今年のテーマは「宇宙への航海」。発表会も横浜市内の「はまぎん こども宇宙科学館」で行われるこだわりようだった。
5月6日のイベントにはラミレス監督の他、同期入団の右腕、三嶋一輝と井納翔一が参加。三嶋は「スターナイトのユニフォームはルーキーのころから着ているので楽しみ」と語り、不思議な言動から”ハマの宇宙人”の異名を取る井納は「宇宙のワードに縁を感じた」とコメントし、会場の爆笑を誘っていた。
ユニフォームのデザインは、前後ともうず巻く宇宙空間をイメージした斬新なもので、胸には”Y”の文字を単体で配置。これは先に発表された「GIRLS FESTIVAL」のユニフォームと同様で既視感もあり、スッキリとした印象だ。ネットでは今シーズンの低迷もあってか「暗黒に吸い込まれるようだ」、「ビミョーなデザイン」などと辛らつな意見も見られたが、「斬新でいいじゃん」、「スタートレックのように突き進め」と、ベイスターズファンらしい、前向きなコメントも目についた。
STAR NIGHTはDeNA買収後の2012年から行われている夏の一大イベント。年々認知度は増し、近年はチケット争奪戦も過熱している。
しかしSTAR NIGHTの成績はというと、通算7勝12敗1引き分けと大幅な負け越し。しかも去年はジャイアンツに屈辱的な3タテを食らい、結果的にCS進出を逃す元凶と言っても過言ではない”真夏の夜の悪夢”のような3連戦になってしまった。
派手なイベントは勝ってこそ、より盛り上がりを見せるもの。ラミレス監督も「今年は3戦全て勝ち、例年以上に盛り上がるイベントに」と高らかに宣言した。プレミアムチケットを手にしたファンのためにも、STAR NIGHT初の3連勝を有言実行してもらいたい。
文 / 萩原孝弘
写真 / 横浜DeNAベイスターズ