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演技派女優の脅迫事件で露呈した中小以下の芸能プロが抱える問題

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提供:週刊実話

 女優の伊藤歩(39)に危害を加える内容のメールを送信し、ドラマの試写会への参加を取りやめさせたとして、警視庁新宿署が脅迫と威力業務妨害容疑で、いずれも無職の愛知県在住の20代の女と北海道在住の30代の男を書類送検していたことを、一部スポーツ紙が報じている。

 記事によると、女は6月8日、伊藤が所属する芸能事務所のサイトの問い合わせ窓口に、「殺したいくらい嫌い」などとメールを送信した疑い。

 男は同11日、伊藤がキャラクターの声を務めるゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズの制作販売会社がインターネット上に設置した意見窓口に、「ナイフを刺して目玉をえぐってやりたいくらいの感情」などとメールを送信した疑い。

 6月中に所属事務所やゲーム会社が同署に相談。事件を受け、伊藤は同25日に都内で行われた出演ドラマの完成試写会を欠席。当時は体調不良を理由としていたが、身を守るためのやむを得ないキャンセルだったというのだ。2人に面識はなく、別々に伊藤を脅迫していたという。

 「伊藤といえば、14年7月期のフジテレビ系ドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』と17年公開の映画版で、斎藤工演じる夫を、上戸彩演じる不倫相手から引き離そうとする妻役で狂気の演技をみせた。あの演技に反感を持って犯行に及んだ可能性もあるのでは」(芸能記者)

 なんとか表沙汰にならずに事件が解決したものの、仕事に支障が出てしまったが、中小以下の芸能プロの問題を露呈してしまったようだ。

 「伊藤が所属するのは松嶋菜々子と同じ事務所だが、タレントもスタッフも少人数。大手ならば社員たちが手分けしてタレントの安全を確保したり、自宅の周囲を見張ったりできるが、中小以下の事務所にそれは無理難題。少人数のタレントでそれぞれが稼げば効率はいいが、こういう問題点もある」(芸能プロ関係者)

 事件が解決し伊藤は安心して仕事に打ち込めそうだ。

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