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中国が“まとも”になった? 前財務部長が「税金の無駄使いだ」の爆弾発言

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提供:週刊実話

 去る3月5日、ロシアの有力紙『独立新聞』が中国の経済成長の鈍化を報じたところ、その記事について、在ロシア中国大使館から削除要求や“脅し”などの圧力があったと伝えた。同紙によると、こうした圧力は初めてのことだそうだ。

 「経済停滞への中国の焦りを反映していると見るべきでしょう。同紙は『中国の要求は命令口調で、中国はロシアよりも上位だと主張していた。両国政府は蜜月ぶりをアピールするが、この要求が本当の両国関係を表している』と指摘しています」(中国ウオッチャー)

 執筆した記者に対しても同大使館幹部から「削除しないと、お前をブラックリストに入れ中国に入国できないようにしてやる」「中国の昨年の経済成長率は6%超だが、ロシアはどうだ? 広東省の国内総生産(GDP)だけでロシアのGDPより上だ」などとの脅しと蔑みの電子メールが送られたという。

 ロシアに向けてシャープパワーを炸裂させるとは、よほど大国としての自信があるのか、経済成長が鈍化したことへの焦りなのか。

 実は3月5日に始まった全国人民代表大会で、異様なことが連続して起きている。まず、GDP成長率の下方修正(景気失速を暗に認めたことになる)だ。続いて1100万人の失業対策(つまり大量失業の発生を当局が認めた)。そして、誰の口からも『中国製造2025』の標語が封印されたかのように消えたのだ。

 「2025は5G(第5世代移動通信システム)、ロボット、宇宙、AI、EV、新素材など10の産業分野で世界をリードする技術を中国が確立し、米国をいずれ凌駕するテクノロジー覇権の早期達成を目標とした政治スローガンですが、全人代分科会で楼継偉(前財務相)が、『中国製造2025に1000億元も投資するなど、税金の無駄使いだ』(サウスチャイナモーニング・ポスト、3月8日電子版)と爆弾発言をして大騒ぎになったのです」(同・ウオッチャー)

 ようやく中国の指導層もまともになったということか。

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