■優勝回数
初場所 :4回(全勝優勝1回)⑥
春場所 :8回(大関時代1回/全勝優勝4回)②
夏場所 :8回(大関時代2回/全勝優勝5回)①
名古屋場所:7回(全勝優勝2回)④
秋場所 :7回(全勝優勝2回)④
九州場所 :8回(全勝優勝1回)③
東京場所では19回、地方場所では23回賜杯を手中に収めている白鵬。この時点では、春場所と夏場所、特に大関時代にも複数回優勝している夏場所に、最も強さを発揮しているのではという印象が強い。
■勝利数
初場所 :176勝(15場所/平均11.7勝)③
春場所 :161勝(14場所/平均11.5勝)④
夏場所 :194勝(15場所/平均12.9勝)①
名古屋場所:178勝(15場所/平均11.9勝)②
秋場所 :150勝(15場所/平均10.0勝)⑥
九州場所 :167勝(15場所/平均11.1勝)⑤
純粋な勝利数では、194勝を挙げている夏場所がトップ。また、平均勝利数を見ても、夏場所が最も良い数字となっている。
■休場回数(途中休場含む)
初場所 :2回(11休)②
春場所 :2回(25休)④
夏場所 :0回①
名古屋場所:2回(17休)③
秋場所 :3回(42休)⑥
九州場所 :2回(30休)⑤
休場回数に関しては、どの場所が一番かは一目瞭然。横綱昇進以降現在まで、ただの一度も休場していない夏場所だ。
以上の内容を元に各場所の平均順位を算出すると、初場所が3.7位、春場所が3.3位、夏場所が1.0位、名古屋場所が3.0位、秋場所が5.3位、そして九州場所が4.3位。全ての部門でトップとなった、夏場所が最も得意であるという結果になった。
“新元号最初の場所”である次場所は、まさしくその夏場所となる。怪我の状態は少々気がかりだが、うまく回復すれば優勝候補の最右翼となり得るだろう。
※平均値は小数点第二位四捨五入
文 / 柴田雅人