愛知県警少年課などは5月16日までに、同県名古屋市の女子中学生にみだらな行為をしたとして、県青少年保護育成条例違反(淫行)の疑いで、宮城県仙台市宮城野区にある市立小学校の教諭・山田吉晴容疑者(48=同市青葉区)を逮捕した。
県警によると、山田容疑者は女子中学生を縛って撮影したことは認めているが、意図的に体に触ったことは否認しているという。
逮捕容疑は、昨年8月、名古屋市のホテルで、中学3年の女子生徒(当時15)に現金を渡し、水着を着せて、ひもで縛って撮影したり、体を触った疑いが持たれている。
今月2日に児童福祉法違反と児童買春・ポルノ禁止法違反の罪で起訴された同市のマッサージ店経営の男(33)が、インターネットのサイトに「モデル募集」と書き込んで、女子中学生を勧誘していた。
サイトでは「水着で撮影会ができる」とうたってあり、これを見た山田容疑者が応募したもの。この女子生徒は、複数の男を紹介されたという。
県警は、起訴された男がこのサイトを使って複数の客を集め、応募者に女子生徒を紹介していたとみて調べている。
体を触ったことは否認している山田容疑者だが、相手は女子中学生である。報酬を支払ったとはいえ、水着姿にした上、SMプレイまがいにひもで縛って撮影することがいいことなのか、悪いことなのか、その判断は容易にできるだろう。
教師という立場を考えれば、自覚がなさすぎというしかない。
(蔵元英二)