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売り出し方でしっかり“SMAP路線”を踏襲する嵐

 ジャニーズ事務所の人気男性アイドルグループ・嵐の相葉雅紀が、4月21日スタートのテレビ朝日系バラエティー「相葉マナブ」で初の単独レギュラーMCを務めることを各スポーツ紙が報じている。

 同番組は「ニッポンの文化」を知り、学ぶことがコンセプトで、相葉は「影の所長」からの指令に相葉が応え、食文化や経済など意外と知らない「日本」を解き明かしていくという。

 嵐といえば、6日に発売された40枚目のシングル「Calling/Breathless」が初週75.6万枚を売り上げ、18日付のオリコンの週間シングルランキングで首位に初登場した。同曲の初週売上は1999年11月のデビュー以来、過去最高を記録するなどいまだに衰え知らずの人気ぶりだが、各メンバーはソロ活動にも力を入れている。

 「相葉は現在主演ドラマ『ラストホープ』(フジテレビ)が放送中で俳優業にも意欲的に取り組みつつ、ちょっとおバカな親しみ安いキャラを生かして、バラエティーの司会として売り出している。慶応大経済学部卒の櫻井翔は高学歴で知的なイメージを生かして『NEWS ZERO』の曜日キャスターをつとめ、スキャンダルがないのでCMのオファーも続々と舞い込んでいるほか、俳優業も力を入れ、残る二宮和也、大野智、松本潤はソロでは俳優業がメイン」(テレビ関係者)

 メンバー5人では日テレ、TBS、フジテレビの3局で冠バラエティー番組を持っているが、売り出し方はメンバーの数も5人と同数の事務所の先輩グループ・SMAPの路線を確実に踏襲している。

 「CDデビューした91年当時、ジャニーズのタレントはあまりバラエティーに出なかったが、辣腕の女性マネージャーが積極的にバラエティーの仕事を入れてトークやアドリブ対応の能力を磨き、お茶の間に顔を売りながらブレークし国民的人気グループとなった。メンバー5人はそれぞれ俳優業や司会業をこなせる実力があるだけに、人気は盤石。嵐もSMAPのような息の長いグループを狙っている」(同)

 事務所内部の権力争いにおける“派閥”はSMAPとは別派閥とされている嵐だが、目指す方向は同じのようだ。

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