◇今週のこの1枚◇ダリル・ホール&ジョン・オーツ「The Essential Collection」(2001年/BMG)
ほんとにpopでsoulでrockで、どこを切っても安心できるメロディを生産する2人組ですね。特に日本では人気が高いらしく、DJをしてて今でも「Private Eyes」をかけると、老若男女問わず皆が踊り出し、サビの決めでは、チャッチャっと2回手拍子をしてフロアが盛り上がる曲ですね。
R&Bやソウルのテイストを取り入れた白人のポップスで、Blue-Eyed Soulというジャンルの中で一番売れたアーティストでしょう。'70年代初期にデビューしますが、大きな成功とは言えず、トッド・ラングレンがプロデュースしたアルバムとかもありますが、やはり結果を残せなかったみたいです。'70年代の中期に一度ブレイクを果たし、後期はまた試行錯誤の時期を迎えます。'80年代からディスコブーム等の後押しもあり、ヒット曲を連発します。この頃が一番成功を収め、日本での認知度が爆発的に上がった時期でもあると思います。
私が東京に来た頃、ナンパディスコと言われていたような場所で大人気で、よく耳にしました。まだ音楽の許容量が狭い若者だったため、どこかなめているところがありましたが(笑) メロディにはどこか惹かれてましたね。大ヒットした「Kiss on My List」は、ただのラブソングだと思っていましたが、実際は、アンチラブソングだと言っています。
是非、そろそろ誰もが認める名曲をまた聴いてみたいのですが、全米トップ10入りした楽曲(16曲)の半数(7曲)はダリルの元恋人であるサラ・アレンとその妹ジャンナ・アレンとの共作でもあることから、ダリルが再び恋人にならないと難しいのかな(笑)。
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