逮捕容疑は、昨年7月〜今年6月にかけて、当時16歳の女子高生を台東区内のホテルなどに派遣して、不特定多数の客に性行為をさせたとしており、総額約700万円を稼がせていたとみられている。
女子高生は当時、神奈川県の実家から家出し、同店の寮に住んでいた。栗方容疑者は女子高生が通う高校に年齢を確認後、警察の摘発を逃れるため、住民基本台帳カードや住民票を偽造し、20歳であるように見せかけていた。
だが、山本容疑者は調べに対し、「18歳未満を雇ってはいけないことは知っているが、18歳未満だとは知らなった」と容疑を否認しているもよう。
同店の事務所は同区鴬谷にあり、近くのホテルに女性従業員を派遣するシステム。料金は60分2万3000円からで、店名の通りのサービスを売りにしていた。デリバリーヘルスにしては、やや高めの料金設定だが、特殊なサービスを提供することで、マニアックな客に人気があって盛況だったという。
風俗店で18歳未満の少女を雇ってはいけないのは、分かり切ったルール。それを破ってしまっては、元も子もない。
(蔵元英二)