逮捕容疑は、昨年9月14日午後1時頃、広島市西区三篠町3丁目のコンビニエンスストア「セブンイレブン広島三篠3丁目店」のATMで、同県に住む製造業の男性(23)が引き出して、取り忘れた現金3万円を盗んだ疑い。
同署によると、店内の防犯カメラの映像を解析したところ、取り忘れた男性の後に、ATMに近づく男の姿が映っており、教諭の関与が浮上した。
警察の調べに対し、教諭は「間違いありません」と容疑を認めている。事件後、半年間、何食わぬ顔で教壇に立っていたことになる。
教諭はもともと広島県出身で、事件当日、仕事は休みで、私用で広島に戻っていたという。
勤務先の梅美台小によると、教諭は2年生の担任。大谷和久校長は「事実なら残念。非常に真面目な教員だったので驚いている」と困惑。
京都府教育委員会は「事実であれば厳正に対処したい」とコメントしている。
目の前に現金があって、つい理性を忘れたのかもしれないが、それに手を付けてしまっては、人としておしまいだ。
教師がこんなことをしていたら、生徒に対して、示しがつかない。重大な犯罪ではないとはいえ、教育者として失格だろう。
(蔵元英二)
*写真イメージ