逮捕容疑は2月19日午後6時〜8時45分頃、田口容疑者が副業として働いていた大津市本堅田の清掃会社の事務所内で、部下の男性社員(25)の頭に、ストーブに乗っていたやかんの熱湯を浴びせて、中程度のやけどを負わせた上、殴る蹴るの暴行を加えて、全治3週間の打撲傷を負わせた疑い。田口容疑者は「説教していたら気持ちが高じてしまった。ケガをさせたのは間違いない」と容疑を認めている。
同署によると、田口容疑者は犯行当日、午前9時の始業時間に約30分遅刻した男性社員に対し、業務終了後「謝りに行こう」と声を掛け、勤務態度について注意しながら社長のもとへ向かった。しかし、部下の態度が気に入らなかったのか、次第に激高。素手で殴ったり足蹴にしたりしただけでなく、ストーブの上にのっていたやかんの中の熱湯をかけた。騒ぎに気付いた社長が急いで止めようとしたが、間に合わなかったという。
男性社員は被害に遭った直後に、清掃会社を退社。2月23日に被害届を出したが、いったんは取り下げた。しかし、3月末に再提出していた。
(蔵元英二)