search
とじる
トップ > スポーツ > 日本ハム・斎藤佑樹に厳しい現実 1軍昇格は遠し

日本ハム・斎藤佑樹に厳しい現実 1軍昇格は遠し

 右肩関節唇損傷から約7カ月ぶりに実戦復帰した日本ハム・斎藤佑樹投手(25)が、もがいている。

 斎藤は7月7日、阪神との2軍交流戦(鎌ヶ谷)で、3回から2番手として、復帰後3度目の登板。3、4回は三者凡退に抑えたが、5回に狩野恵輔外野手にソロ本塁打を浴びた。被安打は、この1本のみだったが、直球の最速は136キロで、故障前のピッチングにはほど遠かった。

「まだ手応えがないというか、これというものが得られていない。もっと試合を重ねないと」と話した斎藤。

 これまで、6月22日のイースタンチャレンジマッチ(非公式戦)、フューチャーズ戦(鎌ヶ谷)では2回を投げ、1安打無失点。同30日のイースタンリーグ、千葉ロッテ戦(鎌ヶ谷)では2回を投げ、金沢岳捕手に3ラン本塁打を喫するなど、4安打4失点(自責点4)と炎上した。3戦通じて、各登板試合の最速は136キロで、球威不足は否めない。

 右肩を痛めたことで、負担の少ないフォームに直したが、1軍で投げるためには、最低でも常時140キロ台の直球を投げる必要がある。無意識に肩をかばって球威を落としている面もあるが、無理をして、故障を再発させてしまう危惧もある。

 このままでは、1軍昇格は夢物語に終わってしまう。右肩痛の再発を回避しながら、球速を上げるには、一朝一夕ではいかない。果たして、今季中に斎藤の姿を1軍のマウンドで見ることができるかどうか…。故障箇所が投手にとって、命ともいえる右肩だけに、焦らず、長い目で見ていくしかないのだろう。
(落合一郎)

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ