◇今週のこの1枚◇キリング・ジョーク「Killing Joke」(1980年/E.G.)
広い意味でのpunkというジャンルの中では、一番好きなバンドかもしれません。industrialミュージックの元祖とも言えます。punkサウンドを一番最初にアート的に仕上げたバンドだと思います。
このアルバムはキリング・ジョークの1stで1980年に出されたものです。セックスピストルズやクラッシュなどのサウンドとは異なり、ドラムパターンやギターを繰り返すフレーズで、今のclubサウンドにも繋がる手法を確立したと思います。ボーカルのジャズ・コールマンが元々progressive rockのファンということもあり、その辺の影響が出たのではないかと思います。歌詞的にはこのアルバムでの代表曲「Wardance」のタイトルで分かるように、メッセージ色の強いものが多いです。2ndアルバムの「What's THIS For...!」までこのサウンドの特徴が生かされています。
3rdアルバムから80年代の後半まで徐々にシンセサイザーも増えて、new wave色が強くなっていきます。
去年来日して、1日目が1stと2ndから、2日目が全体からのメニューという夢のような体験をしましたが、待ち合わせをしている訳でもなく、昔の友だちが10人ほど集まりキリング・ジョークを酒の肴に、2日間続けての同窓会のようになってしまいました。
参考までにニューアルバム「Absolute Dissent」(宣戦布告)が今年出ています。タイトルから分かるように相変わらずですね(笑)。
■マグミ オフィシャルウェブサイト http://magumi.jp/main.html
■2010/12/24(FRI) &25(SAT)※両日、別メニューです。
『MAGUMI & THE BREATHLESS ワンマンLive』
下北沢だよ!毎月、全員集合!at 下北沢「club 251」
OPEN18:30/START19:00
前売¥3,500/当日¥4,000(+D) 251
下北沢「club 251」 http://www.club251.co.jp