メインイベントでは、プリンセス・オブ・プリンセス王者・辰巳リカと渡辺未詩の「白昼夢」に鈴芽を加えたトリオが、坂崎ユカと瑞希の「マジカル・シュガー・ラビッツ」に遠藤有栖が加わった3人と6人タッグマッチで激突した。
一進一退のめまぐるしい攻防が続く中10分過ぎ、辰巳が遠藤に的を絞り、ドラゴンスクリューから足4の字固めを決めたが、瑞希がカット。「白昼夢」の2人は合体技の白昼夢エタニティを遠藤にさく裂させると、辰巳がドラゴンバックブリーカー、スリーパー、そしてドラゴンスリーパーへとつなぎ、ギブアップ勝ちを奪った。
試合後、辰巳は「ちょっと待って!せっかくだから一緒に締めよう」と提案して、退場しようとする坂崎組をリングに呼び戻した。
「今日は最後までご観戦ありがとうございました。東京女子はどうでしたか?楽しめたでしょうか?こんなにたくさんの女の子に囲まれて試合ができて、私たちは感無量です!また7月にはレディース興行がありますし、4月17日の後楽園でもレディースシートがあって、大変見やすい席になっていて、安全に見られますので、また気軽に来てください!」と呼びかけた。
最後は辰巳が音頭を取って、「東京女子プロレス、これからも頑張っていきまっしょーい!」で締めくくった。初の女性限定興行は成功に終わったようだ。
バックステージで辰巳は「すぐ満席になっていただいたみたいで、本当に感謝でいっぱいです。みんな楽しそうに笑ってくれたので大成功かなって思っています」と満面の笑みを浮かべた。
渡辺は「アイドルオタクとして、よく女性限定とか、そういうところには行っていました。歌のコーナーから女性の方に向けて歌うのは緊張したんですけど、すごい温かくて、試合もすごい楽しかったです」と感激。
鈴芽は「私は東京女子のファンとして、今のみんなと一緒で席に座って見ていたので。見渡したら、みんなすごい幸せそうな顔してて。私もこんな顔して見ていたのかなって思いました。楽しんでいただけたのなら何よりです」とホッとした表情でコメントした。
東京女子プロレスが初の試みを成功させた。女子の他団体も追随するのか注目したい。
(どら増田)