「NEO美威獅鬼軍」は準決勝で進境著しい乃蒼ヒカリ、汐凛セナのヒカシオコンビと対戦。ヒカシオも必死の攻めを見せたものの、メイ・サンがサン=ミッシェルで絞め上げて汐凛からギブアップを奪い決勝進出を決めた。もう一方のブロックでは山下実優、伊藤麻希の「121000000(ワン・トゥー・ミリオン)」が難敵の「享楽共鳴」の中島翔子、ハイパーミサヲと激突。一進一退の攻防の末、山下のアティテュード・アジャストメントがミサヲにズバリと決まって3カウントを奪い、両チームの対戦が決定した。
決勝の「NEO美威獅鬼軍」VS「121000000」は2月11日、後楽園ホール大会の再戦。沙希様と山下はバチバチの蹴り合いを展開。「121000000」は山下の肩に乗った体勢から伊藤がヘッドバットを見舞う合体技を繰り出したが、決定打にはならず。山下は沙希様にスカルキックからジャーマンを繰り出したものの、カットされた。
すぐさま立ち上がった沙希様が山下の後頭部にアカデミー賞をたたき込むもカウントは2。ならばと沙希様は顔面にアカデミー賞を決めて、山下からフォールを奪った。「NEO美威獅鬼軍」は2・11後楽園大会の借りを返してトーナメントを制覇している。
沙希様は「ワタクシはこんなもの(トロフィー)のために闘ってたわけじゃないけど、メイ・サン、おそろいのものが欲しかったわけ?ワタクシいらないから、この後メイ・サンに処分してもらおうと思ってたのだけれど。おそろいのものが欲しかったのね。一つ思い当たるものがあるの。メイ・サンがもっと喜ぶ、ワタクシとペアになれるもの。今ベルトをお持ちの者、出てらっしゃい!」とアピール。
プリンセスタッグ王者の「爆れつ」がリングに上がり、沙希様が「あなたたちだったのね。その手に持ってるおピンクの2つのベルト、メイ・サンにプレゼントしてあげたいの。おいくらかしら?売ってちょうだい」と仰天発言すると、姉の天満は「このベルトは売り物じゃありません。非売品です!」と返した。
沙希様が「あなたたち、トーナメントでお負けになったんじゃなくって。そろそろそのベルトも重たくなってるんじゃなくって?ワタクシが持って軽くして差し上げるってこと」と振ると、メイ・サンは天満が持っていたベルトを取ろうとしたが天満に抵抗され転んでしまう。
沙希様が「メイ・サンはちょっと腰に当てたかっただけなのに、なんて心が小さい方なの。チャンピオンの器じゃないわ」と言うと、天満が「このベルトが欲しいなら、ちゃんと挑戦してください」と返答。
すると、沙希様は「ワタクシたち、このベルトが欲しいの。次の大きいお大会、いつかしら?」と本部席に確認。難波小百合リングアナが「4月17日、後楽園ホールです」と伝えると、沙希様は「ちょうどいいじゃない。4月17日のお後楽園ホール、ワタクシたちがそのベルトに挑戦、いえ、あなたたちに制裁を与えなきゃいけないわけ。今日、メイ・サンにしたこと覚えておきなさい」と挑戦表明。天満は「やってやるよ」と叫んで受諾した。
(どら増田)