もともと彼女の小賢しいガツガツした生き方を、頭ゆるめの記者は疎ましく思っていたので、今回の件で少し彼女が大人しくなり、本も売れなくなって「勝間バブル」が崩壊してくれればいいと思った。何回も離婚してひとりで子供を3人も育てながら転職をくりかえしサクセスするなんて、そんなの日本でオススメされても、普通の人は物理的に無理。ご本人いわく「時短時短で頑張って何でも乗り越えてきた」とか言うが、はっきり言って時短できたのは自分だけで、誰かへの「しわよせ上等」なこの考え方もいまいちだ。
と、そんな事を思っていたのは勝間のサクセスにシットしている子ナシ、男ナシ、仕事もフリーであっぷあっぷな中年女の記者ぐらいだと思っていたのだが、どちらかというと、勝間の味方であろう「ネット」や「投資」を仕事としているITオトコたちの勝間攻撃がとまらないのに驚いた。今思うと、多分最初っからひろゆきは、カツマに一泡ふかせてやろうと思っていたのではないか。ネットの匿名性とか、むずかしい事はよくわからないけど(それってダメ?)勝間の暴走をテレビでさらしたのも、偶然には見えない。もともといけすかないヤツだったのだろう。
「ボーっとしてたら日本人は置いてかれちゃうよ」という勝間の考え方は、確かに最初は新鮮だった。しかしいつのまにか前向きに頑張ることが我を通す事に変わってしまった勝間和代。でも、今回は非を認め、さっと謝ったのは勝間和代“らしくなくて”新鮮。てっきりドーベルマンみたいにひろゆきに食って掛かるのかと思った。香山リカとセット売りで儲けた“商売上手”な彼女。今後は下手に出る「謝るカツマ」で売り出していくつもりか。(コアラみどり)