会場の浅草公会堂の大勢の観客に、セルゲイ・ボドロフ監督、グガ・オハロバ監督、主演をつとめた荒川ちかさん、六平直政氏、佐藤佐吉氏、山神佳誉氏が上映前に登壇すると会場が湧き上がり、舞台挨拶が始まりました。上映終了後にはまたまた登壇し、監督、俳優の感想、または観客の質問コーナーなど監督、俳優さんとのコミニュケーションの場もあり大変素晴らしく楽しいイベントでした。
作品内容としては日本のヤクザの親分、山田が敵対する組との抗争の巻き添いを避ける為、愛孫娘(ユリコ)をイタリアに移そうと計画しますが、飛行機の経由地ロシアではすでに魔の手は待ち構えていました。が、物怖じしないユリコの生き様により、どんな困難があろうとも、乗り切ります。そして、ラスト近くの六平さんと山神さんのアクションシーン…と。
凄くシリアスに内容は書いていますがヤクザガールはコメディ映画!! 上映前の舞台挨拶で六平直政氏は「僕自身はもの凄くシリアスにやっていたんですが、〜必死でやってる姿がかえって面白いんですよ」。とコメント通りの笑い所満載の作品です。また、ヤクザガールはロシア映画です。この作品の主演ユリコ役を演じた11歳の荒川ちかさんは、ロシア語を流暢に話していました。この映画の主演が決まってからロシア語の勉強をされたという事です。ただでさえ台詞が多い中、ロシア語、または剣道稽古も、役作りと…、相当ハードなスケジュールの中、必死になって主演とのプレッシャーと闘いながら日々を過ごしてきたのだと思います。8月の舞台CHORIKOで共演させてもらった山神氏は相変わらずカッコいい!! 山神氏の印象としては気持ちが強い。一見クールに見えますが熱い、今後様々な作品で活躍する場面がまっていると思います。山神氏から受けたアドバイスをまた再確認して私も頑張ります。
監督:セルゲイ・ボドロフ グカ・オマロバ
キャスト:荒川ちか、六平直政、新井浩文、坂口拓、佐藤佐吉、山神佳誉
<プロフィール>
西田隆維【にしだ たかゆき】1977年4月26日生 180センチ 60.5キロ
陸上超距離選手として駒澤大→エスビー食品→JALグランドサービスで活躍。駒大時代は4年連続「箱根駅伝」に出場、4年時の00年には9区で区間新を樹立。駒大初優勝に大きく貢献する。01年、別府大分毎日マラソンで優勝、同年開催された『エドモントン世界陸上』日本代表に選出される(結果は9位)。
09年2月、現役を引退、俳優に転向する。10年5月、舞台『夢二』(もじろう役)でデビュー。ランニングチーム『Air Run Tokyo』のコーチも務めている。