社会
-
社会 2020年09月09日 12時10分
吉村知事「これは大問題じゃないか」10年前の中国人船長釈放事件に突如言及で憶測呼ぶ
大阪府の吉村洋文知事が、9月8日のツイッターで、国政批判を展開した。吉村知事は、2010年に起こった、尖閣諸島の領海内で海上保安庁の巡視船と中国漁船が衝突した事件で、中国人船長が釈放されたのは、当時の菅直人首相の指示があったと、前原誠司元外相が明らかにした『産経新聞』(産経新聞社)の記事にコメントを寄せた。 >>玉川徹氏「論文にもなってない」吉村知事の“うがい薬コロナ効果説”に猛反発も、「PCR検査推しも同レベル」と指摘<< 吉村知事は「これは大問題じゃないか。普段、権力監視を謳うメディアや左派有識者は、これを追及しないとおかしいよ。もし、僕が大阪府警に政治的な思惑で容疑者を釈放しろなんて言ったら、関西メディアは大炎上だよ。国政では、権力者が個別の刑事事件に権力で介入するのがあり得るのか?」と書き込んだ。 当時、中国人船長の唐突な釈放には、政治的な圧力が働いたのではないかと言われてきた。記事では、アジア太平洋経済協力会議(APEC)に、中国の胡錦濤主席が来なくなることを菅首相が懸念したものと伝えられている。 吉村知事は、普段から積極的にツイッターを活用している。その内容は、大阪都構想や、新型コロナウイルスの感染者の推移の報告など、直接府政に関わるものだ。こうした国の政治に関して時事コメントをすることはほとんどない。かなり珍しいケースと言える。そのため、ネット上では吉村知事に同調し、「これはびっくりしました。さらに追及すべきですね」「今日一番の鬼ヤバニュース」「それは大炎上ですね、関西メディアは。こんなことが、時の総理の下で行われるのが恐ろしい」といった声が聞かれた。一方で、「なんでこのタイミングでというのはある」「吉村さんがこれを出す理由を邪推してしまいます」といった声も聞かれた。確かに、あえてこのニュースにコメントを寄せた理由は憶測を呼びそうだ。記事内の引用について吉村洋文氏のツイッターより https://twitter.com/hiroyoshimura
-
社会 2020年09月09日 07時00分
8歳の娘にそっくりなとんでもない商品がネットに? 母親は「ショックで毎日泣く日々」顔の形や服装も酷似
通販サイトには、稀に奇妙な商品が売られていることがあるが、海外には、娘にそっくりなとある商品が売られていることに気づいた母親がいる。 アメリカ・フロリダ州で、とある母親が、大手通販サイトAmazonで8歳の娘にそっくりなダッチワイフが売られていることを見つけたと、海外ニュースサイト『THE Sun』と『UNILAD』が9月5日までに報じた。ダッチワイフとは、主に男性が擬似的な性行為を楽しむために作られた、等身大の女性の形をした人形である。 >>警備員の男が3歳女児を遊び場に預けた母親に説教も、女児へのわいせつ行為が発覚 怒りの声が殺到<< 報道によると、母親は8月12日、友人からのメッセージで、Amazonで自身の娘にそっくりなダッチワイフが559ドル(約5万9000円)で売られていると知ったそうだ。母親はAmazonの商品紹介ページにある商品写真を見て、ダッチワイフの背格好や髪型、服装が娘にそっくりだということを確認した。 娘にそっくりなダッチワイフは、大きさも娘と同じくらいの子供の大きさで、2019年11月から売られていた。娘にそっくりなダッチワイフが何体売れたかは明かされていないが、Amazonにはいくつかのレビューがついており、「あの時間の時に、とっても役立った」と書かれているものもあったそうだ。 母親はショックを受け、Amazonに商品を削除するように伝えた。Amazonは母親の連絡を受けてから4日以内に商品を削除したという。『UNILAD』によると、母親は地元メディアのインタビューに対し、「売られていたダッチワイフは娘が自宅で撮った写真と全く同じポーズを取り、同じ服装をしていた。顔も似ていた。私はショックで毎日泣く日々を過ごしている」と話しているそうだ。 『UNILAD』は、母親が模されたと主張する娘の画像と、実際に売られていた娘にそっくりなダッチワイフの写真を公開しているが、娘とダッチワイフは足を組んで床に座るという同じポーズを取っている。娘の写真は目元がモザイク処理されているが、娘とダッチワイフは似たような輪郭で、髪を右側で一つに束ねるという同じ髪型をしている。丸い装飾が2つ付いた髪留めも似ており、娘もダッチワイフも顔の横に同じくらいの毛量の後れ毛が出ている。娘の服装はワンピースで、ダッチワイフの服装はパーカーという点で異なっているが、濃淡の違いはあるものの、服はピンク色という点が同じで、靴下は娘もダッチワイフもボーダー柄で同じである。 母親は、現在、子供の形をしたダッチワイフの販売と購入を禁止する法律を制定するよう署名を集めているという。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「母親のショックは計り知れない。娘が性の対象にされていると知ったら確かに立ち直れないかも」「娘の写真とダッチワイフの画像を見たけど、非常に似ていて偶然とは言い難い」「Amazonは削除して終わりではなく、販売者を追及すべし」「販売者は娘の写真をネットから拾い、真似たのだろう。子供の写真をネットに上げる時は気をつけなきゃ」などの声が挙がっていた。 海外だけではなく、日本のAmazonでも奇妙なものが売られていたことがあるようだ。 日本のAmazonで使用済みの下着が売られていたと、日本のニュースサイト『J-CAST ニュース』が2012年8月に報じた。同記事によると、使用済みの下着は「一緒にえっちなこといっぱいしちゃってください」という説明書きとともに売られていたという。この下着は1176円で、生写真付き、販売・発送元はAmazonだった。 さらに、その下着以外にも、Amazonには1029円で使用済みと書かれた下着が売られていたと同記事は伝えている。同記事がAmazonの日本法人に、使用済みの下着が販売されている件について問い合わせると、「担当者が席を外している」という回答だったそうだ。 あらゆるものが販売されているAmazonのサイトだが、消費者にとって便利な反面、商品の出品者の管理には疑問を感じざるを得ない部分もあるようだ。記事内の引用について「ABSOLUTE SICKOS Horrified mom ‘cried uncontrollably’ when she found SEX DOLLS on Amazon ‘made using her 8-year-old daughter’s image’」(THE Sun)よりhttps://www.thesun.co.uk/news/12587545/mom-found-sex-doll-of-daughter-8/「Mum Horrified To Discover Child Sex Doll With Daughter’s Image」(UNILAD)よりhttps://www.unilad.co.uk/news/mum-horrified-to-discover-child-sex-doll-with-daughters-image/「「アマゾンでは何でも売っている」 防弾チョッキや女性の使用済み下着まで」(J-CAST ニュース)よりhttps://www.j-cast.com/2012/08/28144299.html?p=all
-
社会 2020年09月09日 06時00分
女帝・金与正 「金正恩動向」前に台風トップニュースの異例
最近の北朝鮮では異変が次々と起きている。8月26日から27日にかけて、台風8号「バービー」が朝鮮半島に接近した際、金正恩朝鮮労働党委員長の動静を伝えるニュースよりも先に、臨時で台風への警戒が報じられたのだ。「朝鮮中央通信は8月26日、朝鮮労働党政治局拡大会議と政務局会議が、25日に相次ぎ開かれたと報じました。会議では正恩氏が、新型コロナウイルスの防疫対策について指摘し、台風8号の接近に備えた緊急対策についても討議されました。その際、正恩氏は『人命被害を徹底的に防ぎ、なおかつ農作物被害を抑えることは、一瞬もおろそかにできない重大な問題だ』と強調したそうです」(北朝鮮ウオッチャー) この報道姿勢は、人民の生活を最優先するという金与正党第1副部長の意向に沿ったものだが、異例中の異例と言える。北朝鮮が自国の災害について大々的に報じることは、これまでほとんどなかったからだ。「加えて違和感を覚えるのは、従来、北朝鮮の最高指導者が会議に出席した場合、会議を“指導した”という表現が使われてきました。ところが、6月7日の党政治局会議や7月2日の党政治局拡大会議では、一様に“司会した”と報じられています。つまり、指導ではなく司会なら、たとえ成果が出なくても『自分の責任ではない』と言い逃れができるからです」(同) 実際、新型コロナの影響や自身の健康問題もあって、正恩氏の現地視察の回数は急減しており、その代わりに幹部会議や記念行事への出席でお茶を濁している。経済状況のさらなる悪化で、正恩氏が現地指導したくても成果を強調できる場面がない。そもそも国政に対する自信を失って、表に出たがらないのだ。「韓国統一省は8月25日の国会報告で、北朝鮮が国際社会の経済制裁や新型コロナの感染拡大に伴う中朝国境の閉鎖措置、最近の豪雨による被害といった三重苦に直面していると説明した。対中貿易の今年前半期の総額は約4億1000万ドル(約437億円)で、前年同期から67%も減少している。対外貿易の9割以上を対中貿易が占める北朝鮮にとって、餓死者が出た1990年代後半の状況に近づきつつある」(同) この事態に正恩氏は、呆然として立ち尽くしているようだ。今や2010年代の経済回復時に貯めた貯金を使い切っており、その困窮ぶりは国全体の士気にも悪影響を及ぼしている。8月18日から28日まで、米韓両軍の合同指揮所演習が行われたが、弾道ミサイル発射などの対抗措置をとる様子もなかった。「11月の米大統領選を見据えて挑発を控えていることに加え、新型コロナや水害被害への対応など、内政を優先せざるを得ない事情があります。また、飢餓に直面している軍の暴発やクーデターを恐れて、何も手を打てないのです」(国際ジャーナリスト) また、正恩氏の健康不安と相まって、与正氏の後継急浮上については「垂簾聴政」説が有力だ。「垂簾聴政とは、皇帝が政務を執り行えない場合に、皇后や皇太后のような女性が権力を握って摂政政治を行うことです。女性である執政者が、男性である朝臣と直接対面するのを避けるため、皇帝の玉座の後ろに御簾を垂らし、その中で政務を行ったことで、こう呼ばれています。朝鮮半島の歴史では李氏朝鮮の時代に見られた施政で、執務不能に陥っている正恩氏の代行役として、妹の与正氏が政治をつかさどる、これが正恩氏の描く危機管理のシナリオでしょう」(同) 7月27日、朝鮮戦争の停戦協定67周年記念式で、正恩氏は軍の主要指揮官らに自身の名前入り拳銃を授与したが、これを最後に与正氏は1カ月以上も姿を見せていない。北朝鮮ではナンバー2としての処遇を受けた途端、その地位を剥奪される事例が続いており、たとえ与正氏が白頭血統(最高指導者の直系血統)であっても、身構えるのは当然だろう。 来年1月に予定されている党大会をきっかけに、北朝鮮は経済の中央集権化を図るという。しかし、そうなると既得権を奪われる軍が黙っていないだろう。平壌の支配者層や市民のために軍の備蓄米まで取り上げられ、すでに不満は頂点に達している。仮に軍によるクーデターが起きるとすれば、中心人物と目されるのが李炳哲党中央軍事委員会副委員長だ。「李炳哲氏は核・ミサイルなど戦略兵器の開発を担当し、最上級の特権を与えられている人物。正恩氏に面と向かってタバコをふかしても、とがめられることがないそうです」(前出・北朝鮮ウオッチャー) 終戦直後の1945年8月24日、帰国する数千人の朝鮮半島出身者を乗せた輸送船「浮島丸」が、京都の舞鶴港沖で沈没した(浮島丸事件)。それから75年を迎えた8月24日、北朝鮮の「朝鮮人強制連行被害者・遺族協会」が、日本に対して謝罪と賠償を求めてきたという。「日本政府は機雷に接触したことを沈没の原因としていますが、北朝鮮の生存者と遺族は、日本が意図的に船を爆発させたと主張しています。これを機に日本と接触し、米国との橋渡しを企図しているのではないでしょうか」(前出・国際ジャーナリスト) しかし、安倍晋三首相が退陣を決めた現在、このような目論見も途絶えようとしている。北朝鮮の迷走はやはり根が深い。
-
-
社会 2020年09月08日 19時00分
「癖になっている」74歳女、1万5千円を所持し170円のピーマンを万引きして逮捕
北海道札幌市中央区で、約1万5000円を所持した74歳の女が、万引きをしたとして逮捕されたことが判明。その行動に怒りの声が上がっている。 女は6日午後3時過ぎ、同区のスーパーマーケットに入店。そこで不審な動きを繰り返した挙げ句、ピーマン1袋170円相当を盗み、会計せず店外に出た。その様子を私服警備員が目撃しており、呼び止めて現行犯逮捕した。 >>41歳無職女、20万円所持しながら約4千円分を万引きし逮捕 その動機に「自分勝手すぎる」の声<< その後、警察の取り調べで、女が当時1万5,000円を所持し、ピーマンを十分に購入できる状況だったことが発覚。動機について、女は「万引きが癖になっている」と話しているそうで、警察が現在余罪を調べている状況だ。 このような「万引きを癖にする中高年」は全国でも発生している。金銭的苦境から盗みに至るケースもあるが、万引きの緊張感や事後の解放感から繰り返し窃盗を行う「クレプトマニア」が少なくない。 中高年クレプトマニアは今回のように、十分な所持金を持っているにも関わらず盗みを繰り返すことが多く、スーパーマーケットなど商店経営者を悩ませる存在になっている。一般的にクレプトマニアは精神疾患の一種とされているが、店側にとっては厄介者でしかない。犯罪である以上、しっかりと罰する事が必要だが、「万引き」と聞くと軽い犯罪と誤認する人も少なくなく、社会問題となっている状況だ。 今回逮捕された女も、複数回犯行に及んでいる可能性が高く、「逮捕歴があるのではないか」という声がある。また、「逮捕されてももう何も感じない」「家族ももうどうにも出来ないと思う」との指摘も出た。 窃盗を繰り返してしまうクレプトマニア。逮捕だけではなく、再発防止に向けた対応策を講じていく必要がある。
-
社会 2020年09月08日 12時10分
安倍晋三首相は「ヘイトとは無縁の人」舛添元都知事が意外な一面を語り反響
元東京都知事、元参議院議員の舛添要一氏が、9月7日にツイッターとオフィシャルブログを更新し、安倍晋三首相の知られざる一面を語り、話題となっている。 >>安倍首相の病院通いは「政治課題を忘却させる高等戦術」? 舛添要一氏の発言が物議<< 舛添氏はツイッターで「長期政権を終え、首相の座を降りる安倍首相。安倍政権の功罪については、今後、様々な検証が行われるだろう」と記し、続けて「私の故郷、北九州市と安倍首相の地元、下関市とは関門海峡を挟んで対岸だ。父君、安倍晋太郎先生の思い出も含め、私の個人的感想をブログに記す。初めて語ることだ」と告知した。 ブログのタイトルは「安倍晋三という政治家」と題され、安倍首相の父親である安倍晋太郎元首相と舛添氏は親交があった縁から、晋三氏の選挙応援に舛添夫婦がかけつけ、昭恵夫人から舛添氏の妻宛に礼状をもらったこともあるという。 さらに舛添氏は、安倍首相の地元の山口県は土地柄、朝鮮半島に近いため、「晋太郎、晋三と私の共通の友人には在日の人も多い」とも記している。安倍首相と言えば、韓国や中国などアジアの諸国に対し強気の外交姿勢を見せてきた。舛添氏はそうした安倍首相のスタンスを「ナショナリストではあるが、在日の人にも配慮する政治家で、ヘイトとは無縁の人」とした。だが、「嫌韓派、嫌中派の人たちの圧倒的支援を受け、そのショービニズムのシンボルに担ぎ上げられたような形になってしまった」とも記している。 確かに、マスコミやネットの世論は、安倍首相をいわば強硬な右派としてレッテル貼りしているが、実際はそうした人物ではないと舛添氏は言いたいのだろう。ネット上では「貴重な情報をありがとうございます」「これは本で読みたいです」といった声がある一方で、「安倍総理の支持率急上昇に便乗する姑息な手段」といった否定的な見方もあった。 舛添氏の、個人的な感慨を含むものではあるが、これまで語られてこなかった安倍首相の人となりを知れる貴重な情報だとも言える。さらに、これは舛添氏の安倍首相へのエールとも取れそうだ。記事内の引用について舛添要一氏のツイッターより https://twitter.com/masuzoeyoichi舛添要一氏のオフィシャルブログより https://ameblo.jp/shintomasuzoe/
-
-
社会 2020年09月08日 12時00分
50歳無職男、酒を飲み窓から包丁を振り回し煽り運転で逮捕 「免許を剥奪してほしい」恐怖の声
愛知県一宮市で、酒を飲んだうえ窓から包丁を振り回しながら運転したとして、道路交通法の疑いで岐阜県各務原市在住の50歳の無職男が逮捕された。 男は8月15日、酒を飲んでいるにもかかわらず自身の自動車を運転。愛知県一宮市の県道で、前を走っていた27歳の会社員が運転する自動車に対し、窓から包丁を振り回しながら車間距離を詰めるなどした。 >>「はい、終わり」は「自分の生活が終わった、の意味」堺市煽り運転男、懲役16年確定で「甘すぎる」の声も<< 既に男は8月に銃刀法違反で現行犯逮捕されていたが、警察が付近にいた目撃者のドライブレコーダーから男の犯行であることが発覚。道路交通法違反の疑いで逮捕する。警察の取り調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めているという。 またも発生した悪質な煽り運転に、「全てが意味不明。酒以外に薬をやっていたとしか思えない」「被害者は怖かったと思う。許せない」「これは明らかに殺人未遂事件。道路交通法違反だけで終わらせるな」「再犯の可能性が高い。免許を剥奪してほしい」と怒りの声が相次ぐ。 さらに、「この男はどうやって生活していたのか。生活保護だったら許せない」「ニートだったとすれば、親の責任も大きい。甘やかされて大きくなったのが原因」「こんな人間がなぜ生活できていたのか」と、生活環境を疑問視する声もあった。 煽り運転は近年の悪質な事件の連続発生で厳罰化されているが、まだまだ発生し続けている。他人に嫌がらせをして喜ぶ人間や、今回のように殺人未遂とも思えるような行動を取る人間も、残念ながら存在している。 自動車を運転する以上、常軌を逸したドライバーと遭遇する可能性がある。ドライブレコーダーを取り付ける、ドアや窓を開けて対応せず、速やかに警察を呼ぶなど、対応方法をしっかりと認識しながら車に乗る必要がある。
-
社会 2020年09月08日 06時00分
新型コロナ「再感染」「後遺症」「ウイルス変異」新たな恐怖
香港大学の研究チームは8月24日、新型コロナウイルス感染症から回復した男性(33)が、4カ月半後に再感染したことを確認したと発表した。実証された再感染のケースとしては初めてである。この結果に研究者らは「集団免疫が獲得されたとしても、ウイルスの流行が継続する可能性がある」という見方を示した。「やっぱり、そうだったかという印象ですね」 と指摘するのは医師で作家の外岡立人氏だ。「つまり、完全な免疫ができにくいということでしょう。コロナ患者の病歴を見ると、2週間で陰性になり、しばらくして陽性になるというケースがしばしば出ている。これから3月、4月に発病して回復した人の中に同様のケースが出てくるかもしれないが、さして驚くにはあたりませんね」 香港メディアなどによると、男性は3月に最初のコロナ感染、4月に回復(陰性)し退院した。しかし8月15日、英国経由でスペインから香港に戻った際、コロナ検査で陽性と判明したのだ。2回目の感染では1回目とは異なるコロナウイルス株に侵されており、無症状だったという。 先の研究チームは「ワクチン接種に意味がないことを示しているわけではない」と前置きし、「ワクチン接種と自然感染を通じた免疫獲得は異なる可能性がある。ワクチンの効果を見極めるため、臨床の結果を待つ必要がある」としている。「インフルエンザワクチンの有効期間は3〜4カ月です。懐疑的な声もあるが、新型コロナワクチンの有効期間はせいぜい数カ月じゃないでしょうか。ということは、年に3〜4回、ワクチンを打たなくてはならないことになる」(外岡氏) 現在、各国の政府、製薬会社の間でワクチン開発競争が激化している。複数の通信社が8月1日に報じたところによると、ロシアのムラシュコ保健相は「新型コロナウイルスワクチンの臨床試験が終了した」と発表した。ロシア政府は世界初の新型コロナワクチンを正式承認し、10月から医療関係者や教師に優先して無料の接種を始める方針も明らかにした。ワクチン生産は9月に開始する見通しだ。 また、アメリカ政府は製薬会社大手のファイザーが新型コロナウイルスのワクチン開発に成功した場合、日本円で約2100億円を支払い、1億回分のワクチンの供給を受けることで合意したと発表している。「ドイツの製薬会社とファイザーが共同で開発しているワクチンについて、開発に成功した場合、ワクチンはアメリカ国民に無料で提供される。米政府は来年初めまでに3億回分、また、ワクチン調達に約1兆700億円を投じるなど必死になっている」(外信部記者) 日本では、塩野義製薬によるワクチン開発が進んでおり、年内に臨床試験開始、早ければ来年1月にも医療従事者などに提供したいとしている。「熾烈な競争が行われているのは、感染する人を減らしたいからか、それとも儲かるからか。私は後者の方だと思いますね。ワクチン開発に成功すると、巨万の富が製薬会社に入る。とはいえ、ワクチンが医学的に見て安全かというと、必ずしもそうとは言い切れません」(外岡氏) コロナの再感染もさることながら、後遺症の危険性も懸念されている。「一番怖いのは血管に炎症が発生し、いろいろな臓器に悪影響をきたし、重症化していくことです」(同) コロナは肺線維化を起こすケースがあるため、完治しない人も多い。コロナ肺炎を起こすと、治っても12週間後に再度CT検査をする必要がある。中国のある研究を見ると、患者70人のうち66人に、退院後もある程度の肺の損傷がみられたという。 さらに、炎症によっては血液が固まりやすくなり、肺動脈内にできる血栓が肺末梢血流を減らし、慢性肺血栓塞栓症のような状態になることもあるそうだ。「中高年にとどまらず、若い人でも呼吸機能は低下し運動能力が落ちるため、欧米では運動選手の選手生命が失われることも懸念されています」(同) まさに悪魔の感染症というべきか。「米国の新型コロナは、中国から欧州へ拡大した欧州株の変異した株が、大西洋を越えて拡大していったものです。6月に米国で誕生した変異株が米国中に広がっているが、この株は致死性が低いため、死者数発生は少ないのです。米国での感染者数の動きに反するように、6月以降の死者数は減少していますから」(同) 欧州でも新たな局面を迎えている。「一旦、収束に向かっていたが、社会的規制を緩和してから再燃し始めた。現在は死者数発生が非常に少ない米国変異株によるものと思われます」(同) 一方、海外からのウイルス侵入を防いできた豪州は、冬のど真ん中に第2波が発生した。「豪州の第2波は死者数増が見られる。米国変異株、または欧州での再燃株とは違うようです。ブラジルやインドでの感染者増加は死者数増を伴い、初期の欧州株と同じような感染力を示しています。日本は第2波発生初期の死者数が少ない。これは米国変異株と類似の特性を持った株と考えられます。若い成人層を中心に感染が広がり、死者は感染した高齢者に限局しています」(同) 新型コロナは変異を続け、病原性の高い感染症として残っていくのか。ワクチン開発と共に目が離せない。
-
社会 2020年09月08日 06時00分
生後10週間の赤ちゃんがハッキリ「I love you」と話した? 動画が拡散され驚きの声
赤ちゃんが最初に言葉を発すると両親は嬉しくなるものだが、海外には、生後10 週間で言葉を発し、人々を驚かせた赤ちゃんがいる。 イギリス・ハートフォードシャー州に住む18歳の母親が、自身の生後10 週間の娘が「I love you」と発す様子を動画で撮影してSNSに投稿し、話題になっていると、海外ニュースサイト『Daily Mail Online』と『The Street Journal』が8月27日に報じた。 >>息子にルシファーと命名した両親 役所の対応に不満も無事受理される ネット上では賛否両論の声<< 報道によると、母親は27歳のパートナーの男性とともに娘を育てているという。2人は毎日のように娘に「I love you」と言い続けた。2人が毎日のように娘に「I love you」と言い続けると、ある日、何の前触れもなく、娘が「I love you」と言い返したという。 母親は娘が「I love you」と発する動画を撮影し、自身のTikTokに投稿した。『Daily Mail Online』は、投稿された動画の一部を公開しているが、動画の冒頭にはベビーカーの中に寝かされた状態の娘が映っている。そして、動画の中には姿を見せないが、撮影者の母親が娘に「Say “I love you”(I love youと言って)」と言うと、「I love you」と娘が言い返している。 母親が自身のTikTokに投稿したこの動画は拡散され、地元メディアなどに取り上げられ話題になった。『Daily Mail Online』によると、娘は「I love you」のほかにも、「ママ」と「ナン」と言うことができるそうだ。 なお、通常、赤ちゃんが意味のある言葉を発し始めるのは、早くても生後10か月くらいだというが、赤ちゃんは0〜6か月の間に会話を理解し始めるため、稀ではあるが、2か月頃から意味のある言葉を発する赤ちゃんがいることもあるそうだ。今回の赤ちゃんが「I love you」と発する動画がフェイク動画だったという情報はない。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「生後10週間の赤ちゃんが話すなんてあり得ない。私の娘はその頃、やっと“あー”と言い出したくらい」「動画を見たけど、明らかに赤ちゃんはI love youとはっきり言っている。フェイク動画には思えない」「動画を見たけど、無理があるように感じる。私にはI love youと言っているとは思えなかった」「両親は驚いたことだろう。赤ちゃんの今後が楽しみ」などの声が挙がっていた。 海外には生後、間もないにも関わらず、意味のある言葉を発した赤ちゃんがほかにもいる。 イギリス・チェシャー州に住む、37歳の母親と36歳の父親の、生後8週間の息子が、「Hello」と言ったと海外ニュースサイト『Mirror』が8月26日に報じた。 同記事によると、ある日、両親が互いに挨拶をしていると、それを見た息子がなんの前触れもなく「Hello」と言い返したそうだ。両親は最初は信じ難かったが、その後、父親が息子に再び「Hello」と言うと、息子は再び「Hello」と言った。 両親は息子が「Hello」と発する様子を動画で撮影し、自身のSNSに投稿した。具体的な数字は明かされていないが、同記事によると投稿は瞬く間に拡散されたという。なお、息子には現在2歳の姉がいるが、姉も生後6か月で意味のある言葉を話したそうだ。動画がフェイク動画だったという情報はない。 生後数週間で話す赤ちゃんが世間を驚かせているようだが、乳幼児の言葉の発達スピードには個人差があると言われている。両親は言葉の発達スピードを気にしすぎず、個性として見守っていくのがいいかもしれない。記事内の引用について「Look who's talking too! After the baby that said 'hello', meet the incredible 10-week-old baby who tells her mother: 'I love you'」(Daily Mail Online)よりhttps://www.dailymail.co.uk/femail/article-8669387/Look-whos-talking-Incredible-moment-10-week-old-baby-tells-mother-love-you.html?ito=video_player_click「Look who’s talking already! Incredible moment 10-week-old baby tells her mother: ‘I love you’」(The Street Journal)よりhttps://thestreetjournal.org/2020/08/look-whos-talking-already-incredible-moment-10-week-old-baby-tells-her-mother-i-love-you/「Brit boy 'world's youngest talking baby' after 'saying hello' in his dad's arms」(Mirror)よりhttps://www.mirror.co.uk/news/uk-news/baby-boy-just-eight-weeks-22580204
-
社会 2020年09月07日 19時00分
「仕事が忙しくて更新できなかった」市職員、9年間の無免許運転の末事故を起こし逮捕
兵庫県川西市の56歳職員が、無免許運転の末事故を起こし26歳の男性に怪我をさせたことに、怒りの声が上がっている。 56歳の男は6日午前7時50分頃、自動車を運転中、川西市出在家町の能勢電鉄踏切で止まっていたバイクに追突。乗っていた26歳の男性に左手首へ軽傷を負わせた。その後、この男が無免許だったことが判明。川西署は自動車運転処罰法違反(無免許過失運転致傷)で逮捕した。 >>賭けトランプに虚言、休職中にゴルフや祭りの準備…堺市職員の不祥事発覚相次ぐ<< 警察の取り調べに対し、男は川西市職員であることを明かし、「無免許で事故を起こしたことは間違いない」と容疑を認め、「仕事が忙しくて更新できなかった。これまでもたまに車を運転していた」と供述した。警察によると、男の自動車運転免許証は9年前に失効していたという。 川西市職員の不祥事は近年相次いでいる。今年2月には、市土木部の30代男性職員が「祖父が亡くなった」と連絡し忌引で休んだが、実は対象にならない人物の死だったことが発覚。さらに、2016年と18年にも嘘の忌引を5日取得したことも判明し、「有給休暇の日数が減り、使いたくなかった」と実に幼稚な言い訳も発覚し、信用を失墜させた。 また、2017年には当時の副市長が出張に出かけた際、4人の女性職員とともにカラオケに出かけ、セクハラをしたとして解職処分を受けたほか、2018年当時30歳の男性職員が、市役所の職員で作る野球部の部費から約54万円を着服し、自身の借金返済に充てていた事案も発生。このどれもが公務員、社会人としてのモラルを欠いたものだった。 当然のことだが、自動車運転免許を持っていない人間は、運転してはいけないもの。9年間忙しいはずはなく、釈明も幼稚な言い訳と言わざるを得ない。ネット上では、川西市職員のモラルを問う声が多数上がっている。
-
-
社会 2020年09月07日 12時00分
「なぜトランプ悪、バイデン正義?」の声も 元TBS記者、『サンモニ』内でのアメリカ大統領選挙分析が物議
6日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、元TBSテレビ記者の松原耕二氏がアメリカ大統領選挙について独自の見解を示し、物議を醸した。 番組では、アメリカ大統領選挙の支持率について、リードしているとされる民主党の大統領候補ジョー・バイデン氏に、ドナルド・トランプ現大統領が「追いついている」と紹介。関口宏は松原氏に対し、「松原さん、追い上げてる。トランプが」と大統領を呼び捨てにして問いかける。 >>『サンモニ』青木氏、安倍総理に「罪があまりにも大きかった」 視聴者から「一方的すぎ」の声も<< 松原氏は「世論調査によっては、2ポイント差までトランプ氏が追い上げているという世論調査もあるんですね。しかも、トランプ氏の仕事を評価するかという問いに対しての世論調査で、49%が『評価する』と就任以来最高の数字なんだそうですね」と説明する。 その上で、「気になるのはですね、4年前もあった隠れトランプ支持者の存在なんですけど。例えば、フォックスニュースの世論調査で、『どちらを支持しますか』という問いには、バイデン氏がリードしてるんですけど、『あなたの隣人はどちらを支持しますか』と言われると、トランプ氏が5ポイントリードしてるんですね。これが何を意味するのか。自分で言えないからなのか」と話す。 続けて、「前回の大統領選でトランプ勝利を予見した映画監督のマイケル・ムーア氏がですね、また4年前の再来が起きないだろうかと警告を鳴らし始めてるんですね。まだまだ何が起きるかわかんないと思います」とコメントする。 この内容に、一部視聴者から「なぜトランプ悪、バイデン正義で語られるのか。公平性がなさすぎる」「中国のリスクもテーマになっているはず。そこをスルーして大統領選を語るのはおかしい」「トランプが再選したら都合が悪いのか」「なぜ全ての目線がバイデン目線なのか」と違和感を訴える声が相次ぐことになった。 なぜ松原氏が一部視聴者から、「バイデン推し」と取られるような発言をしたのかは不明。アメリカ大統領選挙でどちらの勝利を望むのかは意見が分かれるところだが、同氏コメントについて、「一方的にトランプ悪。バイデン正義と決めつけている」と感じた視聴者はかなり多かった。
-
社会
仮想通貨に乗り遅れババを掴まされ続ける日本人の顛末
2018年03月20日 08時00分
-
社会
フジテレビ、流出が止まらない ついに男性アナもフリーに転身
2018年03月19日 22時40分
-
社会
小峠は大喜利で惨敗…AIは芸人・アイドルの仕事さえも奪ってしまう?
2018年03月19日 22時30分
-
社会
「平社員が調子に乗る」?厚労省がパワハラの定義を明確化も、無意味との声
2018年03月19日 22時20分
-
社会
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第262回 人手不足と技術大国
2018年03月19日 14時00分
-
社会
「国会は『いいね!』を押した理由を聞く場所じゃない」立川志らくが野党をバッサリ
2018年03月19日 12時40分
-
社会
天下の猛妻 -秘録・総理夫人伝- 宮澤喜一・庸子夫人(下)
2018年03月19日 08時00分
-
社会
保育士不足は賃金アップで解消!?定員の4倍もの応募が集まる保育園を特集
2018年03月17日 22時10分
-
社会
「列島消滅!」新燃岳が誘発する巨大カルデラ噴火の“恐怖の連鎖”
2018年03月16日 15時00分
-
社会
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 憲法改正は必要か
2018年03月16日 14時00分
-
社会
タブレットは口臭予防にはならない?口臭を予防するのに最善な食べ物とは
2018年03月16日 12時50分
-
社会
「散る桜、残る桜も…散る桜」佐川氏『森友問題』証人喚問登場で散る寸前の“安倍桜”
2018年03月16日 11時00分
-
社会
ついにベンツも飲み込んだ中国クルマ産業の行く末
2018年03月16日 08時00分
-
社会
浮いた残業代は社員に還元!社員の不満なく残業時間削減に取り組む企業たち
2018年03月15日 23時50分
-
社会
人手不足の自衛隊を助けるイージス・アショアの実力
2018年03月15日 14時00分
-
社会
東日本大震災から7年 南海トラフか首都直下か不気味な沖縄震度5弱(2)
2018年03月15日 08時00分
-
社会
寿司屋とは…くら寿司、「パスタ」「ハンバーグ」「パフェ」販売開始!どうなりたいのか
2018年03月14日 23時20分
-
社会
自民党「長老三人衆」が暗躍する安倍3選への妨害工作
2018年03月14日 14時00分
-
社会
東日本大震災から7年 南海トラフか首都直下か不気味な沖縄震度5弱(1)
2018年03月14日 08時00分