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少女に暴行の大阪府警の警察官 一気飲みで泥酔させ犯行

 大阪府警布施署地域課巡査長・永田昌也容疑者(27)が、海水浴場で知り合った専門学校生の少女を泥酔させて乱暴したとして、8月1日に準強姦(ごうかん)容疑で府警に逮捕された事件で、現場近くにいた海水浴客の証言から、永田容疑者が少女に一気飲みで泥酔させて、犯行に及んでいたことが分かった。永田容疑者は3日に送検された。

 府警によると、7月31日、永田容疑者は同課の同僚4人(22〜30歳)と同府貝塚市の二色の浜海水浴場に行き、午後3時30分頃に少女3人と出会って、一緒に泡盛、梅酒、カクテル、リキュールなどを飲んだ。

 午後4時頃には被害者の少女が泥酔して立てなくなり、永田容疑者は砂浜に置いていたゴムボートへ連れて行って寝かせ、暴行をはたらいた。同僚の巡査(23)が「やりすぎるな」と声を掛けたが、聞いていなかったという。ゴムボートは持参したものだった。また、22歳と25歳の巡査2人も、別の少女の胸を触ったり、キスをした疑いがあり、準強制わいせつの疑いで、府警が捜査している。

 海水浴客から「男性が女性に酒を飲ませて、いたずらしようとしているのではないか」と通報があり、貝塚署員が現場に駆け付けて、永田容疑者らの身柄を確保した。少女2人は急性アルコール中毒の疑いで救急搬送されるほどの泥酔状態だった。

 永田容疑者は07年4月に府警に採用され、現在は布施署の交番勤務。一緒に訪れた5人のうち、4人が交番勤務で、1人がパトカー乗務員だった。

 酒は永田容疑者らが持参しており、府警は暴行目的で、少女に酒を飲ませた疑いがあるとみて調べている。永田容疑者は「そういう行為をしたことは間違いありませんが、無理やりやったわけではない」と供述している。

 犯行当日、同海水浴場は大勢の若者でにぎわっており、昼日中から堂々と犯行に及んだもようで、永田容疑者の倫理観が問われる。
(蔵元英二)

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