伊藤は3月7日(日本時間8日)、米フロリダ州ジャクソンビルで開催されたAEWのPPVマッチ「REVOLUTION」に電撃参戦して、米国、日本のファンをアッと驚かせた。帰国後の同18日、オンライン会見を行った伊藤は「AEWに参戦したけど、ここで満足できないし、まだまだ上に行きたい。それで東京女子で一番になりたいと思ったので。4月17日、後楽園大会、辰巳リカの持つベルトに挑戦させろ!」と挑戦表明。伊藤は2月21日、東京・成増アクトホール大会での「第1回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」2回戦(辰巳、渡辺未詩組VS山下実優、伊藤組)で、変型伊藤スペシャルで辰巳からギブアップを奪っており、実績は十分で伊藤の挑戦が決定。
挑戦者となる伊藤は帰国後、2週間の自主隔離期間で自宅待機中のため、3・21板橋大会を欠場したが、王者の辰巳は渡辺との白昼夢で同大会のメインイベントに登場し、山下、舞海魅星組と対戦した。両軍、一進一退の攻防が続いたが、10分過ぎ、舞海がミラマーレで腕を絞め上げ、串刺しラリアットを辰巳に叩き込むも、体勢を立て直した辰巳は渡辺との連係技・白昼夢エタニティを決めて山下を場外に排除。辰巳が舞海に串刺しヒップアタック連発を見舞うもカウントは2。舞海がラリアットで反撃するも、辰巳がヒップアタックを連発。トップロープに上った辰巳はミサイルヒップからドラゴンバックブリーカー、スリーパー、ドラゴンスリーパーと畳みかけ、最後は胴絞め式ドラゴンスリーパーで舞海からタップを奪った。
辰巳は「完全勝利だ!今日も調子がよかったですけど、4月17日、後楽園ホール大会、私の次のベルトの防衛戦の相手が決まりました。その相手はにっくき伊藤麻希のわけなんですけど、彼女は今海外に行って、Twitterも乗っ取りに遭って、話題をかっさらっているんですけど、待ってください!ここはどこなんですか?ここは東京でしょ?トーキョー・イン・ジャパン!私たちは東京女子プロレスなわけなんですよ!だから後楽園で東京女子プロレスらしい、私と伊藤麻希の試合を世界中にアピールするから、皆さんどうか無理をせず、応援に来てください」とホームリングである東京女子のリングで王座を防衛することを力強く誓った。
(どら増田)