく後藤は主力の座をつかみきれてはおらず、メジャーで活躍中の大谷もルーキーイヤーの4月に左足首をねんざして以降左太もも、左膝蓋骨など左足に故障が頻発している。長い目で見るならば、二軍でしっかりと体作りに励んだ方がいいかもしれない。 ただ、今シーズンは新型コロナウイルスの影響で開幕が延期されているため、この間の取り組み次第で与田監督が開幕スタメンに抜擢する可能性は決してゼロではない。各選手が難しい調整をしいられる中、石川は首脳陣に調整面でもアピールすることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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遠藤が手術回避で5月場所強行出場か
2015年04月25日 11時00分
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俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈篠原信一vsダビド・ドゥイエ〉
2015年04月24日 16時00分
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USA発 新聞、テレビではわからないMLB「侍メジャーリーガーの逆襲」 FAになれば100億円規模の契約も可能!! 岩隈久志に「18勝以上」を期待できる4つの理由
2015年04月23日 16時00分
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浅田舞が明かしたフィギュア界の“闇”
2015年04月22日 16時00分
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スポーツ
監督代行・川相ヘッドが示した巨人の近未来像
2015年04月22日 16時00分
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スポーツ
【甦るリング】第4回・はかり知れない強さを秘めていた悲運のエース・ジャンボ鶴田
2015年04月22日 12時00分
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【記憶に残るプロ野球選手】第1回・ヘディングで一躍その名を全国にとどろかせた中日・宇野勝
2015年04月21日 12時00分
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絶好調!? 横浜DeNAで急浮上したイチロー次期監督
2015年04月20日 16時00分
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スポーツ
周囲も戸惑う白鵬の優等生ぶり
2015年04月19日 15時00分
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スポーツ
北島康介を襲う「東京五輪キャスターで出場もムリ」の声
2015年04月19日 13時00分
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スポーツ
高齢化が止まらない“おじん軍” 巨人から若手野手が出てこない理由
2015年04月19日 11時00分
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小塚桃子ゴルフ連載(31)第六部・世界のゴルフ場「タイ編」
2015年04月19日 10時00分
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スポーツ
正捕手を決めない緒方カープの舞台裏
2015年04月18日 18時00分
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スポーツ
「そら、低迷の原因はあれよ」 岡田彰布元監督が阪神に意味深コメント
2015年04月18日 15時00分
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顧客激減で踏んだり蹴ったりオリックス40億円補強の大誤算
2015年04月18日 13時00分
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東洋大・桐生祥秀が日本人初100メートル9秒台へ5つの根拠
2015年04月18日 11時00分
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俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈WWE 第1回レッスルマニア開催〉
2015年04月17日 13時00分
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USA発 新聞、テレビではわからないMLB「侍メジャーリーガーの逆襲」 今季の予想は“12〜13勝”!? 少ない得点援護に泣かされそうな田中将大
2015年04月16日 13時00分
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中畑DeNAに消し去った? グリエル問題にNPBはどう対処するのか
2015年04月16日 11時45分