そんな健人は今、ジャニーズ内で注目されている。みずから認めるほどのラブホリック(恋愛依存症)で、熱狂ヲタから、「ラブホリ先輩」と呼ばれているからだ。
特に、コンサートでは“健人ワールド”が全開。得意のピアノでは、ラブバラードをしっとり演奏。少女漫画に出てくる王子様が口にするような台詞を、躊躇なく口にする。たとえば…。
冒頭では、「今日はみんなのことが好きすぎて、夢のなかでも会ったんだ。また会えて、うれしいよ」と挨拶。曲の途中では、「マジ愛してる」を連呼する。さらに、握手会では、笑いがこみあげるような名言がさく裂する。
寒いなか並んでいた子には、「寒かった? 俺があっためてやるよ」と、健人スマイル。去る間際に靴が脱げてしまった子には、「シンデレラ、気をつけて」と絶妙なたとえ。
ヲタから「結婚して!」と迫られると、「迎えに行くから、待ってて」、「いいよ。明日しよっか?」、「婚姻届、持っていく」、「それは俺から言わせて」など、用意しているバリエーションが豊富。相手が幼児の場合は、「16歳になったら、迎えに行きます」と、100%の回答をして見せる。
ほかにも、「どうする? 付きあう?」と問いかけてみたり、頭を撫でてみせたり、「好き…っていうか、大好きなんだけど、足りない?」と目を細めてみたり。
「抱いてください」と言われれば、「今夜ふたりっきりのときね」。「キスしてください」と迫られれば、「いいよ、ディープ?」と即座に返答。この返しのテクニックはもはや、一流芸人レベルだ。
ちなみに、好きな文字は、「あ」。理由は、「愛を作る字だから」だとか。あっぱれである。