世の女性たちが憧れるイケメンぞろいのジャニーズにあってユニット名からして異例だが、誕生のきっかけは事務所の大先輩であるSMAP・中居正広がキスマイの冠番組「キスマイBUSAIKU!?」(フジテレビ系)の10月5日放送分にゲスト出演した際、ポジションがフロントの他の3人のメンバー(北山宏光、藤ヶ谷太輔、玉森裕太)と比べて活躍の機会が少ない4人のため、「4人の曲を作ってあげる」と発言。すると、中居はユニット命名、曲の作詞・作曲、振り付け、PV監督・企画など実質的なプロデューサーとしてデビューに導き、11月のキスマイの東京ドームライブでお披露目。SMAPと“セット出演”で歌番組へのブッキングが目立ち、通常水曜日に発売される新譜から2日遅れの「13日の金曜日」というあえて不吉な日のデビューとなったがオリコン2位に食い込んだ。
「ハッキリ言って、4人はフロントの3人の“添え物”で、宮田なんかは水商売の女性から関係を持ったことをネット上で暴露されてもまったく話題にならないほどだった。ところが、4人は本気で売れたかったようで、スーツにネクタイという衣装に、中居の『音程を気にするな』、『ダンスはいつもキレキレで』という指示を忠実に守り、自虐的な歌詞のデビュー曲を熱唱。すると、たちまち人気が急上昇した。キスマイの管轄は、かつて、SMAPをそれまでジャニーズが積極的にタレントを出さなかったバラエティーに出演させ、国民的人気グループに押し上げた敏腕女性チーフマネージャーの管轄。そのため、中居のプロデュースでジャニーズの“常識”を根底からひっくり返すようなデビュー曲やプロモーション展開ができた。伸び悩んでいる若手グループの目立たないメンバーたちにしたらうらやましい限りなのでは」(レコード会社関係者)
4人は17日も早朝のニュース番組「Oha!4 NEWS LIVE」(日本テレビ)に生出演し全力でパフォーマンスするなど相変わらず必死のプロモーション活動を行っているだけに、まだまだ売り上げが伸びそうだ。