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TOYOTA・プリウスにまつわる都市伝説

 TOYOTAが2010年の業績V字回復の目玉にする予定であったメイン商品が、ハイブリット車のプリウスであった。ところが、アメリカから始まったリコール問題によって、営業業績の回復どころか、大幅な業績悪化の可能性も出てきた。

 プリウスを運転中、ブレーキを踏んだ際に、まったくブレーキが利かなく時間があるということで、リコール問題が発生しているのだ。その原因は、ハイブリット車特有の2系統あるブレーキシステムにあるという。ブレーキシステムが走行状況によって切り替わる際に、1秒だけまったく制御が出来なくなることがあり、それが問題視されているのだ。現在では、その空白の時間を短縮する制御プログラムが新たに配布され、問題が解決されつつあるが、今回のトラブルには深い背景があるといわれている。

 巷では、プリウスにまつわる陰謀論も発生しているのだ。世界のTOYOTAの復活を拒むアメリカの自動車メーカーが、今回のリコールを仕掛けたという陰謀論である。確かに、アメリカの自動車メーカーも業績は悪く、先行きがまったく見えない。逆に昨年秋から奇跡的な回復を見せるTOYOTAに脅威を抱いても不思議はない。だが、一方で陰謀を仕掛けたとされるアメリカの自動車メーカーのハイブリット車でも同じリコール問題が発生しており、すでに説得力を失っている。
 また、石油産業の陰謀という声も挙がっている。TOYOTAのプリウスによって、ハイブリット車の普及が世界的に進む今、石油産業からするとハイブリット車は自らの存在を危うくする商品となりつつある。ゆえに今回のリコール問題を意図的に引き起こし、「ハイブリット車は危ない」という認識を世界に広げたというのだ。
 都市伝説や陰謀論は居酒屋での戯れ事で済むのだが、TOYOTAの今後の頑張りがハイブリット車の未来を左右するのは間違いない。

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