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元川悦子のサッカー魔法陣

 8月頭に開幕したオランダリーグ1部で気を吐くのが、VVVフェンロの本田圭佑だ。2日の開幕・PSV戦で1ゴール1アシストと大活躍したのを皮切りに、9日のデンハーグ戦でも2得点。勢いがもう止まらない。

 もともと興味を寄せられていたPSVに加え、リバプール、リヨンといった欧州チャンピオンズリーグ上位常連クラブから身分照会されるなど、彼の身辺が騒がしくなってきた。
 草食系男子の多い昨今の日本の若手にあって、本田は一種独特だ。「俊さん(中村俊輔=エスパニョール)だろうが誰だろうが、自分と同じポジションなら競争に勝つしかない」とメディアの前で強気の発言を繰り返す。この強心臓ぶりで、名古屋の新人時代から大いに注目されてきた。
 2008年1月にはフェンロへ移籍。同クラブが2部降格した昨夏、本人はオランダ1部チームへの移籍を強く希望した。しかし北京五輪で何もできないまま惨敗したのが響き、移籍先が見つからなかった。彼は不本意にも2部でのプレーを強いられるが、結果的にはこれが功を奏した。

 「オランダ2部で戦ってゴールの重要性がよく分かった。日本人はすぐパスを回そうとするけど、サッカーは結局1対1。目の前のやつに勝って、点を決めること。それがすべて」と悟った本田は目の色を変えたのだ。
 その後、獣のようにゴールに向かい始め、昨季16点をマーク。2部MVPを獲得する。日本代表でも「中村俊輔のライバル」とまで称されるようになったのだ。
 同じレフティで強烈なFKを持つ2人には共通点が多い。俊輔ほどの戦術眼やパスセンスはないが、本田には身体的強さと若さがある。俊輔がレッジーナへ移籍したのは25歳の時。21歳でオランダへ渡った本田の方が国際経験では上だ。メンタルの強さも日本人離れしている。このアドバンテージを生かせれば、俊輔が到達できなかった欧州CL優勝可能なチームへの飛躍は十分ある。
 欧州の移籍期限は8月末。今のタイミングをモノにできるか否か。本田の動向から目が離せない。

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