16日に開催された9月のライブでは、福山雅治ネタを披露した「みっちー」などオスカーの50組と、お笑いコンビ「ヒカリゴケ」が出演した。また、今回は、MC助手として「カブトムシゆかり」が登場し、キュートなカブトムシコスプレを披露。「ブルマ」「ハウスダストン」「姉御ぉゆりか」など、美女軍団によるネタも全開で、金曜の夜を笑いで包んだ。
『オスカープロお笑いライブ』は、毎回、顧客投票による順位が即時発表され、B-YOSEと、上位ステージであるA-YOSEとの間で入れ替えが行われる。そして、A-YOSEで1位に輝くと「韓国料理TEJITOKYO西新宿店・豪華お食事券」をGETでき、B-YOSEで1位に輝くとみんなから「おめでとう」と言ってもらえる。
ライブ終了後、祝福の言葉に包まれていたB-YOSE優勝者・お笑い芸人「ソシコ」(29)にインタビューを試みた。
−−おめでとうございます。
ソシコ「ありがとうございます。前々回にB-YOSE2位でA-YOSEに上がったんですけど、前回、またB-YOSEに落ちてしまいました。次回は再びA-YOSE復帰で、今日は、初めての優勝ということもあり、うれしいです」
−−ご出身は?
ソシコ「広島県です。高校の卒業式の翌日にお笑い芸人になりたくて、東京に出ました。新幹線で来ればいいんですけど、雰囲気を出したくて、夜行列車を使いました(笑)」
−−昔から、お笑い芸人になりたかったのですか?
ソシコ「はい。高校生のころから、青春18切符を使って大阪などに行き、大学のイベントに出場させてもらったり、ネタ見せしたりしていました。一般の方が私生活の中でやたらに大きな声を出したら、変わった人だ、うるさい人だ、となりますけど、舞台の上に立つと、大声を出すのが“普通の人”なので、いい世界だなと思いました」
−−東京に来てからの芸人生活は順調でしたか?
ソシコ「最初はつらかったです(笑) 高校の友だちと2人で上京したのですが、すぐにコンビ解消となり、相方は実家に帰りました。それから友だちがいなくなりました。あまりに友だちがいなかったので、人間の友だちはあきらめて、近所に墓場があったのですが、夜中に忍び込んで、ご神木に抱きついたりしていました。宇宙人やUFOを呼ぼうとしたことも。今、思えば、よくそんなことしたなと思いますけど、人って、寂しくて追い詰められるとすごいですね」
−−コンビと、一人で舞台に立つ芸人は、違いますか?
ソシコ「違います。まず、ネタを考える時の苦労が変わります。コンビだと、ネタが浮かばない時に相方に考えてもらったりすることもできますし。今は一人で活動しているのですが、ネタを作るのに時間がかかってしまうほうで、ファミレスに12時間こもってネタを書いたりしていると、店員さんから露骨に嫌な顔をされます。それで、今は(東京・中野区の)中野に住んでいるのですが、家の近くから、入っても嫌な顔をされないファミレスがなくなっていき、ファミレスを求めて、ついに(東京・港区の)お台場まで、自転車で行ってしまいました(笑)」
小道具は一切使わずに、トークとジェスチャーだけで芸を行うというソシコ。お酒が飲める場所での単独ライブや、ディナーショーなど雰囲気を楽しめる会場でのネタにも挑戦したいという。
人気の少ないファミレスに詳しいというソシコは、ファンを笑わせるために、今日もどこかのファミレスでネタを書いているだろう。そのネタで、ぜひ『オスカープロお笑いライブ』を盛り上げてほしい。(竹内みちまろ)
【今月のトップ3】
B-YOSE
第1位:ソシコ
第2位:大北準也、ブルマ(2組が同点)
A-YOSE
第1位:先輩×後輩
第2位:ちょこっとヘブン
第3位:ヴェートーベン
【次回のオスカープロお笑いライブ】
日時:2011年10月21日(金)
場所:関交協ハーモニックホール
住所:東京都新宿区西新宿7-21-20関交協ビル
開場:18:00から
開演:B-YOSE・18:15から、A-YOSE・19:30から
チケット:前売り1300円、当日1500円(A-YOSE・B-YOSE通し)