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「隠し球」はいない!? 本番直前2カ月前 12球団ドラフト情報 東北楽天編

 星野仙一監督(64)のネットワークが発揮されるのだろうか。エース・岩隈久志(30)のメジャー挑戦は『既成路線』である。田中将大、永井怜、塩見貴洋などでローテーションをまわしていくのだろうが、即戦力の先発タイプの投手補強が必須事項となる。

 主に関西方面を担当している吹石徳一チーフスカウトが天理高の西口輔投手を「楽しみ」とコメントしたことはあるが(1月)、今のところ、球団として1位候補を明言していない。こちらがキャッチした限りでは「同志社大の小林誠司捕手に熱視線を送っている」、「足立学園の吉本祥二投手の一本釣りも…」との情報もあるが、地元・東北福祉大の中根佑二投手だけは他球団に行かせたくないはずようだ。
 中根投手は八戸大時代の塩見とも投げ合った経験があり、それは楽天スカウトも視察している。ライバル球団によれば、「1学年下の中根を視察するのが、本当の目的だった」という。中根投手は140キロ台の後半の直球が武器で、今春からチェンジアップも使い始めている。広島、中日、ソフトバンクも追い掛けており、「今年はビッグ3(藤岡、菅野、野村祐輔=明治大)ではなく、中根クンを加えた四天王という言い方の方が適切」と称するスカウト(別球団)もいた。
 また、楽天は立命館大学の投手も追い掛けている。立命館大には右腕・徳山武陽投手と、左腕・山田遼摩投手がいる。楽天二軍にはまだ覚醒していない左腕投手も多いので、狙いは徳山投手だろう。いずれにせよ、地方大学の逸材をかなり調べ上げているのは間違いない。

 あとは補強したいのは、『ポスト山崎』だろう。「飛ばすこと」なら、中央大学・井上晴哉内野手がトップクラスだと聞く。1位入札が「投手」なら、その時点で、慶応大のスラッガー・伊藤隼太外野手は諦めなければならない。一塁・指名打者タイプの井上内野手は山崎に近い雰囲気もある。
 楽天は新興球団とは思えないほど、スカウトが優秀だと聞く。元西武のスカウトが日本中にネットワークを張り巡らせているからだが、明治大学(=野村投手)と言えば、星野監督。広島カープはその明治大の雄・野村投手の指名を表明した。野村投手は広島県出身だが、星野監督は明治大学の先輩として、それを許せるのだろうか。(スポーツライター・飯山満)

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