男は「間違いありません」と容疑を認めているという。逮捕時、男の所持金は1000円しかなかった。
再逮捕容疑は、昨年8月28日午前2時40分頃、和歌山県かつらぎ町のラブホテルに一人で入り、宿泊代4990円を前払いした後、チェックアウト時間が過ぎても、同日午後11時55分頃まで居座って約12時間利用を延長し、飲食したにもかかわらず、代金を支払わずに、そのまま逃走した疑い。
室内で飲食したのは、ラーメン2杯、スパゲティ、ハンバーグ、唐揚げ、ソーセージ、ジュース8本の計14品で、代金は約8930円だった。
たいそう腹が減っていたのであろうが、約21時間で、これだけの量を一人で飲食したのだから、男はかなりの大食漢のようだ。
9月に、男は住居侵入容疑で、京都府内で逮捕された。その後、車上荒らしをしたとして、窃盗容疑で、奈良県内で逮捕されたが、一連の捜査過程で、無銭飲食も浮上した。
男は「北海道から大阪府の親戚を頼ってきたが、職もなく転々としていた」と身の上話をしているが、同署では余罪があるとみて調べている。
前払いした宿泊代の4990円は持っていたのなら、ラブホテルには泊まらないで、その金を使って、飲食すれば良かったのでは? と思ってしまうのだが…。よほどベッドで寝たかったのか?
(蔵元英二)
*写真イメージ