新井被告は今月2日の初公判で、女性の様子を「ずっと抵抗を続けていた」と証言。しかし、各紙によると、この日、新井被告は「優しい口調で、そういう(拒否する)トーンには聞こえなかった」と釈明。「暴力行為や脅迫は一切していません」、「女性が同意していたと私が誤信していた」と主張。
弁護側から、誤信した理由について聞かれると、新井被告は「(股間)すれすれのマッサージをしてくれた」と説明。弁護側からの質問の中では、当日の性交に及ぶまでの一連の流れについて、約2分半の映像が、傍聴席には見えない形で流されたという。
「新井被告が弁護人に起用したのは、過去に7件の無罪判決を勝ち取り、『無罪請負人』と呼ばれる趙誠峰弁護士。かなりのヤリ手で、今回は性行為に合意があったのかではなく、合意に過信があったことを主張して無罪を勝ち取る戦略のようだ」(司法担当記者)
とはいえ、新井被告は女性が帰宅する際、自身で罪悪感を覚えたため現金を支払ってしまっている。その揚げ句、女性に対し1000万円の示談金を支払う旨を伝えるも突っぱねられてしまっている。
「判決が12月2日に言い渡される予定。控訴しなければそれから2週間で刑が確定するが、おそらく執行猶予が付くことはなさそう。となると、新井被告は来年1月18日の誕生日を塀の中で迎えることになるが、それを避けるために徹底抗戦するのでは」(同)
かなり弁護士費用がかさむことになりそうだが、状況的には無罪を勝ち取るのは難しそうだ。