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【車を見れば芸能人がわかる!】ザック・ジャパンの”切り札”李忠成の愛車は?

 有名人の愛車から所有者のパーソナリティーを読み解く当コーナー。今回のゲストはワールドカップアジア最終予選進出を決めたばかりのザック・ジャパンのセンターフォワード李忠成だ。

 在日韓国人4世として日本の地に生を享けた李。日本では常に在日としての視線を浴びる一方で、U-19韓国代表候補としてトレーニングキャンプに参加した際には、韓国人チームメイトから在日を理由に侮辱的発言を受けたこともあったという。2つのアイデンティティーの間をさまよいながらも、常にサッカーで結果を出すことで生きてきた。

 彼の愛車「ハマー」もまた、そんな持ち主の生きざまそっくりに数奇な運命をたどってきた車だ。軍用車から生まれたことで有名な「ハマー」だが、当初の名前は「ハンビー」と呼ばれていた。

 第二次世界大戦後、アメリカ軍はそれまで使われてきたジープ以上に機動力のある車両を求めた。そこで、AMジェネラル社から開発されたのが「ハンビー」だった。
 市販車から軍用に転用されたジープと違って、完全な軍用車として誕生した「ハンビー」。この車を1991年に民間用として「ハマー」の名で売り出してみると思いのほかヒット。この人気に目を付けたGM社がブランドの独占権利を取得し、2000年のデトロイトモーターショーに「H2」の名で発表すると世界的にその名が知れ渡った。その後、李も所有する「H3」が発売されたものの、エコカー時代の流れに押されてGMは昨年2月、中国四川省の重工業メーカーに「ハマーブランド」を売却すると発表。メイド・イン・チャイナの「ハマー」が誕生するかと思いきや、大詰めになって中国政府から買収の認可が下りなかったとの理由で白紙撤回となり、ハマーブランドの歴史に幕を下ろした。

 テクニシャンタイプの本田圭佑・香川真司や、ポストプレイヤーのハーフナー・マイクなど、群雄割拠の日本代表FW陣のなか、前線からの激しくボールを追い続ける機動力と、熱い闘争心でゴールに迫る李のプレースタイル。
 “世界最強の四駆”と呼ばれる「ハマー」もまた、本格オフロード車の中でも群を抜く走破性を持ちあわせる。そのパワーは道路標識ぐらい軽々となぎ倒してしまうほど。なるほど、これならドイツ代表の屈強なDF陣に囲まれても安心だ。お値段ザット600万円ナリ。

(愛車情報は過去にメディア等で報道された内容を基に取材しております)

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